バンドリ世界に響かせたい!   作:特異点
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タイトルで誰が出てくるか予想はつくと思います。

ここにあったプロフィールは
第1話、プレリュードの前に
お引っ越ししました。


トリオ/吹きあがる若き羽

あの後、彼女が何度か迷子になりかけるも

俺達は何とか商店街へと辿り着いた。

 

 

「ここが商店街か...。

昔ながらの下町って感じがして凄く良いな。」

 

「ふふっ。」

 

「何か嬉しそうだな?」

「はい!やっぱり自分の生まれ育った町が

良いところだと言われると少し嬉しくなります。」

 

「そっか。それで友達の家は何処にある?」

 

そう言うと彼女は辺りを見回し

子供達にバルーンを配っている

ピンクのクマを見た瞬間に視線を止めた。

 

「あっ!美咲ちゃん...。

そっか、今日はバイトの日だったんだ。」

 

「誰か知り合いが居たのか?」

 

「あ、はい!あのクマさんが

私のお友達の1人なんです。」

 

「分かった。それじゃあここでお別れだな。」

 

そう言うと彼女は顔を少し俯かせた。

 

「あ、はい...。そうですね......。」

 

.........しょうがねぇな。

 

「なぁ、俺とこの街での

初めてのFriendになってくれないか?」

 

「ふぇっ!お、お友達ですか?」

 

「あぁ。駄目か?」

 

「う、うぅん。ダメじゃ、ないです...。

その、少し驚いちゃっただけで...。」

 

「良かった...。それじゃあ手を出して。」

 

「えっとこう、ですか?」

 

そして俺は()()と握手をして

次に親指を軸に回して握り直し

手を一度離した後グーを作って

花音の手に真っ直ぐポンとして

次に上下からポンッとして

最後にもう一度上下からポンッとした。

 

「えっと。今のは...?」

 

「今のはな。俺が尊敬している人の中で最も

友情に篤い人から教えてもらった友情の証だ。」

 

「友情の証、ですか...。」

 

「あぁ。これから宜しくな!()()!」

 

「は、はい!宜しくお願いします!」

 

それから俺達は連絡先を交換し

この辺りでお勧めの店を教えて貰った後

別れたのだった。

 

__________________________________

そうして花音と別れた俺は昼食を買いに

ここのパンは笑顔になれるんです。

と花音に教えてもらった

山吹ベーカリーという店に

やって来たのだった。

 

「いらっしゃいませー!

あれ?お兄さん見ない顔だね?」

 

「あぁ。今日羽丘の方に

引っ越して来たところでな

この店にきたのもこの街で

初めて出来たFriendに教えてもらったんだ。」

 

「へ〜。この街には初めて来たんだ?

それなのにもう友達がいるなんて

私の友達に少し似てるかも。」

 

「そうなのか、という事は

君にも友達作りが上手い友達がいるんだ。

っと先にお会計をお願いします。」

 

「はーい。え〜とカレーパンに

カツサンドと野菜ジュースですね。

お会計は740円になります。

そうそう、大好きだった事を辞めて

燻っていた私に大好きだった事を

もう一度やろうと誘ってくれた

大切な親友だよ。」

 

「そっか。それにしても

ここのパンはどれも美味そうだし

こんなにcuteな店員もいるし

是非ご贔屓にさせてもらおうかな?」

 

「あはは。ありがとうございます。

っと最後にもう一度だけ聞きたいのですが

そのケース...お兄さんって

何か楽器をしてますか?」

 

「あぁ。ヴァイオリンをやっているよ。」

 

「そうなんですか。

ずっとその楽器ケースが気になっていたので

やっとスッキリしました。」

 

「モヤモヤが無くなった様で何よりだ。」

 

「それではまたのお越しをお待ちしてます!」

 

そうして俺は山吹ベーカリーの

店員と知り合いになって

山吹ベーカリーを後にするのであった。

 

__________________________________

 

そうして山吹ベーカリーを出た俺は

少し離れたところでパンを全て平らげ

羽沢珈琲店という所に向かっていた。

花音から聞いたところ

そこのコーヒーとケーキがサイコー!

