べるぜバブ:転生してきた紋章?使い   作:黒歴史

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今ニヤニヤしながら新しい話を書いています
何故って?
ふふふ……30話代の内にわかるさ


第19話漏らす&部活

 何故か不機嫌な千秋のオーラを前から受けて怯えていると教室のドアが開き、声が聞こえて来た

 

「はーい静かにー、席につけー」

 

 入って来たのはグラサンかけた如何にも態度が悪い教師。教卓まで前に出ると黒板に名前を書き、手をパンパンと叩きながら自己紹介を始めた

 

「ーーというわけで、今日からこのクラスの担任を受け持つ事になった佐渡原(さどはら)(たくみ)だ。よろしく」

 

 …なんだろうか、あの腹立つ顔を無性に殴りたい。『わかるわ〜あるよね〜そう言うの』とアンリも納得するほどだ

 そんな事を考えながらジッとしていると佐渡原は言葉を続ける

 

「聞けば、君らはあのゴミ高校の中でもトップクラスのゴミらしいが、最初に言っておくぞ?この聖石矢魔学園に来たからには今までのような学園生活が送れると思うな

 反抗的な者、暴力を振るう者、その他ルールを守らない者には停学・退学など厳しい処分もあると思え」

 

 凄い上から目線な態度だ。ていうか、このメンツが喧嘩暴力を控えるとは到底思えないのだが…事実原作だと暴力沙汰になるわけだし

 

「まずは…そうだな。貴様、なんだそのシャツは?指定の物ではないな…脱げ」

 

 見せしめとして佐渡原が選んだのは携帯を持ってアロハシャツを着ていた姫川。だが…

 

「やなこった」

 

 当たり前のように反抗する。佐渡原は少し笑い姫川に詰め寄る

 

「ほう…停学になってもいいのか?」

「ククッバーカ。テメーこそ言葉に気をつけろ。教員一人クビにするくらいわけねーんだぜ?」

 

 姫川が持っていた携帯を二人だけにしか見えないようにしながら佐渡原に呟いた。間違いなく脅しである

 ちなみに俺はこの時かなり焦っていた

 

『ホラ見ろよ。顔に落書きしてやっぜ』

「………」

 

 アンリが佐渡原にイタズラを始めたのだ。夏目なら絶対笑っているのだろうが、耐えてるところが見られないのを察するに、俺しか落書きは見えてないはず

 

『おい、何してんだ?』

『何って…イタズラに決まってんじゃねーか?ばかじゃねーの?』

 

 こ、こいつぅ〜〜…!俺を誰も笑わないこの空気で笑わせようとしてやがる……!

 その後も、佐渡原が東条と腕相撲しようとしてる間に佐渡原のパンイチ姿を幻覚で俺に見せたり、男鹿を起こして『教室に来なさい!』とか言ってる間にデコに『ホモ』とか書いたりと……

 

「お、おい貴様ぁ…さっきからプルプルと震えているが何かあるのか?」

 

 黒こげでパンイチ(幻覚)で『ホモ』と書かれた佐渡原が俺の元へやってきた。…やばい笑える

 

「い…え…なんでも…ありません…」

「貴様ぁ…笑ってい…はぅ!?」

 

 何故か急に佐渡原が腹を抑えだしたかと思うと即座に教室に出て行った

 

『ハハハ…下痢腹にしてやったぜ』

『やっぱお前かぁ…』

 

 やはりアンリのイタズラだった。まあ今回は助かったし良しと…ビターーンッ!!!

「あっ…」

 ブリッ…

 

「「「「「……んん??」」」」」

 

 誰かが勢いよくコケた音がした。そのあとに聞き覚えのある男の声に何かが漏れる音……

 

『あの〜アンリ?』

『いや、これは想定外だぞ?』

 

 ………

 この後佐渡原は死んだ目で帰ってきたが、黒板にデカデカと『自習』の文字だけ書いて教室を出て行った

 不謹慎だが、パンイチで『ホモ』と書かれた男がアレを漏らしたかと思うと笑いかけた

 

 

 

 

 帰宅部であれば、下校の時間。俺は職員室である事を聞いていた

 佐渡原は既に帰ったらしいため、他の教師に聞く

 

「部活?」

「はい」

 

 そう、石矢魔には部活なんてものが一切ない。その為、せめて少しの間部活をやって思い出作り……

 なんてものは建前で原作のためである。言っちゃあアレだが、コレを書いている主は俺をどんな形であれ『六騎聖』と戦わせる気でいる

 そのあとのバレーボールの試合で出来るだけ強くしておきたいとの事

 

