やはり女神達との道を歩むことには間違いも正解もある   作:トマト嫌い8マン

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この前Siriusのイベント行ってスッゲェ楽しかったし、
Sirius応援の同志が見つかったから更にテンション上がる!

ってなわけで次の話行くで〜


ベタはベタでもそれはそれでいいわけで

「比企谷先生、ちょっといいですか?」

「はい?」

 

翌朝。

 

出勤したばかりの俺を呼び止める先生。確か二年生の担任の先生らしいが、一体何のようなのだろうか。

 

「つい先ほど、理事長から辞令が届きまして、」

「……辞令?」

 

何それ怖い。いきなり辞令ってどゆこと?俺何かやらかしたっけ?

 

「比企谷先生」

「はい」

「比企谷先生には、二年生の副担任を勤めてもらうことになります」

「はぁ……えっ?」

 

思わず身構えていただけに、最初はそんなことか……なんて思ってしまったが、すぐに驚きはやってきた。

 

「副担任……ですか?そんないきなり」

「元々誰がやるのかは決まっていなかったのよ。うち、教師数も少ないから掛け持ちとかもあるし。だから、理事長からの辞令が来たのは、ちょうど良かったわ。大丈夫。あくまで副担任なんだから、私のサポートとかしてくれれば」

 

優しく微笑む先生。だが何故だろう、どこかこの状況を楽しんでいる節があるが、気のせいだろうか。まぁ実際教師の数が足りていないのも事実なのだろう。

 

「はぁ……まぁ、わかりました」

「よろしくね。それじゃあ早速だけど、転校生を先に紹介するわね」

「転校生?」

「ええ。東京から来たそうよ」

「東京からの転校生……?」

 

思わず聞き返してしまう。こう言っちゃなんだが、東京からわざわざここに転校してくる理由が、あまり思いつかない……いや、人が少ない方がいいとか、自然に囲まれた学校がいいってのもあるかもしれないけど。

 

「その転校生は……」

「うーん、もうそろそろ来ると思「失礼します」っと、来たみたい」

 

ガラリと職員室の扉が開かれ、少女の声が聞こえてくる。というか、何故かその声に聞き覚えがあるような気が……

 

そんなことを考えながら、転校生を確認しようと振り向き……思わず、思考が止まった。

 

長いワインレッドの髪をバレッタで留め、きちんと背筋を伸ばした綺麗な立ち姿。春の風が開いた窓から優しく吹き込み、まるで彼女が来たのを喜んでいるかのようだ。

 

校庭に咲いている春の花を名に持つ彼女は、小さく礼をしてから、上品な笑みを見せる。

 

「あの、今日から浦の星女学院に通うことになりました、桜内梨子です。よろしくお願いします……って、あなたは……」

「……おう」

「あら?」

 

先生が興味津々といった様子で俺と桜内を交互に見る。今度ははっきりと楽しんでいるのがわかる。めっちゃニヤニヤしてるし……というか、

 

何これ、どんなラブコメ?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そろそろ教室に向かおうと、先生が俺と桜内を先導するように歩く。その後ろに静かについて行くと、桜内がこちらを見上げる。

 

「また会いましたね」

「おう。というか、転校してくるとは思わなかった」

「私も。学校の名前は聞いてたけど、場所はお母さん……あ、母に今日送ってもらって初めて知って……まさか高海さんの言ってた学校だったなんて、思わなかった」

「……そういや確かに、学校の名前は言ってなかったな」

 

桜内の学校名を聞いた途端に、高海が興奮気味に桜内に色々聞きまくったから、こっちの校名は有耶無耶になってしまったんだった。

 

「改めて、これからよろしくお願いしますね」

「おぉ。まぁ、よろしく頼むわ」

 

そんなことを話していると、二年の教室にたどり着く。先に先生が教室に入り、新年度の挨拶をする。その後、俺と桜内を紹介するって流れらしい。

 

しかし二年生か……一年生と違い、学校にある程度慣れ、三年生ほど受験でピリピリしていない。まぁ最初に担当するには悪くないのかもしれない……ん?そういや、確か高海も二年生だったような……

 

「じゃあ、2人とも入って」

 

と、声がかかる。紹介は桜内の次に俺という流れらしいので、ドアを開け、桜内を中に促す。

 

「あ、ありがとうございます」

 

小さくお辞儀をしながら教室に入る桜内。その後に続くように教室に入り、教卓に立つ。

 

「東京の、音ノ木坂という学校から来ました。桜内梨子です。よろしくお願いします」

 

