哿(エネイブル)のルームメイト   作:ゆぎ

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煉獄からの脱出

 

 

 煉獄は天国と地獄の境にある世界。

 天使が取り仕切る天国と、悪魔がたむろする地獄との間に挟まった世界。死んだ怪物どもが最後に流される墓場のことをそう呼ぶ。

 

 カトリックの教えでは高尚な場所として伝えられてるがこの世界の役割と存在意義は、至ってシンプル。

 

 ここは煉獄。地上で首を落とされたモンスターたちが見境なく放り込まれる墓場。

 神が造り見放した、飢えた怪物(リヴァイアサン)を閉じ込めておくための、灰色の牢獄。

 

「ヒルダ、紹介するよ。彼女はマザー、またの名前を万物の母──イヴ」

 

 星枷曰く、言葉には『力』が宿るらしい。

 だとすれば、その名前にはとびきり邪悪で醜悪な力が込められているんだろう。

 

 地上へと抜けられる出口の一歩手前。青白く光が吹き出している穴を立ち塞ぐように現れたのは万物の母イヴ。

 いまから一万年以上前に現れ、すべての怪物を産み落としたされる、連中の()()。元凶だ。

 

 頭から足先までジャンヌの姿を借りちゃいるがヤツは何にだって化けられる、ご丁寧に服まで武偵高の制服ときた。

 

「怖い目だ。力を抜け、熱い珈琲を御馳走してやった仲だろう?」

 

 悪趣味な擬態に過去の分の怨嗟も込めて不愉快な目をくれてやると、彼女は芝居ががった口調で口角を歪める。

 高級なグロスでも塗ったような艶やかな唇が笑みを描く。

 

「俺の記憶にあるのはグロテスクなペットちゃんに囲まれた物騒なテーブルで、腐った泥水みたいな珈琲を目の前に置かれたってことだが?」

 

「いい思い出になっただろう? いい店、いい雰囲気、そして忘れられない、いい一日になった」

 

「最悪の思い出になったよ。変なナメクジやら出来損ないのスパイダーマンを作りやがって」

 

 着飾った言い回しもどこかジャンヌの面影を感じさせる。

 

 種の最初の個体である『アルファ』よりもさらに古い、すべての獣を産み落とした母親。

 中身を知ってしまったからにはその精緻な擬態にも感嘆や驚き以上に不愉快さが先を行く。精緻であればあるほど不愉快さも倍だ。

 

 数年を置いての望まない再会は予想を進んで重苦しい空気を練り上げるが、

 

「ごきげんよう、マザー」

 

 ひりついた空気を踏みにじるようにヒルダが割って入った。

 尊大が独り歩きしているような竜悴公姫が大仰な仕草で胸に手を添えて、腰を折る。

 

「万物の母、アルファを産み落とした最初に至る存在。神に作られし、もっとも古き獣。出逢えて光栄よ」

 

「礼儀があるのは貴方だけみたいね、串刺し公の箱入り娘。何があってウィンチェスターと手を組んだの?」

 

「仲良くなった覚えはないわ。拾ったの、骨を投げたら屋敷までついてきた」

 

 一方、マザーはジャンヌを模していた口調をほどくと、不敵な微笑みでヒルダを見た。

 慇懃無礼な態度でルビー色の瞳を細めるヒルダを相手にして、浮かべた笑みは崩さない。人間は老若男女餌としか見ていない一方、身内には至って甘いのがマザーという怪物。

 

 自分の子供を贔屓目で、特別扱いしてるって意味ではヤツも立派に母親ということだ。傍迷惑なことにマナーの悪い子供ばかり産み落としてくれてるが。

 

「人を野良犬みたいに呼ぶな、幽霊病ならもうとっくに治った。女王さま、俺たちはあんたの箱庭から出て行かせて欲しいだけだ。好き好んで来たわけじゃねえからな。後ろの出口を開けてくれるなら何もしないが、リヴァイアの餌にしようってなら昔みたいにこのまま暴れてやる」

