ソルジャーがゴブリンロードと対決する事5分前、槍使いたちがある程度のゴブリン達を退治して、かなりの数が減ってきた。
そんな中で新米戦士が熟練冒険者達の戦いを見て騒然としていた。
「す、すげぇ…」
新米戦士が見とれている中で一体のゴブリンが近くに転がり落ちてきて、それに新米戦士は思わず見る。
「うわっ! え? し、死んでる…?」
死んでいるのを確認していると、ゴブリンが突如起きて来て、新米戦士の胴体に剣を突き刺した。
っが辛うじて革の鎧が防いでくれて、刃が通らなかった。
「はあぁぁぁ!!!」
そこに女武闘家がかかと落としでゴブリンの頭部を粉砕する。
完全に死んだのを確認した女武闘家は新米戦士の元に行き、無事を確認する。
「大丈夫?」
「あ、ああ。でも君すげぇえ、俺達と同じ新人なのに」
「あら?もう私は黒曜よ、この前昇格したから」
新米戦士はその言葉を聞いて思わず彼女の認識票を確認する、彼女の認識票は確かに黒曜の認識票になっていた為、もう新人ではない。
それに新米戦士は言葉を思わず無くし、女武闘家は次のゴブリンの討伐に向かった。
女武闘家の入れ違いに見習聖女が来る。
「大丈夫!?」
「あ、ああ…防具を買ってて良かったよ…。ただ…」
「ただ?」
「あの格闘家の女の子、この前俺達と同じ白磁だったのに、俺達より上に行ってる」
っとその言葉に見習聖女は新米戦士と同じ様に女武闘家と女魔術師の方を見て、既に先の方に行っている事に思わず心が揺れてしまう。
そしてゴブリンを大剣で叩き切る重戦士はそろそろ飽き飽きしながら呟く。
「全く、ボロい稼ぎだぜ」
「ああ、だがソルジャーの戦術。恐ろしく正確だ、これは認めなければならないな…」
近くにいる女騎士がその言葉をつぶやき、それに重戦士が振り向く。
「なんだ?あいつの事、信じてなかったのか?」
「そうではないが…ただ」
「なんだ?」
少々言葉を詰まらせる女騎士に重戦士が問うと、女騎士が。
「あいつはお前と意気投合している所が妙に気に入らないんだ~!!」
妙に情けないその言葉に、重戦士は思わずため息をつくのであった。
そしてゴブリン二匹が圧倒的な気迫に思わず逃げ出す。
「逃げたぞ!追え!」
二人の冒険者が追いかけ、すぐに止めを刺す。
「全くこんな所にまで逃げるとはな、おいそっちは」
もうひとりの冒険者の方を振り向く、っがもう一人のは何者かの手によって頭部をえぐられてしまい、それに冒険者は目を大きく見開く。
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槍使いたちがゴブリン達を相当な数を減らした時に、林から何かが飛んできて、鉱人道士がそれに気づく。
「っ!気をつけろ!何か来るぞ!」
その言葉に皆は避けて、それは地面に当たってバウンドして、近くの石壁に当たって止まる。
「何…っ!!」
飛んできたは、身体があちこち破壊されていて、もう見る影もなかった。
見習聖女がそれを見た途端、口から液をはいてしまう。
「チッ」
重戦士は飛んできた方向を見ると、そこからゴブリンではなく一回りの大きいゴブリンチャンピオンとホブゴブリン達がやって来る。
「ホブか!?」
「いや、それだけじゃない。あれは…ゴブリンチャンピオンだ」
重戦士の言葉に他の冒険者はそれに目が向く。
そして重戦士は口元を上げながら言う。
「いい加減雑魚相手も嫌になっていた所だ。『大物喰らい』が俺の本職だからな!」
大剣を構えながらゴブリンチャンピオン達に向かっていう重戦士。
「全く、私は今討ち取ったコブリンの首を数えるので忙しいんだが」
「良いから付き合え」
女騎士も重戦士の行動に呆れつつも、彼の行動についていく。
当然蜥蜴僧侶もその様子を見て行動する。
「ならば拙僧はホブの首を端から飛ばしてみせよう、竜の力を借りて」
「おし…おい! ここからは先はベテランの戦場だ。腕に自信のない奴はすっこんでな!!」
重戦士を中心に熟練の冒険者達が集まり、迎え撃つ準備をしていた。
その様子に槍使いが水を飲んで休んでいて、女武闘家も休憩する為に来た。
「お水頂戴」
「はい、お疲れ」
女魔術師が女武闘家に水を渡し、それを受け取って飲む。
槍使いはソルジャーが居ない事に気づき、魔女に問う。
「おい、ソルジャーの奴、どこに行ったんだ?」
「あら、彼なら、分かる、でしょ?」
「そうよ」
そこに妖精弓手がやって来て、槍使いに向かっていう。
「ゴブリンを狩りに行ったのよ」
妖精弓手が行った時に。
バン!!
