そしてジャベリンとブレイドの新しいパーティーメンバーが出てきますのでどうぞ
第28話 分かっていく行動
水の街でのゴブリン討伐、もとい…ジャレットとの死闘を終えてから約一ヶ月、ソルジャー一行は新たな依頼を受けていて、とある鉱山に来ていた。
それはゴブリンが鉱山に立てこもり、付近の村から少女等を連れ去っていた事が判明し、ソルジャー達に討伐依頼を出していた。
当然その依頼にソルジャーは受けて、女神官達も文句言わずに……否、1人だけ抗議する者はいた。
「もう!!なんでこうあんたはゴブリン始末ばかり受けるのかな!?」
抗議する人物はもちろんの事、妖精弓手である。
彼女はいつもの事、ゴブリン討伐を受けるソルジャーに対し講義し、それにソルジャーは呆れながら言う。
「あのな、俺は皆の安全の為にゴブリン討伐を引き受けているんだ。それなのにお前はいつもいつも文句ばかり言うんだ?」
「冒険者ならもっと高度な依頼を受けなさいよ! それにあんたはこの世界に潜むダークネスサイドを叩く為にいるんでしょう!? だったらそっちを優先させなさい!」
「全くこの娘と来たらの~…」
鉱人道士は妖精弓手の態度を見て呆れていた。
「野伏殿は小鬼殺し殿の使命を忘れていると思われますが、それはまずないでしょうな。小鬼殺し殿はゴブリン討伐にダークネスサイドが絡んでいると思われているからこそこの依頼を優先したと思われる。ここは確かめてみるのもありかと」
蜥蜴僧侶がそう答え、それに納得の行かない妖精弓手はまたしても文句を言おうとしたが、女神官に止められる。
「やめて下さい。私達はソルジャーさんが皆の為だけじゃなく、この世界の為に動いてもらっている事を解ってもらいましょう」
「そうね、彼の為にも頑張らないとね」
「それにソルジャーさんの使命、乗り気だったじゃないですか?」
女武闘家の言葉に妖精弓手は思わず身体が反応し、それに冷や汗が出てくる。
その様子にソルジャーはため息が出る。
「はあ…、それじゃあ行くぞ。洞窟に入る前に例の消臭スプレーかけるの忘れるなよ?」
「はい、分かりました」
女神官を含む女性陣は超消臭スプレーをかけて、洞窟の中に入り、囚われた少女達を救いに向かった。
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洞窟の中に入ったソルジャー達は松明を持ちながら周囲に警戒しながら洞窟の中を進み、ソルジャーはHK45カスタムを構えながら前進し、その背後を女神官がついていく。
一番後ろは蜥蜴僧侶が守り、妖精弓手等が周りを警戒しながら進んでいた。
しかし奥に進んでいく中で、ソルジャーはある事に気が付く。
「…妙だな?」
「何が妙なんですか?」
女神官がその事に問い、ソルジャーは皆の方を向く。
「この鉱山の洞窟にゴブリンがいた形跡がない」
「なんじゃと?」
「ゴブリンがいた形跡がないと…どういうことですかな?」
蜥蜴僧侶がそれを問うと、ソルジャーが少しばかり考える。
「どうも移動した痕跡があるし、俺たちの行動を勘付いたのか…それとも…」
ソルジャーがゴブリンらしくない行動に更に疑問を持つようになる。
コトン…!
っと奥から何やら音がして、それにソルジャー達は音がした方を見る。
「な、…何?」
「…調べて見る、武闘家、リザードマン。一緒に来てくれ」
「はい!」
「承知」
ソルジャーは女武闘家と蜥蜴僧侶を連れて奥に行こうとすると、奥から誰かが出てきて、大剣を振り下ろしてきた。
それに皆は驚くと、ソルジャーはすぐさまソウルブレードで防ぐ。
カキン!!!
「あら!あたしの剣を防ぐなんて。いい腕してるじゃない!」
「(っ!女!? それにしては重い剣筋だな…!)」
ソルジャーは少しばかり力を入れながら弾き返し、それに大剣を持つ女性は後方に下がる。
突如の攻撃にソルジャー達は武器を構え警戒する、がソルジャーはその女性でまだ赤髪のツインテール少女だった彼女の姿を見て思わず少しばかり目が向いてしまう。
何故なら彼女の姿は露出全開で大事な部分しか隠していない『
それに女武闘家は少しイラっとして、ソルジャーの足を踏む。
ドスッ!
