やはり女神達との道を歩むことには間違いも正解もある   作:トマト嫌い8マン

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この前久しぶりに普通の服とか買いに行ったんですよ。

いやぁ、こんな高かったっけ?ってなりましたね(笑)

まぁ、いいもの買えたし、良かったんですけどね。

はい、次のお話へレッツゴー!


こうして彼の奉仕活動が始まる

「初めまして。高海千歌の姉、志満です。妹をよろしくお願いします」

「初めまして。今年度から浦の星女学院に勤めることになりました、比企谷です。よろしくお願いします。」

 

現在、高海の実家の旅館十千万の玄関にて、高海の姉であり、この旅館の若女将でもある高海志満さんと挨拶を交わしている。

 

しかし姉だったのか。母親だと思った。聞く限りでは母親は普段東京にいるらしい……女将なのに?

 

 

あの後、不思議そうな顔をしていた2人だったが、部活動の成立に向けて協力する旨を改めて伝えると、高海が飛び跳ねて喜んでいた……うん、頼むからスカートでそういうことはやめてね。

 

一先ず今の彼女達の現状を把握するべく、話を聞かせてもらいたいと伝えると、一度高海の家に行こうということになり、現在に至る。

 

十千万の中にある喫茶スペースに案内され、畳の上に腰を下ろす。

 

「じゃあ、ゆっくりしていってくださいね」

「あ、ありがとうございます」

 

コーヒーを差し出しながら、志満さんが小さく礼をする。お礼を言いながらコーヒーを受け取ると、彼女は旅館の奥へと向かっていった。コーヒーを一口飲み、お茶を飲んでいる二人の方に体を向ける。

 

「……で、とりあえずスクールアイドルの活動をするにあたって、お前達の現状を確認したい」

「へ?現状?」

「まぁ、意思確認というか、目的意識についてからだな。スクールアイドルとして、何を目指したいんだ?」

「何をって?」

「部活の目標とか?」

 

顔を見合わせる2人。小さく頷いてから、彼女達に問いかける。

 

「まぁそんなところだ。例えばお前の大好きなμ’sだが、あいつらは学校を廃校の危機から救うため、という明確な目的を持って活動を始めた。で、そこから繋がる形で、ラブライブに出場したわけだ。何事にも言えることだが、こういうことを継続して活動するためには、何かしらの原動力が必要になる。それがあるか?」

 

じっと2人、主に高海の方を見る。言い出しっぺはこいつだったわけだから、グループの目的、目標を立てるとしたら、こいつの方だろう。

 

「え〜と……あんまり具体的には考えてなかったかも……」

「輝きたい!って、千歌ちゃん言ってたよね?」

「うん……でも何をすればいいのか、わからなくて……」

「なら、一先ずは何かしら具体性のある目的を探すところから、だな。……ラブライブには出たいか?」

「それはもちろん、出てみたいです!あのμ’sが、輝いた舞台ですから!」

「渡辺は?」

「もちろん、やるであります!千歌ちゃんと一緒に何かを全力でやりたいってずっと思ってきましたから」

 

元気一杯に答える2人。どうやらそのやる気は本物らしい。なら、その気持ちを後押ししてやるくらいは、教師として、元奉仕部員として、別に問題はないだろう。

 

「なら、今考えるべきはメンバーの数だな。ラブライブに出るには学校公認の部活でないといけないから、そこは最低条件だ」

「えっ……う〜ん」

「今は、この2人だけだしね」

「誘いたい子は4人もいるんだけどなぁ……」

 

と、腕を組みながらまたまた思案顔の高海。どうやら勧誘の方は上手くいっていないらしい……まぁ、あんだけ桜内に断られまくってもめげない高海のことだ。きっとなんとかなる……はず?

