戦姫絶唱シンフォギア~I'm thinker~   作:トライグルー

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ぷち話・しんふぉぎあ~あいむしんか

二課研究者達(変態達)の会話①

研究員A「ではこれより彼女が作り呆気なく破壊された例の兵器の評論会を開催する!まず問題点だが」

――一時間後~

研究員B「そもそも射程を確保するために大型にしてしまったのが悪いのでは」

研究員F「だがそうしなければ効率のよいエネルギー循環が…」

――4時間後~

研究員B「だとしてもッ!兵器にロマンは付き物ですッ!」

研究員D「ロマンで世界は救えんよ!」

後半へ続く。


サクリストD起動・序

 

「以上が特異災害対策機動部二課の今年度による防衛機構の変更点になります次に――」

 

とある一室、その部屋の中では主任、櫻井了子そしてスーツ姿の男性こと防衛大臣の広木威椎がおり、二課の現状報告などのやり取りを行っていた。

 

「しかし最近ノイズの出現が多いにもかかわらずサクリストDの護送とは……危険ではありませんか?」

 

「確かに。いくら政府が決定した事とはいえ今回の作戦には多大なリスクがある。だが私は今以外には考えられないと思っている」

 

「……理由をお聞きしても?」

 

「ふむ、君たちの報告によれば二年前の実験の際消失したネフシュタンの鎧及び新たなる完全聖遺物ソロモンの杖を所持した者が出現し装者一人が重体になったと言うじゃないか」

 

「確かに…ですがその件に関しては俺の責任だと報告書に書いたはずですが?」

 

「いいや、そうではないのだよ主任。私は別に君たちを責めているわけではない。ただいくら二課の本部が異端技術を応用した防衛機構を組み込んでいるとはいえ決して完全ではないと言いたいのだ」

 

了子は広木に対し今回行われる護送計画に不安の声をあげる。

だが広木はそんな彼女の意見を肯定するとそれでも尚この作戦を実行しなければならない理由を説明しその日の会議は終了したのだった。

 

★★★★★

 

 

「はぁ~……自分で言い出しておいてアレなんですけど…1日中トレーニングはキツすぎます…」

 

所変わってとある昼下がり。響はシミュレーションルームにてあの日翼が絶唱を歌って以来、自分の力不足を痛感したのか弦十郎に弟子入りし日夜トレーニングの日々を送っていた。

 

「というかセナさんは何でそんな平気そうなんですか?」

 

「えっと~…」

 

「恐らくだけどセナちゃんの場合慣れだと思うわよ~?」

 

響は今日のトレーニングを開始する際、一緒に参加してきたセナが肩で息をする響に対しあまり呼吸を乱していないことに驚きつつもその事について問いかける。

しかしその答えはセナ本人ではなく報告会議から帰ってきたであろう了子によって明かされるのだった。

 

「あっ、了子さん!お帰りなさい!」

 

「ただいま~!相変わらず頑張ってるわね~響ちゃん!」

 

「戻ったか了子くん。会議の方はどうだった?」

 

「ええ、それはもうバッチリよ!ご覧の通りちゃーんと機密書類だって貰ってきたし」

 

「うむ、ご苦労だった。ところで主任が見当たらないが彼はどこに?」

 

「あぁ、彼なら……「た、大変ですッ!!」あら?」 

 

了子は弦十郎や響に労いの言葉を受け取ると共に彼に会議の報告をする。

しかし了子と共に会議に同行していたはずの主任が居ない事にふと疑問を抱いた弦十郎は彼女に彼の居場所を聞こうとすると二課のオペレーターである藤尭朔也が大慌てでトレーニングルームへと駆け込んでくる。

 

「ッ!?どうしたッ!もしやノイズか!?」

 

「いいえッ!ですがッ!」

 

弦十郎は突然のことに驚きつつも藤尭に状況の説明を促す。

 

「広木防衛大臣の乗る車が何者かによって襲撃され大臣及びSPが重症!同じくその車に乗っていた主任が行方不明とのことです!」

 

「えっ……」

 

「行方不明だとッ!?」

 

藤尭は息を整えると先ほど政府より入ったであろう緊急通信の内容を報告する。

だがその内容は響にとって唖然とせざるを得ないものであった。

 

★★★★★

 

「では、一人足りないが緊急ブリーフィングを開始する!了子くん皆に説明を頼む」

 

「はいはーい!それじゃあ資料にある通り順番に説明していくわね~!」

 

大臣が襲撃を受けたという報告から少し後、弦十郎は緊急ブリーフィングを開始する為指令室へと場所を変え明朝行われる作戦の内容を確認してゆく。

 

「以上が今回の作戦内容よ何か質問がある人は居る?」

 

「ハイッ!」

 

了子は資料の内容を一通り読み終えると質問の時間を設ける。すると待ってましたと言わんばかりに響の手が真っ先に上がった。

 

「どうしたの響ちゃん?」

 

「どうして皆さん先生の心配をしないんですか?」

 

響はこの場に居ない主任のことを心配し了子に問いかける。

 

「主任のこと?そうね~確かに心配だけど彼だし?」

 

「えぇ!?」

 

しかし了子は主任のことを一切心配しておらず更には彼女の言葉を聞いた周りの職員も共感する事があるのか皆ウンウンと首を振りその様子を見た響は驚くことしかできなかった。

 

「心配するな響くん。主任の事だ時が来れば帰ってくるさそれに…」

 

