ネウロイ・コンバット~ifの世界から~ 作:忙忙忙ー忙・忙ー忙忙
夢を見ていた・・・
「・・・あれ?ここは?アンジー?どこだ~~?」
なんか真っ暗な場所に立っている。真っ暗で周りがわからない。
ていうかここどこ?
どすどす・・・
「ん?」
今何か足音が・・・
そう思って後ろを振り返る
どすどすどすどすっ!
ウゴアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
巨大な足と手を生やしたレンガの壁がすさまじいスピードで迫ってくる!
「うぎゃあああああっ!来るなああああっ!」
そしてそれがジャンプして上からのしかかって来る。
「重めええええっ!誰か助けてえええええっ!」
ーーーーーーーーー
ブリタニア第501統合戦闘航空団基地
医務室
「まだ目を覚まさんのか?」
そう聞いて来たのは部隊の司令官であるマロニー大将のものだった。
”いえ、もう少しです。先程から脳波に活発な動きが感じ取れます。今日明日には起きるでしょう。”
答えたのは人型になっているアンジーである。
「君とは約束を交わしたが君の主人が起きないのでは・・・」
その瞬間
「うわあああああああっ!」
「”!?”」
「うわっ!うわっ!ででででたっ!壁がっ!壁が迫ってくる!っていてえ!足がいてーーー!」
”高木落ち着け。私です。”
シュッ
アンジーの拳からフックが放たれる
「えぼっ!?・・・はっ!あれ?ここは?」
殴られて頭がすっきりしたらしい。
”基地ですよ。ほら、わたしたちが迎撃したネウロイの目標の。”
「!?・・・俺は何日寝ていた・・・」
どうやら様子から察するにかなり意識が戻らなかったらしい。
”一週間です。会社ならクビですよ。まったく・・・(心配かけるんじゃないですよ)ぼそっ”
「なんか言った?」
”いえ、何も”
「ゴホンッ!」
マロニー大将がせき払いをして話を中断させる。
「・・・君がアンジー君のパイロットの高木中尉か。私はこの部隊の指揮官のジョージ・マロニー大将だ。まずはこの基地を守ってくれた事に感謝する。」
「いえそんな・・・やる事をやったまでで・・・」
”こちらからもお礼を言っておかないといけませんよ。なんせこの方と宮藤と言う方がいなかったら今頃共同墓地行きいでしたから。”
「えっ?そうなんですか?それはどうも・・・」
「気にするな。君が我々の欲しい情報を持っていたから助けただけだ。」
”ツンデレ乙”
・・・まあ、助けてくれたんならいい人なんじゃないかな・・・あと殺されかけたの?俺ら?
”ええ、ここに突っ込んですぐに基地の部隊が来ましてね・・・私を見てすぐさま殺そうとしてきたんですよ。私がネウロイだから。”
「・・・君達の世界の話を聞いたよ。ネウロイと人が共存する世界・・・初めは信じられなかったがね。この世界はネウロイと戦争の真っ只中なんだ。」
・・・まあ戦闘を見たから・・・やっぱ夢じゃないのか。あれ・・・
”それで撃たれるっ!と言うときに宮藤さんが止めに入ってくれたんですよ。”
「おかげで私が知らせを聞いて基地に着くことが出来たんだ。あの数分がなかったら君達死んでただろうな。」
”その間も宮藤さんが治癒魔法で治してくれたんですよ。そのおかげか臓器など内臓へのダメージがほとんどありません。昨日も治癒魔法で治療してもらったんですよ?”
もう何がなんだかさっぱりだな・・・治癒魔法?どうなってんだ、おれはファンタジーな世界にでも来たのか?それともさっきのまま夢を見ているのか?
”ところがどっこい、これが現実です。”
「嘘だろおおおおぉーーーーっ!」
信じられねえよっ!嘘だといってよバーニィ!
