やはり俺と相棒がダンジョンにいるのは間違っているのだろうか 作:シャンメリー
そして武器鑑定から三日が過ぎた日のことリヴェリアと共に、二人はダンジョンに来ていた。
「いいか!お前たちがどれほど強くなっていようとも。まだ子供なのだ。あまり深いとこまでは行かせないからな。」
そう言われると二人は説教のことを思い出し震えながら首を縦に振った。
「まぁ10階層までなら許すがそれ以降はまだダメだ。」
「「は、はい。」」
有無を言わせぬその眼光に二人はオラリオに来て初めて生命の危機を感じた。
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10階層までは余裕であった。
無論二人にとって新しく出てくるモンスターは沢山いた。
キラーアントにニードルラビット、パープルモス、希少種と呼ばれるモンスターはいなかったものの五層よりは手ごたえのあるモンスターが出ていた。
そしてオークの群れを倒した時のことだった。
「やべぇやべぇよあんなのがいるなんて聞いてねぇ!」
赤い髪の少し小さめの男が逃げてきた。
その男に対してリヴェリアが質問をした。
「どうかしたのか?」
「あっ、ああ
ただのインファントドラゴンなんかじゃねえ10Mを超えていた。Lv3にも届くかもしれねぇ。」
「ふむ、強化種か。インファントドラゴンの強化種など聞いたこともないが...」
そう赤髪の男とリヴェリアが話していた。
だがリヴェリアは忘れていた。この場に戦いを求める二人の
二人が話している隙に、戦闘狂達は駆け出していた。
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「「でかい」」
そのドラゴンを見たときに始めて出た言葉がそれだった。
それもそうだろう。体長は10M、体高は3Mはあるドラゴンをそう見る機会はない。
少なくともLv1の子が見る機会はほぼ無いだろう。
そしてドラゴンはちらりと二人を見て...
元の方向へ向き直した。
それはふたりを敵だと思っている様子でもなく。
ただの虫以下の存在の言っているようだった。
「あいつ、俺たちを無視しやがった。」
「ライトニング!」
「ナイトメア」
そうすると二人の体の一方は闇が纏わりつき、もう一方には雷が纏わりついた。
纏わりつきとは言ったものの、正確には雷の方は、七つの球を集めて願いを叶えるアニメの超サイヤ人2の周りの雷みたいになっている。
そして闇の方は、大罪が7つ出てくるアニメの、主人公のアサルトモードのようになっている。
それは間違ってはいない単純なステータスだけでも、Lv1にしては高すぎるしLv2にも届きうるだろう。そして、魔法で強化された今二人の敏捷は優にインファントドラゴンを超えている。
通常個体なら
ドラゴンは二人を見て鬱陶しそうに、まるでハエを落とすかのようにその尻尾を振るった。
「グハッ。」
「リュウ!」
リュウに尻尾の一撃が当たった時にハチマンは、少し声を上げたものの、すぐにドラゴンに向き直した。
それは、今までフィンやガレスと特訓した成果であった。
だが、すでにドラゴンの二撃目は迫っていた。
そして、それは確かに標的に命中した。
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そして同階層のある所では
「なんのつもりだ?」
「・・・」
二人の第一級冒険者が向き合っていた。
いかに二人が上手くリヴェリアにバレずドラゴンの元へ行けたとしても、Lv6がその二人に追いつくのはそこまで時間がかからないはずだった。
そこにいくまでに何も邪魔が入らなければ...
「もう一度問うぞ!なんのつもりだ!
オッタル」