 

 いや、今回は刻印がある。ここなら殺人衝動を抑えといてやる必要もない、放し飼いだ。前回以上に暴れ回ってやる。

 

 骨の剣を強く握り、残った片目の視界だけで箱庭のボスを睨み、捕らえる。

 マザーのこの饒舌さが援軍が整うまでの時間稼ぎだとしたらこれ以上懐かしさに浸ってやる必要もない。排気ガスも混ざってない味気ない空気を吸うのにもいい加減飽きてきたところだしな。

 

「邪険にされたものね、貴方は私の子供を大勢殺してくれたハンター……ここまで寄り添って話してあげてるのはかなりの善処よ?」

 

「手早く賞金までかけてよく言うよ。身内を殺してくれたのはお互い様だ。お前は……子供を、子供を殺してくれた……?」

 

 ジャンヌの顔でそんなこと言うな。俺の大切な人の顔でそんなこと言うな。

 ふざけるな、何が善処だ。何が、何が──

 

「お前の悪趣味な実験のせいでルーファスは、俺の家族は死んだんだぞッ──! グウェンもサミュエルの爺さんも全部……っ、全部っ、お前が殺したんだよマザーああああ!!」

 

 溜め込んだ怒りをそのまま吐き出すのを堪えられなかった。

 穏やかな最後を望める仕事じゃない、んなことどんなハンターでも分かってる。安らかな死はいい人生を送ったあとにしかないと言うのなら、あまりにこの仕事は縁が過ぎる。

 

 でも理屈じゃない、ここで澄ました顔で──できるわけない、流せるわけないんだよ。

 

 ルーファスは家族だ、あの安息王子は一緒に最終戦争を戦い抜いた戦友だ。グウェンも粗っぽいけどいい子だった。

 爺さんもあんな再会じゃなけりゃ、仲はまったく良くなかったけど、恨みがない訳じゃなかったけどそれでも家族だ。母さんの、兄に名前をくれた父親だ。

 

 やれ大義のために散っただの、やれ誇り高い最期だの理由をつけても、死は死だ。何をどう身繕ってもそこは変わらない。

 

「よく聞け。これは映画でも、ヘボ作家がビール片手に書き連ねてる本の中のことでもない、現実なんだ。お前が放ったミミズのせいで三人が死んだ、仲良く話せるかと思うか?」

 

「本気で怒ってるのねぇ──気に入った。やっと澄まし顔を変えてくれたわね。このまま続けましょう、燃え上がってくれて悪いけどクールダウンしてもらうわ」

 

「クールダウン? 無理だな、消火剤ぶちまけて消せるもんと消せないものがある」

 

「でもまだ頭が動いてる、そうでしょう? 貴方は私が時間稼ぎの為に話していたと思ってる、子供たちがここに集まるまでの時間稼ぎの為に」

 

「……?」

 

 勿体ぶった言い回しにヒルダが無防備にも背後に首を回す。

 

「でもそれは間違い、ゴールが分かってるんだから待ち構えていないわけないでしょう?」

 

「……違う、下だヒルダっ!」

 

 怒りに振り切った頭でも見逃せず、叫ぶ。

 確かにクールダウンできた、頭から水をかけられた気分だ。

 背後じゃない、下だ。殺傷圏内のやや外側から黒い液体が円を描いて、いつの間にやら俺とヒルダを囲んでいる。

 

 体の液状化はヒルダの得意技、その黒色の正体にも気付くのも早かった。黒いリボンで飾った金髪ごと首を揺らす。

 

「……リヴァイアサン、でも今度は相当な数ね。察するに伏兵はこれがすべて、というわけでもないのでしょう?」

 

