異世界から来るソルジャー   作:ライダーGX

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ようやく収穫祭に入ります。ちょっとばかし長くしてしまいました。

後別にどうでもいいんですが、お気に入り登録が減ったり増えたりと、少し気になってしまいました。

まあ、自分がもっと面白く頑張れる作品にすれば問題ないと思うのですが。


第37話 収穫祭 前編

収穫祭まで残り1日、ソルジャーは残りの2日間を牧場の手伝いをしていて、ジャベリンやブレイドは周辺の見回り、女僧侶達は牛飼娘のお手伝いをしていた。

 

ソルジャーは部屋でこの2日間の間にある物を作り、武器屋で買ったスコップを使ってある物をすくって計量器で測っていた。

 

そこに叔父がやって来て、部屋の中に入ってくる。

 

「やあ、何をしているんだ?」

 

「叔父さんか、今ある物を作ってるんだ。何を作ってるかは秘密だけど」

 

そう言ってソルジャーは計量器で測った物を取り、それを四角い筒にいれて、蓋をする。

その筒は何十個もあって、それを叔父は呆れながらもソルジャーにある事を問う。

 

「なあ、君はあの子と収穫祭…一緒に回るんだろう?」

 

「え?ああ~あいつね。ええ、午前中だけですが、それが?」

 

「…あの子はあの状況から立ち直り、ようやく明るく振る舞う様になった…。とても明るくね…この意味が分かるね?」

 

「…ええまあ、あとこう言いたいのか? 出来れば共に回るのは遠慮して欲しいと」

 

「いや、そこまでは言わないよ。ただ…どんどんあの子が遠くなっていく気がしてね」

 

叔父はその事を言う事にソルジャーは少し作業の手が止まり、叔父の方を向く、そして少しばかり考える。

 

「まあ、君だからいいんだがね…。止めはしないよ。ただ…あまり先までの所までは遠慮してほしいな」

 

そう言って叔父はその場から出ていき、ソルジャーはそれに少しばかり思った。

 

「(……叔父さん。すまねぇ……手遅れ)」

 

っと心の中で謝るソルジャーであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして収穫祭当日の早朝近く、その時間にソルジャーはジャベリン、ブレイドと共に森の方である物を仕掛けていた。

 

それは先日、ある物を入れた四角い筒であって、それを地中に埋めていた。

ソルジャーはシャベルを使って埋めて、ジャベリン達に問う。

 

「おーい、そっちの方はどうだ~?」

 

「もうすぐだ」

 

「おいソルジャー、一体これはなんだよ? こんな筒埋めてなんかあんのか?」

 

「ああ、こいつはちょっとした仕掛け。な~にこれは踏まなければ問題ないさ」

 

ソルジャーはそう言って目印のセンサーを設置する。

ジャベリンもそれと同じように目印のセンサーを設置して、起動させる。

 

 

ピピッ!!

 

 

「よし、起動した」

 

「それじゃあ戻ろう、今日は楽しいsy──」

 

 

 

「お前達!そこで何をしている!!」

 

 

 

っとその時、後ろから女性の叫び声が響いて、ソルジャー達は後ろを振り返る

するとそこにはポニーテールの髪型をした胸元を現わにしている鎧姿の女性が立っていて、それにソルジャーは口を開く。

 

「落ち着け、俺達は怪しいものじゃない」

 

 

シャキン!!

 

 

「信用できるものか、お前達は見る限り怪しい!」

 

ポニーテールの女は片手剣をソルジャーの首元に突き出していた、そして見る限り腕前の立つ女性であった。

ソルジャーが見る所、剣の腕前は金等級程のものであると感じ、かなり出来る強者だった。

 

「(…チッ、めんどい奴が来たもんだな。仕方ない…)」

 

ソルジャー達は自分たちの首元にある銀等級の認識票を取り出し、それを女に見せる。

 

「銀等級…しかも3人共同じ…失礼した」

 

そう言って女は片手剣をしまい謝罪して、それにソルジャーは少しばかりため息をする。

 

「はぁ…別にいい、俺はこの近くの街、辺境の街のギルドに所属する者だ」

 

「俺はジャベリン、そしてこいつはブレイド。水の街に所属する冒険者だ」

 

「何?なぜお前達がこの街に…」

 

「ああ、実はな…」

 

そうソルジャーが説明をすると、女の後ろから足音が聞こえてくる。

 

 

ガサガサ…。

 

 

「ん?」

 

ソルジャー達は女の後ろの人物に気配に気付く。

草むらから2人の少女が現れる。

 

「いや~ごめんね? 私は止めたんだけど」

 

「むしろ、怪しさは満載…」

 

っと冷たい言葉のローブの少女がその事を言う、もうひとりフード付きのマントを着ている少女はジャンプしながら近づいていく。

その際にソルジャーが仕掛けた罠を踏んで、それにソルジャーは思わず目を細める。

 

そしてソルジャーの目の前に止まり、一通りを見て呟く。

 

「う~ん…、本当に銀等級なのかな?」

 

「可笑しいか?」

 

「え?あ、いや、ご。ごめんね?別に悪気があったわk『ピカー!!!』え?」

 

ソルジャーの腰のビームセイバーとフード付きのマントの少女の腰に剣が光だして、それに皆は見る。

 

青く光るビームセイバー、緑に輝く剣はまるで共鳴するかの様に強く光を放っている。

それを見る2人の少女と女は思わず呟く。

 

