「提督君グラスが空だよ」
事務次官がそう言うと瓶ビールを持ち提督のグラスに注いだ
「恐縮です」
「いやいや。君は今回の作戦は反艦娘派の政治家や将校が主導になって進めた事は知っているかね?」
「いえ。何せまだ提督になったばかりなので」
「今回の作戦は深海棲艦に負けること前提の作戦だったんだよ。」
「は?おっしゃっている事がよくわかりませんが」
「今回の作戦で大量の艦娘と資材を消費して、深海棲艦に負け、核兵器の再導入を狙った負け戦の予定だった」
「何をバカな!核兵器は全ての国で破棄されて条約も締結しているのに。そんなこと」
「私も同じ意見だ。しかし今回は反艦娘派の勢力が強くて、この作戦に至ったと言う訳だ。しかし、君と叢雲君が作戦を成功させてしまった。おまけに反艦娘派が動きにくい様にマスメディアを使っての牽制、これによって要艦娘派が主体になって進めれる事になったのだよ。改めて礼を言う。ありがとう。」
「そんなよしてください」
「でだ。近い内に内閣改造が有るんだが艦娘と鎮守府は今まで艦娘は防衛省、鎮守府は海自の管轄だったが防衛省ではなく新しく海軍省を設立する。艦娘は全て海軍省の管轄になり。君たち海自は防衛省を抜けて海軍省に編入される。その海軍省の大臣は私が就任予定で海自の幕僚長は横須賀提督にやってもらう予定だ。そこで君にはマスメディアに極力出て艦娘のアピールを頼むよ。艦娘は兵器ではなく普通の女の子アピールをね。国民に判らせるんだよ兵器じゃないってね。艦娘の必要性を説くんだ、この国には艦娘がまだ少なすぎる。」
「それと人事異動も近々あるが君もどうだね、呉鎮守府が今回の件で提督が不在でね。どうだね叢雲君と神通君と三人で移動しては?設備も艦娘も四日市より良いと思うが」
「大変ありがたいお言葉ですが、私にはまだ短いですが四日市で頑張っている艦娘を放って自分達だけ移動することはできません。」
「そう言うと思ったよ。なあ横須賀君」
「ええ」
「たしか呉の提督の階級は中将だったっけ横須賀君?」
「はい。その通りです事務次官。」
「では今から君は四日市鎮守府提督で階級は中将だ。」
「え、ええ!私今大佐ですから二階級特進じゃないですか!」
「不満かね?テレビに出るには階級は高い方が受けがよいだろ。叢雲君にも総理から表彰していただくように言っておく。」
「ありがとうございます。」
「ちなみに非公式だが総理のお孫さんも艦娘らしいぞ、何処の誰かは教えてくれなかったがな。もしかしたら君たちの鎮守府に居るかもな。はっはっは」
「私はいずれ総理になると思う、そうなったときは私を支えてくれ頼んだぞ二人とも。」
「はっ!」
二人の提督が敬礼をする
「もう難しい話はやめだ、後は楽しく飲もうじゃないか。大将!ビールともつ煮を頼む。」