異世界から来るソルジャー   作:ライダーGX

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第25話 地下墓地戦 前編

地下水道に入ったソルジャー達、今回水の街の冒険者、ジャベリンとブレイドを同行させて今回の討伐に向かっている。

その際に女神官がソルジャーの右もものホルスターに銃がない事に気づく。

 

「ソルジャーさん、銃がありませんよ?」

 

「ん?あっ。そう言えばジャレットのやつに壊されたんだった」

 

「ああ~壊れたHK45の事か? あれなら俺が回収して直しておいてやったぞ」

 

っとジャベリンがその事を言い出して、それにソルジャーは振り向く。

 

「なんだって?」

 

「直してやったんだよ。しかもちょっとばかし“カスタム”してやったぞ、二丁とも」

 

そう言ってジャベリンはソルジャーにHK45二つを渡し、それをソルジャーが受け取り見る。

するとソルジャーは受け渡されたHK45を見て血相を変える。

 

「っ!!これは!!」

 

「どうだ?気に入ったろう」

 

ジャベリンは笑みを浮かばせて言い、ソルジャーはカスタム化されているHK45を見ながら呟く。

 

「フィーディングランプが鏡の様に磨かれている、次に銀色のスライド…強化スライドだ!更にバレルの熱を逃がす為の放熱ダクトが掘られている。グリップのステッピングが増えている上に存在しない筈マグウェルが装着されてる。

 

それとバレルには射撃時に反動を制御する為のコンペインセイターがレイル式として付けられている…ライトとレーザーポインターが一式として、更にこのコンペインセイターは銃口にサイレンサーが取り付け可能とされている、通常では出来ない代物だ。

 

しかもハンマーも存在しないリングハンマーだ!コッキングの操作性を上げ、ハンマーダウンの速度を確保している…凄い! サムセイフティもアンビィタイプに追加されている。完全なHK45カスタムだ…!」

 

「ちょっとオルクボルグ!ブツブツ喋って怖いんだけど!」

 

妖精弓手がソルジャーのブツブツ声に引きながら怒鳴り、それにソルジャーは気付いて謝る。

 

「ん?ああ、すまない…。それよりもこれを一体どうやって?!」

 

ソルジャーはカスタムされたHK45をジャベリンに問いかけ、ジャベリンはその問に答える。

 

「そいつはこいつでカスタムしたんだ。俺達のもう一つのアイテム」

 

するとバックパックからもう一つのタブレットを取り出し、それを見せながら説明する。

 

「こいつは『カスタムツールタブレット』、あらゆる銃を改造する事が出来るタブレットだ、俺達の銃もこれでカスタムしたんだ」

 

「おうよ!」

 

ジャベリンとブレイドは自分の銃、M19とデザートイーグルを見せる。

 

ジャベリンのM19はグリップがシューターグリップへと変えられていて、更に跳ね上がりを抑える形状となっている。

ブレイドのデザートイーグルはグリップがフィンガーグリップに変えられて、アウターバレルが少し長くなっている。

 

そのカスタムを見たソルジャーは少しばかり考える形をとる。

 

「それがお前たちのカスタム銃か。俺はそれ持ってないな、持ってるのはマルチツールタブレットとケミストビルダーツールタブレットとマシンツールタブレットの三つだ」

 

「なに!?ケミストビルダーツールタブレット!? 俺達はそれは持っていないぞ!」

 

「そうなのか? 俺達とは与えられた物が違うのか…」

 

そう言いつつソルジャー達は先へと進み、その様子を女神官達は唖然としてしまう。

 

「凄いですね…」

 

「これが転生者同士の会話…ですか」

 

「もはや付いて行くのがやっとだわ」

 

「ですがこれはこれで小鬼殺し殿の素性も明らかになってきましたな」

 

「かみきり丸は意外と武器の事になると興奮すると言うのが分かった」

 

「…全く、普通にしてればいいのに」

 

妖精弓手はその事を呟きながらソルジャー達の後を追いかけ、女神官達もその後を追いかける。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

