バンドリ世界に響かせたい!   作:特異点
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説明しよう!
輪舞曲とは、別名ロンド
または回旋曲(かいせんきょく)ともいい
古典的な音楽の形式の一つで
ABACABA のように
反復主題部( A )と挿入部( B ・ C )の
交替からなる曲の事であり
発展段階によって個々の相違はあるんだが
やがてそれは歌詞や音楽にみられる
同一のパターンが異種のものを挟みながら
回帰する、という形式特徴を
持つに至ったんだぜ。
要するに魔法使いの
シャバドゥビタッチヘンシーン!○○!プリーズ!
の様に同じ音を繰り返しつつも
その間に挟む音が変わる曲の事だ!
そして足りないメロディーとは
つまり、そういう事さ!



最初に謝罪しておきます。
ごめんなさい!
それと作者は音楽に関しての知識は
まだまだ勉強不足でございまして
もし例えが間違っている様でしたら
どんどんご指摘下さい。
(金太郎が)泣いて喜びます。
泣けるで‼︎


輪舞曲/足りないメロディ

〈6番スタジオ〉

スタジオ内へと足を踏み入れた

俺を待っていたのは

友希那、リサ、そして

3人の少女達であった。

 

「遅かったわね。」

 

「悪い。っていうか最初に

言っただろう、少し道に迷ったって。」

 

「確かに、初めて来たからねー。

しょうがないよ、友希那。」

 

「ふぅ、仕方ないわね。

次から気をつけなさい。」

 

「thank you!()()()()()()()

 

「既に下の名前で呼ぶなんて

随分と親しげですね。」

 

「もう紗夜ってば固いこといわずにさぁ。

ちゃんと理由はあるってば。」

 

「それは?」

 

「まず友希那は両親と名字が被るからで

アタシは単純に友達になったからだよ。」

 

「それにしては早過ぎませんか?。」

 

「いやー、しょうがないじゃん。

昨日は引っ越し祝いとして

友希那のおじさん、おばさんも一緒に

夜ご飯を食べてたんだからさー。

名字で呼んだら2人と被るじゃん?」

 

「釈然としませんが、まぁ良いでしょう。」

 

(うわー!確かにカッコイイー!

身長もお姉ちゃんより大きいし!

ね!りんりん、どう思う?)

 

(わ...私は...少し...恐いかも......。)

 

(えぇ〜!)

 

「それじゃあ、練習を見てもらう前に

自己紹介しとこっか?」

 

「それでは私からいきますね。」

 

そう言って真っ先に手を挙げたのは

緑というよりも翡翠色に近い長髪で

少し垂れ目をした女の子であった。

 

「私は氷川紗夜、花咲川女子学園の2年生で

このRoseliaでギターを担当しています。

よろしくお願いします。」

 

「あぁ、よろしく。」

 

「最初に言っておきますが。

私は風紀委員でもあるので

もしあなたが不埒な真似をしようものなら

即刻退室してもらいます。」

 

「おぉ〜怖。」

 

「もう紗夜ってば頭固過ぎ〜。

ごめんね、響。ちょっぴり融通が

効かないけど優しい子だから

気にしないで仲良くしてね。」

 

「別に気にしないよ。

それにこれくらいの

噛みつきなら可愛いものさ。」

 

「なっ!だ、誰が可愛いですか!

もういいです!次は

白金さん、お願いします!」

 

彼女がそう言うと

紫の髪をツインテールに結んだ

少し幼げな女の子と手を繋いでいる

少し俯きがちな顔に

綺麗な黒い長髪をした女の子が

声をあげた。

 

「は...はい...!わ...私は...

