べるぜバブ:転生してきた紋章?使い   作:黒歴史

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聖石矢魔
第17話魔界


 最後の挨拶を終えてラミア達が帰る時間になった。ちなみに挨拶がてらにラミアの師匠的存在のフォルカスにお茶と煎餅あげたらなんか機嫌が良くなった

 

「そろそろ行きますぞー」

 

 アランドロンが呼んでいる。二人が帰る時間になった

 いつも通りアランドロンが割れると二人が入って行くのだが…

 ベル坊がいつの間にかラミアの足をが掴んでいた

 

 ベル坊魔界へ→15m以上離れるのは絶対→ベル坊即死レベルで泣く→男鹿は死ぬ

 

「どこに行こうとしてんだコラァッッ!!!」

 

 上の過程を想像した男鹿がそうはさせまいとベル坊を掴んで引っ張る。だが、いつも男鹿がどれだけ暴れようとも離れないベル坊、そんな簡単に離せるわけがない

 

「おぉい古市、翔手伝えっ!!」

 

 男鹿にそう言われて古市が男鹿を、俺が古市を掴み引っ張る。だが離れない。つーかどんだけ強い力で掴んでんだベル坊

 

「男鹿!!もういい放せ!!」

「馬鹿野郎ッここでベル坊放したら俺が死んじまうだろうが!!」

「だからってお前このままじゃ…」

 

 そう言ってる間に俺にある考えが浮かんだ

 

「お前等!俺にいい考えがある!!」

「何!?そりゃ本当か!?」

 

 期待の眼差しを向ける男鹿に笑顔で答えた

 

「…逆に考えるんだ。放しちゃってもいいさ…と」

「ちくしょう期待した俺が馬鹿だった!!」

 

 駄目か、なら仕方ない

 

「もしくは〜〜……」

「へ?」

「お前等が魔界に行くんだよ!!」

 

 そう言って掴んでいた古市を放し、古市を後ろから蹴り飛ばす

 

「テメエエエエエエエエエエエエ!!?」

「うわああああああああ翔の裏切り者おおおおおお!!!」

 

 よし、これで万事解決……かと思ったが、閉まりかけのアランドロンから手が伸びて来て、ガッシリ俺の足を掴む

 

「お前も道連れじゃああああああああ……」

 

 アランドロンの中からゾンビのような男鹿の声が聞こえて来た

 

「往生際が悪いぞ男鹿!!さっさとこの手を放せお願いしますぅぅ…」

 

 そんな事を言っても男鹿が放すわけがなく、アランドロンの中に引きずり込まれた

 

「自分を抱きしめ〜〜転送!!!」

 

 

 

 〜魔界〜

 

 

「ハッ!?」

 

 目が醒めると森の中、原作が正しければここはヴラドの魔境だ

 

「いや〜懐かしの魔界はいいねぇ〜」

「お前にとってはそうかぁ〜…ん?」

 

 普通に出てきていたアンリにそう返すとある事に気付いた

 

「なんでお前、空中に浮いてないの?イメチェンみたいなあれ?」

 

 そう、いつもなら幽霊らしくプカプカ空に浮かんでいるのだが何故か浮いておらず、地に足をつけている

 その事に疑問を持って聞いたのだが、アンリは当たり前のように答えた

 

「あー、俺レベルになると空気中の魔力の濃い魔界では実態になる事もできんだよ」

「何それ聞いてないぞ」

「言わなかったからな」

 

 ……とまあ、茶番はさておき、なんか宇宙人がこっちを見ていた

 

「ヨップル」

「おー、ヨップル星人じゃねぇか!懐かし〜!ヨップルヨップル!」

 

 アンリがヨップル星人に凄い友好的に話しかけていた

 俺はあれには近寄りがたい……怖いし

 

 ピーーーーーッ!!

 

 遠くから口笛のような音が響いた。その瞬間に森全体がザワザワとざわめき出し、アンリと仲良く接していたヨップル星人が森の奥へ走り出し、そして消えていった

 

「あの口笛…ヴラドの魔境でヨップル星人に手を出した馬鹿がいるらしいな?全く、ヴラドの魔境に喧嘩売る奴の顔が見てみたいぜ」

「………」

 

 すまんアンリ、その馬鹿は俺の友達です

 

「なぁお前、今の状態のゲンサクチシキとやらで予言は出来んのか」

「え……?あ、ああ簡単だ。この後どうすれば人間界に帰れるのかはよくわかるぞ!!!」

 

