りっく☆じあ~す×艦隊これくしょん×ソラヒメ×ドールズフロントライン 戦場を駆ける乙女達 作:土居内司令官(陸自ヲタ)
0330、南乃島南東24km、深度200m。真っ暗な海の中を、1人の少女が泳いでいた。
そして、収容空間の中の伊四百型潜水空母〈伊401〉の艦内食堂では、少女達が黙々と準備をしていた。各々の銃には、レーザー交戦訓練装置(バトラーシステム)が装着され、更に身体にはレーザー受信機が着けられていた。
「あの、一ついいですか?」
長机の椅子に座り、M4A1MWS自動小銃を携えた、戦術人形M4A1(エムフォー)が口を開いた。その先には、同じくM4A1MWS自動小銃を抱えた、ポニーテール姿の女、習志野 飛音。
「何だ?」
「皆さん、特殊部隊出身なんですか?」
「特戦中に配属されている以上、只者では無い、違うか?」
「ですよね……すみません、馬鹿な質問をして」
「別に構わない。しかし、どうしてそう思った?」
「私達の指揮官と、同じ雰囲気があるんです」
「川上元少佐って言っていたな。聞く所によると、PMCO(民間軍事会社従業員)らしいが?」
「私達G&Kの前は、フランス軍にいたらしいんです。ですが、作戦中に左目を失明、軍を辞めてG&Kに再就職した、と」
「なるほど、ありがちな話だ」
「まぁ、ドイツ組とロシア組に手を出しまくってるけどな」
2人の会話に、戦術人形M16A1(ヒトム)が割って入った。
「ちょっと姉さん、そんな言い方は――」
「事実だろ? M4だって――」
すると、エムフォーがヒトムの口を抑えた。
「もがががががが(何すんだよエムフォー)」
「姉さん黙ってて!」
「……重婚とか、許されるのか?」
「……戦術人形は妊娠しませんし、そうした法律も適用されませんから」
「なるほどね。親権や遺産相続といった問題が無いのね」
更に出浦 信が入ってきた。
「話が生々し過ぎますよ出浦さん」
国分 霧香が思わず突っ込んだ。
その奥では、特殊作戦中隊 第2小隊 1-2班と2-1班、2-2班の一部面々が赤面していた。
やがて、海の中を1人で泳いでいたしおいは、艤装を展開し、潜水空母〈伊401〉となった。
「そろそろです」
食堂に入ってきたしおいが、そう言った。それを聞き、食堂にいた面々は銃を手にして立ち上がった。
〈伊401〉の、水上爆撃機M6A1 晴嵐が3機入る格納庫には、M6A1水上爆撃機は1機だけしか無かった。その代わりに、4艇のゾディアックボートが置かれていた。
〈伊401〉は、闇夜の海面に浮上、格納庫が開かれた。
隊員達はゾディアックボートを持ち上げ、それを海面に降ろした。