べるぜバブ:転生してきた紋章?使い   作:黒歴史

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第9話アンリ=神様

 アンリの名を出すと殺気がより鋭くなったヒルダを見て俺は口を開く

 そういえばアンリは悪魔の中の神様だったか?

 

「何故貴様がその名を知っているかは知らんが…そうだな、本当に貴様がアンリマユ様の契約者だと名乗るのであれば、その姿を口で表せ。仮に嘘だと発覚した場合、貴様の首を切り落とす」

「わ、わかった。わかりました」

 

 ヒルダの言葉にそう言うとアンリの姿を見ながら答えを出した

 

「えーと、俺くらいの身長に黒髪に茶色の目。赤い鉢巻と布だけ着てて、全身に俺の紋章の続きっぽいのが刻まれてんな」

 

 とりあえず言葉にできそうなのはこれくらいだ。手足に黒い包帯みたいなのついてるけどアレはなんなのか知らん

 

「……なるほど、魔界の絵に書かれていた通りだな。とりあえず信じよう……ところで私達にも見えるようには出来ないのか?」

「さぁ、聞いてみない事には……あ、無理らしい。今腕バッテンさせた」

「そうか…ではせめてどこにいるかは?」

「それくらいなら……あーそこの石の山のてっぺんで座ってる」

 

 できる限りの事を教えてやる。ヒルダとアランドロンは俺が指したアンリの居場所に立ち、跪くと二人共祈り出した

 ……宗教的なやつって魔界のでもあんのな

 

『まあ、一応神様ですしぃ?ホラホラ翔くん、この俺を崇め讃えても良いんだよ?』

『うっせー調子乗んな』

 

 

 

 

 

 ヒルダ達と別れて家に帰宅。『ただいま〜』と変わらず挨拶し、靴を脱いで自分の部屋へと向かい、自分の部屋のドアを開けると

 

「あ……おかえり」

「なんで普通に俺の部屋来て入った挙句にゲームしてんだよ」

 

 千秋が普通に座って俺のゲームをして楽しんでいた

 

「ん、エアガンのメンテと弾の補充お願い」

「無視ですかそうですか。…って、結構使ったなぁ」

「かなり、キツイ戦いだった……頑張った」

「頑張ったってお前……何だお前褒めて欲しいの?」

「………」

 

 冗談でそんな事を言うが沈黙が返ってきた

 

「まあとりあえず今日は帰ってくれ。明日エアガン渡すからそれまで予備の奴使ってて」

「わかった……」

 

 もう結構暗いため千秋はゲームをせずにすぐに帰ろうと立ち上がり荷物を持つと「あ」と何かを思い出した反応をする

 

「ちょっと、聞きたい事があるんだけど」

「何?」

「最近翔と男鹿って人が神崎と姫川を倒したって噂だけど本当?」

「いや、本当だけど俺見てただけだぞ?俺と男鹿達はただの友達って感じだし」

「そう。ありがとう」

 

 そう言って千秋は部屋から出て行った

 ……邦枝と一緒に俺をシメにくるというないよね?

 

「…とりあえずエアガンのメンテ始めるかぁ」

 

 とりあえず何も考えずにそれだけをする事に決めた

 それと同時にドアが開いて千秋がひょっこり出てきた

 

「……明日休みだし遊びに来る」

「明日用事あるから無理だわ」

「…スト(フォー)買った後に一緒にやろ?」

 

 用事の内容が速攻でバレた

 

 

 

 〜翌日〜

 

 家に帰ると千秋がゲーム片手にスタンバってた

 

「昨日から思ってたけどなんで俺の部屋勝手に入ってきてんの?」

「この家の支配者に許可を貰った」

「母さん……」

「ついでに言うとその次の支配者にも」

「父さん……」

「あと、翔に弟か妹ができるって言ってた」

「妹がいいな〜……って、ええ!!?」

 

 さらっとぶちまけられた衝撃的な内容を千秋からぶちまけられた

 

「それじゃあまた明日」

「待って!?なんで俺よりも先に千秋がそんな大事な事知ってんの…ねぇ!?」

 

 俺の叫びを無視して今度こそ千秋は帰ってしまった

 母さん父さんに聞いたところ『未来の家族だもの!』との事…いや、俺と千秋はそんな関係じゃねーから!!!

