りっく☆じあ~す×艦隊これくしょん×ソラヒメ×ドールズフロントライン 戦場を駆ける乙女達 作:土居内司令官(陸自ヲタ)
神奈川県横須賀市、海上自衛隊 横須賀地方総監部。
その入口から少し離れた所、ヴェルニー記念館近くに、1台のタクシーが停車した。そして、後部ドアが開き、1人の女性が降りた。メガネをかけた三つ編みヘアの女性は、辺りを見回し、歩き始めた。
しばらくすると、[海上自衛隊 横須賀地方総監部]という表札が掲げられた門に遭遇した。しかし彼女は躊躇う事無く、その門をくぐった。
89式5.56mm小銃を携えた自衛官が、彼女に制止を促す。すると、彼女はポシェットから身分証を取り出した。そこには、[陸上自衛隊 立川 成美二等陸曹]と書かれていた。
しばらく歩くと、岸壁に出た。そこに停泊していたのは、空母に見紛う巨大な護衛艦〈ねむろ〉であった。
いずも型と似ているが、煙突が無い為大きさが全く異なる艦橋、艦首には特徴的なスキージャンプ台と申し訳無さそうに置かれた20mm ファランクスMk15B近接防御機関砲、そして艦番号6101。
また、陸地には数多の戦車や装甲車、榴弾砲の類が並べられている。見れば、10式戦車や74式戦車、90式戦車、軽装甲機動車、高機動車といった見覚えのあるものから、M1A2C主戦車、メルカバMk4主戦車、ZTZ-99A主戦車、九五式小型自動車と何故あるのか分からぬものも並んでいる。
少し離れた所には、トヨタ センチュリーや日産 フーガといった高級自動車が止まっている。恐らくVIPとその護衛だろう。
彼女は首から提げていたキヤノンの一眼レフカメラを構え、何枚か撮影する。と、彼女に誰かが近付いてきた。
「失礼、撮影許可はありますか?」
そう話し掛けられ、彼女は振り返る。そこには、89式5.56mm小銃を携えた男性自衛官が立っていた。
「統合作戦旅団 広報班の立川といいます。一応、部隊活動の記録の為に許可は貰ってます」
「そうでしたか。では」
そう言って、自衛官は立ち去った。そして、彼女は撮影を再開した。
その後、彼女は〈ねむろ〉へと乗り込んだ。架けられた階段を登り、入口へ。そこには、数人の自衛官が警衛として立っていた。手には、新式の20式7.62mm小銃。
また、入口には何枚かのプレートが飾られている。[陸上自衛隊 ねむろ駐屯地]、[航空自衛隊 ねむろ基地]、[海上自衛隊 第7護衛隊群司令部]、[ねむろ鎮守府]、[ねむろ型多用途輸送護衛艦DDHL-6101 ねむろ]……。
身分証を警衛に見せ、彼女は奥へと進む。
細い通路を抜け、急な階段を幾つか上がり、迷路のような通路側抜けると、広い空間に出た。格納庫と思われる広い空間に飛行機は無く、代わりに人がぎっしりと詰まっていた。