白金...燐子......と...いいます...。

Roselia...では...キーボードを

担当...しています...。

よ...よろしくお願いします...。」

 

「こちらこそ、よろしく。」

 

「う...うぅ...。」

 

「ごめんねー。響

彼女、燐子ってば少し人見知りでね。

慣れると普通に話せる様になるからさ

長い目で見てもらえると嬉しいかなー。

因みに、学校と学年は紗夜と同じだよ。」

 

「あぁ、それぐらい全然気にしないさ。」

 

「う....あこちゃん...次お願い...。」

 

「はーい!」

 

そう言って元気よく手を挙げたのは

彼女、白金と手を繋いでいる女の子だった。

 

「こほん! 我は超大魔姫・あこなるぞ。

我より発せられる闇の鼓動で

おぬしなぞ、こう、なんか……。

うー...りんりーん!」

 

「えっと...み...魅力...かな...?」

 

「それだ!我が魅力を

こう...あつめて!ドカーンとぶつける!」

 

「お〜怖い、怖い。けれど...」

 

そう言うと俺はゆっくりと彼女に

近づき、少ししゃがんで

目線を合わせゆっくりと言葉を紡いだ。

 

「俺を魅了したいなら

もっと自分を磨くんだな。

それで、君の名前は?」

 

「は、はい!あこは

宇田川あこっていいます!

Roseliaでドラムを担当していて

羽丘女子学園に通う中学3年生です!

よろしくお願いします!」

 

「うんうん。いい子だ。」

 

「うわー、あっという間に手懐けちゃった。」

 

「ちょっと。距離が近すぎませんか?」

 

「響、そろそろ燐子が限界よ。」

 

「うん?」

 

(近い...近いです...。うぅ〜...。)

 

「っと悪い悪い。それじゃあ

今度は俺の自己紹介だな。」

 

そう言うと俺は

足を合わせ、背筋を伸ばし

右手の人差し指を天へと指差し

 

「俺は天の道を行き総てを司る男」*1

 

「って全然違うでしょ!ってか誰!」

 

「冗談だって、リサ。

では改めて俺は響、

紅 響だ、よろしく。」

 

「おぉ〜!今の自己紹介

すごくカッコイイ〜!あのあの

ヒビ兄って呼んでも良いですか?」

 

「ヒビ兄?」

 

「はい!あの、ダメですか?」

 

「いいや、好きに呼ぶといいさ。」

 

「うわぁ、ありがとう!ヒビ兄!」

 

「何ですか。今の自己紹介は。

名乗るならちゃんと名乗りなさい。」

 

「まぁまぁ、気にすんなって

距離を縮める為の軽いジョークだよ。」

 

「そこまでよ。2人とも

時間も押しているから

早く練習を始めるわ。」

 

「りょうかーい。」

 

「わ...分かりました...。」

 

「はーい!」

 

「仕方ないですね。

紅さん、後でまだまだ

言う事がありますからね。」

 

「はいはい。」

 

「それじゃあ響。

今から私達の演奏を聴いて

どういう風に感じたのかを

言ってちょうだい。」

 

「分かった。」

 

「それじゃあ

何曲か続けていくわ。

曲は『BLACK SHOUT』

『ONENESS』

『LOUDER』よ。

さぁ行くわよ。華麗に激しく!」

 

そうして俺は用意された椅子に座って

彼女達の演奏を聴くことになったのであった。

__________________________________

 

〈♪〜〜〜〜♪〜〜♩〜〜〜♫〜〉

 

そして彼女達の演奏が終わると

友希那が近付いて話し掛けてきたので

俺は閉じていた目を開いた。

 

「ふぅ。どうだったかしら、響?」

 

「それじゃあまずは友希那からいこうか。

思った事を言えば良いんだろう?」

 

「えぇ。」

 

「そうだなぁ、聴いた感想としては

まだまだ雛鳥って感じかな?

