りっく☆じあ~す×艦隊これくしょん×ソラヒメ×ドールズフロントライン 戦場を駆ける乙女達 作:土居内司令官(陸自ヲタ)
羽田空港から続々とC-2戦術輸送機が離陸していく。その機内には、統合作戦旅団 統合混成連隊の隊員が座っていた。艦娘達も、艤装ではなく防弾チョッキ3型を身に着け、小銃や機関銃を手にしている。
数時間前――
「出撃命令が下った」
〈ねむろ〉第4待機室にて、土居内陸将補が口を開いた。そこには、中隊長以上の指揮官が集まっていた。
「場所は東馬島、自衛隊の新兵器の試験場だ」
「襲撃ですか?」(戦車大隊長・天谷1等陸尉)
「暴走だ。今、全国で多発してるあれとの関連はまだ分からない。目標はUTX-01 ツチグモ、笹原重工と三菱重工が共同開発したUGV(無人車両)だ。だが、コクピットも付いている。走行試験を始めようとした所、突如制御不能となったらしい」
「スペックは?」(第1普通科中隊長・坂城1等陸尉)
「中距離多目的誘導弾(ATM-6MMPM)の6連装発射機に74式機銃、96式40mm擲弾銃の3つ。暴走した時は、兵装全装備だからタチが悪い」
「外部から停止コマンドは?」(統合混成連隊長・須江原1等陸佐)
「試したらしい。が、通用せず。技本は『内部から直接操作、つまり人が乗っている可能性が高い』と言っていたが。とにかく、我々はこれの鎮圧を行う。これより、統合混成連隊は羽田空港へトラックで移動、そこで403飛行隊と合流、C-2で展開、東馬島へ空挺降下を行う。各中隊長はこれを伝達、対機甲、空挺装備で準備、出発は2時間後の1500だ」
統合混成連隊の隊員達を乗せた3-1/2tトラックの車列が、首都高速道路 湾岸線を走る。先導のパトカーと共に、羽田空港へ。
国内線ターミナルの前で車列は停車、ぞろぞろと隊員達が降りて資材を降ろす。そして、それらを抱えて駐機場へと向かった。
日が傾き始めた駐機場で、隊員達は装備を身に着ける。防弾チョッキ3型、88式鉄帽、13式空挺落下傘、小銃ケースを準備し、弾薬と弾倉を受領する。戦車や歩兵戦闘車の武器娘も、装備を装着、足に着陸時の衝撃を緩和する為のジェットパックを取り付ける。
「各隊、報告!」
「1普中、準備良し!」
「2普中、準備良し!」
「戦大、準備良し!」
「海大、準備良し!」
「飛中、準備良し!」
「野特、準備良し!」
「高特、準備良し!」
「全隊確認、搭乗!」
そして、駐機場に停まっていた、4機のC-2戦術輸送機へと乗り込んだ。
羽田空港から飛び立った4機のC-2戦術輸送機は、南へ進路を向け、太平洋上空を飛ぶ。途中、統合作戦旅団 第44航空団のF-35BX艦載戦闘機と統合混成連隊 航空大隊のジェット戦闘機と合流、東馬島を目指す。
そんな中、横須賀地方総監部では――
「射撃用意!」
「よりにもよって地上部隊が出払った時に!」
統合作戦旅団 第7護衛隊群 各立入検査隊、第11乗船隊、第44航空団 ねむろ基地警備隊、海上自衛隊 横須賀地方隊 横須賀陸警隊の隊員達が89式5.56mm小銃や20式7.62mm小銃の二脚(バイポッド)を広げる。周りには海常高校の機甲科所属の61式戦車E型と74式戦車D型が展開、更に幾つかの指定防衛校の歩兵科生徒が小銃を手に走り回る。
「来たぞ!」
「単連射、ってぇ!」
自衛官、高校生が一斉に小銃を発砲、イクシスの群れを迎え撃った。
【次回予告】
「離島を舞台に始まる無人兵器との戦い。一方の横須賀でもイクシスとのゲリラ戦が行われる。そんな中、哨戒機が東馬島に近付く深海棲艦を見つける――『人が造りしものPhase3』。次回もサービスし――あの、しなくちゃいけませんか?」(久居 真津梨がお送りしました)