異世界から来るソルジャー   作:ライダーGX

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どうも祭りの話しじゃないっぽかったので、29話を含めてタイトル変更しました。

申し訳ございません。


第30話 準備 中編

辺境の街での収穫祭まであと一週間ちょっと、その間に祭りの準備が着々と進められる中で、冒険ギルドではいつも通りの依頼が毎日のように送られてきている。

 

それには他の者達は依頼を果たすために引き受けてはボロボロとなり、肝心の収穫祭の準備が間に合わずに疲れ果てた状態でいる者もいる。

折角の祭りを潰さない為に銀等級中心の上位冒険者達が何とか頑張り、ほかに皆に楽しんで行く様していた。

 

当然ソルジャーもそれには関わっていて、皆の為に依頼をこなそうとしていた。

 

「さてと…どれがあるかな~?」

 

ソルジャーが依頼を探していると槍使いと魔女、更に重戦士と女騎士がやって来る。

 

「ようソルジャー、お前も依頼探しか?」

 

「ああそうだ。お前らも?」

 

「ああ、他の連中は祭りの日はばたりと倒れるやつが多いからな。少しはやっておかねぇとな」

 

っとそう言ってソルジャーと混じって槍使い達も同じように依頼を探し始める。

探していると妖精弓手がソルジャーを見つける。

 

「あっ、オルクボルグ」

 

「ん?お前か、どうした?」

 

「どうしたってあんたね…。まさか依頼を受けるつもり? 呆れた~…こんな状況に限って依頼を受ける只人は初めてよ」

 

「おいおい、祭り当日は多くの人で賑わっているって時にばたりと倒れる奴が数多くいるんだ、それをなくす為にも俺達が依頼を減らしているんだ。文句あるか?」

 

「ぐぅ~~~!」

 

っといつもの馬鹿な感じの様子に槍使いと重戦士、女騎士は呆れ返っていて、そんな様子に魔女は微笑んでみていた。

そんな感じで妖精弓手もその中に加わって依頼を探していて、ソルジャーが一つの依頼を見つけて取る。

 

ソルジャーが取った依頼を妖精弓手と槍使い達が見る。

 

依頼内容には『黒魔道士が率いているゴブリン達を討伐』という内容だった。

 

「はっ?!黒魔道士!? しかもゴブリンって!」

 

「黒魔道士がゴブリンを率いているか…、おかしいな」

 

「ゴブリンが他の魔物に仕えている自体が妙だな…いつもは独特に動く連中だ」

 

「でも 少 し 調べて 見るの も 悪く ない わ ね」

 

「…まさかゴブリン討伐をするのか? 勘弁してくれ…」

 

女騎士がそれを呟く中で、ソルジャー達が依頼書を持っていき、受付嬢の所に行く。

すると受付嬢がソルジャーの方を見て満面の笑顔を見せる。

 

「あっ!ソルジャーさん! 依頼ですか?」

 

「ああ、そうだよ」

 

「こんちは~!今日はこいつらと共に冒険しますんで!よろしくお願いしま~す!」

 

っと槍使いが元気よく挨拶をしていくのだが、受付嬢はそれを無視してソルジャーの方ばかり見て。それに槍使いは固まってしまう。

その様子を妖精弓手が大爆笑し、それに槍使いはキレてガミガミと妖精弓手との口喧嘩を始めるのだった。

 

「今日はこの依頼を受けるのですね? しかも今日はこのメンバーと…他の方々は?」

 

「ああ。神官の方は今日はお休みと取らせて欲しいって今朝連絡が来て、武闘家の方は溜まった洗濯類を洗濯する為と言ってて、魔術師の方は…どうだった?」

 

「ええ、彼女 は なかなか 良い 感じ よ。今 課題 を 渡して いる わ」

 

「だそうだ。あれ?なあハイエルフ。ドワーフとリザードマンはどうした?」

 

「え?アイツ等は別件で今日はいないわよ、だから今日は私一人」

 

妖精弓手の言葉を聞いたソルジャーは頷いて受付嬢に向く、それに頷いて受付嬢は手続きをする。

 

すると入り口の扉が開いて、それに他の冒険者達が見る。

 

