哿(エネイブル)のルームメイト   作:ゆぎ

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宣戦会議編
通信科(コネクト)のルームメイト


 アザゼルと呼ばれる悪魔がいる。黄色い目の悪魔、魔王の狂信者、地獄の王子──その呼び名は様々だがこの世界の平穏を乱したという観点ではアザゼル以上の功績を持った悪魔はいない。檻に閉ざされた魔王を解き放つ為に奔走した腹心であり、同時に最も魔王を崇拝した狂信者。檻を開いた動因が女悪魔(ルビー)の暗躍とするなら、その発端となったのは黄色い目が抱いた父への狂信。

 

 カンザス州、ローレンスの一角にある家を黄色い目が焼け野原にしたことが全ての始りだった。

 

 地獄の門が開いたこと、魔王(ルシファー)が放たれたこと、最終戦争の勃発、イブの復活、煉獄に幽閉されていたリヴァイアサンは脱け出し、天界の門が閉じたことで翼を失った天使たちは地上に堕ちる。存在すら疑っていた(ダークネス)の封印が解かれ、そしていまは魔王の血を継ぐ天使と人間の子(ネフィリム)が誕生した。

 

 分厚い本を生み出せそうなあの男が辿ってきたこれまでの道のり。だが、これでもまだストーリーは終着点に到っていない。いまはまだ終局に繋がるストーリーの通過点でしかないのだ。物語の終わりを知っているのは作者()だけ。

 

「修道院の惨劇──72年に閉鎖。やっぱり実話だったのね、この本に書かれてること」

 

 机の上に開いたままで置かれた本とノートパソコンを交互に見ると、同期の毒使いは鋭く目を細めた。

 

「修道院?」

 

「神父が尼僧八人の腸を抉り出してる。この本に書いてあることと記事の内容が一致した。尼僧を殺した神父の証言まで同じよ。悪魔に取り憑かれたって証言を繰り返した」

 

 そこまで言うと、眺めていたパソコンの画面を私のほうへと向けてくる。映されているのは英語で書かれた、過去にアメリカ本土で載せられたであろう新聞記事だった。

 

「……メリーランド州の『聖母マリア修道院』で惨劇。イエスの母の名を冠した修道院で虐殺か。まるで悪夢だな」

 

「神父は取り憑いた悪魔の名前も覚えてた。誰だと思う?」

 

 マホガニーの机に『例の本』を開いたままでの問いかけ。私の部屋に小さな沈黙が舞い降りる。

 

「誰だ?」

 

「──アザゼル」

 

 口にされるのは不穏という言葉をそのまま体現したような悪魔。黄色い目の悪魔か。修道院とアザゼルの名前が契機となり、脳裏の片隅に置かれていたことを思い出す。

 

「この修道院が最後の封印の解かれた場所か」

 

「ええ、魔王の檻の扉と繋がる場所。地獄の檻と修道院が繋がるなんて皮肉なものね。それもマリアなんて名前、皮肉が利いてるわ。雪平に言わせれば等しく尼さんの生産工場ってところだけど」

 

「同感だ。信心深いという言葉があれほど似合わない男はいない」

 

 そこでうっすらと笑みを作る。これも私なりの奴への皮肉だ。部屋の扉を開け放ち、いつもの軽口で何もなかったように平然と話に割り込んでくればいい。ふと、目を向けるがこの部屋と中空知の部屋を繋いでいる扉が動くことはなかった。これでは皮肉も罵倒も言いたい放題だ。

 

「エノク書も例の小説も読み返したけど収穫はなし。ネフィリムについての記述で役に立ちそうな情報はないわね。強いて言うなら、この本がノンフィクションってことを再確認できたってことかしら」

 

「随分と複雑な表情に思えるが?」

 

「フィクションと思っていた物語が実はノンフィクションで、面白いと思って読んでいた小説が実は知り合いの伝記だった。私だって無表情では流せないわ。自分の黒歴史まで記された日記が世に出回ってる雪平に比べれば些細なショックだけど」

 

「桃子、黒歴史とはなんだ?」

 

 聞き慣れない言葉に問いかけると、どうしたものかと彼女は本を閉じながら思案する。

 

「隠したい過去、知られたくない汚点と言ったところね。ところで、そっちの進展はどう?」

 

 椅子をそのまま、体だけを差し向けた彼女は話を切り替えた。今度は私が眺めていたパソコンを彼女のほうへ反転させる。それは遠山から借りたキリのノートパソコン。

 

「海を渡り、溝を隔てても、キリが家族との繋がりを完全に断ち切るとは思えない。私の見解によれば。何かしらの方法で連絡の手段を有していたはずだ」

 

