やはり女神達との道を歩むことには間違いも正解もある   作:トマト嫌い8マン

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もう2019年の上半期も終わりですね~。

私がラブライブ!サンシャイン!!のアニメをちゃんと見たときからも、ちょうど同じくらいになりますが、そうか~もうそんなに経っているのか~ととらえるべきか、まだそんなくらいなんだな~ととらえるべきなのか……

まぁかなり好きになったことには違いないので、別に何でもいいか笑

ではでは続きをどーぞー


体験入部

「本当に!?」

 

放課後の部室に響き渡る喜びの声。いつも以上にキラキラとした表情を浮かべた高海が、来客の2人を見つめている。

 

「はい」

 

「よ、よろしくお願いしますっ」

 

それに返事しながらニッコリ微笑む国木田と、慌てるようにお辞儀をする黒澤妹。何故この2人がここにいるのかというと、

 

「体験入部……そういうのもあるんだったな」

 

「えっ?」

 

「あぁいや……学生時代だと、なんか当たり前に本入部する奴ばかりだったから」

 

俺とか強制入部だったし。

 

まぁ何はともあれ、この2人はスクールアイドル部に体験入部しに来ていたのだ。よくよく考えてみると当たり前のシステムではあるが、何故だかその選択肢は全く思いつかなかった。……まぁ、そもそも部活に入る経験が一回しかないんですけどね。

 

「やったぁ!2人が入ってくれるなら、もう優勝間違いないよ!」

 

「千歌ちゃん、違うよ。まだ体験入部って言ってるよ」

 

「ほぇ?」

 

「お試し期間ってことだろ。自分と合うと思ったら入るし、合わなければ入らない」

 

「そうなの?」

 

「あ、はい……まぁ……」

 

なんだか視線を逸らし気味な国木田と黒澤。とくに国木田についてはチラチラ黒澤の方見ている。

 

「黒澤姉のことか」

 

「そっか。ルビィちゃんのお姉さんって、ダイヤさんだもんね」

 

「は、はい」

 

「だからマルたちが来たことは今は内緒にしてくれると、助かります」

 

「まぁ、本人の希望なら仕方がな、ん?」

 

ふと気づくと高海が何やら机に向かって書いている。書き終えたのか、満足げな表情でそれを手に取る高海。

 

「よしっ!」

 

なんて言うものだから何がよしなのかと手に持っているものを見る。

 

高海が手に取っていたのは、以前ファーストライブの宣伝のために配っていたチラシ、の余りだった。よく見ると黒文字で何か書き足されている。

 

『1年生の国木田花丸ちゃん、黒澤ルビィちゃん加入!!』

 

とりあえず問答無用で手刀を頭に決めた。

 

「あたっ!」

 

「高海……人の話は聞こうか」

 

「「千歌ちゃん……」」

 

流石の渡辺と桜内もフォローしようがないのか、呆れ顔を高海に向けるだけだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それじゃあまずは練習場所に移動しなきゃ」

 

なんやかんやあって高海への説明を経て、5人が着替えるため、俺は部室を出た。

 

ついでに確認しておきたいこともあったしな。

 

そうして着替えも終わったらしいので、俺たちは再度部室に集合するのだった。

 

「練習場所って、どこでしてるんですか?」

 

「これまでは浜辺の方で練習してたんだよね」

 

「でも、やっぱり移動に時間がかかるし、折角部活動になったのだから、学校で練習場所を探したほうがいいんじゃ?」

 

「あ、そっか……でも体育館も、運動場も他の部活で使われてるし……」

 

う〜ん、と頭を悩ませる様子の高海。まぁ確かに学校で練習場所を確保できないのは時間が惜しいからな。と、

 

「あ、あの!屋上はどうでしょう?」

 

ここで声をあげたのは黒澤妹だった。

 

「μ’sも、音ノ木坂の屋上で練習していました!」

 

流石は黒澤の妹、やはりμ’sのことが大好きなのだろう。提案している時の表情からしても、μ’sと同じように練習ができるかもしれないことに、ワクワクしているのがわかる。

