べるぜバブ:転生してきた紋章?使い   作:黒歴史

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ラストォ!!!


第13話プール

 プルルルル…プルルルル…

 

 携帯が鳴る。何事かと見てみれば男鹿の家からだった

 

「もしもし?」

『おう出たか!プール行こうぜ!』

「……男鹿か。いきなりだな…断っていい?」

『えー…古市の家に電話しても出ねーからお前と行こうと思ってんだけど…』

「古市は南の島に旅行に行くって言ってたぞ」

『何!?あの野郎……』

「古市連れて来たいならさ〜アランドロン使えばいいじゃん?」

『その手があったか!よーし待ってろよ古市!!』

 

 ガチャッツーッツーッ…

 

 古市を生贄にした。そのせいか喉から罪悪感(笑)が込み上げてくる

 そして俺は◯ョ◯ョ4部の殺人鬼のように両手を広げそれを吐き出した

 

「フ、フフフ…アハハハ!やったぞ!自由だ!俺は自由なんd『ガシィ』ん?」

 

 笑っているといつの間にかアランドロンが割れた状態で立っており、その中から見た事のある手が伸びて来て俺の腕を掴んでいた

 

「誰が自由だってぇぇぇえ?どうせならお前も道連れじゃぁぁぁあ!」

「これが神野殿の水着セットと財布ですな!」

 

 アランドロンの中から古市がゾンビのような顔で出てきて、アランドロンは器用に割れながら俺の水着セットと財布を自身の中に放り込んだ

 

「うわあああ!!離せ古市ぃ!!俺はここでクーラーとアイスを堪能するんだぁぁぁあ!!」

 

 そんな声も虚しく、俺はアランドロンの中へ引きずり込まれた

 

 …………

 

 出口が開いてペイッと吐き出すように外に出される。夏なので蒸し暑い…そんな中浮き輪を身につけた男鹿とベル坊が涼しい顔して待っていた

 

「おお!翔も来たのか!…コホンッ、市民プール。行こうぜ!!」

 

 俺は古市を心から恨んだ

 

 

 

 

「学生2枚」

「こっちは1枚」

 

 じゃんけんで勝負した結果、俺が男鹿の分を払う事になった

 

「なあ、何でこんな事になったんだっけ?」

「そりゃあお前…翔が俺を売って自由にしようとしたらオレが道連れにしたからだろ?」

 

 二人でそう話すと二人で男鹿を見る

 

『まだかーーあちーよ』

「「最初にプール行こうとか考えた男鹿(アイツ)が悪い」」

 

 そういう事にしてお互いを許す事にした

 男鹿、許すまじ

 

「すげー人だな…なあ、改めて聞くけど…これは何の拷問だ?」

「あ?何って…夏と言えばプールだろ?」

「まあ確かにね?それはそうなんだけどね?

 高級リゾートのプールサイドにいたこのオレがだ。何でこんなすし詰め状態の蒸し風呂みたいな市民プールにいなければならんのかと、オレは聞いているのだ」

 

 古市が長々しくそう男鹿に問いかけると

 

「翔がそうしろって言ったから」

「翔、この野郎…」

 

 古市が睨みつけてくるが俺も口を開いた

 

「俺も聞くけど、何で今日はクーラーとアイスを堪能しようとしていた俺がむしろ暑苦しい場所に引きずり込まれた?」

「なんかお前の差し金かと思ったから」

 

 古市…凄い勘が鋭いな

 次に古市と共に男鹿に聞いた。すると男鹿は真顔で、当たり前のように答える

 

「「これ、男鹿は楽しくねーだろ」」

「古市のガッカリした顔が見れればそれで良かったんだが、翔まで釣れたのはラッキーだった」

 

 コイツは悪魔だ。楽園にいた俺達を地獄から足を掴んで引きずり下ろす悪魔だ

 

「それ、逆にお前が俺達の所に来るって言う発想にはならなかったのか?」

「ははっ何言ってんだ。そんな事しても………あっ」

((死ねよもう…))

 

 

 

 

 腹が減ったからたこ焼き食う事にした。確か原作だと古市はジュース買いに行ってる。そこで大森と千秋に会ってるから…既にここには大森もいないはず

 確かベル坊がプールの中で泣いて電撃放つからな〜プールには入らないようにせねば…

 

「たこ焼き大盛り一つ」

「あいよ」

 

 12個入りのたこ焼きを頼んで金を渡す

 しばらくするとできたてのたこ焼きを渡されたのでその場から立ち去る。どこで食べようかキョロキョロして迷っていると

 

「「「あっ」」」

「ん?…あ」

 

 聞いたことのある声が3つ聞こえてきた。なんだなんだ?と視線を前に戻す。そこには古市、大森、千秋がそこにいた

 

 

 

 

 4人座れるテーブルに座る。別に無視してよかったのだが…ていうか無視しようと背を向けて歩き出したら肩に一つの手がポン、と置かれて

 

「一緒に食べよ?」

 

 千秋からそう言って誘われたのだ

 

「い、いや〜偶然ですね〜…ちょっと聞きたいんですが、そこの人と翔ってどういう関係なんですか?