 そもそも彼女と私は何も好きで二人の読書会を開いているわけではない。机に積み重なった本もパソコンの画面を睨んだ時間も先日の異世界の裂け目が作られた騒動に起因している。ネフィリムと相対する気持ちなど微塵もないが、まもなく戦宣会議が開かれる。長きに渡り、各地で牽制を続けてきた勢力による大きな闘争。言うなれば崩壊したイ・ウーに代わる後釜を決める戦い。新たな抑止力が生まれるかどうかは結果次第だが。

 

「戦役となればあの男の不在は無視できない。悔しいことにな」

 

「だから、休暇を費やして、あの男を異世界から帰宅させる方法を考えてる。勝手に帰ってくる可能性は否めないけど、今回は相手が悪すぎることくらい私も分かってるわ。ミカエルの名前は創作の世界でも使い古されてる」

 

 前半は呆れ、後半は嘆きを交えた声色で彼女はやがて溜め息をついた。気持ちは分からないでもない、私は魔女で不可解な事象も非日常の出来事にも慣れている。が、異世界から知り合いを帰宅させる方法を真面目に探っている自分を客観的に見ると、控えめに言って馬鹿げている。

 

「私とて相手がミカエルでは手に余る。聖なるオイルで時間を稼ぐのがやっとだ。この件の終息はおとなしく例の兄弟に任せるしかない」

 

「それが懸命ね。あのコーラ中毒者が異世界に置き去りになってることを家族に知らせて、事態の終息のついでにサルベージしてもらう。それ以外に有効な手がないのがこの読書会で出た答えだわ。問題は──その知らせる手段の検討がついてないってこと」

 

「携帯はキリが持ったままで、インパラのなかにも手掛かりはなかった。トランク、グローブボックス、シートの下まで探したが収穫はない。他に手掛かりを残しているとすればそのパソコンのどこか。と、思って探りをいれると──」

 

 パソコンの背後から指を伸ばし、ファイルをクリックすると浮かび上がるのはパスワードの入力画面。文字の入力を受け付ける枠は縦に6と横に7個、画面の中心にパスを打ち込む為の四角い白枠が浮かんでいる。

 

「7×6の合計42文字からなるパスワードだ。連絡手段を記録しているとすればこのファイルだろう。それらしいファイル名もこれ以外には見当たらない」

 

「──Regret(未練)。妙なところでこだわりを見せるあいつらしいわね」

 

 冷笑にも取れる笑みで桃子がかぶりを振る。ファイル名の『未練』から家族との繋がりに行き着けるのは少なからずキリの心情と過去を知る者に限られる。逆を返せば知る者にはファイルの中身を推察することができる。何も本人のこだわりだけで付けたファイル名ではなさそうだ。こだわりそのものは否定もできないがな。

 

「ねえ、ファイル名にこんな名前を選んだ以上はパスワードも限られた人間には解けるような仕組みになってない?」

 

「私もそう思って解読に望んでいたところだ。あのひねくれた男の仕掛けたロックを力業で突破するのは流石にリスクが高すぎる。あいつは不意打ちもイカサマも辞さない男だが、自分はイカサマや奇襲を受けることを酷く嫌う」

 

「強引に突破すればファイルは永遠に開かないかもしれないわね。前に聞いたことがある。腕の良いパソコンオタクが知り合いにいて、ハードディスクが盗まれたときの対処法とハーマイオニーの魅力を長々と聞かされたって言ってた。ひねくれた雪平のことよ、強行突破に備えてファイルを自動で削除する仕掛けを組んでいても何もおかしくないわ」

 

「イカサマへのペナルティか。怖い推測だな?」

 

「あくまでも私の見解よ。雪平は危機感の薄い男じゃなかった。不意打ちも奇襲もするし、敵前逃亡にも躊躇いがない。悪く言えば手段を選ばない男、良く言えば自分の力を過信しない男。世界中のどこを探しても雪平の代わりはいない」

 

 無意味に嘘を口にしない彼女にとって、それは称賛とも受け取れる言葉だった。大なり小なり、ワンヘダは彼女の心に傷跡を残している。それも見たところ、簡単に修復のできる傷跡ではなさそうだ。彼女は彼女で、相当キリのことを毒していたようだが──

 

(インパラを託せる関係、とはな)

 

 驚いていないと言えば嘘になる。あの車はそれほどの意味を持った車だ。その鍵を渡せるだけでも意味は大きすぎる。それがついこないだまで、命を取り合った相手なのだから驚くのが当然の反応だろう。キリが言い放った『家族』という言葉はウィンチェスターにとって最大級の繋がりを示す言葉。それ以上の言葉は存在せず、嘘偽りで口にできる言葉でもない。

 

 キリにとっての家族とは血の繋がりではなく、支えて支えられる関係を表す言葉。血の繋がりは大きい、しかし血の繋がりがすべてじゃない。

 