短く挨拶をした桜内がこちらをちらりと見る。次は俺の番ってことらしいので、今度こそ普通の自己紹介をするために口を開く。

 

「比企「奇跡だよ!」っておい……」

 

せっかくちゃんと出だしから声が裏返ったり、噛んだりしなかったのに、まさしく口を開いたその瞬間に被せるように、誰かの喜びの声が聞こえた。

 

自分の席で立ち上がった彼女は、周りからの不思議そうな視線もなんのその。キラキラ輝く瞳を、ただひたすらに桜内に向けている。

 

「あ、あなたは」

「桜内梨子さん!一緒にスクールアイドル、やりませんか!?」

 

 

 

 

お昼時、授業終了を告げるチャイムが響く。

 

「ん、じゃあ次から本格的に授業に入るから、そのつもりで頼む」

 

初めて一年生の現国。自己紹介と生徒の名前の把握に授業時間の大半を使ってしまったが、一先ず全員それなりに真面目そうで助かった……とはいえ、約1名いきなり休んでいたのが気になるが。

 

ヨハネと名乗った少女——津島善子が、入学早々から休んでしまっていたのだ。どうも体調を崩しているわけではないらしいが、であるならば何が原因なのだろう……

 

気にはなるものの、中々集中してそのことについて考えることはできなかった。何故なら、

 

「桜内さ〜ん!一緒にスクールアイドルを!」

「ごめんなさ〜い!」

「……まだやってるのかよ」

 

ちらりと窓から校庭を覗いてみると、体育の授業終わりだったのか、ジャージ姿の桜内が同じくジャージを着ている高海から逃げるように校舎に向かっている。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

結局あの時、突然の高海からのお誘いに対し、桜内は頭を下げながらキッパリとこう言った。

 

「ごめんなさい!」

 

その時の高海は一瞬そのことを理解できなかったのか、笑顔が固まっていたのが印象深い……

 

ひとまず場をなんとか落ち着かせ、当たり障りのない自己紹介を済ませた俺は、そのまま1時間目が二年生の担当だったため、教室に残った。

 

「まぁ初日だからな。とりあえず全員の顔と名前だけでも一致させたい。桜内以外も自己紹介して貰えると助かる」

 

というわけで1人ずつ順番に自己紹介をしてもらった。こういう時は無駄に記憶力がいいのがプラスに働く。中学時代とかクラスメートの名前覚えてるだけでストーカー扱いだったからなぁ……

 

と、次に見知った顔が立ち上がる。

 

「はい!水泳部兼スクールアイドル部所属の、渡辺曜であります!特技は高飛び込みで、今年も全速前進、ヨーソロー!で頑張る所存であります」

 

またまた敬礼する渡辺。どうやら彼女の癖というか決めポーズ的なものらしい。父親が船長をしているらしいから、そこから来ているのだろう。

 

なんにせよ、他のクラスメートと比較しても、一際元気のいいやつなのは間違いなさそうだ。と、次はその隣の席の番である。まぁ、こいつも三度目ましてくらいだけど、一応な。

 

「高海千歌です!スクールアイドル部を始めます!」

「おう」

「たがら、桜内さんも一緒に!」

 

と、早速また勧誘である。あまりにも自然にやってるから突っ込めなかったよ、コンチクショウ。突然話を振られた桜内は、ビクッと肩を震わせ、苦笑しながら高海を見る。

 

「えっと……ごめんなさい。今はピアノのことを考えたいの」

「というか高海、終わったなら座れ〜。そういうのは授業時間外でやるようにな」

「あ、はい」

 

 

 

そんなわけで、事あるごとに高海は桜内を勧誘するのであった。というかもう5回目とかだぞ。流石にしつこいだろそれは。押してダメなら諦めろって言葉、知らないのかよ。

 

……まぁ諦めるのはともかく、押すだけじゃなく、引いてみるのも1つの手なんだがなぁ。

 

「どーしても作曲できる人が〜!」

「ごめんなさい〜!」

 

またまた聞こえてくる、本日6度目のやり取りに溜息をつきながら、取り敢えず昼飯を食べるべく、用意した弁当を持って屋上の方へ向かうのだった。

 




折角なので、1話につき1動画宣伝しよう、そうしよう(笑)

ってなわけでSiriusの動画第一弾、
「恋になりたいAQUARIUM」をどうぞ〜。
センターの子が超絶可愛いので見て損は無いですぞ。

Youtube
https://m.youtube.com/watch?v=gneFcegq3Xw
ニコ動
http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33248581?cp_in=wt_uservideo
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