 

……なんだろう。少し不安になってきた。

 

「……部員の次は曲と衣装。ラブライブはオリジナルの曲じゃないといけないってルールだからな。オリジナリティある歌詞と、曲を一から作る必要がある。んで衣装だが、制服ってのもスクールアイドル感があって決して悪くはないが、やっぱり曲に合わせた衣装じゃないと、注目度とかもな……ん?」

 

高海と渡辺が驚いた表情でこちらを見ている。何か変なこと言ったか?

 

「……どした?」

「あ、いえ」

「比企谷先生って、凄く詳しいんですね!」

 

何やら興奮気味に高海が身を乗り出す……いや、だから近いからね、お前。

 

「こんな頼もしい先生が手伝ってくれるなんて、奇跡だよ!」

「大袈裟だろ」

「でも本当に的確に物事を見ているというか、手慣れている感じがするというか……先生って、こういう活動してたことがあるんですか?」

 

不思議そうな表情で問いかける渡辺。

 

「いや、俺がスクールアイドルとか何の冗談だよ。まぁあれだ。知り合いに詳しい奴がいたんだよ。んで、色々話聞かされてたってだけだ」

「そうなんですか」

 

うん。嘘は言ってない。間違いなくあのツインテールのおかげで詳しくなったからなぁ。まさかまた役立つ時が来るとは。

 

「ん、まぁ俺の話は置いておいて、だ。当面の重要事項としては、作曲だな。2人は楽器できるのか?」

「あはは、できません」

「私も」

「だろうな」

 

桜内を勧誘するときにも、作曲出来る子がどうのこうのって言ってたしな。

 

「まぁ、でもあれだ。何なら最初からスクールアイドルって形じゃなくてもいいと思うぞ」

「えっ?どういうこと、ですか?」

「要は、スクールアイドル部に最初から入るんじゃなく、あくまで楽曲提供という形で協力を依頼したらいいんじゃないかってことだ」

 

桜内とは別のピアノ少女のことを思い出しながら語る。ツンデレを絵に描いたようなそのお嬢様も、最初はただの協力者でしかなかったが、その繋がりがあったからこそ、グループに入るきっかけを得た。

 

結局は桜内本人が決めることだが、なんにせよ、無理に何度も誘うよりはマシだろう。それに……

 

 

ふと、初めて会った時の桜内の見せた表情を思い出す。高海と話す彼女は笑顔ではあったものの、まるで何か大切なものを諦めたかのような——そう、まるで生徒会選挙後に雪ノ下がずっと見せていたような——そんな笑みだった。

 

「?先生?」

「ん、悪い。まぁとにかくだ。どの道桜内の協力は必須だからな。なんとか説得するしかないな」

「千歌ちゃん、上手くいきそう?」

「大丈夫!絶対なんとかなるよ!」

 

自信満々に答える高海。果たしてその根拠はどこから来ているのやら……が、その根拠のない自信をなんとなく信じてみたくなってしまう。その自信で、とんでもないと思ってだことを実現させたやつを知っているから。

 

「……なら、そこにかけるしかないな。後、さっきのに付け加えるなら、デビューライブの場所も考えないといけないな」

「ライブかぁ……なんかまだ想像もできないけど」

「でも、なんかワクワクしてきた!」

 

笑顔で楽しそうに話す2人を眺める。確かに、大好きな気持ちを持ってやるのであれば、それはとても楽しいだろう。同時にその先の道が決して楽しいことばかりではないことを、俺は、俺たちは知っている。

 

果たして彼女たちの前には、どんな障害が待っているのか、わからないけれども、それでもそれを見守ろう、見届けようと、そう思った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後、バスの時間だと慌てて渡辺が出ていくのをみて、俺も微妙に残っていたコーヒーを飲み干す。

 

「じゃ、俺も行くわ」

「あ、はい。ありがとうございます、比企谷先生」

「千歌ちゃん、一応お客様なんだから、ちゃんとお見送りして」

「は〜い」

 

旅館の出入り口を開け、暖簾をくぐる。後ろから高海が着いて来ている。

 

「じゃあまた明日から、よろしくお願いします」

「おう……ん?」

「?どうかしました?……あ」

 

