バンドリ世界に響かせたい!   作:特異点
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今日、平成ジェネレーションforever
観てきた興奮や感動を動力に
勢いで書き上げました。

出来れば生暖かい目で祝ってください。


プレリュード/始まりの音

《次は羽丘〜、羽丘〜降りられる方は

お荷物等のお忘れなき様にお願い致します〜》

 

zzz〜...はっ!そうか、羽丘に着いたのか...

全く父さん達も結構無茶な事を考えたな〜

両親の海外への出張に付いて行って早数年。

自分だけが急に日本に帰る事になったけど

海外への滞在がまだ掛かるという事で

自分だけだと心配だから

この場所に父さん達が昔お世話に

なった人がいるらしく。

その人が住んでいる場所の近くに

『以前住んでいた家があるから

そこで一人暮らしをしてみなさい。』

なんて、後ついでにその人へご挨拶と

手紙を渡してほしい...か。

既に冷蔵庫等の必需品な

電化製品等は送っているとの話だから

他に必要な物があれば自分で

調達しろって事か、まぁ何とかなるだろ。

一応その人の住所のメモは有るけども

夕方には迎えの人が来るって話だから...

え〜っと今が14時前ぐらいだから

取り敢えず夕方まで

散策がてら遅めの昼食を摂って

18時頃には戻って来る事にしようかね。

 

『もうすぐ羽丘〜。羽丘です〜。』

 

おっと、もう降りなきゃな。

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駅に有ったガイドブックによると

ここには隣町の花咲川と合わせて

女子校が二校あるのと近辺に

ライブハウスがあるからか今流行りの

ガールズバンドが多いみたいだな。

それに隣町の花咲川には昔ながらの商店街も

有るみたいだし、そこに行ってみようかね。

というわけでクロックアップ‼︎

 

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商店街がある花咲川へ向かう途中

思ったのだが土曜の午後なのに

それ程人が多くないな。

これだったらそんなに時間は掛からないだろう。

そうして景色を楽しみながら

ゆっくり歩いていると

 

「ふぇぇ......、ふぇぇ......」

 

声が、聴こえた。

 

「ふぇぇ〜〜ん......ここ、どこ〜〜...?」

 

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取り敢えず声が聴こえた方に来てみたけども

あれは、女の子?

 

そこにいたのは小柄な体に

スカイブルーの髪の一部を

花飾りでサイドテールにした女の子が泣いていた。

 

「ふぇぇ、また迷子になっちゃった...

此処...どこ〜〜〜?ふぇぇ......。」

 

あの女の子...泣いている...

泣いている女の子を放っとくなんて

男が廃るし、ジイさんに怒られちまうな。

 

「ちょっとそこのお嬢さん。

何かお困り事かな?」

 

「ふぇっ⁉︎ お、男の人...

あの、あのあの何でも無いです!」

 

「いや、見る限り迷子になったのかな〜なんて

思って声を掛けたんだけど?」

 

「ふぇっ⁉︎そ、そ、そんな事!無いですよ〜...」

 

(う〜ん、この子やっぱり迷子だな。)

 

「お嬢さん、ちょっとこちらを

持っていただけませんか?」

 

そう言って俺は自分が

持っていたケースをその子に渡した

 

「ふぇっ!これって...楽器のケース、でしょうか?」

 

「そうそう、それで俺の手に注目

してもらえませんか?」

 

そう言って俺は彼女の目の前で両手を

裏返したりして何も持っていない事を

確認してもらった。

 

(な、何が起こるんだろう...?)

 

「ここに1枚のコインが有ります。

このコインを握ると...2枚に。

更に握ると3枚になって

最後に握ると、何と全てビー玉に!」

 

「わぁ〜。」

 

「更にそのビー玉を握ると...宝石に!」

 

「凄い、凄いです!どうなっているんですか?」

 

「フッ。魔法使いはタネや仕掛けを語らないのさ。

それで俺、というよりも人が苦手なのかな?」

 

「ふぇっ?あ!あのそのあの

やっぱり、分かりやすかった...でしょうか?」

 

「うん。初対面の自分でも分かるくらいには

緊張でガチガチだったよ。」

 

「うぅ〜〜〜...

その、男の子や男の人と

殆ど話した事が無くて...

少し、苦手なんです...。」

 

「そっか。で、何か困っているみたいだけど?」

 

「あ!え〜とその

実は、迷子になってしまって...

誰かを呼ぼうにも携帯の充電も切れていて

どうしようか途方に暮れていた

ところだったんです...。」

 

やっぱり迷子か...

でも彼女には悪いけども

残念なお知らせだ。

 

「あ〜、すまん。

俺もつい先程この街に来たばかりで尚且つ

この土地に来るのも初めてなんだ。」

 

「あ....そう、なんですね。」

 

「あぁ、だから。君と一緒に

歩く事しか出来ない。」

 

「ふぇっ...?」

 

「人間は助け合いでしょ。

それに泣いている誰かを放ってはおけないから。」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「といっても何か友達の家とか

目印になるものって近くに無いかな?」

 

「え〜と、すみません......。

あ、そう言えばこの街に来るのは

初めて、何ですよね。

何処に行こうとしていたの、ですか?」

 

「この先に有るという

商店街に向かおうとしてたんだけど。

大丈夫、ガイドも携帯のマップもあるから

迷わずに辿り着ける!筈。」

 

「商店街...?あ!

あ、あのあの、その商店街には

お友達が住んでいるので

そこまで連れて行ってもらえれば

大丈夫だと、思います...。多分......。」

 

「了解!であれば不肖な身の私ですが

エスコートさせて頂けませんかFräulein(お嬢さん)?」

 

 

「は、はい!

あ、あのよろしく、お願いします......。」

(凄く綺麗な発音だった...。)

 

「all right!任された。」

 

「そ、それじゃあ!行きましょう!」

 

そうすると彼女は全くの見当違いの

方向へ向かおうとしたので慌てて止めた。

 

「wait!wait!、そっちは全然違う方向だぞ!」

 

「えっ!す、すみません...。」

 

「困ったな。それじゃあ

いつも移動の時とかはどうしているんだ?」

 

「えっと、いつも手を繋いでもらったり

両親に送ってもらったり、しています。」

 

 

「そっか。でもそれじゃあ流石に

男の俺と手を繋ぐのは厳しいか...。

う〜ん、どうするかな?」

 

「そ、それじゃあ!」

 

そう言って彼女は俺の後ろへと近づいた後

上着の裾をちょこんと摘んできたのだ。

 

「こ、これなら多分大丈夫、です。

えっとその、ダメ、ですか...?」

 

「いや、大丈夫!

少し驚いただけさ。

それじゃあ行こうか?」

 

「分かりました。

それで、その。」

 

「うん?どうした?」

 

あ、あの!

 

「うぉっと、ビックリした〜

急に大きな声を出して、どうした?」

 

「わ、私は松原花音といいます。

あ、貴方のお名前を

教えてもらえませんか...?」

 

「俺?俺は響。

紅 響(くれないひびき)だ。よろしく!」シュッ!

 

そうして俺達は商店街へと向かうのであった

 

 

 




作者は去年の年末に
BanG Dream!に出逢ったばかりの
まだまだなビギナーですが
宜しくお願い致します。


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