FGO微課金ユーザーが『HUNTER×HUNTER』の世界にいく話   作:あきしょう

4 / 8
 書いてやったぜえええええ!!
 日間ランキング1位、高評価、そしてたくさんの感想ありがとうがございます! 
 あと感想返信できなくてすみません。


 この話を読んでたぶん、主人公運よすぎだろ!!という思う方も多いかもしれませんが、やっぱり私の好きなキャラをだしたいんで、甘んじてその批評を受け止めたいと思います!


追記
後書きにあるエルバサの説明を少し変更しました。皆様の貴重な意見、ありがとうございました。

 
 


なんで沖田さんはセイバーなのに剣からビームを撃てないんだ!

――ゾルディック家

 

 伝説の暗殺者一家と称され、その筋では「誰も真の顔を見たことがない」と噂されているが、実際はククルーマウンテンにある彼らの邸宅外は地元の観光スポットになっているなど意外とおおっぴらな一族だったりする。

 

 ハンター試験に合格し、キルアを連れ戻すためにククルーマウンテンに向かったゴンたちは、ゾルディック家の敷地に入るための試しの門を突破し、執事たちの出す試練を乗り越え、ようやくキルアと再会していた。

 

 もちろんそこに主人公の姿はない。ハンター試験が終わるとクエストクエスト言ってさっさとどこかに去ってしまったのだ。しかしハンター試験中なにかと縁があり彼のことをある程度理解していた一行は、まあ仕方がないとそれを受け入れていた。

 

「キルア! 無事だったんだね!」

 

「ああ、心配かけたみたいだな、ゴン、クラピカ、……ついでにレオリオにも」

 

「なんで俺がついでなんだよ! せっかく心配してここまで来てやったのに! 来て損したぜ!」

 

 キルアの軽口にレオリオが怒るがそこには険悪なムードは一切ない。

 仲間との再会を純粋に喜ぶ、和気あいあいとした雰囲気であった。

 

「冗談冗談、レオリオもそんな怒んなって。土産話もあるしさ」

 

「土産話?」

 

「そ。何も俺はただ兄貴の言われたとおりに帰ってたわけじゃないぜ? お前らもあの試合を見てずっと気になっていることがあるだろ?」

 

 キルアの言葉に三人は同時に息をのむ。

 この中で唯一ゴンだけは気絶していたので実際に試合を見たわけではなかったが、それでも起きた後に今ここにいないあの目つきの悪い友人とヒソカの戦いのことはレオリオたちからは聞かされており、実際に自分の目で見れなかったことをとても悔しがったのは記憶に新しい。

 

「……『念能力』のことか?」

 

 しかし、キルアの言葉に一番早く反応したのは、他でもないクラピカであった。

 最終試験で見せられた、あのとんでもない戦いの最中にヒソカが言っていた『念能力』という言葉。

 間違いなく何か知っているはずの試験官に聞いても答えてくれず、『念能力』というのは何なのかさっぱり分からなかった。しかしこれまでの自分の常識を塗り替える力というのは間違いなく、それを手に入れられれば、復讐を果たすという自分の目標に一歩近づくと考え、だれよりも『念能力』についての情報をクラピカは欲していた。

 

「ああ、大まかだがな。あとでちゃんと話してやるって。だが、それ以上におもしれえ話も聞けたぜ」

 

「面白い話?」

 

 首をかしげるゴンに向かってキルアは悪戯っ子のように笑い、

 

「今ここにいねえ薄情な野郎の話さ」

 

 父親に聞かされた内容を話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 ゴンと再会する少し前、キルアは自分の父親であるシルバに念能力について知っていないか尋ねてみた。ゾルディック家の家長であるシルバならば必ず知っているだろうという確信をもって。

 

 そしてキルアの予想通り、シルバは少し意外そうな顔を見せただけで、特に隠すこともなくキルアに念についての簡単な知識を教えてくれた。

 

 

「……以上が、念能力についての基本的な知識だ。だが知識だけではどうにもならん。念を使えるようになるためにはより実践的な修行が必要になってくる」

 

「じゃあ念についても親父たちが修行つけてくれんのか?」

 

 キルアは戦闘技術や暗殺術、薬物に対する耐性など、様々な技術を幼少期からゾルディック家より教わってきた。だからこそ、念能力についても当然ゾルディック家が自分に教えることになると考えてきたが、

 

