異世界から来るソルジャー   作:ライダーGX

38 / 50
大変お待たせしました。

更新です。


第36話 収穫祭までの休日 後編

ソルジャーが叔父の病気を治し、一段落しての翌日、ソルジャーはジャベリンとブレイドの銀等級3人と、女神官と女僧侶と大剣女の3人に、昨日世話になった錬金術師とアマゾネスにくノ一、女侍に獣使いの11名でゴブリン退治に来ていた。

鉱山にはゴブリンによって連れ去られた少女達が囚われていた。その者たちを助けに来たソルジャー達。

 

そして鉱山で一体のゴブリンが見張りに立っていた。そこにくノ一がクナイを投げて、ゴブリンの頭部に刺さる。

それによりゴブリンは死んで倒れこむ。

 

すぐさま異変に気付いたゴブリン達が出てきて警戒するが、その様子をアマゾネスと女侍が前に出てきて、ソードと刀を抜いて、ゴブリンの首を切り裂く。

そして錬金術師が錬金術で錬成し、ゴブリン達の地面に無数のトゲを出現させて、ゴブリン達を串刺しにする。

 

その様子をソルジャーは錬金術師達を見つめて思った。

 

「(ふん…、流石は忍者だけのことはあるな。投擲もかなりもの物だし、斥候としては申し分ない。それに他の皆もやるな…)」

 

「へぇ~、なかなかやるな。アマゾネスの方は見た目とは違ってパワーもある」

 

「俺達の出番はねえか」

 

っとそう言うブレイドに大剣女が蹴りをいれてる、その蹴りにブレイドは思わず足を抑える。

 

「何言ってるのよ。今回私達はそのアシストをするのよ。サボってどうするのよ」

 

「分かってるよ、たくぅ…」

 

「よし、次に備えるために今度は神官と僧侶の奇跡でかく乱しろ、その後は大剣の君がそこのアマゾネスと侍との3人で攻撃するんだ」

 

ソルジャーの言葉に3人は頷く。

 

「はい、分かりました」

 

「了解です」

 

「はいは~い、それじゃあ行くわよ?」

 

っと大剣女が前に出て、アマゾネスと女侍と並んで武器を構える。

 

すると鉱山の洞窟の入り口からゴブリン達が大量に出てきて、それに待ってたかのように女神官と女僧侶は奇跡を唱える。

 

「《いと慈悲深き自母神よ、闇に迷えるわたしどもに、聖なる光をお恵みください》…聖光」

 

「《大地の光よ、大地の命よ、どうか我に大地の祈りのお恵みを》…聖地(ホーリーアース)!」

 

女神官のホーリーライトと女僧侶の得意の奇跡、大地の奇跡で地面から光を現し、その光で相手をかく乱させる奇跡、《聖地》。

その奇跡にゴブリン達は正面からの光の大地からの光で完全に目がくらむ。

 

その隙に大剣女、女侍、アマゾネスが武器を持って突っ込んでいき、ゴブリン達の胴体や首を切り落としていく。

 

ソルジャー達はそれを見届けた後、銃を持って前に、入り口を見て皆に言う。

 

「よし、それじゃあ行くぞ」

 

それに皆は頷き、皆は洞窟の奥にいる少女達を助けに向かうのであった。

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

 

そして辺境の街、ギルドの食堂で妖精弓手が酒を飲みながら呟く。

 

「全くも~、オルクボルグったら一緒に冒険でもしようと誘ったのに、例のあの子達を連れて冒険に出ちゃうんだから」

 

「ハッハッハッハ!まあたまにはええわい、わしらよりも他の者達とのたむるのもな」

 

鉱人道士は高笑いしながらソルジャーの事を愚痴る妖精弓手の会話を聞いて、蜥蜴僧侶は食べながら共にいる女武闘家と女魔術師と女野伏に問う。

 

「しかし、そなたらは行かなくてよろしかったのか? いつも巫女殿とジャベリン殿等に共にいるそたな等が」

 

「ええ、たまには私達2人ってのも悪くなくて」

 

「それに、今回はこっちが頼んだの、今回は少しの間2人で冒険したいって」

 

「ほう?そんなんでいいんか?」

 

鉱人道士はその事を問うと、2人はうなづく。

そして女野伏はその問に答える。

 

「私は今回お留守にすると決めていたので、それに皆さんとの冒険も悪くありません」

 

「そう言ってもらえると、こちらは嬉しいですな」

 

女野伏の問いに蜥蜴僧侶はうなづく。

そして妖精弓手は共に食事を取っている槍使いと魔女に話す。

 

「今回はありがとね、魔族との戦闘には助かったわ」

 

「別にいいぜ、暇だったからな」

 

「今日は 特に ね」

 

魔女がそう答えて、再び飲み物のワインを飲む。

 

そこに受付嬢がやって来る。

 

「皆さん、お疲れ様でした。最近魔族の活動が活発化してきて…」

 

「それに付いては少々気になる所ではありますな…、まあそれは」

 

「うむ。かみりき丸がその気になればの話じゃがな」

 

