メルロマルクの勇者召喚という原作の開始から二週間。
こちらの国では二度目の波を迎える。
この二週間の間に新たに増えた奴隷部隊。
奴隷部隊には亜人だけでなく人間の女性も増えている。
他国の女騎士とか含めて俺に宛がうのを目的にしているのではないかと思うような奴隷が用意された時点で国と話し合うことになったが。
俺が奴隷を買い漁っている事やその奴隷達の実力が並外れている事から俺に奴隷を宛がおうという動きができたそうだ。
原作でも似たような事がなかったか?
ある程度は選抜して奴隷に加える事にはなったが。
相手の身の上とか聞くと断りずらいよな。
波で護るべき領地を失ったとか帰る場所が無くなったとか。まあ、一度奴隷にした後に事実かどうか聞いて対応を決めたが。
波の前には奴隷部隊が30人。メイド部隊が10人になってた。流石にこれ以上は増やすつもりはないが。
あまり数が多いとレベル上げや資質向上等の手間がね。
自分達に加えて騎士団が500人。冒険者が80人と前回よりも多くの人数で波に対応したのだが今回は周囲にある街が一つだけという好条件であった為に騎士団を引き連れて街を通りながら波の根元に。
強力なモンスターが出たときこそ俺達が戦うが精鋭部隊というだけあって騎士団も強い。というか前回の波とこの間の活性化で騎士団の強さが一つ上のランクに上がったように思えた。
波に活性化とレベルを上げるのに適していたのだろうな。
前回の波の後にクラスアップに訪れる騎士団の人間が多かったとは聞いていたが。
モンスターの大群でも俺や奴隷部隊が突撃して数を減らせば騎士団や冒険者達でも対処は可能。
今回の波では後々の事を考えて騎士団のレベルアップもサポートしておく。
波が続くなかで俺達だけで対処しきるのは無理が出る。
ならば騎士団や冒険者に波に対応できる強さを身につけてもらえばいい。
それに、ないとは思うがメルロマルクやフォーブレイと戦争になった場合は一人でも強い味方が欲しい。
ある程度の余裕を持ちつつ波のボスは俺が戦い二度目の波を静める。
そして被害の報告を聞くが今回の被害もかなり軽い。
騎士団や冒険者の死者は前回よりも少ないという事で俺の株も大分上がったようだ。
そんな話を聞く中で話題となるのが他国の勇者。
フォーブレイの勇者達や四聖の勇者の話しは俺も気になったので詳しく聞いた。
まず、フォーブレイだがタクトはレベルを上げるために仲間達と高レベルのダンジョンな入ったとか。
仲間達によるパワーレベリングでレベルを上げているようだ。とはいえ、元のレベルに戻るにはまだまだかかるだろう。
それにフォーブレイの王様からそれなりの処罰も受けているはずだ。
そして鞭の勇者であるタクト以外の斧と槌、投擲具の勇者は消息不明。タクトに武器を奪われて殺された可能性が考えられている。
フォーブレイの王様にはタクトが他の七星武器を奪っている事を伝えているはずなのだが。
そして四聖の勇者の方なのだか情報を集めた者達からの評価は低い。
勇者の実力がまだ召喚されたばかりで低いとされている事もそうだが槍の勇者と剣の勇者は仲間との連携等を一切考えていないようだ。
それに何よりも盾の勇者による仲間への強姦の疑い。
これに関してはメルロマルクの王女の評判の悪さと合わせて冤罪だろうと考えられている。
そもそも、旅立ちその日に止まった宿でいきなり強姦とかありえないだろう。しかもレベルが低く攻撃力のない盾の勇者が。
それに、盾の勇者が購入した装備を槍の勇者が装備しているとか。王様が明らかな差別をしている事とか。
三勇教の存在を含めて情報を集めた全員がおかしいと考えた。
なのに勇者達はそれに気づかずに盾の勇者を悪としている。勇者は頭が悪いのではと口にした者がいる。
盾の勇者を貶める事で他の勇者とメルロマルク自体の評判が悪くなった。
シルトヴェルトでは事実を知ってメルロマルクとの戦争を考えたらしい。
色々と危うい情勢になっているみたいだ。
原作では大丈夫だったが外伝では戦争になってたよな。
この世界は大丈夫だろうか?
メルロマルクで戦争が起こる可能性がある以上はその前に手に入れておきたいものがある。
バイオプラントの種だ。
槍の勇者が封印を解く事で災いとなるが盾の勇者が静めるのだったな。
あの種を手に入れれば食糧問題が大方片付くからな是非とも手に入れたい。
一度メルロマルクに行くか?
セシリアに乗って行けば直ぐだし。
何時でも転移出来るようにポイントをつくって置くか。
それに原作の確認や勇者の実力の確認等はしておいた方がいいだろう。
それに主人公である盾の勇者に万が一があっては困る。
多少の支援をしてもいいかも知れない。
うん。
行くか。
まずは王様にメルロマルクに行く事を報告。
盾の勇者に接触する予定である事を伝える。
国としても同盟国であるシルトヴェルトで信仰されている盾の勇者と仲が良くなった方が良いと考えたのか肯定的な意見。
さて、原作の主人公との接触か。楽しみだね。