べるぜバブ:転生してきた紋章?使い   作:黒歴史

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第31話vsナーガ

 ドゴォッ

 

 ヒルダが厨二…ヘカドスを屋上まで吹き飛ばした。やっぱヒルダって強え……

 ヒルダは吹っ飛ばしたヘカドスを追って屋上へ飛んで行った

 

「まぁ、あっちも始めたし…こちらも始めますか」

 

 ヒルダを見送った後に、俺はショタ…ナーガを睨みつける

 それを見たナーガは察してくれたのか隣にいるヤンキー…グラフェルに指示を出した

 

「グラフェル、援護に行ってやれ。あいつ1人ではあの女は手に余る」

「あいよ、殺してもいいのか?」

「どっちでも構わん」

 

 そう少しの会話をするとグラフェルはヒルダ達を追って屋上へと行ってしまった

 

「さて……どうやらこの前で実力の違いが分からんかったらしいな?たかだか2、3日で柱爵に勝てると思ってるのであれば「うるせえ」

 

 とりあえずガラ空きの腹に一発。ベラベラ喋っている暇があんなら体動かせ。俺はわざわざ変身シーンを待ってやる心優しい悪役じゃねーんだよ

 

「また……あの魔力封じか?」

「残念、アレは奥の手中の奥の手。そう何回も使いたくはないんだよ。だから今回アレは使わねぇ」

 

 腹をさするナーガにそう言うと癇に障ったのか魔力を全力で外に放出してきた

 

「…仮にそれが真実だとして、貴様は後悔する事になるぞ?

 この水竜王と呼ばれた男を敵に回したのだからな!!!」

 

 魔力で部屋全体が揺れる。しかしその魔力は即座に収まった

 なくなったからではない、一箇所に凝縮されたからだ

 

「……この階全体を吹っ飛ばす気か?」

「仮にこの階に人がいなくとも、後ろの者達は大丈夫ではない」

 

 その言葉に古市とラミアがハッとする。それに合わせてナーガは勝ちを確信したように笑い、貯めた魔力を放出した

 

「喰らえ『水燼濁々…蛇竜掌』!!」

 

 容赦ない攻撃。魔力が俺達を飲み込むべく迫ってくる

 その攻撃を俺は……

 

 片腕で掴む事で止めた

 

「「「は?」」」

 

 その場にいた全員がこうなるとは思っていなかったのか間抜けな声を口から出す

 

「よーーっ……はっ!!!」

 

 掴んだ攻撃はもう一つの腕でも掴み、握り潰すようにする事で消した。その瞬間にナーガの前へ移動する

 

「ッ!」

「お前らが敵に回したのは水竜やら火竜やらそんな生易しいもんじゃない…神様だ」

 

 まず腹にボディブローを一発。次に下に向いた顔面に膝を一発

 最後にまた開いた腹に全力のストレートを一発

 そうするとナーガは壁を貫通しそのまま外へ飛んでいく。俺は自分の魔力を羽にして空を飛ぶ事で追撃しに行く

 

「な…めるなぁ!!!」

 

 魔力を竜の形にして足場にしたナーガが追撃しに来た俺を待ち構え拳を握っていた。ギリギリまで引きつけた俺に向けてナーガは拳を突き出し……当たる事はなかった

 

「遅えよ」

 

 避けた瞬間に腹に一発。かちあげるようにナーガを上に吹っ飛ばした

 …あれ?ナーガが吹っ飛んだ先に何か……

 

 ドガァァァァアン!!!

 

 ナーガと別の何かが接触した瞬間に爆発した

 ……アレじゃね?『魔王の刻印(ゼブルエンブレム)』使ったときのシーンだろアレ。ヘカドス吹っ飛んだシーンだろ

 

『なんか……申し訳ないな』

『まぁ…うん』

 

 俺とアンリはそんな事を口々に呟いた

 

 

 

 

 屋上に飛んでいくと当たり前だが男鹿達がそこにいた

 

「おー男鹿。久しぶりだな!!」

「…久しぶりってほど経ってねーだろうが」

 

 久しぶりの男鹿の顔を見た感動で色々口にしてしまう

 

「そうだそうだ。お前はこんなアホ面してたな…ベル坊もお前によく似て……」

「おい、喧嘩売ってんなら買うぞ?言っとくが強いからな?強くなったからな?」「ダーッ!!」

 

 そんな他愛ない会話をしているとグラフェルがありえないものを見たような表情でこちらを見ていた

 

「あ…ありえねぇ…ナーガが、やられた?

