ありふれ職業で書いてて時間と取ってしまいましたが、何とか更新です。
ではどうぞ。
受付嬢とある事をしたソルジャーは装備を一応整い、ソルジャーが立ち上がって、受付嬢はソルジャーの方を向く。
「ソルジャーさん、……この事は」
「勿論誰にも言わない、だろう? その事はちゃんと黙っておくよ、もし知れたら大変だ」
っとソルジャーはそう言うと受付嬢は苦笑いをしながら見ていて、ソルジャーと共に1階へと降りていく、そしてロビーに着いた時にソルジャーの持っている端末から音がなる。
ピピピッ!ピピピッ!
それにソルジャーは確認し、それに目を細める。
「ん?」
「どうしましたか?」
「街の周辺に仕掛けてある警報装置のセンサーに反応があった。どうやら誰かがこの祭りを邪魔しに来たようだな」
そう言ってソルジャーは持っているM9ピストルカスタムの弾倉を確認し、そして受付嬢の方に向く。
「俺は行ってくる、それじゃあ」
「はい、いってらっしゃいませ」
受付嬢は微笑みながらソルジャーを見送り、ソルジャーはロビーの扉から外に出ていく。
ソルジャーが迫ってくる敵の元に向かう中で、1人やって来る。
「ソルジャーさん!」
「あ?おいおい…、神官…お前、そんな格好でやってきたのか?」
ソルジャーは女神官の服装を見て呟く、何せ女神官の服装は先ほどの儀式の服装で、露出が多めの服だったのだ。
それに女神官は頬を少しばかり赤くしながら言う。
「そ、それは…時間がなかったもので。そ!それよりもソルジャーさん、もしかして」
「ああ、どうやら邪魔がやって来たようだ。夜のお邪魔虫の“ゴブリン”がな」
あの時の端末の警報はゴブリンがこの辺境の街にやって来た事を示していた、どうやらゴブリン達は街の収穫祭に釣られて来たのだ、人気の多いこの時期には格好の餌だと。
「とにかくゴブリン達がこんな時期にやってくるのはまず有り得ないからな、確認して討伐しに行く」
「はい!」
そしてソルジャーは女神官を連れて行き、門の近くまでやって来た。
っとそこに多くの人影が見えて、それにソルジャーと女神官は足を止めた。
「あ、お前ら」
「皆さん」
「よう、ソルジャーに神官ちゃんよ」
「遅かったじゃない」
そこにいたのはジャベリンとブレイド、妖精弓手に鉱人道士に蜥蜴僧侶、そして女武闘家に女魔術師、女僧侶と大剣女、女野伏の団体がいたのだった。
「ジャベリンたちはともかく、お前らも居たのか?」
「ええ、さっきジャベリン達から聞いてね、どうもゴブリンがやって来るって言うから、あんたも来るって分かったわ」
「この先は私達も付き合いますよ、もう必然とした感じで」
っと皆の言葉にソルジャーは少しばかり感謝の気持ちになる。
「済まないな、それじゃあ頼むぞ」
『『『はい!』』』
妖精弓手達のベテラン以外の少女達は返事をし、ソルジャー達が外に向かおうとした時に。
「何しているんですか?皆さん」
っと錬金術師達がソルジャー達を見かけて声をかけ、それに足を止めたソルジャー達が振り向く。
「お前たち…」
「どうしたのですか?何かお困りでありますか?」
侍がそれを問いかけてきて、それにソルジャーたちは一度顔を見合わせて、そして言う。
「仕方ない、実はな…」
ソルジャーは錬金術師たちに話した、今この街にゴブリン達が迫ってきていて、ゴブリン退治をしに行くと、それに錬金術師達は驚く表情をする。
「ええ!?ゴブリン達が!?」
「ににん!!それは見過ごせないでござるな!」
「ええ、こうなったら参戦させてもらうね!」
「う、うん…。私も頑張る…!」
錬金術師達の意気込みを見るソルジャー達は思わず顔を見合う、依頼でもないのに自ら参戦することに戸惑いがなく、それに問う。
「おい、いいのか?これは俺達の正式な依頼じゃない」
「分かってますよ、でも僕たち、貴方達の様子を見ていると放って置けないって言うか…」
「ににん! 少々下っ端も頼ってほしいでござる♪」
「そう言う事、それじゃあ行きましょうか」
アマゾネスは剣と盾を持って先に行き、それに続くかの様にくノ一が先頭に立って斥候する。
その様子をソルジャー達は思わず棒立ちとなる。
「…いいのか?これ」
「仕方ない、行くぞ皆」
ソルジャー達はジャベリン達だけじゃなく、錬金術師達をも連れて、ゴブリン退治へと向かっていくのであった。
───────────────────────────────────────────
その一方ゴブリン達は森をゆっくりと歩きながら辺境の街まで近寄りつつ、慎重進んでいた、だが…。
ガシュン!!