そこから二人の男と三人の少女が入ってきて、あたりを見渡す。

 

「へぇ~ここが辺境の街のギルドか」

 

「さてと、あいつはどこにいるかな」

 

っとその言葉を聞いたソルジャーが振り向くと、扉の近くにジャベリンとブレイド、そして女僧侶に大剣女、女野伏がいたのだった。

 

「おう、お前らか。もう来たのか」

 

「あら?予定より早いじゃない」

 

「よう。早い方が良いっと思ってな、一足先に来たぞ」

 

ジャベリンとブレイド達がソルジャーと妖精弓手の元にやって来て話し、その様子を槍使い達が見て問う。

 

「おいソルジャー。そいつ等なんだんだ?」

 

「ああ、水の街の冒険者だ。一ヶ月前に知り合ってな」

 

ソルジャーがジャベリンとブレイド達を紹介し、ジャベリンとブレイド達も槍使い達を見て自己紹介する。

 

「お前らが辺境の街の冒険者か? 俺はジャベリン、その名の通り槍を扱い、多才に操る戦士だ。もちろん腰の剣も使うし、他の武器も使う」

 

「俺はブレイド、大剣を使い戦士だ。そしてこの鍛え抜かれた肉体を見せびらかすのは放っておいてくれ」

 

「あの…、最後の方はおかしいのでは…? あっ、私は僧侶です」

 

「あたしは見ての通り大剣を使う女よ、名前は好きに呼んで」

 

「野伏担当の者です。よろしくお願いします」

 

あらかた自己紹介が終わり、その様子を槍使い達はジッと見つめた後、槍使いが呟く。

 

「なんか気に入らねぇな」

 

「俺達とかぶってるな」

 

重戦士もそれに頷くかの様に言い、それにジャベリンとブレイドは互いの顔を見る。

 

「被ってる?俺達がか?」

 

「そういやこいつら、装備がどうも似ている部分があるようでないようで…」

 

「「どう見ても被ってるぞ!!」」

 

二人の大声で言ってくる事にジャベリンとブレイドは目を点にして唖然とし、女僧侶と女野伏は苦笑いして見ていて、大剣女は呆れながら言う。

 

「何こいつら、どこからどう見ても違うじゃない。ほら、こいつらの両肩にぶら下げている物を見なさいよ。これが証拠よ」

 

その言葉に槍使いと重戦士はジャベリンとブレイドの肩にぶら下げている物を見る、ショルダーホルスターにM19カスタムとデザートイーグルがあるに気付く。

 

「おい、そいつは…」

 

「ソルジャーがいつも撃ってるバンバンやかましいあれかよ?」

 

「そうだ。俺達の愛銃だ」

 

ブレイドは自分の銃を見せびらかし、それに呆れる大剣女。

そしてジャベリンはソルジャーが今持っている依頼書を見る。

 

「ん?なんだそれ?依頼書か?」

 

「ああ、収穫祭の前にひと仕事をしておこうと思ってな」

 

「なるほどな~。なあ、その依頼、俺たちも手伝っていいか?」

 

っとその言葉に槍使い達が驚くが、それを女騎士が余計な事を言う。

 

「冗談ではない、これは私達の依頼だ。はっきり言って邪魔だ」

 

女騎士の言葉に大剣女が怒りを覚えるが、それをジャベリンとブレイドが止めて言う。

 

「まあ待て、そう言うなって。俺達もソルジャーとの関係をもっと深めたいんだ」

 

「それに俺達水の街の冒険者の知識も役立つ。連れてって損はないぜ」

 

その事を聞いて、少しばかり考える槍使いと重戦士。

 

「なあ、あいつの実力…ちょっと知りたくねえか?」

 

「ああ、これは良いかも知れないな」

 

っとそう言って2人はジャベリンとブレイドの方を見る。

 

「良いぜ、俺達との冒険に参加してもよ」

 

「報酬はそっちで相談してくれ」

 

「すまない」

 

「恩に着るぜ」

 

槍使いと重戦士の会話を聞いた女騎士が思わず抗議する。

 

「ま!待て!!お前達それでいいのか!?」

 

「いいもなにも、俺がそれで良いんだって言ってんだ」

 