 その綺麗事にも思える思想を嫌味に感じなかったのは、彼自身が実際に血の繋がりのない多くの家族と呼べる存在に触れてきたからだろう。

 

 その言葉に妙な説得力を感じたのは、嘘偽りなく本当の家族として彼の記憶には刻まれているからだろう。

 

 彼の意思に沿い、インパラの所有権は桃子に移った。アリア、遠山への説明には骨が折れたがキリと桃子との関係が浅くないことがバスカビールの面々に知れ渡っていたのは幸いだった。イ・ウーのメンバーとなればアリアの目が行き届いているのは当然、同期の理子は言わずもながな、遠山もアリアを通じて彼女と面識がある。

 

 ルームメイトという関係のアリアと遠山への説明は難航はしたが、最初は向けられていた疑いの眼差しも最後には払拭し、いまでは彼女のもとに投げ渡された鍵と一緒に預けられている。雪平切が帰宅する日まで、インパラの面倒は彼女に預けられた──持ち主の望み通りに。

 

「話を戻すが私も力業での突破は諦めた。諦めたがパスワードの形式に心当たりがある。この入力画面と一緒に浮かんでいる『lullaby』の文字、察するにヴィジュネル暗号だろう」

 

「ヴィジュネル暗号?」

 

 桃子の視線は画面中央の白枠の真上、lullabyの文字に半眼を作る。

 

「16世紀にフランスの外交官が考え出した暗号だ。多表式の換字式暗号で、とあるアルファベットの順番と、秘密のキーワードがあれば暗号のやりとりができる」

 

「たとえば?」

 

「ああ、では口頭での説明になるが。たとえば『KURI』のキーワードがあったとする。そこに『RCDM』の謎の暗号が送られてきたと仮定しよう。それぞれ頭文字のKはR、UはC、RはD、IはMに対応する。これをアルファベッドの順番になぞって紐解く」

 

 ホワイトボードでもあれば良いのだが、大切な壁に書くわけにもいくまい。

 

「Kの段のRに対応するのはH、Uの段のCにあるのはI、同様にRのDはM、IとMはEとなる。そしてこれを並べると『HIME』のまったく違った言葉が出来上がった。これがヴィジュネル暗号」

 

「ふーん。そんな暗号、なんで知ってるの?」

 

「私の祖国で生まれた暗号だからな」

 

「なるほどね、仕組みは分かったわ。このlullabyを使って暗号を解くのだろうけど、子守唄……」

 

 ──lullaby、日本語では子守唄。腕を組んだ桃子が思案の姿勢をとると一言。

 

「私には古くて懐かしい曲をカセットテープで聞いてる雪平の姿しか浮かばないけど?」

 

「……奇遇だな、私にも同じ景色が見える」

 

「67年から84年のメジャーなロックバンドのベーシストを全部言えるような男だから。Highway to Hellを聞きながら寝てたのかもね?」

 

 冗談のつもりで投げられた言葉だろうが、桃子の言葉も完全に有り得ないとは一蹴できない。ファイルを閉ざしているパスワードには、素直に手詰まりと言わざるを得ない。半端に与えられたヒントが本人の意地の悪さを表している。敗北感を逆撫でする仕掛けだ。

 

「キリと子守唄──接点は皆目検討もつかないが、まずはアメリカの童謡と子守唄から探ってみよう」

 

「ええ、お願い。とにかく、この42文字のキーが分からないことには暗号もまったく解読できないってこと?」

 

 私は肩をすくめ、そして頷いて返した。パソコンを隅から隅まで見聞して見つけたのがRegretのファイル。他に手掛かりに繋がる物は何もない。仮にも情報科としての目で探索した結果だ、間違いはない。

 

「参考にもならないだろうけど、いつだったか雪平が眠れないときは星を見るって言ってたわ」

 

「キリが言ったのか?」

 

「プラネタリウムで寝るような男よ。見方によっては間違いじゃないわ。でもプラネタリウムのシートの寝心地は確かに悪くなかった」

 

 つまり、桃子はキリとプラネタリウムを見に行ったということになるのだが……その話を整理するとあの男は星を眺めることなくシートの寝心地と睡魔に負けたことになる。キリはどちらかと言えば長男の影響を強く受けている傾向があるが、欲望に忠実な一面を惜しげなく開帳できるのも桃子が親しい間柄ゆえか。本当に毒されているようだな。

 

「次に出掛けるときは鞄を持ってもらえ」

 

「雪平に?」

 

 目を丸くして小首が傾げられる。

 

「覚えておけ。男女が2人で歩くとき、女の荷物を持つことは男の義務であり名誉だ。男は女にいつチャンスをくれるか分からない、そして女も男にいつチャンスを与えるか分からない」

 

