べるぜバブ:転生してきた紋章?使い   作:黒歴史

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ベヘモット34柱師団
第25話新担任


 朝、俺はなんか凄え話しかけてこられる

 

「あ、あの!昨日の試合見ました!凄かったです!!」

「おう、ありがとな」

 

 もしもこれが不良共なら楽だった。さっさとボコボコにすれば良いのだが、聖石矢魔の生徒…しかも好意でやってくれてるのでそれが絶対に出来ない

 学園祭の一件があってから聖石矢魔の生徒達が話しかけて来るようになった(主に女子が)多分男は邦枝の方言ってんだろうな。ファンクラブとか出来てそう

 

「にしても、千秋以外の女と話したのって久々だな〜」

「……そうだね」

「だがこれもこれで悪くない」

「………へぇ」カチャッ

(あれ?なんか後頭部に固い感触と冷たい感触と悪寒が来てるんだけど……あと俺は誰と話してた?)

 

 そう不思議に思い振り返ってみるとやはりと言うか、千秋がエアガン突きつけてジッとこちらを見つめていた

 

「変態…」

「おーい、俺が何かしましたかね〜。人の顔見て変態扱いは酷くないですか〜?」

 

 冷たい目をしている千秋。とりあえず学校に向かわないといけない為、前を向き直して歩くことにした

 

「変態…童貞……変態童貞…!」

「あのな?そういうのは傷つくから、勝手な呼び方に納得しないでください」

 

 

 〜教室〜

 

 

「ちくしょう…なんで…なんで俺以外の奴らだけぇ……」

 

 古市が何もかもを破壊しそうな感じで呟いている。こいつは本来試合で活躍しないまでも邦枝の代わりとし試合をやるのだが俺が潰したから活躍なんて一つもしてない

 

「おい男鹿、一体どこ行く気だ?」

 

 いつの間にか教室のドアを開けようとしていた男鹿に声をかけると男鹿はこちらを向かずに口を開いた

 

「トイレ」

 

 

 

 

 少しすると赤いハチマキ頭に巻いたおっさんが気絶した男鹿と東条を担いでやってきた

 そのありえないような光景に教室内の全員が唖然としているとおっさんは2人を席に座らせ黒板に名前を書いた

 

 早乙女 禅十郎

 

「今日からお前らの担任になる、早乙女だ」

 

 ……………

(嘘でしょ?)邦枝が男鹿を

(これ、こいつがやったのかよ…)姫川が東条を

(タンニン…)花澤が国語辞典でお茶の成分を

 それぞれ見ていると早乙女先生が笑い出す

 

「はっはっはっ、どーしたぁ!?元気ねーぞ、このクソッタレ共が!!

 心配すんな。前任の先生なら了承済みだ。もともと俺が来るまでの臨時だからな。マゾ原先生も今頃肩の荷が降りてホッとしてるだろーよ」

「佐渡原先生です」

 

 名前を間違えた早乙女先生の間違いを正すのだが、早乙女先生は変わらず笑い出す

 

「ん?そうか?

 まぁどっちでもいいさ、サドでもマゾでも。細けえ事は気にすんなクソッタレ」

(((本当に教師か…!?こいつ…)))

 

 

 

「はっはっはっいや〜すまんな!わざわざ来てもらって!」

 

 放課後、何故か先生に呼ばれて来た。先生が笑っているのだが、雰囲気が笑っていない

 一通り笑うとフゥ…と吐き出し、マジな目になって俺に聞いて来た

 

「お前、何モンだ?」

「紋章使いです」

 

 正直に答えた。男鹿と東条を一撃でノックダウンさせるような男に喧嘩なんぞ売れるか

 

「そうか……率直に聞くが、俺と敵対する意思はあるか?」

「ないな。最近魔力使ってないし」

『全くよ〜使えよ本当に…俺は暇で暇でしょうが『お前は黙ってろ』

 

 先生と見つめ合う…ピリピリとした空気が肌で感じられるが、途端にその空気は消え失せて

 

「そうかそうか!なら安心だわ!あ、俺用事があるからこれでな!!気をつけて帰れよクソッタレ!!」

「え?ああ、はい」

 

 ツカツカと笑いながら歩いて行く早乙女を見送って俺も帰る

 校門まで来るとデカイ魔力が出たが、これは先生の仕業だろうな

 

「まぁ俺は帰るから関係ないけどな〜…」

 

 

 

 〜夜〜

 

 

 キンキーンッ!