「ぐっ!何故踏む!?」
「なんとなくです」
女武闘家のムスっとした態度にソルジャーは納得行かない表情をする。
「小鬼殺し殿、武闘家殿。争っている場合ではありませぬぞ」
「わ、分かってるよ」
っとその言葉に女性は思わずソルジャーを見る。
「え?小鬼殺しって…」
「おい!!何やってるんだ!!」
すると奥から複数の男女がやって来て、大剣を持つ女性の元に行く。
男性2人に女性3人、その内の男性2人がソルジャーの方を見ると思わず驚く。
「「あっ!ソルジャー!?」」
「ん?あっ…お前ら」
っとソルジャーが2人の男性を見て思わず唖然とする。
何故ならそこにいるのは、水の街で討伐に際に行動を共にしたジャベリンとブレイドだったのだ。
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ソルジャー達は一度鉱山の洞窟から出て、外で互いに顔合わせをした。
大剣の少女の他に杖を持ったピンクと白の服装をした金髪セミロングの少女、弓を持ち長いロングヘアーをした少女、金髪で縦ロールの髪型をしているドレスアーマーを着込んだ高貴な少女がソルジャー達を見ていて。
ソルジャーはジャベリンとブレイドの方を見て問う。
「おいおい…どうしてお前らがここにいるんだ?」
「それはこっちの台詞だ。なんでお前らがこんな所にいるんだよ」
「俺はこの鉱山に潜んで、少女達を捕らえているゴブリン達の討伐に来たんだ。お前らは?」
「俺たちも同じだ、いや~まさかソルジャー達も同じ依頼だったとは思わなかったな?」
ブレイドが自分たちと同じ依頼が被っている事に驚いていて、それにはソルジャーも同じだった。
「俺もだよ。まさかダブルブッキングだったとはな」
「ああ…。それにしてもお前達、久しぶりだな?」
「はい、一ヶ月ぶりです」
女神官達は一ヶ月ぶりに会うジャベリンとブレイドに挨拶をする。
「一ヶ月ぶりじゃのうお主ら」
「お元気でなによりである」
鉱人道士と蜥蜴僧侶が2人に挨拶をし、女武闘家と女魔術師は頭を下げながら見る。
そして妖精弓手は手を挙げながら合図をし、相変わらずの様子にジャベリンは苦笑いしてしまう。
そしてソルジャーは気になっていた事をジャベリンたちに問う。
「なあお前ら。そっちの子達は?」
「ん?ああ~。あいつ等は2週間前にパーティーとして加わった子達だよ」
「あの~初めまして、私、ジャベリンさんとブレイドさんのパーティーに入った僧侶です!よろしくお願いします!」
っとセミロングの少女が自分の名をいい、『女僧侶』と名乗った。
「さっきはごめんね? あたしは見ての通りブレイドと同じ大剣を使う者、名前は適当に読んでもいいわ」
ツインテールの少女、もとい『大剣女』は適当に言い、それにジャベリンはため息を吐く。
「こんにちは、あなたたちの事は聞いています。私は見ての通り野伏担当の者です」
ロングヘアーの少女は頭を下げて挨拶し、この際『女野伏』と言った。
「お初お目にかかりますわ、わたくしは貴族出身の者です。そして剣士の腕も一流ですのでお見知りおきを」
っと完全なお嬢様な感じの縦ロールの少女、『高貴女』と名乗るとする。
その様子に女神官達は苦笑いし、妖精弓手は呆れながら言う。
「何あれ、お嬢様のつもり? バッカみたい」
「なんですかあなた? このわたくしを馬鹿にするつもりですか?」
っと喧嘩腰の妖精弓手に高貴女は思わず張り合い、それに女神官と女僧侶は慌てて引き離す。
「やめて下さい!」
「喧嘩はよくありません!」
「「ふん!!」」
そう言って2人は顔を逸らし、それにため息を吐くソルジャー達。
っとソルジャーはジャベリン達にある事を問う。
「そうだ。ジャベリン、ブレイド。お前らは鉱山の奥に入ったんだろう? 囚われていた村人の少女達は居たか? そしてゴブリンの姿もいないんだが…」
「ああ、俺もそれに気になっていたんだ。俺たちも奥に入っていったんだが、ゴブリンどころか村娘達が1人いないんだ。これはどう見てもおかしい…」
「ゴブリンが俺達に勘付いて移動したって言うんだったら有り得ないぜ、ここのゴブリンはそこまでの知識はないんだろう?シャーマンの証のトーテムもねえしよ」
「あっ、そう言えば…」
「私達も来た時にはトーテムがありませんでした…」