「あ?なんであいつが気になればいいんだよ?」

 

槍使いがその事を問うと、妖精弓手がそれに答える。

 

「あいつはあいつなりの気分があるの、そういう事」

 

それに槍使いが頭を傾げ、魔女はその事に感心的な表現をする。

そしてソルジャー達が戻ってきた。

 

「戻ったよ」

 

「あ、お帰りなさい。お疲れ様でした」

 

「お疲れ。どうだった?」

 

妖精弓手がソルジャー達に今回の冒険の事を問い、それにソルジャーが答える。

 

「ああ、なかなかだったな、特に彼らの連携は良い感じだ。息もぴったり」

 

「はい、僕たちはここに来るまでの間、ずっと助け合ってきましたから」

 

「なるほどな」

 

ジャベリンは錬金術師の言葉を聞いて納得し、その様子を女神官はこちらを見ている女武闘家と女魔術師の方を見て頷き、それに2人は納得する。

 

女野伏は女僧侶と大剣女の方を見て問う。

 

「ねえ、そっちはどうだった」

 

「はい、ゴブリンの方は何とか倒して、囚われていた人質を助けました」

 

「それが妙なのよね、普通ゴブリンは捕まえた相手を嫌なことをするはずなのに、何もされていないのよ」

 

「まあ、そうなんですか?」

 

女僧侶と大剣女の言葉に受付嬢は意外そうな表情をする。

同じように魔女もそれに気になる表情をする。

 

「まあ、どちらにしろ。囚われていた少女達を救うことが出来た、それだけで十分だ。後で詳しい報告したいんだが」

 

「もう受付時間は終了していますので、後日と言うことで」

 

「分かった、お前達。ご苦労だったな、報酬の方はお前達で分けてくれ」

 

「ええ?良いんですか?」

 

女神官達は勿論の事、錬金術師達も報酬を自分たちの分け与える事に驚き、それにソルジャーは頷く。

 

「ああ、俺やジャベリン達は金に余裕があるから何ともない、だから好きに使ってくれ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

錬金術師達は頭を下げてお礼を言い、ソルジャーはそれに頷く。

そしてソルジャーがその場を離れようとした時に受付嬢がソルジャーに問う。

 

「ソルジャーさん、例の約束…忘れないでくださいね」

 

「え?ああ、あれか。勿論だ」

 

「っふ!!??!!?!」

 

槍使いは飲んでいるエールを思わず吹き出してしまい、そして立ち上がってソルジャーに問い詰めようとする。

 

っが魔女が槍使いの首根っこを掴み、見た目とは裏腹に力技で座らる。

 

「諦め なさい」

 

「なんでだよ!!!」

 

「貴方じゃ 無理 よ」

 

っと魔女の言葉に槍使いは思いっきり頭をテーブルに打ち付け、崩れ落ちるのであった。

その様子を誰が見ても声を掛けることは出来なかった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そしてソルジャーは武器屋に行き、何やら気にしている女騎士がいた。

 

「う~ん……」

 

「どうした?」

 

「っ!? そ、ソルジャー…脅かすな!」

 

「別に驚かせたつもりはないんだが…どうした?」

 

何やら悩んでいる女騎士にソルジャーは問いかけ、それに少々恥ずかしそうに言う。

 

「実はだな…」

 

どうも彼女は今度の収穫祭で重戦士と共に回ろうかと思っていて、その為に彼に目を向ける為、水着鎧を着ようかと考えていた。

それにはソルジャーは思わず目を細める。

 

「……おい、それは良い考えじゃないぞ」

 

「なっ!それは一体!?」

 

「余りにも人目に付くからなあれ、良いもんじゃない。それなら普段の格好にすればいい、お前は鎧だろう?なら普段の格好で過ごせば問題ない」

 

女騎士にそうアドバイスをするソルジャー、女騎士はそれには思わず小笑いをして、微笑みながら言う。

 

「全く、お前はつくづく分からない奴だ。気が利く男なのか…それとも意地悪な男なのか」

 

っとそう言いながらその場を去っていき、それにはソルジャーは少しばかり納得の行かない表情をする。

 

「どういう意味だよ」

 

「そう言う意味だってんだよ」

 

鍛冶職人が今の様子を見ていて、ソルジャーにありのまま語る。それにはソルジャーは少々納得がいかない様子だったが、すぐに自分の欲しい物を探す。

 

すると壁にかけてあるクローを見つけて、それを手に取る。

それに鍛冶職人が見て言う。

 

「ほう?なかなか良いのに目を通すじゃねえか。そいつは収納可能なクローでな、グローブに装備すればいざって時の接近戦の武器になるぜ」

 

「いいな、これを貰うよ、あとスコップも」

 

それに鍛冶職人は承知して、クローとスコップを渡す。

 

「それで、そのスコップは何に使うんだ?」

 

「とある事に使うんだ。原始的のな」

 

「はっ?」

 

鍛冶職人はその事に少しばかり頭をかしげる他なかった。

 

そしてソルジャーは武器屋を後にし、ジャベリン達と一緒に牧場へと戻っていくのであった。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。