異世界から来るソルジャー   作:ライダーGX

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今回短めです。

そして最後辺りで楽しいことがwwwww


ロード編
第10話 休日での日々で 前編


エルフの森付近での遺跡で、オーガとの戦闘を終えて辺境の街に帰ってきたソルジャー達、エルフの者達は礼を言ったあとに帰っていき、その後にソルジャーが皆に言う。

 

「ええ?三日間休み…ですか?」

 

女神官はソルジャーが言った言葉に頭をかしげ、その事にソルジャーはうなづく。

 

「ああそうだ。今回の依頼で俺は鎧を失ってしまったからな、新しく仕入れる必要がある。修理も考えたがこの際新しくしようと思ってな。そして防具の加工もする必要がある」

 

「加工?」

 

女魔術師がその事に問い、ソルジャーはそれに答える。

 

「そうだ、お前達が今まで見てきた鎧、軽量に見えて結構頑丈な物を入れていたんだ。だが今回の依頼で粉々になってしまったからな、一からのやり直しって所だ」

 

「そうですか、あの鎧…結構頑丈だったんですね? オーガの攻撃で壊れたってことは…」

 

「あれを買って4年、相当ガタが来ていたって事だろうな。それじゃあ俺は少し防具を買いに行くから、これで解散。じゃあな」

 

そう言ってソルジャーは女神官達と別れていく、その様子を妖精弓手は見つめていて、それを鉱人道士が問う。

 

「なんじゃ耳長、なにかみきり丸を見ているんじゃ?」

 

「別に…、何でもないわよ」

 

そう言って妖精弓手はその場から離れていって、受付嬢の元に行くのであった。

鉱人道士は蜥蜴僧侶の方を向いて、手を上げながら「やれやれ」と言い、蜥蜴僧侶は何とも言えない表情をするのだった。

 

 

 

 

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武器屋へとやってきたソルジャーはすぐに鍛冶職人に声をかける。

 

「ようおっちゃん、いるか?」

 

「あ? ソルジャーか。帰ってきたのか。ん?お前…鎧はどうしたんだ?」

 

鍛冶職人はソルジャーが鎧を着てないことにすぐに気づき、それにソルジャーは頭をかきながら言う。

 

「い、いや~…実は粉々に壊れてしまって」

 

「はぁ?! お前剣を買ってすぐにまた来るってどういう事だ!」

 

「し!仕方ねぇえだろう! 鎧はオーガに壊されてしまったんだからよ!」

 

っとその言葉に鍛冶職人は思わず目を大きく広げる。

 

「何?!オーガだと! お前…なんて奴と戦ってんだ」

 

「仕方ないだろう!? 遺跡にゴブリンだけかと思いきや、まさかオーガまでいるとは思わなかったんだよ」

 

「たくぅ…、最近の冒険はおかしな事ばかりだな。まあいい、それで鎧を修理したいのか?」

 

鍛冶職人はその事を問うと、それにはソルジャーは頭を横に振る。

 

「いや、この際に鎧を新しくしようかなって思ってな、前よりも良い鎧ってある?」

 

「前よりも? ちょっと待ってろ」

 

そう言って奥で鎧を調べてみる、鍛冶職人が何かを見つけてそれを持ってくる。

ソルジャーの前に鎧を持ってくると、その鎧は軽量の鎧とはまた違い、重量感のある鎧で槍使いや重戦士が使っている鎧の中間に位置する鎧であった。

 

「こいつだ、こいつは槍馬鹿のあいつと大剣の野郎が使っている鎧の中間辺りの鎧だ、見た目は重そうだが、軽くてかなりの丈夫だ物だ、これならいいか?」

 

鍛冶職人が渡した鎧を着込むソルジャー、ソルジャーは一度その鎧を着込むと動きを確認し、自分の身体に合うかどうかを確かめていた。

微妙な隙間の感じにどうもしっくり来ない感じのソルジャーだったが、そのことは後で加工すれば問題はない。

 

「これにしようかな、ちょっとの隙間はこっちで加工すれば何とかなると思うから、これいくら?」

 