「せ、“聖剣”が…!」

 

「…まさか彼も?」

 

「(っ!?聖剣!)」

 

その言葉にソルジャーは勿論の事、ジャベリンとブレイドもその言葉に驚きを隠せない、そして二つの剣は光が収まり、少女は聖剣を抜いて確かめる。

 

「一体何が…、それに君のそれは一体…?」

 

「俺も驚いた……、まさか君は【勇者】だったとはな…」

 

「っ!?勇者…!」

 

ジャベリンは勿論、ブレイドもソルジャーの言葉を聞いて目を見開いた。

 

勇者。この名を聞けば誰もが驚くであろう、この世界で最も勇敢な人物で、魔神王に唯一対抗する事が出来る存在…それが勇者、しかしソルジャー達は勇者の姿を見て少々疑問視だった、何しろ相手は少女だったからだ。

 

「驚いたな~…まさか僕以外の聖剣を持っている人が居るなんて」

 

「正確にはこいつは聖剣じゃない、聖剣に似た力を持つ剣だ」

 

「似た力…?」

 

「でも、明らかに同じ力…」

 

冷たい言葉にソルジャーを見るローブの少女、それにはソルジャーは少しばかり言葉が詰まってしまう。

そして聖剣の持つ勇者を見るソルジャー、なぜかどこか懐かしい感じがしていた。

 

「……」

 

「ん?どうかした?」

 

「いや、別に…(なんだ…何処かで会った覚えが…っまいっか)」

 

「それをよりも君達はどうしてこの街に? 収穫祭を見に来たのか?」

 

ジャベリンが勇者達にここに来た事を問いかけ、それに勇者は頷く。

 

「うん、そうだよ。あと別のお仕事も」

 

「お仕事?」

 

「それ以上は…秘密」

 

「こちらも事情がある、後は話せん」

 

っと女はそう言って話しを終わらせ、それにソルジャー達は顔を見合う。

 

「そっか…、分かった。これ以上は問わん」

 

「ごめんね。それじゃあ」

 

そう言って勇者一行はその場を去っていき、ソルジャーは彼女達を見送った後、ある場所を見る。

ソルジャーの様子にジャベリンが見る。

 

「どうした…?」

 

「…これを見ろ」

 

その言葉にジャベリンとブレイドはソルジャーが見る場所を見てみる、するとその場所に足跡がくっきりと残されていた。

くっきりと残っている足跡にジャベリンが問う。

 

「おい、これがどうしたんだ?」

 

「ここ…さっき俺が罠を仕掛けた場所だ」

 

「はっ!?んじゃなんで起動しないんだよ!?」

 

ブレイドは驚きながらその事を問い、それにソルジャーは少しばかり考える。

 

「もしかしたら…“神の加護”…かもしれない」

 

「神の加護…? そんな…いや、もしかしたらそうかもしれない」

 

「あの子は勇者だ、大王神ではなく、彼女の神…女神がそれを支えているに違いない」

 

っとそう考えるソルジャーであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして朝、牧場から見える街の方では開催の打ち上げの花火が上がり、それにソルジャーは見ていた。

ジャベリン達がマシンツールタブレットでハンビィーを出して、ソルジャーの方を向いて言う。

 

「ソルジャー、俺達は先に行っている」

 

「ああ、先に行っててくれ」

 

そう言ってジャベリン達はハンビィーで街へと向かった。

 

そしてソルジャーは家に居る牛飼娘を待っていた。

 

一方牛飼娘の方は部屋で下着姿のままソルジャーと共に回るための服を選んでいた。

 

「う~ん、どうしよう…彼と一緒に回る服がない、これだめ…これでもだめ…」

 

なかなか良い服が決まらない牛飼娘、すると叔父が部屋へと入ってくる。

 

「失礼するよ」

 

「キャア!!」

 

「すまない」

 

慌ててシーツを被って身体を隠す牛飼娘。

 

「ど、どうしたの叔父さん…?」

 

「…これを渡しに来た」

 

っと叔父は牛飼娘にあるドレスを渡した、それは少しばかり高級なドレスで、牛飼娘が着るには勿体無い物だった。

 

「これは君の母親が着ていた服だ、これを着て…彼と一緒に楽しんで行きなさい」

 

「叔父さん…」

 

そう言って部屋を出て行く叔父、牛飼娘は渡されたドレスを見て、そしてそれを着込み、外で待っているソルジャーの元に行く。

 

外で待っているソルジャーはやって来た牛飼娘を見る、普段とは全く違う牛飼娘の姿に思わず見とれる。

 

「お、お~…」

 

「どうかな? 良い感じかな?」

 

「え?ああ、すごく良い感じだぞ。見違えたよ」

 

「ありがとう、それじゃあ行こっか」

 

牛飼娘はそう言ってソルジャーに手を出し、それに気付いたソルジャーは頷いて、牛飼娘の手を握り、馬のところまで歩き、そして馬で街まで行くのであった。

 

それを見届ける叔父、叔父は椅子に座り、テーブルにあるコーヒーを飲んで、少しばかり考え、そしてちょっとばかり目を閉じるのであった。

 

 




ようやく勇者達の登場!

長かったwww

後ソルジャーの世界って一夫多妻制だったかな?

勿論そこは活動報告で書きますのでどうか。
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