「?」

 

「欠席はしているがちゃんと代理は呼んであるみたいだしな!」

 

「ミャーオ!」

 

弦十郎は唖然としている響に対し本来主任がいるポジションにポツリと座っている猫ことリンクスを指しながら冗談混じりに言う。

 

「主任のことを心配してくれてありがとうございます響さん。でもそういう訳なので明日の為に気を楽にしてください」

 

「セナさん。……ッ!わかりました!私先生が無事だって信じます!」

 

そしてリンクスを抱き上げながらセナも響に言葉をかけると彼女は納得したのだった。

 

★★★★★

 

「全くさぁ~…君達何てことしてくれちゃったのさホント…」

 

ここは町より少し離れた場所にある大きめの廃墟。そこには場所に似合わない白衣に赤いシミをベッタリとつけた男が呆れた表情をしながら立っており、その回りには軍人のような服装をした男が数名顔を恐怖に歪ませながら死んでいた。

 

「大方上の連中ががしびれを切らしてアンタらを送って、終いには全部彼女のせいにしようとしたんだろうけど…」

 

男は彼等の返り血が付着した白衣を翻しぐるりと後ろへ振り向くとまだ微かに息のあるであろう隊員に話しかける。

 

「よりにもよって防衛大臣とは…狙う相手を間違えたよね?」

 

「………」

 

「彼女も大幅な計画変更をしなければならないって怒ってたよ」

  

「………」

 

「アレ、死んじゃったかな……ま、仕方な…ッ!?」 

 

 

男は瀕死の隊員へ愚痴るように事の経緯を話していくが隊員からの反応はなく死んだと思い込み油断してしまう。  

 

「くたばれクソ野郎がッ!」

 

だがそれは隊員の演技であり彼は隠し持っていた拳銃を不意をついて血濡れの男へと向け弾が切れるまで撃ち続ける。

 

「ハァ……ハァ……。クソッタレが!」

 

そして悪態をつきながらも隊員は男が死亡したのを確認すると気が抜けたのか壁に背を預け、こんなことになった切っ掛けである大臣襲撃時の事を思い出した。

 

 

―――数時間前―

 

『こちらハウンド目標の後方へと車を着けたオーバー』

 

「こちらハンター了解した。次の信号で仕掛けるぞ。アウト」

 

その日、その隊員は痺れを切らせた政府からの依頼でとある任務についていた。

それはいくつかダミーの犯行声明を用意し今後の自分達に不都合な行動を取ってくるであろう広木防衛大臣の殺害。

そしてフィーネと呼ばれる女の始末及び彼女が所有している研究データの横取りといった内容であった。

 

「しかし…解せないな…」

 

「どうしたんだ?」

 

「わからないんだよ政府の考えがさ、たかが要人を一人消して女から研究データを奪う。それだけなのになぜ予備の部隊が要るんだ?これじゃあ政府の連中まるで俺たちが失敗するみたいじゃないか?」

 

隊員は自分達が政府から信用されておらず、その事が気に入らないのか愚痴をこぼす。

 

「ま、仕方ねぇよ。上の考える事なんて俺たちには一生解らねぇからな。っとそろそろだぞ」

 

だが仲間はいつもの事だと隊員に返事を返すと襲撃の準備を開始する。

 

そして――

 

「それじゃあお前らさっさと終わらせて一杯飲もう」

 

そう意気込み大臣の車を襲撃したまではよかったのだがその結果は散々なものであった。

 

 

 

―――現在―

 

隊員は男を殺した後まだ使えそうな武器や道具、さらには本部と連絡を取るための無線機を探そうと仲間の死体を探る。

 

「クソがッ…!あの男ナメた真似しやがって……!」

 

しかし男は予め連絡手段を封じるつもりだったのか無線機は破壊され、また他の装備はそのほとんどが()()()()()()()()()物しかなく隊員は眉間にシワを寄せる。

 

「これもダメか…となると後はあの野郎の携帯だけだか。ま、死んでるからもう必要ねぇだろ」

 

だがふと先ほど殺した男が何かしらの通信端末を持っていないかと思いそちらへと歩き出そうとするが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ、そんなわけ無いよねぇ~」

 

「ッ!?」

 

あれだけの銃弾を食らい死んだと思っていた男から声が発せられさらには立ち上がっていたことに隊員は自分の目を疑った。

 

「アハハハハッ!死んだと思ってた?」

 

「な、何故…ッ!?」

 

「残念だけど俺を殺すのには少々威力不足だったんだよ」

 

「バ、バケモノがッ!?」

 

そして隊員は男が何事もなかったかのように平然と話している姿に混乱を押さえきれずその場から逃げ出そうとする。

 

 

 

「そうさ、俺はバケモノだよ」

 

 

だがその場には人が駆け抜ける音ではなく唸るように鳴る機械音、そして何か生々しいものを潰した音が1つ響いた。

 




ぷち話・しんふぉぎあ~あいむしんか

二課研究者達(変態達)の会話②

研究員H「ならいっそのこと足でもつけるか?」

研究員P「何を言っている!未だ歩行兵器のへの字も出来てないんだぞ現代は!」

研究員C「ならどうする?歩行がだめならもう手は…いや待てよ…どうせエネルギーは無限だしある程度射程が確保できるなら…浮かせられれば!」

全員「「「それだッ!」」」
  

・作 月1には間に合った…
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