「ここには私の子供がたくさんいる。さてーー睨み合うのはここまで、仕切り直して話をしましょう。貴方たちを待っていたのは、争いより話すのが目的。実のところ聞きたいことがあるの、私の話は無視したくてもこの名前は見過ごせないはずーー」

 

 勿体ぶった口振りでマザーは顔の右半分を手で隠す。次の瞬間、まるで手品のようにジャンヌの碧眼、銀髪、端整な顔が変わった。

 

「異世界からやってきた──大天使ミカエル。もう会ったはずよ?」

 

 因縁のある、地上に飛び出たとき長髪茶髪の女の姿でマザーはそう口にした。異世界からやってきたミカエル、この忙しいときになんてタイミングだ。

 

 ミカエル──ここ最近は、流行のタレントかってレベルでその名前を耳にする。

 こことは違った次元で世界を荒れ地に変えた、大天使とは名ばかりのとんでもない厄災だ。

 

「ああ、会ってる。こっちのミカエルより随分と邪悪で、野心家だ。引き籠ってるわりに随分と情報が早いな、新聞ってここにも届くのか?」

 

「子供たちを通して色々見てた、クラウリーのときもそう。彼がいま何をしているか知ってる?」

 

「そうね、迷える信者を導いてるって可能性は?」

 

「ミカエルはそんなことしないよ、慈善活動なんて似合わない。あれは破壊と殺戮の権化だ」

 

「……嘘でも楽しい答えが欲しいときってあるものね」

 

 楽しくない顔でヒルダが吐き捨てる。

 バイヴス上がるのは暴れてるときだけ、そういう天使だ。力を与えきゃいけないヤツにとびっきりの力が備わっちまった、ミカエルを語るにはこれに尽きる。 

 

「アメリカのハンターは豪快だけど、少し繊細さに欠ける。ミカエルは水面下で、貴方たちの目を盗んでもう動いてる。貴方は本当に目を()()()()みたいだけど」

 

「お揃いにしてやろうか?」

 

「冗談よ、話を円滑に進めるための潤滑油。ミカエルは軍隊を作ろうとしてる。子供たちに接触してきたわ、たくさんの、色んな子たちに」

 

 楽しくもなければ、面白みもない。最低の答えだった。

 

「お抱えの天使の軍隊はこっちの世界にはないからな。かの大天使さまが怪物相手にスカウトマンとはね。その口ぶりだと、母上様は徴兵制度には反対って顔だな?」

 

「貴方が言ったのよ、あのミカエルは破壊と殺戮の権化。従わない子は殺される」

 

「だからまた牢屋から飛び出て決起集会をやろうってか? スポーツバーを貸切って」

 

「子供を守るのは母親の務めだもの。最後まで話を聞いて、ミカエルは軍隊を作ろうとしてる。強力な軍隊よ、その為の実験に私の子供たちが使われてる」

 

 ……実験? ミカエルが、怪物を相手に実験を? 

 

「どういうこと?」

 

「さあな、最後まで聞いてみるか。荒れ地の国の女王さまが何を見たのか」

 

 懐疑的にも思えるヒルダの問いに俺も首を捻る。

 実験、嫌な響きだ。ミカエルは大天使、力の底が見えない。なんだってできる、人の蘇生からタイムスリップ、命を刈り取るだけじゃなくヤツの力は俺たちの造像を遥かに超えて応用が利く。

 

「その実験ってのは?」

 

 身構える気持ちで首を揺らし、イヴに続きを促す。

 

「本来持ってる力を伸ばし、弱いところは消してる。ミカエルは私の子供たちを進化させた、既に何人かのハンターを返り討ちにしてる、今までやってきたやり方は通用しないわ。ウェンディゴは火を克服、ジンは新しく力を付けた」

 

「……そんな話、ハンターのネットワークには入ってないぞ」

 

「ローマ兵みたいだと思わない? あと数日で帝国が崩壊するのに気付いてない。今夜もロスは大盛り上がり」

 

「あそこはいつだって盛り上がってる」

 