 

「私が、雛鳥...?」

 

「歌う技術とかは申し分ないけれど...。

高みを目指すのなら

お前自身が忘れたものを思い出せれば

きっと、小さい小鳥だった時よりも

もっと大きい翼を持つ鳥になれるさ。」

 

「忘れてしまったもの...。」

 

「それとは別にお前の歌声は

心地良い、何時間でも

聴きたいくらいだ。」

 

そう言って俺は友希那の瞳を

まっすぐに見つめた。

 

「か、からかわないで。」

 

「友希那さん...顔......紅いです。」

 

「それじゃあ次はリサだな。」

 

「はーい。もう気になったところが

あったらバンバン言っちゃって。」

 

「1つ確認なんだが

ベースを始めてどれぐらいだ?」

 

「そうだねー。以前やっていた

時期があったんだけど色々あって

辞めちゃったんだよね。

それでRoseliaに入るために

もう一度始めたから、一応経験者だけど

ブランクがあるってとこかな。」

 

「分かった。

じゃあ言っていくぞ。

まず技術とかが聴く限り

独学の様に感じたけど合っているか?」

 

「あー。やっぱり分かっちゃう?」

 

「そうだな。長年やり込んでいる人や

プロなら分かってしまうと思う。

だからちゃんとした教本を買って

もっと基礎練習をする事。

特にリズムトレーニングは

初心者からプロの人達まで必ず

やっている重要な練習だ。

それとは別にタイム感やリズム感を

鍛えるだけでも随分化けるぞ。」

 

「分かった。今度教本を

買っておく事にするよ。」

 

「それとは別にお前の音だけど。」

 

「ゴクリ...。」

 

そこで俺はリサに対して

一歩近づいた。

 

「暖かい、陽だまりみたいな音に感じた。」

 

「ひ、陽だまり⁉︎」

 

「あぁ、自分だけの為じゃなく

純粋に誰かの為に弾いている音は

暖かい感じがして、俺は好きだよ。」

 

「うわー!リサ姉、顔紅ーい!」

 

「あはは...。ちょっと恥ずかしいね...。」

 

「それじゃあ次はあこだな。」

 

「よろしくお願いしまーす!」

 

「取り敢えず、要所、要所で

リズムが先走っている様な感じが

あったからその先走るクセは

すぐに直した方が良いぞ。

音楽と言うのは「時間」上に

成り立っていて、全員が暗黙の拠り所と

しているリズムが乱れたりすると

その瞬間に音楽と呼べるものじゃ

なくなっちまう。」

 

「う、はーい...。」

 

「だから、ドラムというのは

曲の基本リズムを打ち続けるという

重要な使命がある事を忘れずに。

特に演奏中はリズムを

コントロールする主役だからな。」

 

「主役...。わ、分かりました!」

 

「まぁ、演奏自体は良かったよ。

なんて言うか、心が踊った。」

 

そう言って俺はあこの頭を

ポンポンと撫でてやった。

いや、あこって何というか頭が

丁度良い位置にあるんだよね。

 

「あ...。ありがとうございます!」

 

「次にえ〜白金?」

 

「は...はい......。」

 

「お前に関しては

ドラム隊、特にドラムに

引っ張られてミスタッチが

目立つくらいで特に

言うことはないかな。」

 

「えっ...?それって...。」

 

「キーボードやピアノというのはな

本物の楽器には敵わないが

多彩な音色を出せる楽器だ。

けれどその多彩な音色を出す為に

別の楽器の知識も必要だったりして

人によっては器用貧乏と

呼ばれがちな楽器でもあるんだ。」

 

そこで俺は()()()()()()()()()()()()()()

()()()()()で彼女の手を取った。

 

「ふぇっ...?えぇ...!」

 

「けれど、このたおやかな指先から

生み出された他の楽器にも

負けない音の数々、見事だった。」

 

「あ...あう〜.....。」

 

「何より、迷いが無かった。」

 

「えっ......?」

 

「自分は変わりたいって

強い意思を感じたんだ。」

 

「変わり...たい...意思......。」

 

「だから、お前にする

アドバイスは1つだけだ。」

 

「なんですか...?」

 

「人と出会い、そして話す事。

俺の父さんもお前よりも

少し前ぐらいの歳の時に引き篭もりを

拗らせすぎてこの世アレルギーなんて言って

家に篭っていた時期があったらしい。」

 

「この世...アレルギー...。」

 

「そんな父さんも

人との出会い、そして別れを繰り返して

母さんと出会い、いつの間にか

俺という子供を持った強い人になった。

だから断言してやるよ。

人は変われる、変わっていけるって。」

 

「あ...は、はい...!

