戦姫絶唱シンフォギア~I'm thinker~ 作:トライグルー
作・いや…その…一番の理由としては書いている途中でちょっとした矛盾に気付いてしまいましてハイ。(正座)
なるほど矛盾ですか。それで?一月投稿を内心心掛けていたのをないがしろにし。更には一から書き直してもなおこの文章力…救いようがありませんね。
作・だって最初は海に面してる薬品工場だしあの人との不思議バリアもあるからクリスちゃん救うために『沖から光が…』なんてベタな展開も考えたましたよ!?でもまず考えてヒュジキャ食らったらいくらなんでも響ちゃん死んじゃうやん!そもそも司令官どのヘリコプター乗ってるから沖合いから撃てば見つかってアイツ何してんの!?って展開になっちゃうやん!
オペ・それは貴方がオリジナル要素などを入れたからではありませんか?
作・でもさぁぁぁ!
奏・なんか…今日のオペ子さんちょっと怖いな…。
?・――確かに。作者の自業自得だとしてもアレは厄介だ。触らぬ神にというやつだね。
奏・ッ!?誰だアンタ!?
?・――初めましてかな天羽奏。私は…まぁ気にしないでくれたまえ。
奏・えぇ…。
――デュランダル護送任務前夜―
とあるファミレス。そこにはネフシュタンの鎧を所持し、更にはソロモンの杖を使いリディアンを中心としたノイズ発生事件の実行犯である少女こと雪音クリスがおり、注文した料理を少しずつ食べながらもこれから来るであろう人物を待っていた。
(全く…なんでフィーネはあんなヤツと……明らかに怪しさ満載じゃねぇか…)
クリスは自分の保護者であり聖遺物という力を与えてくれたフィーネに命令されたとはいえ、これから会う男が時々屋敷に来る奴等と同じくフィーネを利用しようとしているのではないかと思い機嫌を悪くする。
『いらっしゃいま…ひっ!お、お客様その当店はそのッ!?』
『アハハハハッ!大丈夫大丈夫!実はさっきまで近くのバーで仮装パーティーしててさぁ、ほら血糊だよこれ』
(なんだ?タチの悪い酔っぱらいか?)
そんな時であった。店の入り口から店員のものであろう小さい悲鳴が聞こえクリスは悪酔いした輩がイタズラをしに来たのだろうと思い無視をしようとする。
『しかし他のお客様のご迷惑になります!?』
『いいじゃん!いかにも悪のマッドサイエンティストって感じがするでしょ?この塗料高くてさぁ~!』
『ですからッ!?』
『そうそう!実は待ち合わせしてるんだった。ごめん!続きは注文する時に呼ぶからまた後で!』
(いや、待てよ…この聞き覚えのある声…ッ!?嫌な予感しかしねぇ!)
だが運が悪いことに彼女が座っている席は入り口に近く、更にはその酔っぱらいの声を聞けば聞くほどこの後会う人物と非常に声が似ていたため焦り始めるそして。
「ひッ!?」
フィーネに命令され立花響を連れ去ろうとしたあの日、協力する関係にあるにも関わらず邪魔をした男が真っ白な白衣を所々赤黒い色に染め、ましてや狂気的な笑みを浮かべたまま対面へと着席する姿を見たクリスは悲鳴をあげざるえなかった。
★★★★★
「………………」
「覚えてる限りだと予測コースと襲撃するポイントは大体こんな感じかな、あとは司令官殿が搦め手を用意してない限り大丈夫だとは思うけど…」
数分後。男は黙り込むクリスを気にせず翌日行うデュランダル強奪の作戦をペラペラと話しながらも机に広げた地図へ様々な事を書き込んで行く。
「さっきから黙ってるけど途中で何か聞きたいことでもあった?」
そして一通り説明が終わったのか男はクリスに対し質問コーナを設けようと話しかけるが。
「当たり前だ…」
「ん?」
「当たり前だッ!!まず第一になんでそんな血塗れの格好してるんだッ!?逆に怪しさ満載で捕まるだろうが!」
その前にクリスの我慢が限界を迎えた。
「アハハハハッ!そうだっけ?まぁいいんじゃないのどうでも♪」
「どうでもよくねぇ!?つかなんで昨日まで敵対してたアタシらがファミレスで呑気に作戦会議してるんだよッ!あんたアイツ等の仲間じゃなかったのかッ!?」
クリスは立花響を誘拐しようとしたあの日、以前からフィーネに聞かされていた組織内の協力者がこの男だと知りその後フィーネの屋敷にて幾度か顔を会わせてはいた。
だがこの男は二課の装者である風鳴翼が倒れた後クリスが数回に渡りノイズを餌に立花響を誘き出すも手伝うことをせず、逆に響を手助けする始末であり。
「声が大きいよお嬢ちゃん?それにおじさん前にも言ったよね、キミら二課の連中とはあくまで
この様に状況が自分にとって面白くなるような方に着くというイカれた理由で此方に協力している。
だからこそクリスはこの男を信用してはいないのだが。
「ま、約束は守るさ彼女…フィーネとの契約だからね三回までは助けるって、アハハッ!」
「はぁ…勝手に言ってろ…」
これが昨日のまでのやり取りであった。
★★★★★
――デュランダル護送任務当日―
「ああああアアああああアアアァッ!!」
(な、なんだッ!?この力の高まりはッ!?)