 晩御飯を食べてジャンプを読んでいるとメールが1通飛んで来た

 

 差出人:古市

 応援求む

 今すぐゲームのソフト持ってオレの家に来い。あとついでにポテトチップス(のり塩味)も買ってこい。絶対だ

 

 そんな内容のメールだった。多分焔王が来た!!とかなんだろうな

 とりあえずメールの内容に従って古市の家に向かう

 

 

 

「おーい来たぞ〜って熱いっ!?」

 

 とりあえず古市の家族に挨拶して古市の部屋に入ると秋なのにもかかわらず蒸し暑い部屋が待ち構えていた

 見れば今にも泣き出しそうな緑髪の子供(焔王)その侍女らしき人達3人(ヨルダ、イザベラ、サテュラ)3人がそいつを讃える歌を歌い、古市とヒルダもそれに便乗して歌う

 男鹿はベル坊に「土下座して謝れ!」とか言って行動に移させようとしていた

 俗に言うカオスである

 

『ふむ、察した。おい翔、体乗っ取らせろ』

『え、なん『いいから変われ』

 

 そう言って半端強制的に体を乗っ取られ……いや、俺が魂になったから入れ替わったと言うべきか

 

「うん。初めてやったがやっぱ肉体があるっていいなぁ」

「おい翔!!感動にふけってねぇで一緒に歌え!!こいつ泣いたらここら一帯火の海だぞ!?」

 

 己の手のひらを見ながら感動している(アンリ)に古市が話しかけた。だが、アンリはそれを聞くと鼻で笑い、告げた

 

「なんで俺がそんなクソガキの為にそんなくだらない歌を歌わにゃならんのだ?まあ、見とけ」

 

 (アンリ)はそう言ってる間にも熱はどんどん上がり、ついには古市の部屋の机にも火がついた

 だがアンリは余裕綽々な態度で焔王の前にかがみ、一回息を吸い込むと

 

「フッ!!」

「「「ッ!?!?!?」」」

 

 ロウソクのように息を吹きかける

 すると焔王のから出て来ていた炎は全て消滅し、焔王自身も何が起こったのかわからないようで泣き止んでしまっていた

 

「こんな感じか」

 

 当たり前のようにやってのけたこの悪魔は立ち上がり、焔王に手を差し出すと

 

「それ以上動いたらタダでは済みませんよ?」

「何者だ。お前?」

「さっさと跪きなさい。人間如きが」

 

 眼鏡の人(イザベラ)が本を持って焔王を守るように前に立ち、ヒルダに似た人(ヨルダ)がモップをこの場の女で唯一の貧乳(サテュラ)が銃を頭に突きつけて来ていた

 

「おい、何かアタシだけおかしくなかったか、なぁ?」

「うるせえぞ貧乳。お前は黙って牛乳飲んでろ」

 

 見た目は翔でも中身は別人、こんな状況になってもアンリははっきりと言いやがった

 

『まあ実際死んでも死ぬのは翔だけだし?俺は最初から魂だから死なないし?』

『おいこら変われ。今すぐ変われこら』

 

 見てみれば貧乳は涙目になり、隣にいるヒルダ擬きがそれを慰めていた

 

「……悪魔に対してその言動。よほど死にたいようで」

「すいません。ウチの悪魔が出てきました。許してくださいホントマジで……」

 

 とりあえず土下座で謝る事にした

 全てアンリが悪いのだが、アンリがした事は全て俺がやった事にされる。最悪だ

 

「もしや…ヒルダの話に出たアンリ様の契約者…ですか?」

「え?あ、はい」

「先程の言動は全てアンリ様がやった事だと?」

「はい……」

「アンリ様はどこに……」

「そこら辺をフヨフヨ漂って…います」

 

 そう言うと即座に侍女悪魔達はアンリの方へ向き、祈り出した

 

『…ホント、アンリって何なの?』

『神様』

『いや、そうなんだけどそうじゃなくてな』

 

 

「で、古市。何があった?」

「それはかくかくしかじかで…」

「まるまるうまうま、よしわかった。要するにこいつ…焔王様がゲーム好きだからソフトいっぱい持ってる俺を呼んだと」

「そゆことそゆこと」

 

 そうと決まれば

 

「焔王様、ゲームしようぜ」

「うむ!お主がカミヤとか言う人間じゃな!!

 余はゲームでも最強じゃからな!覚悟しとれ!!」

「ほう?ソフトの初心者どころかこの世界のゲームの初心者に負けてやれるほど俺は慈悲深くないぞ?」

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