やはり女神達との道を歩むことには間違いも正解もある 作:トマト嫌い8マン
しっかりとSiriusの宣伝もしてきましたとも、ええ(笑)
まぁ、そんなことはさておき、続きじゃ続きじゃ!
前回までのあらすじ……は、長くなるから省くとしよう、うん。取り敢えず重要なことは以下の3つのことだ。
1.作曲を頼むために高海が桜内を勧誘しまくる
2.海の音をきっかけに、3人の距離が縮まる
3.いざ作曲、と言いたいところだが……
「まだ歌詞できてなかったのかよ……」
「あはは……桜内さん誘うのに必死ですっかり忘れてて」
放課後。
現在、高海の実家である十千万のカフェスペースにて、俺を含む4人が集まっていた。
無事に仕事を終え、待ち合わせ場所である中庭に向かうと、桜内を含む3人がベンチに座って、何やら頭を悩ませていた。訳を聞いてみると、曲を作ろうとしたものの、まだ歌詞が出来上がってなく、これから先に作詞タイムを取ることにしたらしい。そして当たり前のように俺も参加することになってるし……まぁ手伝うとは言ったけどさ。
「けど、誰が歌詞書くんだ?」
「あ、それは私です」
「千歌ちゃん、スクールアイドルの歌いっぱい聴いてるから、一番思いつけそうだからって」
「まぁ、一理あるな」
この中に作詞経験者がいるなら話は別だが、桜内はピアノだけだったし、渡辺と高海はそういう経験皆無っぽいし……
「で?どんな歌作るつもりなんだ?」
「やっぱり、ラブソングっぽいのがいいなぁって!μ’sのスノハレみたいなの!」
「スノハレ、ねぇ……」
なんか高海から敬語が抜けてきているが、まぁ別段注意することでもないと判断し、そこはスルーする。
しかし真っ先に上げるのがスノハレとは……
「う〜ん、やっぱりラブソングは難しいんじゃないかなぁ?」
「え〜!」
「そうね。ああいうのって、だいたい自分の経験から歌詞を書くものだし。高海さんって恋愛経験ないでしょ?」
「なんでわかるの?」
「あるの?」
「うっ……な、ないけど……」
行儀悪くも机に突っ伏してしまう高海。まぁ、ないだろうと思ってたが、本当にないならまずラブソングは無理だな。
「あれ?でもそれなら、スノハレを作った時、μ’sの誰かが恋愛してたってこと?」
「うーん、そうなのかな?」
「ちょっと調べてみる!」
言うが早いか、高海が自室の方へ走っていく。歌詞作りの途中に何やってんだか……
とは思うものの、同時に考えてみる。
果たして彼女は、その時恋愛をしていたのだろうかと。
あんなに好きだと言う気持ちを、切ない気持ちを込めた歌詞は、果たして誰に向けられていたのだろうかと……
「くしゅん!すみません」
「?風邪かしら」
「……風邪、ではないようですね。誰かが噂でもしているのでしょうか?」
「そうね。貴方達の5周年特集も出版されているもの。そういうことは絶えないわよ。でも、悪い噂ではないから、いいんじゃないかしら」
「そうだといいのですが……何やら良からぬ予感が……」
「そう?だとしたら……彼かしらね?」
「む。だとするなら、どういう話をしていたのか、問い詰めないといけませんね。雪乃さんもどうですか?」
「そうね。面白そうだから混ぜてもらおうかしら。いいかしら?」
「はい」
……?なんか今、ものすごく嫌な予感がしたような気もするが……気のせいだろうか。
「ほんと、好きなんだな。μ’sが」
「あんなにのめり込む千歌ちゃんって、結構珍しいんですよ」
「普通怪獣だった……か」
「はい。でも、今の千歌ちゃん、本当に楽しそうで」
「まるでスクールアイドルに恋してるみたいね」
言いながら、渡辺はどこか嬉しそうに、桜内は感心したように微笑む。……ん?恋してるみたい?