 

 

 〜翌日〜

 

 

「ストⅣ、ストⅣ…っと、あった…」

 

 ゲーム売り場でストⅣを探して見つけたため手に取ろうとすると他の人の手にぶつかる

 

「「あ、すいませ……ん?」」

「どうした夏目……お前は確か男鹿とつるんでる…」

 

 サラサラロングヘアーの男、夏目と謎の三つ編みの城山がいた

 

「なに〜?君もストⅣ買うの?」

「あ、はい。えーと……どこかで会いましたか?」

 

 ここで重要なのは俺は男鹿が神崎をぶっ飛ばすところを見ていない。要するにこの二人には会ったことはないのだ。それなのに名前を知っていたら後々面倒な事になるかもしれない

 

「神崎くんの友達。さっき神崎くん達の見舞いをしてストⅣを買いに来たんだけど」

「…城山だ」

「そうですか。この度はうちの男鹿がすいません」

「別にいいよ。石矢魔じゃ日常なんだし」

 

 夏目さんはいい奴だ。城山さんはなんか警戒してる感じなんだけど……まあいいや

 

「それじゃあ俺はこの辺で」

「ああ、オンラインでフレンド登録しない?」

「あー良いっすね〜」

 

 そう言ってオンラインで名乗る名前を互いに教えてその場で別れた。城山さんはゲームはやらないらしいので全くついて来れていない感じだった

 

 

 

「で、帰ってきたわけだけど。何してんの?」

「あ……いや、これは…その…」

 

 俺の部屋に帰ると部屋が千秋の手によって荒らされてた。見られた千秋はオドオドしてる。可愛い……って違う

 

「大丈夫。怒らないから、素直に言ってみ?」

「ほ、本当に怒らない?」

「(内容によっては)怒らない怒らない」

 

 そう言うとゆっくりと千秋は諦めたように息を吐くとゆっくりと答えてくれた

 

「……その、翔は持ってるのかな〜って」

「何を?」

「R18の…「ぶっ!?」持ってるの?」

 

 今度はジト目でこちらを見てくる。なので俺は

 

「持ってるよ?」

「嘘、男の人なら全員もってるって……え?」

「いやだから、あるって」

 

 開き直って正直に話す事にした『正直者には福がある』ってね

 …大概は福なんて来ないけど

 

「そう……」

「何若干落ち込んでんだよ。そら、やるぞストⅣ」

 

 そう言って千秋にコントローラーを渡してゲームの準備に取り掛かった

 

 

 

 

 結果だけ言うと最初の一戦は引き分けで三戦二勝一引き分け、ギリギリだった

 千秋に対して無敗を誇る俺に傷がつくところだった。危ねえ

 

「くっ…初心者どころか地味に変わった操作方法すらわかってない状態なら勝てると思ったのに……!!」

「いや、酷えな。悪魔かお前は…」

『呼んだ?』

『呼んでない』

『チッ(あー暇だな〜)』

 

 悔しがる千秋にツッコミを入れてその後数時間ゲームを続け、その日はメンテが完了したエアガンを鞄に入れると

 

「……暑いですね」

 

 火照った赤い顔をしながら急にそんな事を聞いてきた

 

「春だからな〜」

 

 なんとも思わない俺は適当な返事で返す

 

「………」ドサッ

「ん?……ッ!?!?」

 

 千秋が俺のベッドに倒れた。それだけならばそれでよかった…それだけならばッ!!!

 服が地味にはだけてる!やばいやばい理性が、理性がぁぁぁあ!!

 

「…おい、服がだらしない事になってるじょ」

 

 噛んだ!噛んだけど言いたい事は言えた!それでよしぃ!!

 

「ふふふっ……」

「な、なんだ「良いですよ?」ふぁ!?」

 

 色っぽいとでも言うのだろうか?そんな笑みと言葉で俺の理性は崩壊寸前。そんな時、横目にある者が映った

 

 

 

 『ヒューヒュー!やれやれー!襲え襲えー!(人として)死ねー!』

 『てめえか』

 

 

 何故か手のひらサイズまで小さくなってるアンリを掴む。そのまま握り潰しそうな力で握りしめながら問いかける

 

『お前だよなぁ?千秋がおかしくなったのは』

『そ、そうだ。ちょっと性欲を悪い方に傾けて…あぁ!?痛い痛い!解くから!解くから手を離してお願い!つーかなんで霊体に触れてんの!?』

 

 そう言うとアンリが何かをすると千秋が若干ひかり、正気に戻る

 

「あ、あれ?私は何を……ッ!?!?」

「あ、やべ」

 

 先程までの自分の言動を思い出したのかその顔はみるみる内に赤くなる。この後に起きる事を察した俺は耳を塞ぐ

 

 「あぁあぁあぁ…

 

 叫んでドアを開けてそのまま帰ってしまった。悪い事したなぁ

 

「さて、準備は出来てるか?」

「え?いや、さっき治した…」

「許すなんて言ってない」

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