 

 古市が開口一番にドスの効いた声で聞いてくる。嘘を言った所でバレる気がした俺は正直に答えた

 

「「幼馴染で、ゲーム仲間」」

 

 千秋と声が被った。それを聞いた古市は笑顔ではあったが、器用に俺だけに向けて殺気を向けてくる

 

アッハッハ。仲良いんだなぁ…ていうか、幼馴染なんて翔にいたんだぁ

「ま、まあ」

 

 冷や汗をかきながら怒気の篭った古市の言葉にそう返す

 そして表情はそのままに殺気をしまうと次の言葉を出した

 

「残念だなー女王の水着も見てみたかったのに」

 

 そのストレートな言葉を聞いて千秋は無言で後ずさる

 ……おいコラ、さりげなく俺のたこ焼き持ってくなコラ

 

「……姐さんは今修行中だからね。遊んでるヒマなんてないのよ」

 

 俺と千秋がわちゃわちゃしてると大森がそう言う

 あ、千秋がたこ焼き食ベだした。独り占めするつもりか!?

 

「……修行?まさか…花嫁修行ですか?」

「一から鍛え直すって言ってんのよ

 おまけにチームはやめるなんて言い出すし、本当に男鹿との一件があってから踏んだり蹴ったりよ」

 

 溜め息を吐きながらばつが悪そうにそう言う

 ああ、たこ焼きをそんなに急いで食べるから……ほら水!舌は火傷してないよな……?

 

「「アンタ等イチャイチャすんな!!?

 鬱陶しいわさっきから!!」」

 

 二人同時に怒鳴られた。解せぬ、どこにイチャイチャした所があるんだ?

 

 

「よう古市、久しぶりだな。相変わらず女連れか」

「あ?誰だお前ら」

 

 いや知ってんだけどさ?古市の中学時代の先輩だよね?名前忘れたけどさ……

 

「ああ?テメェ、誰に口聞いてんだコラ?目上のモンにはちゃんとした挨拶があんだろうが」

 

 古市の先輩が顔を近づけて睨みつけてくる

 ああ、こいつ弱いかもしれん

 とりあえず近づけは威嚇できるとか思ってるやつかこれ?

 ……まあ仕方ない。乗ってしまった原作()

 大事にすんのはアレだがこいつの息が臭えしサクッと

 

 バシャッ

 

「……テメェ、何のつもりだ?」

「いやー暑いっすねー、先パイ」

 

 古市がジュースを先輩にかけていた。てっきり原作では男鹿に頼ろうとしてたから俺に頼るかと思ったんだが

 まあ男は女の前くらいカッコつけたい生き物。そっとしておくかぁ

 

 

 

 

 

 この後古市は原作通りプールへ逃げて、追い詰められて、ベル坊で全員倒して今日は終わった。表側ではね……

 

「クソがぁ!!あの野郎…アイツはぜってえ後悔させてからブチ殺す!!二度と歯向かう気も起きねえくらいボコってから…」

「うっせーよ。そんなんだから古市にも負けんだよ負け犬」

 

 古市の先輩が予想通り喚き散らし、仲間と共に武器を持っていた。その言葉を笑いながら馬鹿にする

 

「お前は古市と一緒にいた……」

「えーと?目上のモンに対する挨拶とか何とか…だったか?

 石矢魔での挨拶の仕方でやってやるよ。ちょっとキツイかもだが、我慢してくれよ?」

 

 驚いている先輩を無視しし、拳をコキコキ鳴らして相変わらずの笑顔でそう言い放った

 すると仲間が何かに気づいたように焦りだす

 

「た、高島さん!こ、こいつ、石矢魔で噂の『伝説(レジェンド)』です!!?」

 

 お、俺って結構有名なのか?…いや、昔からそうだったし変わってねえか

 

「そんじゃあ早速の後始末、やりますかねぇ」




お疲れ様でしたぁ!!!
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