林の方から銃声が聞こえて、その銃声に女武闘家が振り向く。
「あ、この音」
「彼ね、あっちも始めたみたい」
「あの音、何時もバンバンやかましいアレだな」
「ええそうよ、そっちの方は頼んだわよ~!」
妖精弓手が大声で叫びながらソルジャーの活躍を頼むであった。
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そしてソルジャーはバスタードソードをゴブリンロードに向けて切りつけ、ゴブリンロードはそれを斧で防御する。
ゴブリンロードは斧で強引に押し返して、一気にソルジャーを切り倒そうとする。
っがそれをソルジャーは簡単には許さない。
バスタードソードを下から振り上げるかの様に斧に向かって叩きつけ、それに斧は粉々に砕ける。
《!!?》
ゴブリンロードは武器をあっという間に壊された事に驚く中、ソルジャーは左拳の握り締めて、ゴブリンロードに殴りつけて吹き飛ばしていく。
当然ゴブリンロードはそれをまともに受けて、殴り飛ばされて木に激突して、木も同時になぎ倒されてゴブリンロードは地面に倒れこむ。
そしてこの時、ゴブリンロードはこう思ったのだ。
《なんだ…この力は!? 人間の力ではない!! 一体どういう事だ》
ゴブリンロードは立ち上がろうとするも、余りにの大ダメージに動けなかった。
身体中の骨にヒビが入り、更に内蔵にもダメージを貰っていて動けなかったのだ。
そう思っている間に、止めを刺そうとソルジャーが近づくのを感じ、拳を握り締める。
《このまま終わるのか!! いや!このまま終わるわけには…!!!》
ゴブリンロードがそう思った時。
『面白そうだね~』
「っ!!!?」
突然の声にソルジャーは周りを見渡す、すると木の上に何かが居ることに気が付き、ソルジャーはその方を見ると、目玉だけで足だけが生えている魔物がこちらを見ていた。
《お、お前は…!》
『何だか情けないね~、でも~、もう君、必要ないから“身体”頂戴』
《っ!?》
その言葉にゴブリンロードは驚きを隠せない。するとその魔物からどことなく現れた触手がゴブリンロードの体に巻き付き、それに抵抗しようとするが、身体中の骨にヒビが入っている為動けない。
そんな様子をソルジャーは騒然としていた。
「(な、なんだこれは…!? 一体!)」
っとそんな風に思っていると。
【それが外からの脅威だ! 気を抜くな!】
すると頭の中から大王神の声が聞こえてきて、ソルジャーはそれを聞いた途端、納得する表情をする。
「(そうか…こいつが、そして俺が為すべき使命…!!)」
そう思っている間にその魔物はゴブリンロードを自分の目に近づけ、そして目が大きく開き、口のようになって、ゴブリンロードを飲み込んでいった。
すると姿形が変化し始め、目玉から頭部らしき物が飛び出してきて、そしてその胴体から足が無数に出てきて、触手も出てきて身体が徐々に大きくなっていく。
その光景にソルジャーは思わずバスタードソードを構える。
っとそこに。
「ソルジャーさん!! 助け出した人々は皆、安全な場所に移しました!」
ソルジャーと共に別行動していた女神官がソルジャーの元にやって来る。
っと女神官は目の前にいる魔物の姿を見て唖然とする。
「っ!な、なんですかこれは…!?」
「今は後だ! 一時退却するぞ!!」
そう言ってソルジャーは女神官を連れて、馬に乗ってその場から離れていく。
撤退していく様子をその魔物…否、『魔獣』はすぐさま追いかけていった。
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一方その頃、重戦士達はゴブリンチャンピオン達を蹴散らし、全てのゴブリンを殲滅させて、槍使いはようやく一息する。
「ふぅ~、やっと終わった『ドゴーー!!!!』っ!?」
林の方か強烈な爆音が聞こえ、それに皆は林の方を見る。