海に面した薬品工事、その中心から突如として溢れ出る黄金の輝きが辺りを包み込む。
(まさかこれがおっさんの言っていたデュランダルの力なのかッ!?)
クリスは立花響がデュランダルの護送の任務に就いておりデュランダルを奪う際、衝突は避けられないと男から聞いていた。
「うぁぁアァぁああ!」
しかしクリスは響の成長力を甘く見ていたこと、そして少し前に男に言われた忠告を無視したことが災いし命の危機に陥っていた。
――数時間前―
『オハヨー!聞こえてるかい?今日は絶好の略奪日和だねぇ!』
「うるせぇよおっさん!大声で喋んなッ!」
早朝5時。警察車両が見渡せるビルの上にはネフシュタンの鎧を纏ったクリスがおり耳に付けてあるインカムからは陽気な喋り方をする男の声が響く。
『ごめんごめん。それじゃ作戦の再確認だ、見ての通り道路にはあっちこっち検問が張られていて恐らく目的地まで一直線のコースになってる。だから…』
「鎧とこの杖を使って奇襲を仕掛けるだろ?昨日さんざん聞いたよ…」
クリスは男の質問に対し呆れたように返事を返すと奇襲を仕掛けるためノイズを出現させ準備を始める。
『その通り。奇襲ポイントは事前に絞ってあるからこちらの合図で作戦開始だ』
「わかってるよ、そう何度も言わなくても『それとさぁ』?」
『今回の作戦はフィーネも見ているから失敗よりも成功させた方がポイント高いかもよ?』
「っ…!わかってるよ!アンタこそ観客席からのんびり眺めててフィーネに怒られないよう用心しとくんだな!」
『アハハハハッ!大丈夫大丈夫っ!おじさん戦わないから。そっちこそ無理しない程度に頑張ってね!』
「この…ッ!もう切るからな!」
そして数台の護衛に囲まれながら走行する車を見つけたクリスは必要ないと思ったのか無線機を投げ捨てるとビルの間を飛び越え追跡を始める。
『でも、まぁ…俺の出番が無いのがベストなんだけど…』
だがその捨てた無線機から漏れる男の独り言はクリスには聞こえなかったのだった。
―――時は戻り現在―
(なんでお前なんだ…)
クリスは響が覚醒したデュランダルを握りしめその高まった力を振り下ろさんとする中、もう自分はフィーネにとって用済みではないのかと思ってしまう。
(アタシがソロモンの杖を覚醒させるのに数年もかかったのに……お前は…ッ!)
なぜならソロモンの杖を覚醒させるのに数年かかった自分と違い、最近装者になったばかりの響がこの短期間でデュランダルを覚醒させこの様に振るっているからだ。
(お前を連れ帰ってもアタシはッ…!アタシはもう…ッ!)
だからこそクリスは目を閉じこのまま振り下ろされる力に飲まれ消えてしまおうかとも考えたが。
『全く……無茶はするなって伝えたハズなんだけどサァ?どうしてこうも頑張っちゃうかなキミは…』
何時まで経っても痛みはなく、更には聞き覚えのあるノイズ混じりのような声が響きクリスはゆっくりと目を開けるとその光景を疑った。
「な…なんで…だって自分は見てるだけだって…」
――HUGE BLADE
「なんでアンタがここに居るんだよ…ッ!?」
『ギャハハハハッ!そうだっけ?でも言ったでしょ助けるってさ。ま、後二回に減っちゃったけどね!アハハハハッ!』
そこにはあの男が。否、自分を守りながらもデュランダルの力を受け止める鉄の巨人がいたのだから。
ぷち話・しんふぉぎあ~あいむしんか
臨時講師
響・(先生…本当に大丈夫なのかな…師匠や二課の皆は心配ないって言ってたけど…)
未来・(響…また一人で考え事してる…。先生もお休みだって聞くし…。はっ!まさかッ!?)
担任・えー、と言うわけで科学担当の先生が事故に遭いしばらく来られないと言うことで先生の助手である方に臨時講師として来ていただきました。
響・(臨時講師…誰だろう…って、えぇぇぇ!?)
セナ・事故に遭ったしゅに…コホンっ、先生に代わりこの授業を受け持つことになりました、セナ・マグノリア・イヴです!短い間ですがよろしくお願いします!