「・・・この調子で大丈夫なのか?」
”・・・なるようになるでしょう”
はあ~~と大将が大きなため息をつく。
「・・・まあ今の段階でも随分君の技術に助けられてる。別にいいだろう・・・」
「ん?何の話?」
「我々はネウロイの研究をしていてな、それを応用した兵器を開発しているのだよ。」
”助ける代わりに技術を教えろ、って感じです。あっ、今私達は大将の直属の部隊所属ですよ。”
・・・部隊まで作ったか。まあ、そんなに過剰に反応する事でもないだろう。向こうじゃ民兵だって使ってる奴らが居るぐらいだ。それよりも・・・
「・・・もう一つ、お願いしたい事があるんですが・・・」
「なんだね?出来る事なら話を聞こう。」
「出来る事なら俺達を向こうの世界に戻す道具もつくってくれたらな~って・・・もちろん研究にはあらゆる協力をしましょう。どうですか?」
・・・俺はさっさと向こうに帰っていきつけのバーで一杯飲みたいんだ。こんなわけわかんねえ世界なんざご免こうむるぜ。くそ~絶対に帰ったら有給とってやる。
「・・・いいだろう。私は一向に構わん。」
少し考え込むしぐさをするがすぐに決めたようだ。
だいぶ話がわかる奴だな。
「そりゃ良かった。じゃあ記念に握手でも・・・」
「そんなことより早く怪我を治せ。それじゃアンジー君、基地の対空システムの件も頼んだぞ。」
そう言うとさっさと病室を出て行ってしまった。
「対空システム?もうそんな事してんのか?」
ネウロイには子機を作る機能がある。
だが俺の場合はある事をしない限り作らないため、数はせいぜい220あるかないかぐらいだ。
向こうにはそれこそ2000機近い子機を保有する奴もいるが、そこまで行くと今度は指揮が面倒になり負担が大きくなるのだ。
”対空自走砲12台、SAMターレット6門、レーダー車両1台、あと迎撃機としてSuー27を3機。これでこの基地に接近する機を迎撃します。”
「ずいぶんな数だな・・・敵襲はあったか?」
”今のところはありません。ですがそろそろ来るでしょうね。”
「・・・そういえばこの基地にはどの位の実戦部隊がいるんだ?」
”第501統合戦闘航空団と扶桑海軍の赤城です。”
「ふ~~~ん、まあ何とかなるだろ。」
”その事ですが・・・”
アンジーの顔が心なしか暗くなる。
”元々ネウロイと戦っていたのでなかなか信頼してもらえず、少し軋轢が発生しています。こちらを快く思ってくれるのはマロニー大将の直属の部隊と研究班の少数と宮藤さん、あとその友達のリーネさんだけです。”
「・・・まあ、そんなもんだろ。別に気にする事じゃない、ちょっとずつでいいから信頼してもらえる様にがんばるさ・・・」
そんな事を話していると
「失礼します」ガラッ
それと入れ違いになるように一人の少女が入ってくる。
小柄で中学生ぐらいだろう。顔にあどけなさが残っている。しかしそれよりも・・・
(・・・なぜ、スカートを履いていない・・・)
少女は上にセーラー服のようなものを着ているが、その下にはパンツ・・・違う、スクール水着を着ているっ!
少女は起き上がった俺を見つけるとパアッと顔が明るくなる。
「あっ!気が付いたんですね!よかった~~~」
「えっ?ああ、どうも・・・」
”この方が宮藤さんです。”
「えっ?この子が?そうかそうか・・・助かったよ。ありがとうな・・・」
俺に言われて少しおどおどする。
「えっ?いっ、いえ、やる事をしただけです。」
「ははは、謙遜すんなよ。君には命を救われたからな。何かあったらいつでも言ってくれ。力になるよ。」
「そんな、救ってもらったのはこっちです。あの時、あの大きなネウロイが基地に当たっていたら・・・」
「いや、何か恩返しさせてくれ。そうしないとこっちの気が晴れん。」
「えっ、でも・・・」
「何でも言ってみなさい。ほらほらっ!」
「えっ、いえ、そんな・・・」
「なになに、気にせずおにーさんになんでも・・・」
”いい加減にしろっ!”゚A`)≡〇)`Д゚).・;'∴ぼへあっ!
アンジーの拳が顔面を直撃する。いたい!鼻が!
「いたっ!いたいじゃねーか!」
”宮藤さん怖がってるじゃないですか!ものには限度がありますよ!”
「いや、ここは少し思いっきり言わないと気持ちが伝わらないと思うんだ。」キリッ
”ほんとは?”
「いい所を見せようとしました。」
”セイッ”ズドッ
アンジーの鉄拳が鳩尾にめり込む。
「バカヤロー・・・お前冗談抜きで鉄拳じゃねーか・・・」
「ぷぷっ・・・」
「宮藤さん?どうかしたか?」
「いえ、アンジーさんがネウロイなのに人みたいで・・・」
・・・まあこの世界にここまで人とベラベラしゃべるネウロイもいないだろう。
「じゃあ・・・高木さんって向こうでエースだったんですよね?」
「棺桶と踊る男。コフィン・ダンサーとは俺のこと!」キリッ!
「じゃあ強いんですよね?」
「ふっ、愚問だな。俺はアフリカ、東欧、中東、東南アジアの様々な戦場を切り抜けたベテランだぜ?」
「じゃあ・・・私に戦闘技術を教えてください!」
「もちろん・・・・・・えっ?」
せっ、戦闘技術ぅ?ダメじゃん、俺怪我してて何も出来ないじゃねーか。
別に教えてもいいけど下手すると死ぬよ?Gとかもろもろが原因で。それにまず追いつけないし・・・
「アンジーこれはやめたほ・・・」
”オッケー、じゃあ早速準備をしましょう”
・・・・・・アルェ~~?
「はいっ!よろしくお願いします!」
”よい返事です。ではまず基礎的なことからはじめましょう。”
そう言うと二人は病室を出て行き、その結果病室に居るのは俺一人となった。
・・・あれ?目から汗が出てくらぁ・・・
う~~ん、だいぶ前書いた奴と違う設定になったしまったな。
アニメ見たら結構ウィッチの方々がネウロイを敵対視してたので色々変えました。
マロニー大将はいい人だと思うんですよ。だって冷徹な奴が変形ロボット作るわけがない。あの人の頭はきっとロマンで溢れてます。お兄さんもロマン(登山)溢れてるし。
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