ソルジャー達は奥へ進み、そして地下墓地の棺桶に隠されていた隠し通路を進み、ソルジャーは進みながらジャベリンに問題点を聞く。

 

「なあ、そろそろ教えてくれ。問題とはなんだ?」

 

「まあ“あれ”を見ればわかるさ」

 

ジャベリンが指差す方にソルジャー達は見ると、ある部屋に何やら触手を無数に出している大目玉が一体浮いていて、明らかにそこには“何かを守っている”と言わんばかりにいた。

それを見たソルジャー達は隠れて、その様子を見る。

 

「何あれ?」

 

「どう見ても怪しい雰囲気ですね」

 

女神官と妖精弓手が言っている中で、ソルジャーがジャベリンに言う。

 

「…少しばかり待ってくれ皆、ちょっと試したい事がある」

 

「試したいことですか?」

 

女武闘家がそれに問うと、ソルジャーは近くの石を広い、そして部屋の片隅に投げる、すると大目玉が反応して、その片隅にビームを放つ。

すると片隅がビームに直撃して、溶解されるかの様に溶ける。

 

それを見た転生者組以外は驚く。

 

「ええ?!」

 

「溶けましたよ!?」

 

「やはり…、“分解”の術か」

 

ソルジャーの言葉を聞いた女神官は問う。

 

「ディスインテグレートをですか…!」

 

「ああ、あれは確かに厄介だな。神官、お前のホーリーライトで奴の目をかく乱しろ」

 

「は、はい!」

 

女神官は聖光を唱えようとした時に、大目玉は女神官の方を向き、何かを放ち、それに女神官は唱えるのやめた。

それにソルジャーは問う。

 

「どうした?」

 

「き!奇跡が使えません! 突然何かの光が!」

 

女神官の言葉にソルジャーは目を細め、それにジャベリンは確信する。

 

「なるほどな、と言う事はあの目玉は“解呪”との術を持っているのは確実だな」

 

「えっ!?デ、ディスペルですか!? それじゃあ奇跡は使えませんよ!」

 

「厄介ですな、これでは迂闊に戦うことも近寄る事もままならない」

 

女神官と蜥蜴僧侶が言う中で、ソルジャーが言う。

 

「それなら問題はない。俺に考えがある」

 

「ほう?それはなんだよ」

 

「これだ」

 

ブレイドが問いかけてくる所にソルジャーはある物を取り出す。それは四枚のプロペラが付いた機械で、それを女神官が頭を傾げながら見る。

 

「なんですかこれは?」

 

「これは『ドローン』、小型偵察機で周囲を探るのに打って付けの道具だ。もう皆に隠す必要ないから堂々と出すぞ」

 

「そうか。それを使ってあいつに注意を引きつけるんだな?それなら俺に打って付けだ」

 

そうジャベリンは言って、それを受け取り、コントローラーを持つ。

そしてジャベリンんはソルジャー達に向かって言う。

 

「ソルジャー、ブレイド、お前らは俺がドローンで奴の注意を引いている間に攻撃しろ、そこのじーさんは俺が引き連れてる間、ソルジャー達が攻撃する前にあいつを眠らせてくれるか?」

 

「任せるがいい」

 

鉱人道士はそれに従い、ソルジャーは皆に言う。

 

「よし!それじゃあ行くぞ!」

 

ソルジャーはHK45二丁構え、ブレイドもデザートイーグル二丁を構えて行き、ジャベリンはドローンを使ってあの大目玉を引きつける。

それにより大目玉はドローンによって引き寄せられて、分解の術を使ってドローンを溶かそうとした。

 

だがドローンはジャベリンの操作で高速で動き回り、大目玉の分解は全く当たらずにいた。

 

その隙に鉱人道士が眠りの奇跡を唱える。

 

「《呑めや歌えや酒の精 歌って踊って眠りつけ》」

 

眠りの奇跡により大目玉は眠りに入り、その隙にソルジャーとブレイドがHK45カスタムとデザートイーグルを構える。

 

