ソードアート・オンライン ~時幻の体現者~   作:☆さくらもち♪

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少しというかかなり甘いです。
内容エッチぽいかもですが、どうぞ。


時幻の愛し子

SAOでのハウス購入のやり方は至極簡単。

メニューウィンドウを開いて該当階層の空き家を探して購入手続きをするだけ。

現地に赴いて下見も出来るし、内装も見れる。

だけれどSAOのハウスは総じて高い。

階層が上がれば上がるほど相場は上がる。

機能性や実用性がある家や、豪華絢爛な家などはさらに高くなったりする。

四十八層の空き家もそこそこ値は張ったけれど、僕はソロ専。

お金なんて腐るほどあるし、使い道も対してなかったので貯まる一方だった。

攻略組幹部全員の金額を数倍した金額を持っているといえば、僕の持ち金は分かると思う。

ユウキと色々と悩んで選んだのはシンプルな一軒家。

外装に水車がついてたり、水路が近くにあったりと景色の音が多い。

二人暮らしをするなら困らない部屋の大きさで、お互いこの家が良いと決まった。

 

「キョウ、ありがとう」

 

「うん・・・?」

 

「ホントはボクもお金出さないと駄目なのに・・・」

 

「ん、良い」

 

そして購入はすぐに済ませたが、ユウキはずっと落ち込んでいた。

この購入した家の金額があまりにも高額で、四十八層の空き家では上から数えた方が早いほど高額物件だった。

それは最前線で戦っているユウキですら、半分も出せなかったぐらいに。

 

「こんな、高いと思わなかった」

 

一般的な家でも200~300万あれば買える。

だがこの家は1200万というぶっ飛んだ金額。

諦めようとユウキは言いつつも名残惜しそうにしてたから、僕が一括で買った。

かなり減っちゃったけれど、それでも問題はない。

使い道そこまでないからね。

 

「ん・・・でも、内装に家具はある」

 

「そう、だね」

 

内装には珍しく家具があり、デザインも家と合っていた。

これもあったからこその金額だったのだろうと思う。

 

「・・・気になる?」

 

「うん・・・」

 

「出せないのは、仕方ない。だから、僕の我が儘聞いて?」

 

「分かった・・・」

 

ユウキはこういうのをずっと引きずる。

だから代わりに僕の我が儘というか、したいことをやってもらう。

 

「ベッド、行こっ」

 

あまり元気がない彼女の手を引いて寝室へと連れていく。

そのままベッドに引き込むと、ぎゅうっと抱きしめる。

家探しであまり気にしてなかったけれど、夕方でなんだか疲れた感じがあった。

 

「き、キョウ?どうしたの?」

 

「んむ・・・」

 

最近の僕はユウキにべたべただ。

ずっと引っ付いていたい。

抱きしめてるとユウキの柔らかい双丘が僕に当たる。

むにゅむにゅと顔を埋めてると、ユウキに強く抱きしめ返された。

 

「む~・・・」

 

「嫌、だった?」

 

「そうじゃないけど・・・は、恥ずかしい、よ」

 

そう言うユウキは顔を赤くしていたが、それでも熱を孕んだ紅い瞳は僕をしっかりと見つめる。

 

「嬉しい、くせに」

 

意外にもユウキは羞恥はしつつも、期待を優先する。

辱められる方が嬉しがる。

とはいっても、そんな姿のユウキを見せるわけないけどね。

僕だけが見れる特別なユウキだから。

 

「えへへ・・・キョウはボクの旦那様だもの」

 

まだまだ一緒にいるだけでドキドキもする。

だけれど、見た目以上にユウキは色気があって、理性を揺する。

耳元で聞こえてくるユウキの吐息も心なしか、熱くて。

 

「ボクは、良いよ・・・?」

 

その一言で、ずっと我慢してたものが止まらなくなる。

お互いに熟した身体ではないけれど、求め合う。

重ね、離れた唇からは光に反射して銀糸が垂れる。

 

ユウキ(木綿季)、大好き」

 

「っ・・・うんっ。ボクも大好きだよ」

 