「いや、ハンター試験の合格者には協会から念の指導者が送られてくる。ゴンという友達としばらく共にするつもりなら、お前にも教わる機会はあるだろう。身内の我々が教えるよりもそっちの方がいいかもしれん。お前の好きにしろ」

 

「ふーん。じゃあ、そっちでいいや」

 

 まあ、ゴンとも一緒にいたいし、ちゃんと教えてくれんならどっちでもいいか―と考えキルアはそう答える。

 

 聞いた限り、念とはかなり有用で自由で幅が広い能力のようである。

 ゴンたちにもさっそく教えて、だれでもいいから修行をとっととつけてもらい、一緒にすごい力を作ってやろう。

 そんなキルアの考えを見抜いたかのようにシルバがキルアに1つ尋ねた。

 

「確か、お前が念について知るきっかけは、恐ろしく強い少女を連れた目つきの悪い青年だと言っていたな」

 

「ああ、そいつとは試験中何かと一緒になる機会があってよ。何かっていうと石とかガチャとか豚君みたいなことを言ってたから、なんだこいつと最初は思っていたんだけどな。実はあんなスゲーやつなんて思わなかったよ」

 

 キルアが初めて彼と沖田に出会ったのは一次試験の途中。

 疲れたと言って自分で走らず沖田におぶさり、それをレオリオにとがめられていたところだった。

 その様子を見てふと今あいつを床に落としてやったらどんな反応するか見物だと、キルアのいたずら心がうずいた。 

 そして彼らがレオリオたちとワーワー言い争いをしている中、無駄に高度な技術を駆使して誰にも気づかれないように近づいたそのとき、

 

 

 キルアは、自分の死を錯覚した。

 

 

 沖田が己のマスターに危害を加えようとするキルアに気づいて殺気をぶつけたのだ。

 

 沖田の両手がふさがっていたとしても、誰かと話している最中だったとしても、腰の剣が抜けなかったとしても、自分は何一つ抵抗することもできず殺される。大音量で脳がそう警告を発し、キルアは自分でも訳も分からず全速力でその場から逃げ出した。

 

 ハンター試験を暇つぶし程度にしか考えていなかったキルアにとって、それはとても衝撃的な体験であり、それ以来沖田という少女とそれを当然のように従えている青年に興味を持つようになる。

 

 後にその沖田が実は念能力とやらによって作られた存在だということを知って、キルアは念について興味を強く持ち、彼のことをいやいやだが見直したのだった。

 

「……そいつの名前は、もしかしてこうではなかったか?」

 

 シルバはそう言って一人の男の名前を告げた。

 それは、まさに自分が念能力のことをしるきっかけを作った青年の名前であり、まさか自分の父からその名前を聞くことになるとは思わなかった。

 

「あいつのこと、知っているのか?」

 

「ああ、前に一度やつの暗殺依頼を受けたことがある」

 

「!!」

 

 シルバの言葉にキルアは驚愕する。

 ゾルディック家に狙われて、それでも生きているということはつまり、

 

「……親父でも、沖田にはかなわなかったのか?」

 

 そう、それは彼、というか彼を守る沖田が自分の父以上の実力者ということしか考えられなかった。

 

 というか、ゾルディック家の人間に命を狙われたことがあるのに、試験中ずっとあんなナチュラルに自分と話していたのか。どれだけあいつは面の皮が厚いんだろうとキルアは思う。だがそもそもあいつがゾルディック家という名前を憶えていないという可能性があることを思いついたとき、たぶんそれだなと根拠はないが確信していた。

 

 しかし、次のシルバの言葉によってさらにキルアは驚されることになる。

 

「……沖田? ああ、……あのハイカラな和服の少女のことか。いや、違う」

 

「違う?」

 

「俺が戦ったのは、別の少女だ」

 

「…………え?」

 

 

 

 

 

 それは一年ほど前のことである。

 とある伝手でゾルディック家のもとに1つの依頼が舞い込んできた。

 

 なんでも、なんの後ろ盾のない青年がとあるマフィアに難癖をつけて真っ向から喧嘩を売ってきたのだという。本来ならそんな馬鹿な真似をしでかした奴を己の面子を気にするマフィアが見逃すはずがなく、マフィア自身の手によって親族もろとも血祭りにあげられる……はずだった。

 はずというのは、どうやらその少年に付き従う用心棒の少女が異常なまでに強く、そのマフィアが保有する戦闘部隊はその少女によって全滅させられてしまったらしい。

 