 よくよく考えたら俺に取り憑いてる間、コイツ俺の頭の中読めるんだったか…原作知識も知ってるわけだけど、コイツの中では原作知識って予言って事にされてたのか……なるほど

 

「とりあえず森を抜ける事からだ。そこから始めないとなんも始まらねぇからな」

 

 〜というわけで〜

 

「着きました」

「何というテンポの良さ」

 

 うるせーよ別にいいだろうが……

 んで、森を抜けたけどここからどうするか……

 

「おい……」

「「ん?」」

 

 後ろからターバン巻いた4人程の男が俺達に声をかけてきた。ついでに言うと見るからに頭が悪そうだ

 

「おいコラそこのボウズ。今失礼な事を考えただろ?」

「考えてません」

 

 案外勘が鋭い。とりあえず……

 

「すいません。道に迷ってしまいまして……ちょっと教えてくれませんかね?」

 

 弱者を装って尋ねてみた。いい人なら素直に教えてくれるだろうがはたして……

 

「ハハハ、その必要はねえよ!なぜなら……俺達がお前らを襲うからだ」

 

 一人の男がそう言うと一斉に襲いかかってくる。まず一人目の顔面をぶん殴り撃沈させると…

 

「遅いぞ!たかが一人にどんだけ時間かけてんだ!」

 

 他は全てアンリが倒してしまった

 コイツは神、挑んだところで勝算など無いに等しい

 

「お?ちょっと嬉しい事を考えたな?」

「…悪魔ってみんな勘が鋭いのか?」

「いや?それより、この後はどうすんだ?」

「そうだな、とりあえずコイツらに事情聴取しないとな」

 

 ………

 

 襲ってきた12人はやはりと言うか、原作に出てくる盗賊の方々だった。原作通りであれば男鹿達はこの盗賊達のアジトに行ったはずなのでアジトの場所に案内してもらおうとしたのだが

 

「ナメてんじゃねーぞ?オレ達が仲間を売るとでも本気で思ってんのか?」

「全くだ。俺達の絆はダイヤモンドより硬いぜ!!」

 

 自慢げにそう言う盗賊達の言葉を聞いて俺とアンリは顔を見合わせ、ニヤリと笑う

 

「そっか〜ダイヤモンドよりもねぇ〜…なぁ翔さんや、ダイヤモンドってどれくらい加熱したら溶けるの?」

「800℃程度で液体をすっ飛ばして気体になるぞ。そのくらいの熱は出せる?」

「お安い御用で♪」

 

 悪魔のような笑顔(片方は悪魔)でウキウキ気分でそう話す

 それを聞いていた盗賊達は鼻で笑うと口を開いた

 

「ハッ、殺すつもりか?……やれよ。どうせ口はわらねえけどな!!」

「うん。そう言うと思ったよ?つーかそう言ってもらわないと俺が困る」

「……は?」

 

 

 

 

 

「すいませんごめんなさいなんでもはしませんが出来る範囲でやりますので許してくださいもう燃やさないでください」

 

 盗賊達全てが土下座で、かつ早口でそう言う

 硬い絆をアンリがへし折った。ただ…それだけだ

 

「ただ『火傷しない&死なない&燃えない見た目と熱さだけの炎』を使って生き地獄に叩き落としただけなのに……」

「おいコラ地味にエグかったから内容省いたのになんでお前が内容話してんだ」

 

 〜またまたというわけで〜

 

「来たぜ!盗賊の町!」

「作者の野郎手抜きか?」

 

 うるせえ!(天の声)男達が延々と旅を続ける姿なんぞ誰が見てえんだよ!?

 

「多分作者は◯ョ◯ョの…それも3部のファンを敵に回したな」

 

 ……コホンッえーと

 適当に話す作者とアンリは放っておいて、俺は盗賊達の様子を遠目で見る。なんだか騒々しい雰囲気が漂っており、大人数が一箇所に集まろうとしていた

 

「なんか慌ててんなぁ…あれか?もう男鹿達が来てて、突入していったのか?」

「さあな〜ってか、なんかこの丘動いてね?」

「あ、ホントだ。しかも地面に亀裂が入って来て……る…あっ」

「…何?さっきの明らかにヤバそうな『あっ』って」

 

 確か、原作知識に一つ心当たりが………

 

「アンリ…耳塞いどけ」

「へ?一応塞ぐけど、なんで?」

「今にわかる」

 

 下から何かが大きく息を吸い、そして叫ぶ

 

 「ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

 ヴラドの魔境の主の頭の上に、俺達はいた

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