僕の言葉の意味に気付いたのか、とても嬉しそうに。

熱い吐息と、甘えた瞳。

それでいてとろんとした表情。

 

「来て・・・」

 

お互い、服はもう着てない。

生まれた姿のままで、ベッドに倒れ込む。

初めてだった彼女を優しく、幸せな世界へと僕は連れ込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごそごそ、と布が擦れ合う音がした。

まだ寝ていたい気持ちがあったものの、閉じた瞼からは窓から入り込む光が微かに入ってくる。

 

「ん・・・あ、さ・・・」

 

身体を動かそうとすると、あまり自由に動かなかった。

目を開けると前には柔らかいものが、むにゅむにゅと形を変えて触れていた。

 

「んっ・・・」

 

それに合わせて僕をぎゅっと抱くユウキからは艶っぽい声が少し聞こえた。

 

「あっ、たか」

 

現実世界の身体じゃないけれども、ユウキの身体は暖かい。

僕を抱きしめるユウキも同じ感じなんだろう。

昨日のユウキに色々と反省すべきだったと思うことがあった。

やってしまったことだけれど、ユウキの身体はまだまだ成長するからこそ抑えたかったのに。

今からあんな行為をしてお互いに癖になったら困っちゃう。

 

「んぅ・・・」

 

ユウキの温もりを堪能していると、起こしてしまったらしく、まだ焦点の合わない瞳が僕を見る。

僕が抱きしめてる事が分かると嬉しいのか、ふにゃっと柔らかい笑みを浮かべた。

 

「おはよう、ユウキ」

 

「ん~・・・おはよ~」

 

ここはSAOだからあまり気にならないけれど、

現実世界だったらユウキはまだ身体を起こせない。

多分というか確実に鈍い痛みが多少ある。

 

「まだ寝てて、いいよ」

 

「ん、分かったぁ~・・・」

 

まだまだ眠たいのか、ユウキは少しすると静かに寝ていた。

寝顔がまだ幼くて可愛い。

頭を撫でたくなったけれど、そんなことをしてたらここから動けなくなっちゃう。

 

「まだまだ、おやすみ」

 

毛布をかけ直してあげて、脱いでいた服を着ておく。

メッセージは何個か飛んできていたようで、内容を確認していく。

 

「ん・・・アルゴ」

 

アルゴとは色々と長い付き合いだ。

ベータテスト時というのもあってお互い利用しながらも協力関係ではあった。

昨日はほとんど見れなかったから急いで確認すると、ある一文に目が止まる。

 

()()()()

 

笑う棺桶(ラフィン・コフィン)は僕が潰したギルド。

幹部3名を始末しているから、表立った活動も出来なくなって自然消滅したと思っていたけれど。

 

「掃討作成、か」

 

血盟騎士団、風林火山、聖竜連合とSAOの名だたるギルドが参加しているらしい。

ソロのプレイヤーにも声をかけている辺り、本気度は高い。

向こうもレッド主体にオレンジを集めているらしいから対抗するための戦力ってことなんだろう。

人を殺すことに躊躇いがない人間ほど、相手をするのは厳しくなる。

過剰戦力と言われてもおかしな話ではないから。

 

「ユウキ・・・」

 

別に行くのはいい。

だけどユウキが嫌と言うのなら、僕は行かない。

多分言ったら駄目って言うんだろう。

誰が好き好んで、好きな人を死地へと行かせるんだろう。

でも教える必要性は・・・ない。

アルゴの送ってきた内容には、女性プレイヤーには声をかけていないそうだから。

彼女が自分で知り得たのならその時は教えよう。

裏仕事は他人で入るものじゃない。

入りたいというならば、自分の力を示す必要がある。

裏世界というのはそういうものだ。

いつの世も。

自身で気づけない愚か者は、いつの時世も総じて弱者なのだから。

ユウキはそうじゃないと僕は思う。

永く生きた僕の経験が、直感が。

 

「僕の愛しい子。どこまで来れる?」

 

夢の中でまどろむ、類い稀なる美貌を持ちし少女。

僕の居場所。

ずっと作り続けていてね。

じゃないと。

もう君なしじゃ、生きれないから。

 

 

 

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