 しかし素人のガキ2人にいいようにあしらわれたままではマフィアとしての沽券にかかわる。これからの存続すら危ぶまれる事態だ。そこでマフィアたちは大金を払ってでもその道で一番といわれるゾルディック家に殺しを依頼をすることにした。

 前金もすでに振り込まれており特に断る理由もなく、それをたまたま手の空いていたシルバが受けたというわけだった。

 

 マフィアを一人で全滅させるとは相当強い念能力者に違いない。

 

 そう考えたシルバは普段以上に油断することなく万全の準備をもって殺しにかかった。しかし、シルバは対象と実際に対面した際、自分の想定がまだまだ甘かったと嫌でも痛感させられることになる。

 

 

 ターゲットの青年はハンターではないが、ボディーガードや魔獣退治などの依頼を多数受けているためかなり稼いでいるらしく、ホテルの最上階にあるスイートルームをずっと借りて暮らしているらしかった。

 

 高級ホテルのスイートルームであるため相応に警備も厳重であったが、伝説の暗殺一家の家長であるシルバにとって、そんなところに忍び込むなどその辺の道を歩くのと大して変わらない。特に障害もなくターゲットのいる部屋までたどり着き、堂々と扉を開けて部屋に入っていったシルバを待ち受けていたのは、

 

「また来たのか! いい加減にしろ!! ウジャウジャと虫みたいにわきやがって!! こっちの迷惑も考えろ!!」

 

 広くきれいな部屋の中、1人うんざりした顔をしたターゲットの罵声であった。

 

「夜も寝ずに雑魚を一匹ずつ倒す作業を繰り返すこっちの身にもなってみろ! ほんとにつらいんだからな! もはや苦行だ! くそっ! 沖田さんじゃなくてオルタの方だったら全体宝具で一発なのに! なんで沖田さんは剣士(セイバー)なのに剣からビームを撃てないんだ! おかしいだろ! 剣士(セイバー)なのに!! 『なんかすごいビーム』撃てよ!」

 

 そりゃあ剣士なんだからビームを撃てる方がおかしいだろうとシルバは思ったが、マフィアに命を狙われて気がおかしくなっているのだろうと特に言及することはなかった。それよりも気になることは、

 

「それで、その沖田という少女はどこにいる?」

 

 シルバの調べでは、彼には沖田という少女が護衛のためか常に少年にべったりとくっついて行動しており、片時も離れることはなかったという話だったが、今はどこにも見当たらない。部屋の周囲で見張っている様子もなかった。それならば自分はこうも簡単に彼のいる部屋に入れるなどおかしすぎる。狙いが読めない。

 

 シルバのその疑問に、拍子抜けするほどあっさりと少年は答えた。

 

「うん? 沖田さんなら今頃マフィアのアジトに俺の睡眠を妨害したマフィアのボスや幹部どもを皆殺しに行ってるはずだ。令呪も一画使ったしな。たぶんしばらく俺から離れても大丈夫だろ」

 

 その言葉を聞いてシルバは納得する。

 

 なるほど。

 彼を襲う刺客たちは自分も含めてマフィアのボスや幹部たちの命令や依頼で動いている。だから刺客をずっと相手しているよりも指示を出している大本を叩くというのは理にかなっているし、彼の現状を打開する最善の方法だと言っていい。

 

 ……だが、

 

「残念だが一足遅かったようだな。沖田という少女がどれだけの凄腕かは知らないが、俺が今ここでお前を殺すよりも早く仕事を終わらせるということはないだろう」

 

 そう、遅かった。

 結果論だが彼は自分が依頼を受諾する前にその指示を出すか、それか沖田とともにマフィアのアジトに乗り込むべきであった。しかし、そんなことを今更言ったところで仕方がないだろう。実際に今、彼は自分によって殺されるのだから。

 

 せめて痛みも感じる間もなく一瞬で依頼を完了()してやろうと思い、近づこうとしたその時、

 

「俺はな、自分が世界の中心だなんて思ってない」

 

 突然、脈絡なく青年がそんなことを言い始めた。

 

「飯を食わなきゃ腹が減るし、どういうわけか戦闘中にサーヴァントは血を吐いて倒れ、敵は率先してサーヴァントじゃなくマスター()を狙ってくる。挙句の果てにせっかく貯めた石も爆死する。『HUNTER×HUNTER』だか念能力だか知らんが、俺がいるのは前の世界と変わりゃしないよ。だからそんな世界で俺は自分の命を守るために、そしてガチャをするために常にどうすればいいか考えてきた。沖田さんはいつも肝心な時に倒れるから余計にな」