なんだそうだ。

 

「ここが羽沢珈琲店か...。

う〜ん珈琲豆のいい香り、これは期待出来そうだ。」

 

カランコローーーン♪

 

「へいラッシェーイ‼︎なに握りやしょーか!」

 

「イヴちゃん!また間違えちゃってるよ!」

(うわ〜巴ちゃんより背が高い...)

 

「それじゃあegg、いやmunaを頼む。」

 

「ハーイ!タマゴですね!」

 

「ってお客様も乗らないで!

ハッ!し、失礼しました...。

え〜と、羽沢珈琲店へようこそ!

空いているお席へとどうぞ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして俺は空いていた

テーブル席へと座りお水とおしぼりをもらい

メニューを開いていたのだが

何やらさっきの2人の美少女店員がこっちを

見ているのを感じる。

 

「それにしても、ねぇイヴちゃん。」

 

「はい?何でしょうかツグミさん?」

 

「さっきのお客様が言っていた事なんだけど

munaってどういう意味なのかな?

eggは分かったんだだけど...。」

 

「あぁ!munaというのは

フィンランドの言葉で

タマゴという意味なんです!」

 

「という事はイヴちゃんが

どの国の人か分かって言ったのかな?

見た目から日本人じゃないのは分かるけど。」

 

「そうですね...。あ!

お客様がお呼びです!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お待たせしました!ご注文をどうぞ!

それと私日本語を喋れるので日本語で構いませんよ!」

 

「何だ、日本語を喋れるのか。

それじゃあこの期間限定の季節のケーキセットを

ドリンクはコーヒーでお願い。」

 

「季節のケーキセットで

ドリンクはコーヒーですね!

かしこまりました!」

 

そうして俺はコーヒーとケーキを待っていたのだが

銀髪の女の子が話し掛けてきたのだった。

 

「失礼します!お聞きしたいのですが

よろしいでしょうか!」

 

(えぇー!イヴちゃん

いきなり突撃しちゃうのー⁉︎)

 

「構わないけど、接客とか大丈夫?」

 

「ハイッ!今はお客様も少ないですし

落ち着いていますから!大丈夫です!」

 

「そっか。で何が聞きたいのかな?」

 

(良かった〜。優しい人で...)

 

「それって楽器のケースですよね!

何が入っているんですか?気になります!」

 

「この中にはヴァイオリンが入っているよ

俺はviolinistなんだ。」

 

「ヴァイオリン、ですか。

凄いです!とってもブシドーです!」

 

「ぶ、武士道?」

 

(イヴちゃん!それだと伝わらないよ!)

 

「まぁ褒めているって事は

分かるから別に良いか。」

 

(伝わっていたーーーー!)

 

「それと私がフィンランド人だと

よく分かりましたね!凄いです!」

 

「あぁ、その綺麗な銀髪はフィンランド等の

北欧諸国に見られる特徴だからな。

まずはフィンランド語で話してみて

伝わらなかったら

別の言語で話すつもりだったよ。」

 

「オォ〜!という事は色んな言葉を

話せるんですね!凄いです!ブシドーです!」

 

(少しだけ年上なんだろうけど

日本語以外を話せるなんて凄いなぁ。)

 

「お褒めに預かり光栄だ。

それにしてもここに来る途中の

本屋か何処かで見た気がするんだけど...。

駄目だ、分からない。」

 

「あ!私、モデルをやっているので

表紙か何かで私を見たのではないですか?」

 

(えぇ!芸能関係者だって言っちゃうの⁉︎)

 

「モデルか...。道理で綺麗過ぎると思った。」

 

(しかも全く動じていないし⁉︎)

 

「ありがとうございます!