「行くぞ!」

 

「おっしゃ!!」

 

その言葉と同時にHK45カスタムとデザートイーグルの銃口から火花が飛び散り、放たれた弾丸は大目玉の大目と無数の目に直撃して、大目玉はそれに苦しむ。

そして最後にソルジャーがある粘着爆弾を取り出して、相手に投げつけて、起爆スイッチを取り出す。

 

「じゃあな」

 

っとスイッチを押し、その爆弾は爆発して、大目玉はその爆発により大ダメージを負い、そのまま落ちて倒れて死んでいく。

その様子を見た女神官達はその場から出てきて、妖精弓手がソルジャーに突っかかる。

 

「ちょっと!!あんたなんで爆発物を使うのさ!出来たら今度はそれなし!」

 

「それは出来ない。そんな考えじゃあこの先生きていく事は出来ない」

 

「なんでよ~もう!!」

 

「お前は少しばかり否定が多いぞ!」

 

ちょっとした口喧嘩の様子に女神官達は少しばかり安心した雰囲気になる。

そんな様子にジャベリンはちょっとばかりため息をつき、ソルジャーに問う。

 

「おいソルジャー。そろそろ問題の方を片付けようか?」

 

「ん?ああ、そうだな…例のこいつだな? 大目玉が守っていたのは」

 

ソルジャー達が見ているのは大目玉が守っていた巨大な鏡、その鏡を見た女神官が近寄る。

 

「これは…一体何でしょう?」

 

「ちょっと、あまり近づかない方がいいわよ」

 

女魔術師が注意するのだが、それでもやめない女神官。

 

「でも調べてみないと分かりません」

 

そう女神官が触れた瞬間、鏡が光り出して、それに驚く女神官。

すぐさまソルジャーが前に出て、ソウルブレードを握り締め、その横に蜥蜴僧侶とジャベリンとブレイドとも同じように背中の槍と大剣を握る。

 

すると鏡にはある映像が映し出された、それはゴブリン達が何やら生活していると川にある船を作っている光景が映し出されていたのだ。

ソルジャー達はそれを見て考える。

 

「これは一体…」

 

「あの。これってもしかして、古代に失われた『転移』の鏡では?」

 

女武闘家が呟き、女神官が言う言葉に鉱人道士が頷く。

 

「有り得るのう。これがゴブリン達の大量発生の一つかも知れんな」

 

「その鏡をあの怪物に守らせ…」

 

「この地下道に住むゴブリン達に武器を与えた…。オルクボルグ!」

 

「ああ、その様だな」

 

ソルジャーは一度周りを見渡し、置かれてある武器やある本を見て、皆の方を向く。

 

「そしてここのゴブリン達をあのジャレットが糸を引いていた…。自分が楽しむ為に」

 

「ああ、そしてそれだけじゃないかも知れないな」

 

「あ?どういう事だ?」

 

ジャベリンの言葉にブレイドが問いかけた時、通路の奥から何やら遠い足音が聞こえてきた。

 

それにソルジャー達は振り向き、それを見てソルジャーは呟く。

 

「さっきの爆発でこの地下に残っていたゴブリン達がやってくるな」

 

「ああ、それもこの鏡を取り返しにな」

 

っとその言葉に三人娘達は驚き、女神官がソルジャーに声を掛けようする。

 

「ソルジャーさん」

 

「心配するな、俺達がなんとかする。ジャベリン!マルチツールタブレットでセントリー銃を設置してくれ!俺はある物を取り出して設置する。他の皆は防衛戦の準備だ!」

 

「分かった!」

 

そう言ってソルジャーはマルチツールタブレットを取り出して、ある装置を取り出し、ジャベリンもマルチツールタブレットでセントリー銃を出して設置し、皆はソルジャーの言う通り防衛戦の準備に入るのであった。

皆が準備をしている間にゴブリン達は着々と迫ってきているのであった。

 

 

 




ソルジャーがカスタム化されたHK45の説明…完全にMGSネタを採用してますwww

どうしても入れたかったのです。
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