りっく☆じあ~す×艦隊これくしょん×ソラヒメ×ドールズフロントライン  戦場を駆ける乙女達   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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人が造りしものPhase6

 〈ねむろ〉の飛行甲板に、次々と「人」が着艦していく。甲板の作業員やねむろ基地警備隊員、ねむろ立入検査隊員達はそれを少し離れて見ていた。

 

「新手の空姫か?」

「それっぽいですね」

 艦橋外縁で、〈ねむろ〉艦長の中里1等海佐と見張り員が甲板を眺めながら話した。

 

 

 

 東馬島に、CH-47JB輸送ヘリが数機着陸、統合混成連隊の隊員達を回収する。

〔アルカディアから各隊、現在〈ねむろ〉の飛行甲板は使用不可能である。現地点にて待機せよ〕

「了解」

 須江原3等陸佐は溜め息をついた。

 

 

 

「今回の暴走、やっぱり無関係じゃないね」

 〈ねむろ〉電算室にて、マグカップを片手にペルシカが語る。

「例のロボット暴走事件ですか?」

 夕張が質問すると、ペルシカは頷いた。

「調べたら、暴走したロボットも今回のUTX-01も、笹原電子の半導体チップを使っている」

「じゃあ、チップの中にウイルスが?」

「さすがにそれは無いかな。半導体チップの容量からして、複雑な命令を入れられないし」

「それで、話って? ロボットの暴走は警察の仕事ですし、UTX-01のだって技本の領分ですよね」

 明石がそう言うと、ペルシカは明石を指差した。

「甘いよ。全くもって甘い。今回集まってもらったのは、この笹原電子製の半導体チップを探す事だよ。この統合作戦旅団で使われていないとは限らないから、不安要素は排除しておかないと」

『えぇー!?』(整備中隊総員の声)

「あんなちっちゃいのを探せですか!?」

「そんな無茶な!」

「MAGOIシステムのなんて全部バラす必要がありますよ!?」

 そんな抗議の声を、ペルシカは一蹴した。

「問題が起きてからは遅い。とにかく、MAGOIシステム、艤装の順で捜索、他は後回しだよ」

 

 

 

 大阪府 大阪市 大正区 平尾、その地域の道端に1台のトヨタ マークXが停車した。そして、2人の男が降りた。

 その2人はアパートの階段を上り、ある部屋の前で立ち止まった。しかしそこは、空室だった。

 

「手掛かり無しかぁ……」

「まず会社の人事ファイルからも名前が消されとるっちゅうのもなぁ」

「ほんま謎だらけやわ」

「唯一の重要参考人が死亡とは、お先真っ暗闇や」

 

 

 

「空戦乙女、ねぇ……」

「空姫とは違うんですね」

「その、空姫というのは存じ上げませんが、だいたいそんな感じです」

「生憎だが、今の我々には君達を助ける事は出来ない。形式上、捕虜という事で本土に移送させて頂く」

「そんな……、それ以降はどうなるんですか!?」

「全部役人が決める事だ。私にはさっぱり分からない。いささか、酷な話だが」




【次回予告】
「日本に迫りくる巨大台風。そんな中、大阪府警は遂に真相にたどり着く。しかし、既に手遅れだった――次回、『人が造りしものPhase7』。次回もサービス――って誰がするかよ!」(富山 ひみ子がお送りしました)
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