 その前に、遭難したあの男が帰ってこなければ話にもならないが。

 

「途中からの言葉の意味が分からないけど、覚えておくとするわ。これで荷物を持たせる正当な理由ができた。ところで、理子から贈り物を貰ったそうね?」

 

「ああ、そのことか。以前、理子から貰ってな」

 

 そう言い、私はテーブルに置いていたハードの電源をいれる。もう一人の同期から唐突に贈られたのは横長の携帯ゲーム器とそれに対応するソフトだった。きまぐれ、気分屋でも通っている彼女のことだ、感謝の言葉を返してソフトの中身も深く考えずに受け取ったが──

 

「サモエド犬かしら?随分と気持ちよさそうな毛並みをしているわね。ゲームなのに」

 

 桃子は私の肩越しに画面を覗くと、目を丸くして意外そうに呟いた。理子が選んだのはいわゆる育成ゲーム。プレイヤーが犬を飼育することを主点に捉えたゲームだがそれは理子が好んでいるジャンルとは遠くかけ離れている。彼女が驚くのも無理はない。画面の奥にいるのは恋愛ゲームとは無縁の真っ白な毛とゆるい顔をした犬だからな。

 

「そうだろう。何を隠そう私の愛犬だからな。随分と気持ちよさそうな毛並みをしているのだ。ゲームなのに」

 

 だが、キリの不在、宣戦会議、目先に待ち構える問題は尽きない。理子の薦めで渋々と始めたが、いざ触れてみると気分転換としては存外悪くないツールだ。理子の感性は悔しいが流石だと言わざるをえない。超能力は使い手の精神状態に大きく依存する、これはこれで手軽なメンタルケアと言えよう。高いカウンセリングを受けるよりもずっとリーズナブルだ。

 

「伏せ」

 

 よし。

 

「お手」

 

 よし。

 

「ふ、今日もラピュセル二世は絶好調だ」

 

「……すっかり飼い犬ね。故郷と同じ名前をつけるなんて、そこまで御執心なら理子も安心だわ」

 

 そう、穏やかな時間もゆっくり過ぎていく。が、時間とは限りなく平等なものだ。良い時間も悪い時間も必ず終わりがやってくる。等しく、平等に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 9月30日、カレンダーの日付が変わる目前の真夜中に立っているのは空き地島南端。レインボーブリッジを挟んで北側にある現在では使われていない人工浮島の上は酷い濃霧に満ちていた。その光景は武偵校合宿の際、山道で遭遇した不気味な濃霧を想起させる。4月に遠山とアリアが理子にハイジャックされた飛行機をぶつけて曲げてしまった風力発電機の下で、逃げる余地のない刻々と迫る時間に備えていると、

 

「遠山、こっちだ」

 

「何だ。こんな所に、夜遅く呼び出して。切の話なら済んでるだろ。どうせ理子みたいに突然帰宅するさ、俺は心配してない」

 

「帯銃はしているようだな。今夜、そのベレッタには出番はないが──汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」

 

「は? パラベラムの由来がどうしたんだよ?」

 

 ベレッタの使用弾薬、パラベラム弾のパラベラムとは『戦に備える』という意味のラテン語からきている。平和を望むなら、戦いに備えよ──遠山の武装に因んで手向けた言葉だったが半分は自分を戒める言葉でもある。前にも後ろに退路はどこにもない。身に着けている西洋甲冑は地下倉庫に乗り込んだときより重武装だが、緊張感はあのときの比ではない。

 

「警戒するに越したことはない。今夜ばかりは私も鈍感になりたいものだがな」

 

「──ジャンヌさん。間もなく0時です」

 

 既に動かない風車のプロペラに、制服姿のレキが腰掛けている。修学旅行で負った傷も癒え、いつもは肩に掛けているドラグノフ狙撃銃を体の前で抱えている。それも彼女なりの警戒、備えか。

 

「何なんだよ、お前たち……」

 

 周囲を満たしている緊張感に遠山が眉を寄せる。それが奇しくも合図となった。廃止された風車を大きく円形に囲むように、複数の強力なライトが灯る。そして濃霧が払われたあとに広がっているのは魑魅魍魎の世界。濃霧に隠されていた景色は一瞬にして非日常へと変わった。

 

 一転、重苦しい空気に遠山は言葉を詰まらせると魑魅魍魎の群れに視線を呪縛されている。覚悟を決めろ、遠山。私にもお前にも退路は残されていない。初顔合わせの者、面識のある者、見えない確執や因縁が渦巻いている場で私は一同を最終確認として見渡す。ここに集っているのが各勢力の代表──

 

「では始めようか。各地の機関・結社・組織の大使たちよ。宣戦会議──」

 

 我々の世が──次の時代へ進むための戦いを。

 

 

 

 

 


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