爪の勇者の生き残り   作:赤山大和

11 / 17
10話

波が終わって一夜開け。

祝勝会が開かれた。俺も用意された豪華な食事を存分に食べてお酒を飲んで騒いだ。あまり無い経験だった事とお酒を飲むのが初めてのだったので必要以上にテンションが上がったが。

 

波の被害はかなり少なかったらしい。

騎士団と冒険者達に任せた街の防衛は少なくない被害は出たが街の防壁と多くの騎士と冒険者達、更には救援に駆けつけた騎士達のお陰で被害は軽微。

村に関しては俺達がモンスターを蹴散らしていたし騎士団の活躍もあり無事にすんだ。

リアスとユリアは怪我人の治療でかなり忙しそうだったが。

 

俺の勇者としての評価はかなり高くなったようだ。

王様からも多額の褒賞金を受け取れ、更には王国内で大きな屋敷を与えられる事になった。

新たな活動拠点ができたし、波の対策と屋敷の管理の為に新しく奴隷を購入する予定だ。

それに国王より新しく数人のバトルメイドを世話してもらったので彼女達にも強くなってもらう。

 

ただ、自分がタクト達のようなハーレムをつくっているような感じがしたので自重したいとは思ったが。

 

奴隷であるカノンとリィン、それにセシリアには手を出してしまったし。

 

うん。やってる事が本当にタクトみたいになって嫌だな。

 

だけど波に対抗するには数を揃える必要がある。

まぁ、後で考えよ。

 

それよりも目下の問題はフオーブレイからくるタクトの護送部隊か。

 

話しでは飛行機を使って明日までには到着するとか。

高レベルのタクトの部下達が来て暴れた時の為に俺は待機している訳だが。

 

一応、牢屋に入れられたタクトには会ったが反省とかは無い。

こちらを憎しみのこもった目で見ながら復讐してやると吠えていた。自分達から仕掛けてきたから逆怨みなんだけどね。

 

こちらの言葉を聞く耳が無い。

それはタクトの側にいる生き残りの女性達も同じだ。

 

俺にあっさりと負けておいてタクトが最強の勇者とか言ってる事には周りも呆れていたが。

レベルも1になってるのにな。

 

こちらへの言動に怒った兵士に小突かれて倒れこんでいた。兵士は波に参加していたので大分レベルが上がっていたらしい。相手が1レベルとはいえ軽く小突いただけで勇者で地面に倒れている事に驚いていた。

 

 

しかし、ただの兵士に小突かれただけで倒れ伏す勇者には呆れだけでなく蔑みの視線が混じっていたが。

それまでの言動を含めてこれが勇者?という思いをこの国の兵士は持ったらしい。

 

呆れる兵士と騒がしいタクト一行と共に迎えを待つこと暫し、空には複数の飛行機が。

 

あれをこの世界で作った事は称賛してもいいのだけれどね。交渉の結果ではあれの内の何機かはこの国の物だ。

 

もちろん爆発物等の警戒はするし、貰う飛行機は向かうが差し出す物ではなくて此方で選ぶが。

 

そもそも、此方に向けてくる悪意を感じるからな。

下手すれば一戦あってもおかしくはないくらいだ。

 

 

「くそが。絶対にてめぇらは許さねえからな!グェ」

 

タクトが騒いだことでまた兵士に小突かれた。

地面に転がった所で猿轡をつけられて黙らされた。

 

それを見たフォーブレイの交渉団が此方に殺意を向けてきたがそれは無視した。

 

武器を向けてきた女にはタクトのレベルが1である事やここで争えば確実に死ぬ事を伝えると悔しげに引き下がった。

 

多少のトラブルこそあれどタクト達の身柄と飛行機と慰謝料を受け取る訳だが飛行機からは悪意を感じたので改めて王様に進言。

 

受け取る飛行機を違う物にして俺達が受け取る予定だった飛行機にタクト達を乗せようとすると交渉団は慌てていた。

 

罠を仕掛けたのがバレバレな反応。

それを責めた上で交渉を続けた。

 

相手側からタクトの妹を名乗る奴とその仲間達が武器を向けてきたがそれは俺が抑えた。

行動を起こした女達はタクトの妹を以外は殺して爪に吸わせた時にタクトがまた騒いでいたがそれは無視した。

 

結果として飛行機を更に一つと女達が持つ銃や武器を此方で徴収する事に。

 

更には賠償金と慰謝料の追加という事でフォーブレイに要求を加えた。

 

この国の認識としてはフォーブレイは完全な敵国となった。タクト達は弱い勇者と非常識な女達の集団という認識。

 

俺は簡単に抑えたが相手のレベルが高いのは確か。

対抗できる戦力が必要だよな。

 

幸い、武器と金は大量に入手出来たのだし色々と動かないと。

 

そんな訳で交渉を終えてタクトを引き取った一行は飛行機に乗って空に。

 

ただ、俺達に渡すつもりだったという飛行機が一つ墜落していたが。

たぶん、俺達への嫌がらせだったんだろうけど。

何もない平原に墜ちたのは不幸中の幸いか。

 

もしも空から爆撃とか考えてたらセシリアに乗って全機墜落させるつもりだったけどね。

 

まぁ、徴収した武器の中に爆弾の類いもあったから考えてはいたのだろうけど。

 

そう考えると馬鹿が暴走したお陰で助かったと思うべきか。レベル200を越える人間の行う爆弾とか俺以外の人間に何れだけの被害が出たことか。

 

王様との話し合いタクト一行からの戦利品を受け取る。高レベルな彼等の装備だけあって今の装備を強化出来るか。

 

レベルも更に上げられたしな。

 

さて、一度奴隷商の所に向かうとするかね。

 

 




タクトの配下の暴走はフォーブレイにおいてのタクトの立場を悪いものに。

原作で行った無法を行う力は大きく削がれました。
ただ、タクトは勇者の武器をもっと集めれば勝てると考えている模様。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。