 

「あ、そっか!」

 

「待って、屋上使うのにも許可がいるんじゃないの?」

 

「多分手続きはしないとダメかも」

 

「え〜」

 

ガックシと項垂れる高海。気分的にはもうやる気満々のところに水を差されてしまった感じなのだろう。う〜、とか唸りだしてるし。

 

が、まぁ、そんな必要はないんだけどな。

 

「屋上なら使えるぞ」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

5人の視線が集まるのを感じる。なんだか既視感のある光景に若干懐かしい気持ちになりながらも、極めて冷静にポケットから屋上の鍵を取り出す。

 

「前に申請しておいたからな。スクールアイドル部の誰でも借りられるから、今度からは職員室に取りに来い」

 

そう言いながら高海の掌の上に鍵を乗せる。まだ話を飲み込めていないのか、ポカンとしてる様子の高海。

 

「えっ、でもいつの間に?」

 

「この前部活が承認された日のうちにな。一応他の職員との確認とかもあったから、正式な許可を貰えたのは今日だったが」

 

「でも、どうして屋上を?」

 

「……別に。なんとなくそこそこ広そうで、他の部活と被らなさそうなところだったからな。学生時代の俺の隠れ場所の1つだったし」

 

実際嘘はついていない。川崎と出会ったり、相模を泣かしたりと何かと屋上に縁がある俺だが、そもそも屋上は俺がボッチ飯しやすい場所の一つでもあったからな。中学時代とか割とお世話になってたし。ただまぁ実際のところ、スクールアイドルの練習と聞いて真っ先に思い浮かべた場所が屋上だったのは、黒澤妹の言う通り、そこがμ’sが練習に使用していた場所だったからというのが大きいのだろう。

 

『屋上を使うとは、考えましたね』

 

『そうね。私もその考えはなかったわ』

 

『そりゃお前らはそもそも屋上とは無縁の生活おくってそうだもんな』

 

『ふわぁ、結構ここ広いね』

 

『ここならいっぱい踊れそうだね!結衣ちゃんも踊ってみようよ!』

 

『えっ、あたしも!?ちょ、ちょっと待って!』

 

『ほら、ことりちゃんも海未ちゃんも早く!』

 

『うん♪』

 

『ええ』

 

『ゆ、ゆきの~ん、助けて~』

 

『……助けねぇの?』

 

『今行ったら私まで巻き込まれそうだもの』

 

『確かに』

 

始めて音ノ木坂の屋上に足を踏み入れたあの時、穂乃果に手を引かれながら情けない声を出す由比ヶ浜を見ながら、俺と雪ノ下顔を見合わせるわけでもなく、同時に小さく笑ったのだったなぁ。

 

ガシッ

 

「ん?」

 

そんな風に柄にもなく思い出に浸っていた俺だったが、ふと手に感じた、割かし強めの衝撃に意識を戻される。何事かと思って見ると、俺の手はがっちりと高海の手によって握られていた。

 

「それじゃあ、早速行ってみよう!」

 

「は、ちょっと待っ」

 

なんて静止の声を上げる暇も与えないつもりなのか、そのまま高海は走り出すのだった……危ないから手を放してほしいんだが!




Sirius紹介ターイム!

さてさて今回紹介するのは2年生動画!
双葉さん、あのさん、そしてみやさんの3人の踊る、決めたよ Hand in Hand!
動画としてはみやさんのSiriusデビュー作ですね。

双葉さんの元気さ、あのさんのキレ、そしてみやさんのフェミニンさ。
これらが合わさって中々に素敵な踊りになってますよ。

何がいいって、ようやく2年生が3人揃っているところを見られることですよね。
みやさんが加入して最初の曲、そういった意味でも、この選曲は素晴らしいと思っちゃいます。

You Tube
https://www.youtube.com/watch?v=TXiGUDOrrI0

ニコニコ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm35069933

SiriusのTwitterアカウント
→@Sirius_LS
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