すると林の方からソルジャーと女神官が乗った馬が出てきて、そしてその後方には…。
《ギャアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオ!!!!》
強烈な雄叫びを上げながら林から出てくる魔獣がソルジャー達を追っていて、槍使い達は見たことないその魔獣に驚きの表情をする。
「何だあれは!?」
「あんなのどっから湧いてき出てきた!?」
「そんな事より!オルクボルグとあの子が!」
妖精弓手が魔獣によって追いかけれているソルジャー達に指を指し、その言葉に槍使いは武器を構える。
「おっしゃ!加勢に行くぞ!!」
「何!!冗談だろう!?」
「あんな化け物の所に行くのか!?」
「流石に無理ありすぎるだろう!!」
他の冒険者たちはあまりの怖気づいてしまい、それに槍使いは苛立ちする。
「おい!お前らゴブリンや他の魔物は平気に狩っているのに、凶暴な魔獣には腰抜かすのかよ!!」
「ほっとけ、もうかなりのゴブリンを狩ったんだ、もう儲けは稼いだ。後は俺達だ」
今動けるのは槍使い、重戦士、蜥蜴僧侶、女騎士、自由騎士、そして女武闘家の六人で、後方支援者は妖精弓手、鉱人道士、魔女、女魔術師、只人僧侶、圃人野伏、森人魔術師の七人である。
すぐさまソルジャーと女神官の元に向かう槍使い達。
そしてソルジャーは馬を走らせながら後ろを振り向く。
魔獣はもの凄い勢いでソルジャーと女神官を追いかけ、徐々に距離が迫ってきている。
それを見たソルジャーは馬に言う。
「おい、この子を連れて全力で走れ!!」
「え!?ソルジャーさん!?」
女神官はその言葉の意味が分からず、馬はその事に納得して吠え、ソルジャーは一人だけ降りて、魔獣と向かい合う。
「待って下さい!!ソルジャーさん!」
叫ぶ女神官の声が徐々に遠くなっていき、ソルジャーは持ってきている“あれ”を取り出す。
その時触手がソルジャーの元に向かい、ソルジャーの身体全体を縛り上げる。
駆けつけた槍使い達がそれを目にしてしまう。
『『『ソルジャー/さん!!!』』』
「かみきり丸!!」
「小鬼殺し殿!!」
「オルクボルグ!!」
「ソルジャーさああああああん!!」
皆の叫び声が響く中で、魔獣は唾液を垂らしながら締め上げる。
『ふふふ…、そのまま死んでしまえ』
っとその時。
触手の隙間から光が現れ、それに魔獣は驚きながら見る。
そして触手が徐々に熱しられて行き、そして魔獣はその熱した触手の熱さに耐え切れずにいた。
『ぎゃあああああああああああああああああ!!!』
そして触手が爆散し、そこからソルジャーが展開したビームセイバーを天に向けて上げていた。
その青く輝く光の剣、ビームセイバーの輝きに槍使い達は勿論の事、他の冒険者たちは唖然とした表情をしてみていた。
女神官が乗っている馬もその場で止まり、女神官が降りて、その光景を見ていた。
「…なんて輝き」
それには思わず言葉をこぼす女神官。
触手を潰された魔獣はソルジャーが持つビームセイバーを見て驚く。
『そ!その剣は!!』
そしてソルジャーはビームセイバーを構えながら魔獣に向かっていき、魔獣は叫びながら残っている触手をソルジャーに向かわせる。
だがそれをソルジャーはビームセイバーで切り落としていき、飛んで魔獣の目に向かって突き刺そうとする。
「はあああああああああああああ!!!」
『く!来るな!やめろおおおおお!』
触手をソルジャーに向かって突き刺そうとするが、当たらずに逸れてしまい、ソルジャーは魔獣の目にビームセイバーを突き刺した。
『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』
強烈な雄叫びを上げながら暴れだすも、ビームセイバーの強烈な聖なる光が魔獣を浄化しつつあった。
魔獣はその場で倒れこみ、ソルジャーは飛ばされながらも、上手く着地しながら構える。