ソルジャー達の会話に気付いた女神官と女僧侶、洞窟の入り口近くにシャーマンのトーテムが無かった事に気付いた。シャーマンがいないゴブリンにそこまでの知識が回るはずがない。
それを考えるとソルジャー達はますます気になる。
「…とにかくこのまま終わる訳には行かない。ジャベリン、ブレイド。俺達はこの付近を探す、当然手伝うよな?」
「ああ、勿論だ」
「こっちも賛成だ。お前らは?」
「こっちも賛成です!」
女僧侶がそう言うと大剣女達も頷き、女神官達はソルジャーの方を見る。
「では行動開始ですね?」
「ああ、それじゃあ行くぞ」
そう言ってソルジャー達はジャベリンとブレイドのパーティーと共に見失ったゴブリンと人質の行方を探す。
この鉱山にはまだいくつかの洞窟があり、そこに場所を移し替えてる可能性が高い、それを確かめる為、ソルジャー達はいくつかの洞窟を確かめる。
その際に探索しながら女神官達は女僧侶達と会話していた。
「へぇ~、貴女方の階級は青玉なんですか」
「はい、7位でもまだまだなんですよ、私なんかドジばかりで…」
「あら、あんたはこの2週間ジャベリンのフォローしながら進んでいるじゃない。あたしはブレイドの後方を任されながら倒してるんだから」
女神官は女僧侶と会話し、その後に大剣女が会話に参加して言う。
「なるほど、貴女は矢を3発同時に放つ事も出来るんですか」
「ええ、そうですよ。結構大変でした、かなり練習しましたし、魔物や動く的を標的として」
「凄いわね…」
「そうでしょう。彼女は凄いんですわ」
っと女武闘家と女魔術師は女野伏の評価を関心し、高貴女は自分の友の評価を聞いて胸を張る。
そんな様子を妖精弓手は気に入らない様子だったのを鉱人道士が問う。
「なんじゃ耳長娘、まだ気に入らんのか?」
「…いいの? 私達仮にオルクボルグのあの使命を手伝っているのよ? それを知られたりしたら…」
「大丈夫だろう、ジャベリン殿達がそれを上手く隠しているはず…」
っと蜥蜴僧侶がその事を妖精弓手に言い、それに妖精弓手は少々気に入らない様子で見るのだった。
そしてソルジャーがある洞窟の入り口を見て、地面の様子を見て気付く。
入り口には複数の足跡があり、足の形がどうもゴブリンらしき者があった事から、ソルジャーは目を細める。
「…この入り口だな」
「ああ、この足跡…間違いなくゴブリン達だ。それに人質の足跡もある」
「おっしゃ!一気に行こうぜ」
ブレイドが中に突っ込もうとした時に、大剣女が首根っこを引っ張る。
「待ちなさいよ!あんたそう言ってすぐ大剣振り回して行くじゃない!」
「そうですわ、出来れば私たちの事を考えてジャマダハルを使って下さいな。この高級ドレスアーマーに傷を付けたくないのです」
「はいはい…そうしますよ」
っとブレイドは背中のゴルドバスターソードを抜くのやめ、ジャマダハルを取り出して構える。
その様子にソルジャーはジャベリンに小声で話す。
「おい…、あの子達まるでお姉さん的存在だな?」
「そうなんだよ…、お陰でこっちは気を使うばかりだ」
そう言ってジャベリンはハチャットを取り出して構え、ソルジャーは狭い戦闘を想定して大型ナイフを取り出す。
ソルジャー達は洞窟の中に入り、その近くにはトーテムを発見した。
「シャーマンが居るな…、となると遠距離の事を考えてこいつを出しておくか…」
再びソルジャーはマルチツールタブレットである物を取り出す、それはアサルトライフルであるHK416を取り出した。
それを見たジャベリンは。
「なるほど、それじゃあ俺も」
ソルジャーと同じことをするかの様にマルチツールタブレットを取り出して、ソルジャーとは違うアサルトライフル『AK12』を取り出した。
従来のAKと同じ7.62×39mm弾を使う為ストッピングパワーは強い、ジャベリンが持つAK12を見たソルジャーは思わず見とれる。
「ほう?AK12か…、いいセンスだ」
「おうそうだろう?」
っとそう言っていると、奥から何やら出てくる影、ゴブリンの姿が見え、それに女神官と女僧侶がソルジャーとジャベリンに言う。
「ソルジャーさん」
「奥からゴブリンが来ます」
「分かった、ブレイド、先行してくれ」
「分かったソルジャー。それじゃあ行くぜ!」
そう言ってブレイドが先に進み、出てきたゴブリン達を片付け行く。
「GORA!!!」
「GOR!!!」
そのあとに女武闘家が構えて、レイピアを持つ高貴女が続く。