 案の定、イヴの答えは楽しくない類だった。

 イヴは怪物を産み落とすがミカエルは『進化』と来たか。いい加減、誰でもいいからいいニュースを聞かせてほしい。

 

 欲望、金、女が渦巻いてるLAは今日も今日とて大盛り上がりだろうが、俺はとても盛り上がれなかった。

 イヴがここで虚言を匂わせる意味はない、今のは真実だ。ミカエルの実験で、これまでの弱点を克服した新たな個体が作られた。

 

「仮にも大天使、そのくらいはやれる。でも喜べることじゃないの、徴兵といってもヤツが玉座に座るまで。先は見えてる、ミカエルが地上を焼き払えばあの子たちは用済み。一人残らず刈り取られてしまう」

 

「……自分の兵を始末するの?」

 

「いや、イヴの考えは多分当たってる。ミカエルはそういうヤツだ、賢い考えじゃなくてもそれが正しいと思えば必ずやる。それが自分の使命だと思ってな」

 

「今は取り決めに満足してる。自然の法則、ある程度の数なら子供たちがハンターに殺されるのも仕方ないと思ってた。でもミカエルが玉座に座ったらある程度じゃ済まない。子供たちは一人残らず殺される、貴方たち人間と同じ。地上のありとあらゆる存在が殺されていく」

 

 仲良く絶滅、それは笑えないな。

 ヒルダとしても我関せずとはいかない話だ、ルビーの瞳が鋭利な刃に変わる。呆れたように一度は閉じられた瞳が開口と同時に開いた。

 

「つまらない話、民のいない国を統べて何が楽しいのかしら。理解できないわね」

 

「楽しい楽しくないじゃない、ミカエルにとっては正しいか正しくないか。ルシファー曰く、基準はそれだけだ」

 

「大天使の力は巨大。古いもの、最初の子たちでさえ手に負えない。それにミカエル、ファミリーの中でも特に強い力を与えられてる。普通の相手じゃ指を鳴らされてはいおしまい」

 

 イヴは指を鳴らし、それから軽く手で煙を払うような不吉な動作を見せる。物騒なジェスチャーことで。

 

「それで、長々と遠回しに語ってくれたがもういいだろう。そろそろ結論に行け。お前は何が言いたいんだ?」

 

 ここまでなら、新しく飛び出た脅威に対しての雑談でしかない。まだ先がある。

  

「取引をしましょう。ここから出たいなら出してあげる。その代わりーー地上に出たらミカエルを殺しなさい。ううん、殺さなくてもいい。ヤツが玉座に座るのを阻む、それがここを出るための代金」

 

 ──頭を痛める、そんな生易しいものじゃなかった。

 

「買い被られたもんだな。俺がミカエルにボロ雑巾にされたことは聞いてなかったか?」

 

「ええ、聞いてる。でもミカエルの計画を阻める可能性があるとすれば、もう貴方たちくらいしかいない。ここで貴方を腐らせるより、外に出してミカエルの計画を阻んでくれることを期待する方がいい。僅かな可能性だとしても打てる手がそもそも限られてる」

 

「望み薄でも仕掛けないよりはマシな理論か」

 

「待ちなさい。マザー、その話にはまだ続きがあるのではなくて? それでは取引にはならない」

 

 めざとくヒルダが指摘する。

 流石に抜け目ない。この取引があろうとなかろうと俺はミカエルをほっとけない、もう一度再戦しに行くのは分かりきってる。 ヤツの抹殺リストには当然人間が入ってるわけだからな。

 

 これは取引になってない、ヒルダの言うとおり要望や願望だ。これでは俺に対しての利益しかない、アンフェアだ。

 イヴが持ちかけるにしては、この取引はあまりに、綺麗すぎる──

 

 

 

「────♪」

 

 

 

 イヴは笑った。怪物とは思えない綺麗な微笑みでヒルダに、笑う。

 