 

「…………」

 

「そんな俺が、命を狙われている今この真っ最中に、サーヴァントを一騎もそばに置かずにいると思うのか? ……話は終わりだ」

 

 青年が静かに語り、静かに言葉を終わらせる。

 話を聞いているときも、シルバは少年には一切の強者らしきものは感じず、彼は正真正銘の弱者だと見抜いていた。

 

 だがなぜか、まずい、と思った。

 何かは知らないが、今、シルバの危機察知能力が全力で警告を発していた。

 

「殺せ。バーサーカー」

 

 その言葉とともに、濃密で莫大な、そして殺意に満ち溢れたオーラの高まりをシルバは感じる。シルバは長年培ってきた戦闘経験に従い完璧に近い念を『堅』をそれも一瞬で練り上げ、全身の防御力を格段に上昇させた。

 

 そしてその数舜後、激しい痛みと自分の体が吹き飛ばされる感覚を覚え、それから少し遅れて自分が人外の膂力によって殴られたのだと理解した。

 しかしさすがはゾルディック家の家長。一瞬で現状を理解すると、スイッチを完全に切り替え戦闘態勢を整える。

 

「ふん! ようやく出番か。遅いぞ、マスター」

 

「すまんすまん。だがバーサーカーの一撃で死なないとは思ったよりも強いんだな」

 

 自分を殴ったのは、そんな会話をターゲットと交わしている一人の少女。

 事前の情報に彼女のことなど全くなかった。自分も殴られる直前まで彼女の存在に気づかなかった。

 透明化する能力か存在感を消す能力かと思ったが、違うだろうと思い直す。

 あの尋常ならざる自分の『堅』をも貫く威力のパンチは、純粋な『強化系』にしか出せるはずがない。きっとそれが少年の方の能力だと警戒心をもう一段階さらに高め、彼女をよく観察する。

 

 巨大な少女は銀髪に健康的な肌、極限まで鍛えられた肉体もそうだが、なによりもその少女は、

 

「なんともきれいなお嬢ちゃんだ」

 

 あと5年か10年もすれば絶世の美女と言えるほど美しい顔立ちをしていた。

 

 

「……あ!」

 

 

 緊迫した雰囲気の中、そんな青年の間の抜けた声が室内に響き渡ったことをシルバはどうしてかよく覚えている。

 シルバはその時、どうして青年がそんな声を出したのか分からなかった。だが、今ならわかる。

 理由は知らないが、あの時の自分の言葉は絶対に言ってはいけないものだったのだと。 

 

「今!! なんと言った!!」

 

 突然、少女が叫んだ。

 それは精神だけでなく物理的にもプレッシャーを感じさせるほどの声量。

 

「きれい、と私に言ったか!!」

 

 いや、少女というのは正しくないだろう。そこにいたのはもはや少女の皮をかぶった化け物だった。

 

「アああああああああああああああああああああああああああ」

 

 目は怒りで塗りつぶされた眼で自分を睨みながら、化け物は何かを叫ぶ。

 

「キサマ!! キサマは!!」

 

 その内容はほぼ理解不能。

 ただ、唯一わかることがあるとしたらおそらく、それは

 

「アキレウスゥゥウウウウウウウウウウウウウウッ!!」

 

 誰かの名前ということだけだ。

 

  

 

 

 

 

 そこから先のことは、キルアはほとんど聞かされていない。

 数十分後、沖田がシルバの依頼者であるマフィアたちの首を引っ提げて戻ってくるまで、地獄のような時間だったとだけ疲れた顔でシルバは語った。

 

「キルア、あらかじめ言っておく。お前がどんな念能力を作るつもりか知らんが、やつの真似だけはやめておけ。念能力とはそこまで便利なものではない。己の身の程をはるかに超えた力はそれだけ危険が付きまとうということだ」

 

「……制約と誓約ってやつか」

 

「ああ、あれほどの強者を複数召喚し使役する能力など俺は他に聞いたことがない。奴の抱える制約と誓約は尋常なものではないはずだ。そう、それこそ」

 

 そこでシルバは少し間を置き、

 

「常に、地獄を見るほどのな」

 

 と最後につぶやくように言った。

 

 

 

 

 

 そこは、だれもいない町の郊外。

 そこに一人男の絶叫が響き渡る。

 

