『モモンガ。今大丈夫?』
『サスケさん、大丈夫ですけど、どうしました?』
『外で2人で話したい。1番上で待つ。』
俺はそう思ってモモンガに伝えて第一階層に転移した。
第一階層に転移して外に出る階段を登るとそこにはデミウルゴスがいた。
「サスケ様。どうなさいましたか?」
とデミウルゴスは膝まづいて聞いてきた。
「楽にしてくれデミウルゴス。」
と伝えるとデミウルゴスは立ち上がって楽な姿勢になる。
「ありがとうございます。それでどうなさいましたか?」
「モモンガと少し話をしたくてな。それとデミウルゴスと少し話したくてモモンガより早めに来た。」
「私と話ですか。なんでございましょう。」
「お前はなぜ俺が『第一階層はナザリック玄関口だ。』と敢えて伝えたかを少し考えたかと思ったからな。」
と伝えるとデミウルゴスはハッ!とした顔をなり
「はい。こちらが玄関口であると言うのは私もシャルティアも存じております。警戒度を最大まで引き上げると言うのであればこちらを厳重に警戒するのは当然でしたので何故かというのを考えておりました。」
やっぱりなと俺は思って理由を伝える。
「そうか。俺が言いたかったのは第一階層の警戒は2次元では無く3次元でという意味だ。」
と言うとデミウルゴスは考えて気がついたようだ。
「確かに上空への警戒は弱かった気がします。ここが未知の地である以上どのような種族がいるかわからないというのを忘れておりました。」
と言う。
「そうだ。それと俺はもう1つお前に言いたい。」
と言うとデミウルゴスはしっかりと俺の目を見ていかにも一言一句逃さずに聞きます。という形になっている。
「デミウルゴスが頭が良いというのは俺もモモンガもわかっている。だからこそ今後は「善と悪」による相反する考え方と3次元の考え方を身に付けるといい。俺とモモンガも完璧では無い。だからこそ階層守護者の頭脳を担うデミウルゴスに意見を求める事が増えるだろう。だからこそ相反する2つの考え方をデミウルゴスに身につけて欲しい。俺も参考程度にその思考を身に付けると手伝いをしよう。」
と伝えるとデミウルゴスは少し考える素振りを見せる。
「2つの相反する考え方をと仰いましたが善の考え方とはなんでございましょう。」
と聞いてきた。これは嬉しいな。1つ例えを出そうか。
「デミウルゴス。例えばだ。俺が世界征服をしたいと言ったらどのような作戦を考える。」
と言うとデミウルゴスは少し考えてから考えを纏めてサスケにつたえる。
「申し訳ありませんが世界征服と言いますと私には力による征服しか思い付きません。」
と言うので俺は例えを出す。
「今のデミウルゴスの考えは悪の部分だ。力を示す事は大事だ。だがそれ故に世界を支える精神的な支柱という物も大切だという事だ。」
と言うとデミウルゴスは納得した顔になり
「善。その意味がわかった気がします。サスケ様の貴重な意見をありがとうございます。」
と言ってくれた。そして俺は笑顔になり次の指示を出す。
「理解してくれて良かった。それじゃあそろそろモモンガを呼んできてくれないか?」
「畏まりました。お待ち下さい。」
と言ってデミウルゴスは階段を降りて行った。