 人間如きに?」

 

 まぁ自分の上司がやられてたら大体こんな感じだわな……

 

 

 あ、スーパーミルクタイム……

 

 

 

 まぁ、そんなわけで今回の襲撃の件は終わった。マンションの崩壊もスーパーミルクタイムの出番もなく……

 ナーガ達は一時退却と言うわけで焔王の元へ向かい、ヨルダの力を使い魔界へ帰っていった……古市がロリコン扱いされるアレもないのか…

 

「とりあえず、下の奴らに終わったって報告しにいくぞ」

「男鹿とヒルダさんは……帰ってもいいな」

 

 そう言うわけで下の階に戻り、ゲーム部屋がある階まで帰ってきた

 

「なーんか色々あったな」

「色々の部分が濃すぎな気もするが…」

「まぁ一件落着って事でいいじゃない」

 

 そうツカツカと歩き、2505と2504の間に差し掛かったとき、それは起こった

 

 ガッ…

「あっ…」

「キャッ…」

 ドサッ…

 

 つまづいて古市がラミアを押し倒した形になる。ついでに言うと手すりみたいな物に引っかかってズボンが…

 

「急に相手が動かなくなってんだけど……って言うか、アイツらどこに……」「翔も一体どこに…」「あれ?あそこに誰かいるッスよ?」

「忘れ物したのじゃ……」

 

 そこに狙って現れたかのような大森と千秋、あと焔王

 

「ロリコン」「変態」「不潔」

「貴様、古市とか言ったかの…余の嫁を…

 全面戦争じゃ!!!貴様だけは全軍を率いて余の手でぶち殺すっっ!!!

 

 ……古市、俺はお前を尊敬する

 

「いやいやいやっ誤解ッスよ誤解!!やめてくださいよ変な想像…!!」

「そ…そうよ!!古市はただコケただけなんだから!!!」

 

 頑張って古市達が誤解を解こうとするものの、周りの反応は…

 

「2人して取り繕う所がますます怪しいッス…」

「そう言えば買い出しの後ずっといなかった…」

「…説明はいいからズボン上げなさい」

 

 ◯oLOVEるみたいな状況にもなっているため誤解は解けない

 そうこうしてる間にいつの間にか千秋が俺の前まで来て腕を掴むと古市とは反対方向に引っ張り出す

 

「…そこの、不潔な男とは離れて……翔が穢れる…!」

「待って谷村さん!誤解!!誤解だから!!翔も誤解だって証言してぇ!!!」

 

 古市が見ていた俺に誤解を解くようにそう言うが……

 

「〜〜、!〜〜!!」

「口聞いちゃダメ……!」

 

 口を押さえられたため喋る事が出来ない……お前は俺の母さんか何か?

 まぁそう言うわけで最期の最期で古市はやらかしたとさ、めでたしめでたし……

 

 

 〜帰り道〜

 

 

「めでたくねーよ!?何っ、俺ロリコン呼ばわりされたし。そっとされてたけど焔王に全軍率いて殺しにくるって言われたんだけど!?」

「安心しろ古市、もしくは諦めろ。お前の運命は決まっていたようなもんだ」

「お前が誤解を解いてくれなかったからこうなったんだろうが!!」

「千秋に文句つけるつもりかコラァ!!!」

「んな事誰も言ってねぇだろうがぁ!!!」

 

 夜の帰り道、歩きながら口喧嘩する俺達。そんな中、反対側の古市の隣でシクシク泣くおっさんが1人

 

「可哀想な貴之…おーいおいおい」

「なんで呼び捨てっ!!?ドサグサに紛れて距離詰めてんじゃねーぞおっさんっっ!!」

 

 こんな絶望的な状況に落とされてもなおアランドロンに突っ込みを入れる余裕がある古市は本当に凄えと思う

 いや、漫画のツッコミ要員は全員こうなのか?

 

「まぁ…頑張って生きろ」

 

 それだけ古市に言い残し、別れ道に着いたためそこで別れる。後ろから「え、ちょ、ちょっと待って!?待って!?おーーい!!!」と言う声が聞こえてきたが耳を傾けずに帰り道を進んだ

 

『お前戦い方がドMなのになぁ…こう言うときはSになるよな』

『アホか。これから忙しくなるってのに古市の面倒まで見切れるか。アレでも漫画で言う重要キャラだ。そうそう簡単に死ぬ事はないだろうし大丈夫だろ』

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