見えない草むら部分に仕掛けてあった罠に引っかかり、ゴブリンの足元にロープが掛かり、そのままゴブリンを釣り上げていく。
「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
それを見たゴブリン達は慌ててその場を離れようとした、その時に足元にあった落とし穴にはまり、ゴブリン数匹は落ちてしまって、下にあったトゲに串刺しになる。
他のゴブリン達が混乱する中で一体のゴブリンが他のゴブリンに話す。
「GOA!!GEGAYEA!GFRAGAWA!」
そのゴブリンはこういった『おい!慌てるな!落ち着いていけ!!』とそう言いにそれに頷く様に従い、ゴブリン達はより慎重に進んでいく。
っがその時に、足元に見えない“まきびし”が仕掛けられてあって、それにゴブリン達は踏んでしまう。
「「「「「「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」」」」」」
まきびしを踏んで暴れだすゴブリン達は落とし穴にそのまま落ちてしまった。
それには落ち着いていたゴブリンも驚いてしまって混乱してしまう。
ゴブリンが武器を構えて、辺りを警戒していると。
バァァァン!!!
一発の銃弾がゴブリンの頭部に直撃し、小さい風穴を開けて倒れこむ。
辺り一帯のゴブリンが居なくなると、森からソルジャーがM9ピストルカスタムを構えながら歩み寄り、そしてホルスターにしまい込む。
そして上からくノ一が降りてくる。
「ににん!うまくいったでござる!」
「ほほ~、お主やるもんじゃのう」
っと女神官達とジャベリン達、そして錬金術師達がやって来て、辺りを見渡す。
「ここのゴブリンは取り敢えず倒しましたね。後は周りのゴブリンをどうするかですね」
「だがこのやり口、どうも何かあるな。ゴブリン達がこう団体行動をするのはありえないな、どう思うソルジャー」
「確かにな。今の行動を見ていて、ゴブリン達にはどうも指揮を取っている者が居ると考えるべきだな。それもロードやオーガの存在とはまた別の…」
「もしかして、以前ソルジャーさんやジャベリンさん達が言っていたあのダークネスサイドのことですか?」
女僧侶がその事を言い出して、それに女神官や女武闘家達がそれに思わず顔を見合わせる。
だがそれをソルジャーが頭を横に振って否定する。
「いや、この様子を見る限りどうも違うな。ゴブリン達の行動はダークネスサイドの戦慄されたものじゃない」
「ああ、俺もソルジャーと同意見だ」
「じゃあ誰なのよ?」
妖精弓手がそれを問いかけ、それにソルジャーは黙り込む。
「分からない…。とにかく街の周囲に居るゴブリン達を一掃する、今はその事に集中しよう」
それに女神官達は頷き、ゴブリン掃討に向かうのであった。
一方でソルジャーは少々考えながらも、今回のゴブリン達の背後の黒幕を考えながらゴブリン掃討に向かうのだった。
そしてゴブリン達の背後に居て、街より少しばかり離れている平原で1人亜人が立っていた。
その亜人は耳がエルフと同じように長く、肌は褐色系の者、即ちエルフではなく『ダークエルフ』がその様子を伺っていたのだ。
「……」
『考え事か?』
すると背後から誰かが語りかけてきた、そうカイザーがその場に現れたのだ。
「どうだ?考え直してくれたか? 我らダークネスサイドと手を組む事を」
「断る。我らは我らの役目があり、お前らの助けなどいらん」
そうきっぱりと断るダークエルフ、それにカイザーは笑みを浮かばせながら言う。
「まあいいさ、どのみちあの街に居る者達はお前たちでは無理だ。冒険者はお前が思っている以上に手強いぞ」
っとそう言って魔法陣を出して、その場から消えて行き、ダークエルフはそれに動じることもなくただ辺境の街を見つめるのであった。