叢雲   作:東 玲湖

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4 提督と叢雲は運命の人?

叢雲はまだ蟹すきを食べている。

 

「いらっしゃいませー!何名様ですか?」

 

店内に活気のある声が響く。

 

「二人ですけど空いてますか?」

 

「今座敷の方を片付けるから少し待っててね」

 

それを聞いた黒髪の女性は辺りを見渡しているとカウンターに見慣れた人達を発見する。近づいていき挨拶する。

 

「ちぃーす提督。デート中?」

 

「おお北上か飲みに来たのか?」

 

「妹がこっちに来てるから一緒に飲もうとおもってね」

 

黒髪の女性は北上。四日市鎮守府でも古参の艦で大規模作戦でも全線で活躍するエース艦だ。その隣には北上にちょっと似た妹が立っていた。

 

「こんばんは。姉がいつもお世話になってます。」

 

頭を下げる妹に提督も

 

「お姉さんにはこっちがいつもお世話になってます。素晴らしいお姉さんですよ。」

 

身内を誉められ上機嫌の妹が隣の女性に気付く。蟹すきをひたすら食べ続ける艦娘

 

叢雲

 

「あのー。もしかして叢雲さんですか?」

 

妹が恐る恐るたずねる

 

「ふぁいそうれすよ」

 

蟹を食べながら返す叢雲

 

「あの英雄叢雲さんに会えるなんて夢みたい!良かったらご一緒しても良いですか?」

 

ちらっと横の提督を見ると首を縦に振っている

 

「良いですよ一緒に飲みましょう。北上の昔の恥ずかしい話も聴きたいし。」

 

そうニヤニヤしながら北上の方をみる

 

「勘弁してよ叢雲さーん。」

 

「あ、席用意出来たみたいですよ」

 

そう言いながら話をはぐらかす北上だった

 

 

「今日はいくらでも飲んで食べなさい、このパパが全部奢ってくれるから」

 

やったー!とはしゃぐ北上姉妹

 

「パパじゃねーし!まあ出すけどさ」

 

なんだかんだ自分の艦娘には弱い提督だった

 

もう一度ビールで乾杯をして話を切り出す妹

 

「私艦娘になりたいんですが、適性検査がいつも駄目なんですよねー」

 

愚痴混じりに話す妹に提督が返す

 

「適性検査はどんなシステムか俺はあんまり詳しくないけど、1年で変化する場合もあるし来年適性出るように願ってるよ。それに姉妹で艦娘例も多いから望みは薄くないと思うよ。」

 

「へー、そうなんですか」

 

「うん。妖精さんが言ってたよ。でも何で艦娘になりたいの?夜勤もあるし命の危険だってある危険な仕事だよ?」

 

「姉が艦娘やってるのもあるんですけど、一番は叢雲さんに憧れてるんですよ!だからこうして一緒に飲めるなんて夢みたいなんです!」

 

「あー。確かにこいつは外面は100点だからなっ」

 

提督が喋り終わるかどうかの瞬間に隣からパンチが飛んでくる。

 

「痛ってー!」

 

「自業自得よ。妹ちゃん蟹食べる?すいませーん蟹四人前追加で!」

 

自分の頬を撫でながら提督が

 

「昔を思い出したから今から昔話でもしてやろうか?」

 

妹ちゃんが目をキラキラさせつつ

 

「是非きかせてください!」

 

そう言うと提督が腕を組ながら話し出した

 

 

 

 

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