ありがとう...ございます。」

 

「響ー。アドバイスは1つだけって

言ったのに2つ言ってるよ。」

 

「あれ?そうだっけ?まあいいや。」

 

「それで最後に氷川だが。」

 

「はい。」

 

「そうだな。ここまで弾けるのは

中々いない、そう思わせる程の

見事な演奏だった。」

 

「当然です。

私は頂点を目指す、ただそれだけです。」

 

「確かに技術はほぼ完璧だ。

でも、"それだけだな"。」

 

「なっ...!」

 

俺がそう言った時

氷川の目が大きく開かれ

周りの空気が停まった気がした。

 

「それだけ...ですって...!」

 

「確かに、お前ぐらいの年齢なら

演奏技術でほぼ負ける事は無いかもな。

けれど、お前には足りないものがある。

それはなーんだ?」

 

「足りないもの...。」

 

「そうだ。お前には

遊び心が足りない。

 

「遊び心...?

そんなものが何になるんですか...!」

 

「まぁ聞け。

楽器とは奏者の心を映す鏡だ。

その音色は時に自分自身の中に

仕舞い込んでいたものが

奏でられる事もある。」

 

「仕舞い込んで、いたもの...。」

(日菜...!)

 

「演奏中、お前から

聴こえていたのは無機質な音色だった。

それはお前が完璧に弾く事に拘るあまり、

他の事を考えられていなかったという事だ。

つまり、心に余裕が無い。

張り詰めた(いと)はすぐ切れる。

そういうことさ。」

 

そうして俺は言うべき事は

言ったとばかりに立ち上がり

出口の方へと歩き出した。

 

(あわわ...。どうしようりんりーん!)

 

(うぅ...あこちゃん...。)

 

(どうしよう...⁉︎友希那ぁ...。)

 

(リサ、今はまだ見守りましょう。)

 

「どこへ行くんですか!」

 

「うん?あぁ、実は俺。

ここでLiveをしようと考えていてさ。」

 

「ライブ、ですか...?」

 

「そう。俺の持論だが

"奏者なら音で語れ"ってな。

だから、どうせなら聴かせてやるよ。

俺の音をな。」

 

(またあれを聴けるんだ...!)

 

(今井さん...嬉しそう...。)

 

(彼の演奏で

リサ、泣いていたもの。)

 

(えぇ!それ、詳しく教えて下さい!)

 

「一応Liveの日は今日から

1週間後を予定している。

お前に足りないと言った遊び心が

知りたいのなら来い、俺のLiveにな。

それじゃ、adieu(アデュー)。」キュピーン☆

 

 

そうして俺は

スタジオを出て()()()()()()

ここでバイトをしたい旨を告げ。

面接の際に必要な物等を

聞いた後帰宅するのであった。

 

 

*1説明不要の自己紹介




ポテトが好き過ぎる貴女が、好きだ
思わずRoseliaの機材は
経費で落ちないと言ってしまう貴女が好きだ
コーヒーとカレーを同時に食べて
思わずゲロマズ‼︎と叫んでしまう貴女が好きだ
友達と行った某夢の国でジェットコースターに
乗った際、隣の友達の悲鳴につられて
自分も\ヒイイイイイイイイイイイイイ‼︎/と
叫んでしまった貴女が好きだ
あたしも彼氏欲しいなぁ⤴︎と言う貴女が好きだ
妹に対して辛く当たりながらも
自分も傷ついてしまう貴女が好きだ
劇の途中でプールはいている
と言ってしまった貴女が好きだ
なぁくどはる〜って言われながら
冷静に分析する貴女が好きだ
困っている人がいたらつい声を
掛けてしまう。
そんな、優しい貴女が好きだ。

神(運営)に誓います。
この作品はアンチ、ヘイトでは無い事を
ここに誓います。

それと時系列に少し変更が
あるのでまた修正しておきます。
すみません。



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