「金貨8枚だ。本来だった高いんだが今回はちょいとまけてやるよ」

 

「助かる。じゃあな」

 

そう言ってソルジャーは鎧を外して、金を払いってそのまま出て行く。

ソルジャーが出て行くのを見た鍛冶職人はため息をつき、頭を掻きながら呟く。

 

「全く…、本来なら金貨8枚じゃ足りないんだが。まあいいか」

 

そう言って鍛冶職人は工房で温めていた鉄を打ち、自分の仕事をするのだった。

 

 

 

 

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そしてソルジャーは牧場へと帰ってきて、家に入ると牛飼娘がソルジャーが帰ってきたのを見て振り向く。

 

「お帰り…」

 

「ああ、ただいま。何とか帰ってきたよ」

 

「うん」

 

牛飼娘はソルジャーの様子を見て一安心し、ソルジャーは牛飼娘の変わらない様子を見てうなづく。

そんな中で伯父が居ない事に気付くソルジャー。

 

「あれ?伯父さんは?」

 

「伯父さんは今日と明日、隣町で牧場に必要な物を買い出しに行っててね。帰ってくるのは明日の夕方くらい」

 

「そうか。じゃあ俺とお前だけだな」

 

「うん」

 

っと嬉しそうに言う牛飼娘であった。

 

その日の夜、夕食を食べた後ソルジャーは自分の部屋と行き、部屋に置いてある“二つのタブレット”の一つを取る。

そのタブレットは『ケミストビルダーツールタブレット』と言い、物を隠し部屋の建築をする事が出来る他に、薬品や鎧の強化と強化弾の開発もする事が出来る。

 

ケミストビルダーツールタブレットに付いているペン使って床に光学迷彩隠してある隠し扉を消して、扉を出現させるとその扉を開かせて、階段となっている為降りていく。

 

降りていくと先にまた扉があって、その扉を開けるとそこにはトレーニング機材やサンドバックや射撃場がある訓練場や研究する機材があちらこちらとある『特別部屋』に着く。

ここでソルジャーは日々身体を鍛えており、剣や銃の腕前を上達させているのだ。

 

そしてソルジャーは鎧を研究の台の上に置き、近くにあるスプレーガンを取って鎧に吹きかける。

 

今吹きかけているのは、鎧の金属をより超高密化させて、強度を上げているのだ。そうすることで鎧は粉砕せず、頑丈な状態を維持出来るのだ。

次に着込む際に微妙な隙間を無くす為に、鎧の内側に衝撃吸収のクッションシートを付ける。

 

そうする事で微妙な隙間がなくし、更に強烈な衝撃も無くす事が出来る。流石に僅かな痛みまでは消すことは出来ない。

 

鎧の加工が済ませ、一息付いたソルジャーは剣の状態を見る。

 

バスタードソードの状態は悪くないが、肝心のブロードソードが少しばかりダメージをもらっていて、それに少々悩むソルジャー。

 

「う~ん…ブロードソードの修復は熱を加えて鍛えれば元通りになるけど、切れ味はどうなるんだろう? 今度おっちゃんに聞いてみるか」

 

そう言ってソルジャーは剣をしまい、特別部屋を出る。

 

自分の部屋に戻ってきて、隠し扉をペンで隠す。

するとドアからノックが聞こえてきて、それにソルジャーは振り向く。

 

「どうぞ」

 

「入るね?」

 

すると牛飼娘が部屋に入ってくる、今の牛飼娘の姿は身体にシーツを巻いていて、何も着てない状態だった。

その姿にソルジャーは流石にちょっと興奮する。

 

「ど、どうしたんだそんな格好で…?」

 

「ふふふ、言ったでしょう。無事に帰ってきたらイイ事をしてあげるって、その約束。一緒に寝よう?」

 

「(ま!マジか~~~~!!!)」

 

ソルジャーは内心大喜びしながらすぐに頷き、その日の夜牛飼娘と寝たのであった。

 

 




ソルジャーはちょっとばかしスケベですwww
いい年頃ですからねwww

まあ牛飼娘だけじゃなく、ソルジャーは女神官達も徐々に女性として見ていくつもりです。

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