「…まあ別に構わんが、くれぐれも暴力沙汰を起こさないようにな」

「わかりました〜」

 

 先生から許可をもらったため、俺は職員室を後にした

 

 

 

 

「で、ボクシング部に来たわけデスか」

「そうだ。知っての通り俺達不良は暇なんだよ。人を殴って褒められるスポーツだろ?ボクシングって」

「確かにそうデスが……」

 

 最初にボクシング部に来てその部長に話をしている。その間、ボクシング部の人からの視線が痛い

 その部長とは原作でも出てきたハーフの人…えっと

 

「そう言えば名前を言ってなかったな。俺は神野翔だ」

「確かにそうデスね。新庄・アレックス・ロドリゲス・一郎デス。よろしく」

 

 うーん。やっぱ長い、ここは親しみを込めた感じに……

 

「ゲス郎……でいいか」

「よくありまセンよ!?」

 

 綺麗なツッコミ。やっぱ聖石矢魔だわ、古市とはツッコミの品が違う…いや知らんけどな?

 

「それで、ボクシングやらせてくれるか?」

「お断りしマス…と言いたいところデスが、やりたいと思っている人なら誰でも平等にやれるのがスポーツです」

 

 そう言うと新庄が振り向きスタスタと歩いてボクシンググローブを身につけた。そのままリングの上に上がり

 

「ですが、その前にアナタと1Rだけの一戦やりたいと思っていマス」

 

 新庄がそう言うと俺は不敵に笑って答えて見せた

 

「いいぜ。初めてやる相手が部長だと色々勉強になる」

「…当たり前デスが、蹴りはなしですよ」

 

 わかってるよ当たり前だろう?全く……

 

 

 「あ、グローブって紐式か…一人でどうつけんの?」

 「ここをこうしてデスね…」

 

 

「新庄先輩!不良なんかボコボコにしてやってください!!」

「終わったな!あの神野ってやつ!」

 

 周りがうるさい。早く開始のゴングっぽいの鳴らせよ…

 

 カァンッ!

 ドッ!

 

 鳴ったと同時に攻めてきたのは新庄からだった。ピーカブースタイルで体を丸めての急接近に俺は体が硬直し、動けない

 その間に新庄が一発目のボディブローを放つ

 

「……へエ、凄いデスね

 私のパンチを受けて公式戦では全て一発KOをシテイルはずなのですが……」

 

 微動だにしていない俺を見て新庄が即座に下がる

 

「そりゃあ凄いな。だが残念な事に俺はタフさが売りでね。それに、これ以上のパンチくらいは普通に受けた事ある」

「ソレは凄いデス。是非ともウチの部活に入って欲しい人材デスネ」

「コレまた残念。ここは部活動が盛んらしいからな、まだまだやりたい事は山ほどある。それに……」

 

 そこまで言うとススっと準備に入ると新庄が少しビックリ表情をし、口を開いた

 

「……ボクシングの経験があるのデスカ?」

「いんや?◯じめの一歩で見て興味持ってちょっと調べた程度だ」

 

 ピーカブースタイルも良かったが、コレが一番面白そうだ

 …ヒットマンスタイル

 

「シッ!」

「ッ!」

 

 突き出した左を一郎の顔に向けて鞭のように放つ。もちろん右左と左右に振りながら前に進んでくるが

 

 ドゴンッ!

「ガッ…!」

 

 近づいたところに全力の右を叩き込んだ

 

(案外上手くいくもんなのか?まあ今は追撃を……)

 

 次に出すのは左で抉りこむような連打。(バレットと言うやつか?)を当てに行く

 

「すいませんね。ハッキリと言ってアナタの事をナメていまシタ」

 

 それだけが聞こえると次の瞬間、新庄は俺のパンチを全て避け、俺の懐に潜り込む

 即座に使っていなかった右腕で防ごうと試みるが防ぎきれるか…

 

 カァンッ!

 

 1R終了のゴングが鳴ると一郎の拳はピタリと止まり、終わり背を向けて歩き出す

 

「ハッ、やっぱ不良は威勢だけかよダッセーn「黙りなサイ!」ッ!新庄先輩…!」

 

 周りの声を止めたのは一郎だった。彼はグローブを取ると素手で手を出して来る。それに気づいた俺は即座にグローブを取りそれに応じて握手を交わした

 

「後輩がすいませんね。良い試合でした。少しとは言え楽しかったデス」

「うん。まあ俺も楽しかったぞ?最後は油断したけどなっ!」

「フッ…アナタとは次は私の土俵ではなくアナタの土俵で戦ってみたいですね」

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