それと私、pastel*palettesという

アイドルバンドもやっているんです。」

 

「バンド?という事は君も楽器を弾けるんだ?」

 

「はい!キーボード担当の若宮イヴです!

イヴって呼んでください!

よろしくお願いしますね!」

 

(そこで名乗っちゃうんだ!しかも名前呼び!

ファンなのかもしれないのに...。

あ!ケーキとコーヒーが出来上がったみたい。)

 

「しかもアイドルか...。

っとケーキとコーヒーが来たみたいだ。」

 

「お待たせいたしました!

こちら季節のケーキセットと

コーヒーでございます。」

 

「う〜ん。ケーキも美味そうだけど

コーヒーも良い香りだし良い豆を

使っているんだろうな。」

 

「分かりますか!お父さんが

仕入れる豆にも拘っているんですよ!」

 

「お父さん...?」

 

「はっ!えっと、私は羽沢つぐみといって

ここ、私の両親が営んでいるんです。」

 

「ここの娘さんか。こんなに可愛い看板娘がいて

ケーキとコーヒーが美味いなら商店街の人達も

新規のお客様ももう一度

来たいという気持ちも分かるな。」

 

「えっ!か、可愛いですか?」

 

「ハイッ!ツグミさんは可愛いです!」

 

「そうだな、可愛いと思うよ。」

 

「あ、ありがとうございます......。///」

 

「っと、俺は響。紅 響だ宜しくな。」

 

「ハイッ!よろしくお願いします!」

 

「よ、宜しくお願いしますね...。

あれ?イヴちゃんの事知らないんですか?」

 

「あぁ。2日前まで父さん達に付いて

7年ほど外国を転々としていたからな。

今の日本の芸能界の事は殆ど知らないよ。」

 

「外国を数年渡り歩く、ですか。 凄いです...。」

 

「そんな大仰な事じゃないよ

慣れればどうって事はなかったし。

この店へもこの街で出来たFriendに

教えてもらえたから来られたんだよ。

生きるって事は無くす事ばかりじゃないからさ。」

 

「おぉ〜!まさにブシは食わねど高笑いですね!」

 

「イヴちゃん...。間違っているし

使い方もズレているよ...。」

 

「えっ!そうですか...。気をつけます......。

あっ!そうです!ヒビキさん!

私とお友達になりませんか!

私も最近この街に来たばかりで

まだまだ分からない事だらけなんです。

なので一緒に学びませんか?

1人より2人なら学べる事も2倍です!」

 

「ハハッ!良いよ。それじゃあっと

え〜とつぐみちゃんで良いかな?」

 

「え?い、良いですけど。」

 

「え〜コホンっ!イヴ、つぐみちゃん

俺とFriendになってくれませんか?」

 

「ハイッ!よろしくお願いします!

 

「わ、私もですか!

そ、その宜しくお願いします?」

 

「良しっ!それじゃあ手を出して。」

 

そうして俺は彼女達と友情の証を

交わしたのだった。

 

「え〜と、今のは?」

 

「今のは友情の証だよ。

これで俺達はFriendsという事だ。」

 

「今の、すっごくブシドーでした!

今度パスパレの仲間達ともやってみますね!」

 

「あ!私も幼馴染達とやってみますね!」

 

そうして俺は新しい友達を増やし

ケーキとコーヒーを堪能したのだった

因みに味は絶品でした。

__________________________________

 

「「ありがとうございましたー‼︎」」

 

えーと今の時間は17時半前か

そろそろ駅へと戻るらないとマズイかも

そう思った俺は駅へと戻っていったのであった




因みに作者がお気に入りなのは
ポピパ→B.O.F
Roselia→ロードナイト
After grow→Jamboree!
pastel*palettes→ゆらゆらring
ハロハピ→わちゃもちゃぺったん
です。
皆さんはどの曲が
お気に入りでしょうか?



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