「一緒に行きます」
「全く、貴方はすぐに突っ走りますから、後の事を考えて下さいな」
女武闘家と高貴女はブレイドの溢れ物を片付けながら進み、ソルジャー達は警戒しながらブレイドたちの後を追いかける。
そしてゴブリン達をあらかた片付け、奥に広い場所を見つけ、それをソルジャー達に目線で知らせ、それにソルジャー達が頷いて、ソルジャーとジャベリンが前に出る。
すると女神官がその様子に気付いて、奇跡を使う。
「《いと慈悲深き自母神よ、闇に迷えるわたしどもに、聖なる光をお恵みください》…聖光」
女神官の聖光が広場に光が放たれ、それに視界が見えて、辺りを見渡せた。
目にくらんだゴブリンが4体に倒れている人質が5人いて、奥にゴブリンシャーマンが2体がいた。
「シャーマンが2体…」
「なるほど。大分戦法が違ってるな」
そう言っていると、2体のゴブリンシャーマンが呪文を唱えようとした。
だがそれをソルジャーとジャベリンがHK416とAK12を構えて撃つ、互いの5.56×45mmNATO弾と7.62×39mm弾がゴブリンシャーマンの胴体を貫き、そのまま壁に激突させて大量の風穴を空けて、2体のゴブリンシャーマンは倒れる。
ゴブリンシャーマンが倒された事にゴブリン達は動揺を隠せないが、すぐにソルジャー達に向かっていく。
ソルジャーは大型ナイフを取り、ジャベリンはハチャットを構えた。
ブレイドもその場を行こうとするが、その横に2本の矢が飛んで行き、2体のゴブリンの頭に突き刺さる。
それを見たブレイドが後ろを見ると、妖精弓手と女野伏が共に弓を構えて、狙い撃ったのだ。
「あらやるじゃない」
「そちらこそ」
「(お前ら…俺の頭に当たったらどうするんだよ)」
そう考えるブレイド、そんな中でソルジャーとジャベリンは2体になったゴブリンをあっという間に倒してしまい、武器をしまって人質の方を見る。
そして女神官達の方を見て、それに女神官達は頷いてすぐに向かう。
そんな中で鉱人道士と蜥蜴僧侶は全く出番が無かった事に唖然とする。
「わしら…出番がなかったのう」
「ええ…、これは少しさみしいですな」
「あ、あの…私も同じですよ?」
っと女僧侶がそう2人に言い、それに鉱人道士と蜥蜴僧侶は少しばかりため息をする。
そしてソルジャーとジャベリン、ブレイドの3人はシャーマンがいた骨の椅子の奥に進むと、そこには案の定、ゴブリンの子供がいて、それにソルジャーは2人を見ると、ジャベリンとブレイドは頷いてある物を取り出す。
それはWPグレネードだった、それをジャベリンとブレイドはピンを抜き、その隙にソルジャーが混合液体を子供のゴブリンに投げ、それと同時ジャベリンとブレイドがそれを投げて、子供ゴブリン達を焼き払う。
「「「GAAAAYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」」」
っと子供ゴブリン達の悲鳴を聞いた女神官達は思わず振り向く、そして女神官と女僧侶は祈りながら膝まつき、二度と生まれてこないよう祈った。
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そして囚われていた女性たちを付近の村に送った後、ソルジャー達はジャベリンとブレイド達の方を見る。
「さて…、一応終わったがお前達はどうするんだ?」
「俺達は一度水の街に戻って報告をするつもりだ、その後辺境の街に行く。もうすぐなんだろう?収穫祭が」
「そん時に行ってもいいんだが、あまりにも時間がかかるからな。この際報告すんだ後に向かうわ」
その事にソルジャーは頷き、そして女神官の方を向くと、少しばかり無理している様子が見られる。
「大丈夫か?」
「は、はい…大丈夫です。やっぱりまだ慣れませんね」
「無理して慣れなくていい、今日は聖光を照らしたことによくやったよ」
女神官はそれに頷き、そしてソルジャーはジャベリンたちの方を見る。
「それじゃあまたな、こっちは出迎える準備をしておく」
「ああ、それじゃあ辺境の街でな」
っとソルジャー達とジャベリンとブレイド達は別れて、ソルジャー達は辺境の街に戻っていき、ジャベリンとブレイド達は水の街に戻っていくのであった。
そんな中で今回のゴブリン達の奇妙な行動に疑問をソルジャーとジャベリン、ブレイドの3人は考えていた事はまた別の話になるのであった。