「……それでいいんじゃね?」
「「えっ?」」
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志満さんに許可をもらい、渡辺に案内されながら十千万から高海家へ移動する。家の方も和風なんだなぁ、なんて感心しながら階段を登る。
「千歌ちゃん、入ってもいい?」
「うん、いいよ〜」
渡辺が返事があるのを確認してから、襖を開く。割と整理された部屋の中央には低めのテーブルがあり、高海はそこに突っ伏すようにしながらパソコンを見ている。チラリと周囲を見ると、壁に貼ってあるポスターが目に入る。
そこに写っているのは9人の少女たち。赤と白を基調とした衣装に身を包み、輝かんばかりの笑顔を見せている。
つい口元が緩んでしまう。本当にあいつらのことが好きなんだなと。同時に、これだけ好きならさっきの考えに間違いはなさそうだと確信する。
「う〜ん……やっぱりμ’sの恋愛については何も書いてないや」
「スクールアイドルとは言っても、もう芸能人みたいなものだもんね。そういう情報があったら、多分すごい話題になってると思うけど」
「う〜ん。なんか凄く仲よさそうだった男の子がいたって書いてあるところもあるんだけど、ただの噂っぽいし」
「渡辺さん、そんなことより歌詞の話をしに来たんでしょ?」
「あ、そうだった」
渡辺と桜内が高海の前に座る。キョトンとしている高海は、2人の浮かべている笑みの意味がわからないようで、首を傾げている。
「千歌ちゃん、スクールアイドルのこと、好き?」
「へ?そりゃ勿論好きだけど?」
「どれくらい?」
「う〜ん……どれくらいって言われてもなぁ……」
腕を組みうんうん唸りだす高海。まぁ、そんなことをいきなり聞かれても、すぐには答えられないだろうな。
「なぁ、高海」
「はい?」
「スクールアイドルのこと、μ’sのことを考えるとき、どんな気持ちになるんだ?」
「え?」
「思ったことを正直に口に出してみろ」
疑問符を浮かべながら考え始める高海。渡辺と桜内もそんな高海のことをじっと見ている。
「……よく、わかんないんです」
小さく微笑みながら、高海が話しだす。いつもの元気さからは想像つかないほど落ち着いて、とても優しげな微笑み。
「初めて見たときは、本当に衝撃で……みんなすっごくキラキラしてて……」
「私と変わらない、普通の女の子でもあんなふうに輝けるって思ったら、なんだか胸の奥が暖かくなって……」
「まだ何をすればいいのかわからないけど、それでも何かしたいって、ワクワクして……」
「……わかってるとは思うが、簡単じゃないぞ?それでもやるか?」
最後の意思確認として、その気持ちを語る高海に問いかける。その言葉に気を悪くしたわけでもなく、驚くでもなく、まっすぐな瞳で彼女はこちらを見つめ返す。
「大丈夫。こんなにも胸の奥が熱くなるんだもん。辞めないよ。辞められるわけないもん!」
最後の最後に満面の笑みを浮かべ、高海は答えた。
あぁ全く。どうして穂乃果といいこいつといい、こうも真っ直ぐで眩しいんだろうな、ほんと。
「なら、その気持ちを込めればいいだろ」
「へ?」
「今千歌ちゃんが言ってた、スクールアイドルが大好きだって気持ち」
「それなら歌詞にできそうじゃない?」
渡辺と桜内が高海に微笑みかけながら問いかける。暫し状況を理解できていなかったように目をぱちくりさせていた高海の表情が明るくなる。
「うん!それなら書ける!いくらでも!」
言うが早いか、用紙を引っ張り出してすぐに何かを書き始める。覆い被さるようにしているため、こちらからは何を書いているのかは見えないが、筆の進み具合からして、今この場で思いついている訳ではなさそうだが……
というか姿勢悪いぞ、目悪くしたらどうするんだよ……まぁ邪魔したら悪いから言わないけどさ。と、高海が書き終えたのか用紙を見せてくる。
「これ!」
「……え、何?もうできたの?」
「ううん。これはあくまで参考。でも、私がすっごく好きなμ'sの曲なの。こんな曲を作りたいって」
「その曲を聴いて、私もスクールアイドルがしたいと思ったから。頑張って、みんなと力を合わせて奇跡を起こしていく……」
「そんな素敵なことが、私にもできるんじゃないかって。変われるんじゃないかって!」
「本当に好きなのね……」
そう呟く桜内。浮かべている小さな笑みが、高海への気持ちからだけ来ているわけではない、そんな風に見えたのは気のせいなのだろうか。
そんな桜内に高海は、
「うん!大好きだよ!」
と、満面の笑顔で答えるのだった。
はい、今回は久々のSirius動画紹介!
今回は3作目、Day Dream Warrior!
千歌担当不在のため、8人だけでの踊りですが、
初期編の衣装を着たメンバーがとにかく良い!
更にこれまでの可愛い感じの曲とはまた違った、
メンバーそれぞれの見せ場や魅力を感じられます!
個人的な推しポイントは、ヨハネと曜のパートと、
とにかくかっこいい果南パート。
ニコ動
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm33504717?cp_in=wt_mllst
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