魔獣は弱りながらもソルジャーに目線だけを向けながら問う。
『その剣は…神々の…、なぜ…お前…ガ?』
「生憎教えられないんだが、一つだけ教えてやる。俺はお前らの様な脅威を退治する為にやってきたもんだ」
『な、なん…だ、ソ…れハ………』
そう言い残して魔獣は死んでいき、そして燃えはじめてその場から浄化されていくのであった。
ビームセイバーをしまい、一息を付くソルジャー。
そして女神官が駆けつけ、槍使い達もその場に駆け寄ってきて、ソルジャーは皆の方を向く。
同時に朝日が昇ってきて、ソルジャーたちに朝日を浴びせるのだった。
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そして夜、ギルドの大食堂で妖精弓手が乾杯の合図をしていた。
「私達の勝利と!牧場と街と冒険者!そして最後に妙な事をしたオルクボルグの勝利に乾杯!!」
『『『『『かんぱーい!!』』』』』
冒険者たちが一斉に乾杯し、勝利の祝いをするのであった。
その間に女騎士がチャンピオンが金貨一枚だけと聞いて抗議するが、狩ったと言っても契約である為駄目だった。
そんな中でソルジャーは隣でソルジャーにもたれながら休んでいる女神官の手に自分の金貨を渡す。
牛飼娘はそんな様子を見て微笑み、ソルジャーに言う。
「ありがとう。牧場を護ってくれて」
「いいさ、それにお前の居場所でもあるからな」
「君もだよ? わかってる?」
「勿論だよ」
っとそう言っていると女神官が起きてきて、ソルジャーにもたれている事に気づく。
「あ!ごめんなさい! 重かったですか!?」
「なに、それくらい何ともない」
「そう…ですか」
その事に少しばかり安心した女神官は手元に金貨がある事に気づき、それに問う。
「ソルジャーさん、これって…?」
「ああ、今回お前は巣穴の女性たちを上手く逃がしたからな。その褒美だよ」
「で、でもソルジャーさん」
「いいんだ。貰ってくれ」
その事に女神官はしばらく考え込み、そしてうなづいて手元にしまう。
牛飼娘は女神官の近く寄って言う。
「君も頑張ってね。ありがとう」
「い、いえ!そんな…。私は」
「いいのよ、後…」
牛飼娘は耳元で女神官にある事を言うと、それに女神官は思わず顔を真っ赤にする。
「ええっ!!で!でも…!」
「いいの、私もすでにそっち側だから。勿論あの子達も一緒にね?」
っと牛飼娘は女武闘家と女魔術師の方を見ていい、それに気付いた女武闘家と女魔術師はそれに振り向く。
「それじゃあ私は彼女たちにも言ってくるね。ちゃんと伝えてね?」
そう牛飼娘は言い残して二人の元に行き、その場に行って少しばかり呼んで話す。
その様子に女神官は少しばかり考え、そして決意した様子でソルジャーに問う。
「ソルジャーさん」
「ん?」
「あの…今度、その…」
そして女神官は耳元でソルジャーにある事を言い出して、それにソルジャーはうなづく。
「分かった。今度牧場に来いよ。凄いもん見せてやる」
「牧場に? …分かりました」
女神官はそううなづき、ソルジャーは了解したのを見て立ち上がって槍使い達の元に向かう。
そして入れ替わりとして女武闘家と女魔術師が来る。
「ねえ、さっき…あの人に言われたんだけどね…」
「はい、お二人も…覚悟。出来てますね?」
「ええ、あんまり言えなかったけど、助けられた時からずっとだから」
その事に三人はソルジャーの方を見て、ソルジャーは槍使い達と乾杯をしながら色々と話し、その中で妖精弓手達も加わりながら溶け込んでいく。
当然ビームセイバーの事を聞かれたりしたが、それは秘密と上手く言わせながら納得させるのであった。
なんだか雑な戦闘シーンと中途半端な展開になってすいません。
ただこれを終わらせて、そろそろ三人娘達を大人の階段に勧めたいんです。
この後の続きは違うお話でしましょう