「行きたくなかったら来なくていいぞ」

 

重戦士の言葉に女騎士は思わずイラっと来て、別方向に向きながら言う。

 

「そうか、なら勝手にしろ!」

 

っと怒りを撒き散らしながらどこかに行ってしまい、それにソルジャーは重戦士に言う。

 

「おいおい…あんな言い方はないんじゃないのか?」

 

「そうなんだが、これはアイツの為でもある。少しは他人の厳しい所を改めて貰う為なんだがな…」

 

そう言う重戦士の言葉にジャベリンは少しばかりわかった、彼は口は厳しくとも、根は優しい奴なんだと。

 

「それでソルジャー、依頼内容はどんなんだ?」

 

「これだ」

 

ソルジャーはジャベリンとブレイド達に内容を見せ、それにジャベリンとブレイド達は納得する。

 

「へえ、黒魔道士がゴブリン達をか」

 

「なんか気が臭いな、確かめた方がいい」

 

「決まりだ。君らはどうする?」

 

ソルジャーは女僧侶達に問うと、女僧侶達は言う。

 

「私達も参加したのですが…」

 

「この街の売り場をちょっと見てみたくって…」

 

「だからパス。その依頼はそっちに任せるわ」

 

その事を聞いて、何とも冷たい感じにブレイドはプルプルと震えだす、それを抑える為にソルジャーとジャベリンが抑える。

 

「落ち着けブレイド…」

 

「怒りを露にしたのはわかるが、我慢だ…」

 

「くっそ~~…!」

 

ブレイドは拳を握り締めながら悔しがり、その様子に槍使い達は何とも言えなかった。

っとその時魔女がある事を言い出す。

 

「ねえ、私 は この子達 を 街に 案内 させ るわ」

 

「あ? まあ…それもいいが…」

 

槍使いは魔女の言葉にただ頷き、魔女はそのまま女僧侶達を連れ出していく。

 

「じゃあ ね」

 

そう言い残してギルドを出て、ソルジャー達は残ったメンバーを見るのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

ソルジャー達は依頼をもらい、ギルドを出て出発の準備をする。

 

 

そして出発準備が整い、街を出たときに妖精弓手がソルジャーにある事を問う。

 

「ねえ、黒魔道士がいるのは南にある山の向こうでしょう。どうやっていくよの?」

 

その事にソルジャー達は振り向くと槍使いや重戦士の頷く。

 

「そうだぜ、あの山の向こうまで歩くのは骨が折れるぜ」

 

「どうするんだ?」

 

移動手段の事を言われ、ソルジャー達は頷く。

 

「よし、あれを使うか」

 

「そうだな」

 

「さっさとやろうぜ」

 

っとソルジャーはマシンツールタブレットを取り出して、ある乗り物を取り出す。

 

それは『高機動車』であり、10名の人数を乗せる事が出来る車両である。

 

それを見た槍使いと重戦士が思わず目を開かせる。

 

「な、なんだよこれ…!?」

 

「お前ら…一体何をしたんだ?!」

 

槍使い達が驚いている中で妖精弓手は少々驚いたものの、既に慣れてしまったのか、あまり気にせず問う。

 

「ねえ。これなに?」

 

「まあ移動手段の物。鉄の馬って言った所かな?」

 

「鉄の馬? これが…?」

 

「ああ…そうだ」

 

ソルジャーはそう妖精弓手に言い、ソルジャーはジャベリンとブレイドと共に高機動車を見ながら思った。

 

「(いや~日本車はいいな~…、なんせ前の生まれは日本だからな)」

 

「「(懐かしいな~…)」」

 

っとそう思う三人。実はこの三人…前世は日本人なのだった。

なのでこの車両を見ると懐かしく思うのだ。

 

「さてと…向かうとするか」

 

「ああ、さあさあ乗った乗った」

 

っとソルジャーが運転席に座り、ジャベリンが助手席に座り、ブレイドが後ろのドアから入って、妖精弓手達はそれに唖然としながらもその後に続き、皆が乗ったの見たソルジャーが車両を発進させる。

 

南の山の向こうにいる、ゴブリン達を率いている黒魔道士を討伐に向かった。

 

 

 

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