「ミカエルの力は強大、対抗する何かを持たないと即死する。貴方の首を繋いだのはその呪いの刻印、神が作り上げた原初の呪い。でもその刻印は完全じゃない」

 

「……」

 

 俺の刻印は、ロウィーナの魔導書を掠め取ってでっち上げた代物だ。 

 不完全な刻印、ミカエルもそう言ってた。アマラも外側が立派なハリボテに過ぎないと。

 

 イヴの瞳が動く。地面に転がったリヴァイアサンの死体、そこに咲いた数多の花へ。

 

「大切なものが欠けてる、 呪文を繋ぐものーーリヴァイアサンの花の蜜。強力な魔導書を使ったみたいだけど、それだと呪文を強引に繋ぎ合わせてるに過ぎない」

 

 回りくどい、ここだ。最初からここに繋げたかったんだ、この女は。

 

「私がそのハリボテを仕上げてあげる、正真正銘の第一級の呪い。ルシファーを堕落させた、本物に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────────」

 

 夜の帳が空を覆ってる。灰色ではなく、今度こそ仰げば黒い空が見える。

 頭の片隅に放って埃を被っていた呪文をなんとか引っ張り出し、冷たい空気に晒した右肘にルビーのナイフを当てる。

 

「暴れんな、今やるから」

 

 肘の内側から明滅する赤い光は、強引にでも外に出ようと暴れまくり、皮膚を右に左にと大きく浮き上げる。もたついてると本当に食いちぎって出てきそうだ、急ごう。

 

 四方を木々に囲まれながら、ナイフで開いた傷口から土の上に血を腕の中に隠していたモノと一緒に外側へ落としていく。血と呼ぶにはあまりに明るい赤色が土を汚し、肘の内側に潜んでいた赤色を完全に絞り切ったとき──露骨な咳払いは後ろから響いた。

 

「ひどい場所だったわね、肌が乾燥して仕方ないわ。早くシャワーを浴びに行きましょう」

 

「礼くらい言えよ、相乗りさせてやったんだから。まあいい、前に出たときはメーン州だった。ここどこか分かるか?」

 

「喜びなさい、日本よ。魔力の濃さと大気中の瑠璃色粒子からみて間違いない」

 

「良かった、IDを聞かれたらおしまいだったからな。て、ひどいなファンデーションの代わりに泥塗ったのか?」

 

「この無礼者!」

 

「やめろ! 物騒なことするんじゃない!」

 

 ヒルダの指先から放たれるお手製スタンガンに逃げながら、木々の間を抜けていく。

 前に出たのは、メーン州の自然歩道。どうやら深い森の中が出口としてあの墓場と繋がってるらしい。 

 

「携帯は切れてるし、ちょっと歩いたら道路かどっかに出るだろ。そこから人を呼ぼう」

 

「無策で進むつもり?」

 

「無策でもねぇよ。前の経験を踏まえるに、このまま歩き回ってたら──」

 

 ほらな、キャンプか肝試しか知らないが人と会った。尻もちついて後退ってるけど。

 

「どうするの、あれが命綱だと言うのなら逃げたけど?」

 

「追いかけて携帯借りよう。もしかしたら道路や人気のあるところまで逃げてくれるかもしれないしな」

 

「……はぁ、また走るのね。お前一人で行きなさい、私はここまで待つわ」

 

「早くシャワーを浴びたいなら協力しろ。行くぞ箱入り娘、ダビルエスプレッソがお前を呼んでる」

 

「いつ、カフェインの声が聞こえるようになったの?」

 

「チョコレートの囁きが聞けるようになったとき」

 

 言い終えると同時に俺とヒルダは動く。夜中に吸血鬼と武偵と追いかけられる、そいつは控えめに言って──

 

「──羨ましくねえなぁ」

 

 

 

 

 






Ncis la完結です。淋しいですね。
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