「離せええええええええええ!!」

 

「離しません!!」

 

「俺はガチャをするんだああああああああああ!!」

 

「いいぞ。マスター引け! そしてやつを私の前に呼び出すのだ!」

 

「貴女も! マスターを煽るのはやめてください!」

 

 なにか意味不明な言葉を大声で叫ぶ男とそれを羽交い絞めにして押さえる女性と反対に煽る女性。あまりに見苦しく、地獄絵図といっても過言ではない光景がそこにはあった。 

 

「この間300個貯めるまではガチャをしないって目標を立てたじゃないですか! マスターは何度中途半端な数で挑んで爆死すれば気が済むんですか!」

 

「だからだよ!」

 

「へ?」

 

 今まで爆死した分の石は無駄ではない。

 何度も何度も爆死した分、確率的にそろそろ来てもおかしくないんだ!

 俺は死んでいったあいつら(聖晶石)に報いるためにも戦い続けなければならない!

 

 そういう理論のもと、彼はガチャを引こうとしていた。

 それに、

 

「頼む! 後生だから……今日の水着ネロピックアップだけは引かせてくれ! 次はいつ来るか分からないんだ!」

 

 そう、今日一日だけはスペシャルガチャで水着ネロのピックアップがやっているのだ。これを逃したらもう引けないかもしれない。そんな焦りが彼に無謀なガチャを引かせようとしていた。

 

「どうせ10回や20回程度じゃ引けるはずがありません! 石を無駄に消費するだけです! それに水着なら今年の夏のイベントで水着沖田さんが実装されるはずですからいいじゃないですか!」

 

「ふん、毎年毎年出る出る言っててノッブやXXにことごとく奪われた奴が何をぬかすか! どうせ今年もなんだかんだ別の鯖になるとかいうオチだろ! 知ってるんだからな俺は! ぬか喜びさせやがって!」

 

「そ、そんなことはありません! 次こそ、次こそは! 沖田さんが水着になるはずなんです!」

 

「そんなことはどうでもいい! とにかく引かせろ! 大丈夫! 俺、今無欲だから!! 物欲センサーを通り抜けられる気がする!」

 

「本当に無欲な人はそんなこと言いません!! ほら、石はしばらく没収です!水着沖田さん実装までガチャ禁です!」

 

「そ、そんな!!」

 

 今欲しいサーヴァントがピックアップになっているにも関わらずガチャができず、またできても石が足りなくて当たらない。石を貯めるためにはひたすらログインボーナスとクエストにより時間をかけて少しずつ貯めなければならない。しかも排出率は本家のガチャ以下。

 

「頼むから、誰か俺にガチャをさせてくれええええええええええええええええ!!」

 

 彼は間違いなく日々地獄を味わっていた。

 

 

 

 

 

 




■■■■■■■

クラス:バーサーカー

ステータス
筋力A⁺ 耐久B⁺ 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具A

 主人公がこの世界にやってきてからおよそ一年ほどたったころに召喚した2体目のサーヴァント。
 召喚した際、沖田が何気なくつぶやいた「きれいな方ですねー」という言葉に反応し、危うくマスターともども殺そうとした経歴をもち、コントロールが非常に難しい。しかも魔力にある程度耐性があるうえ、スキル『狂化EX』もちなので令呪の効果が強く働かず、暴れだしたら気が済むまで暴れさせるか、令呪を3画すべて使うか、沖田さんをぶつけて鎮圧させるしかない。

 ハンター試験の本試験では何日にも渡っていろんな人と一緒に受験すると聞いて、彼女が切れて暴れて試験が中止になる未来しか見えなかった主人公が、何日も説得に説得を重ねなんとか本試験の間、霊基保管室に待機してもらっていた。(別に説得の必要はなく主人公の意志1つで決められるが、そうすると一気にサーヴァントの関係性が悪くなると考え主人公はよほどのことがない限りやらないようにしている)

 ちなみにマフィアと全面抗争するきっかけは、マフィアの下っ端が彼女を見てきれいといって彼女がぶちぎれたこと。

 主人公がアキレウスを引いて、殺せる日を今か今かと楽しみにしている。





 そんな彼女の真名は何なんなのか 知りたい人はFGOをプレイしよう! 
 そしてガチャを引こう!(運営により洗脳されている可能性があります)

 そしてみんなみんな爆死しちまえええええええええええええ!!(水着ネロ爆死しました)




 
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。