高海が俺の視線を辿るように、旅館の正面にある海岸を見る。そこに1人の少女が佇んでいる。

 

「桜内さ〜ん!」

 

大きな声で呼びかけながら、桜内に駆け寄る高海。後ろ姿からだけでも、桜内がため息をついたのが分かる。とりあえず、一応手伝うと言ったばかりではあるし、俺も行きますかね。

 

……なんて思っていたら、

 

「もしかしてまた海に飛び込もうとしてる〜?」

 

とか言いながら、高海が桜内のスカートをめくりながら覗き込んだ。

 

「してません!って……比企谷先生!?」

 

……や、見てないから。電光石火の速さで顔ちゃんと逸らしたから。ちらりと白いものが見えたような気がしなくもないが、確実に気のせいだから、うん。

 

「み……見ました?」

「いや、見てない」

「本当ですか?」

「ああ」

「ほんっとうですか!?」

「お、おぅ……あと、近い」

 

なんか口を「◇」みたいにさせながら、桜内が詰め寄る。改めて近くで見るとやっぱこいつも美少女なんだよなぁ、とかくだらないことを考えながら、とりあえず一歩下がる。

 

「それより、なんでまたここに?」

「あ、私の家この近くなんです」

「えっそうなの?ご近所さんだね」

「高海さんも?」

「うん。そこの旅館、実家なんだ」

 

頷きながら十千万を指差す高海。驚いた様子の桜内だが、この前ここで着替えたんじゃなかったのか?まぁ、別にいいけど。

 

「で?またここにいるってことは、海の音か?」

「あ、はい……でも、やっぱり聞こえなくて……」

「なら、今度の日曜に聞きに行かない?」

「えっ?」

 

ふふん、と何やら訳ありな笑みを浮かべている高海。キョトンとしている桜内の隣に立ち、海を見つめる。

 

「いい考えがあるの。きっと聞けると思うから」

「……聞けたらスクールアイドルやれって言うんでしょ?」

「うーん、そうだったら嬉しいけどね。でも、無理強いは出来ないのもわかってるし……だからとりあえずは、一緒に海の音を聞きに行くってのでどうかな?」

「え、ええ」

「比企谷先生も、それでいいですか?」

「えっ、俺も?」

 

当たり前のように頭数に入れられていることに驚く。日曜ってお休みの日だろ?しかも仕事始まってから最初の日だし。そんな日にわざわざ外出するとか……

 

「じゃあ日曜日にまたここに集合ってことで、いいですよね?」

「……はぁ。わかったわかった。予定は開けておく」

「じゃあ決まりですね!桜内さんも!」

「え、うん……」

 

俺も随分甘くなった気がする……なんだか知らないが、ああいうキラキラした、断られることを微塵も想定していない一種の信頼のような眼差しには弱い……まぁ、穂乃果のせいか。

 

そんなわけで、どうやら今週は週末もあんまりゆっくりできそうにはなさそうだなぁ、なんてことを思いながら、二人と別れ、帰路に着くのであった。

 




はい、もう毎度恒例になりつつありますね。

今回もAqoursのコピユニ、Siriusの動画を〜……
と思ったけど、それだとすぐに宣伝ことなくなるので、今回から何回かは私なりにメンバー紹介していこうかと(笑)

んじゃ、まずはこの方から。
Siriusリーダー兼高海千歌担当、双葉さん!

元梨子担当だった彼女ですが、何より踊りに全力!
なんならやりたい曲のためにバク転教室通うレベル。
特に想いよひとつになれでの彼女は、必見!

個人的にキャラに似てると思うところは、性格。
元気全開DAY! DAY! DAY!な上に、超フレンドリー。
絶対男子を無意識に死地へ送り込むタイプ(笑)

そんな彼女を、皆さんも応援しませんか?

あ、因みに彼女、超穂乃果推しでもあります(笑)

SiriusのTwitterアカウント
→@Sirius_LS
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