異世界から来るソルジャー   作:ライダーGX

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前編と後編に分かれます。

ここで転生者が2人が出ます。


第43話 新たなる転生者 前編

ゴブリンの討伐を終え、辺境の街に戻る際に謎の武器洗浄屋、ドレビンと出会い、この世界にまた別の転生者達が来ているとの情報を得て、一旦辺境の街に戻り、討伐の報告を受付嬢に話す。

 

「ご苦労様でした、大変でしたね」

 

「ああ、まあな。それじゃあ俺は一足先に帰る」

 

「はい、ご苦労様ですソルジャーさん」

 

女神官はぺこりと頭を下げて、ソルジャーは一足先に帰る。

その様子を受付嬢は問う。

 

「今日は早く帰るんですね? どうかしましたか?」

 

「ちょっとね、色々あったのよ」

 

っと妖精弓手がそう言い、それには受付嬢は頭を傾げるのであった。

 

そして牧場へと戻ったソルジャーはまず牛飼娘の所に行き、彼女を安心させる。

 

「あ!お帰り! お疲れ様!」

 

「ああ、俺ちょっと自室へ調べ物をするから、あと今晩シチューね?」

 

「うん!分かった!」

 

牛飼娘はそう頷き、ソルジャーは特別部屋へと向かう。

 

すぐに特別部屋に付いたソルジャーはすぐさまジャベリンとブレイドにこの事を報告する為、モニターに映して連絡する。

 

ジャベリン達と連絡を取れたソルジャーはすぐさま今日の事を話す、ドレビンと会った事を、革命神の事、他にも転生者が居ることを話し、それにジャベリン達は驚くかと思いきや…。

 

『ああ、その事な、実は俺達も会ったんだ。そいつと』

 

「なんだって!? 何時だ!?」

 

『丁度昨日だ。俺とブレイドの2人で冒険に出向いた時に会ってな、武器洗浄屋って聞いた時は驚いたもんだ…。お前も驚いただろう?』

 

「ああ、あれは確かあの名作に出てくる奴の物だ。あれを知らない者はいない…俺達以外は」

 

そうソルジャーの言葉に頷くジャベリン、それは誰もが知っているあのゲーム…言わない方がいいかな?

 

「今日ドレビンにマルチツールタブレットのアップデートをしてもらったんだ、そして骨と筋肉の腱が切れない薬を注射してな」

 

『ああ、俺達もそれを打たされた。本当にその薬が本物か試してみた』

 

「試すって…、どうやってだ?」

 

『わかり易い様にブレイドを実験台にしてだ』

 

「(お前……それはちょっと可哀想だぞそれは…。まあ相手はブレイドだからいいか)」

 

っとソルジャーがそう思っていると。

 

『コラーーー!!!俺はまだ死んでないぞ!!! つーかジャベリン!!お前堂々と俺を実験台にするな!!! 谷から投げ飛ばれされて痛かったぞ!!?』

 

モニター画面にブレイドが出てきて、頭に包帯を巻いている。

 

『おっ、生きてたか。うん、どうやら本当らしいな。骨は折れてないし腱も切れてない』

 

『そういう問題じゃねえ! お前どういう神経してるんだ!』

 

『こういう神経だ』

 

『なんだよそれ!!? 俺泣いちゃうぞ!!?』

 

「いやお前、それ以上のタフガイな奴だろう?」

 

っとソルジャーが思わずツッコミを入れ、それに驚くブレイド。

 

『ええっ!?俺ってタフガイって思われてるのか?!』

 

『その筋肉ダルマの身体を見ればそう思うさ』

 

『マジ!?』

 

「ああ、でも高い所から落ちた割には怪我はそんなにひどくないな?」

 

ソルジャーは頭だけ包帯を巻いているブレイドを見て言い、それに今気づくブレイド。

 

『そういや、怪我がこれだけってのがちょっとおかしいな?』

 

『言われてみればそうだな…、あの薬は本当に2つだけなのか…?』

 

「分からない…、今度あいつにこの事を聞いてみる」

 

『済まないなソルジャー。こっちも他に何か分かったら連絡するよ』

 

『じゃあな』

 

そう言って通信を切り、立ち上がって一度装備を外して、壁にある鏡で上半身の身体を見る。

 

身体強化の薬を打っていたから筋量は少しばかり落ちて、血管が少し見えなくなってしまった。

ソルジャーは少しばかり残念そうに思った。

 

「う~ん…まさかここまで落ちているとは、増強の薬に頼りすぎって所か。よし、まだ飯の時間はあるから鍛えておこう」

 

思ったらすぐに行動、ソルジャーは筋トレ器具の方に行き、ペンチプレスをして、デッドリフト、バーベルスクワット、更にダンベルカールやキックバック、サイドレイズやレッグエクステンション、レッグカールとクランチをして鍛える。

 

するとそこへ牛飼娘がやって来る。

 

「おーい!ご飯だよー!」

 

「ああ、すぐに行く」

 

そう言ってトレーニングを終え、上着を着て、上へと行き、晩ご飯のシチューを食べるのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして翌朝、ソルジャーはいつもの日課の牧場の点検と見回りをする為起きて、上着を着ようとする。

っと鏡に映った自分の姿を見て唖然とする。

 

「ん? …はあ??」

 

ソルジャーの上半身は勿論、下半身も元に戻った状態…否、比べて少しだけ大きくなり、更に筋肉の筋がより見えている感じになり、ソルジャーはそれに困惑していた。

 

「どうなっているんだ? 昨日に比べて元に戻ってる…いや、鍛えられてる? 前はこんなに筋が見えていなかったし…どういう事だ?」

 

考えるソルジャーにマルチツールタブレットから通信が来て、それにソルジャーが取ると、ドレビンが画面に現る。

 

『ようソルジャー、いい朝だな』

 

「ドレビン、丁度良かった。お前に聞きたいことがある」

 

『なんだ?聞きたいことって』

 

「お前例の薬、骨や腱以外に何か入れたか? ブレイドが傷だけになるはずが頭だけの軽症だし、俺の身体が以前より鋭くなってるんだが」

 

『ああ~、そういや言い忘れてたな。実は骨の強化の中に超回復の薬を追加で入れてあるんだ』

 

っとドレビンが思い出した事を言い、それにソルジャーが頭をかしげながら言う。

 

「超回復だって?」

 

『ああ、怪我や鍛錬で損傷した傷を一瞬で直し、更に丈夫にして行く物だ。その影響は筋肉の腱にも影響を与えている、おそらくお前はトレーニングでの影響でその身体に効果を表したんだろう。良かったじゃないか』

 

「説明不足だぞ。ドレビン」

 

『そう怒んなよ、あとお前さんにおいしい商品がある。見るか?』

 

ドレビンは画面にとある鎧を見せる。

 

その鎧はソルジャーが着ている鎧とは全く違うものだった、見た目が重たそうな形の丈夫そうな鎧であった。

 

「なんだこれ?」

 

『この鎧の鉄にチタンにタングステンを合わせ持ったの鎧だ、効果はかなりの物だ、通常の剣も貫けないし、矢も弾く。おまけに軽いぜ。これをお前さんに買って貰いたいんだ。どうだ?』

 

その事にソルジャーは考え込む。

今持っている鎧を手放すのは惜しい、だがチタンとタングステンの効果は本当に強いのか怪しいものだと考え、その事に頭を横に振る。

 

「やめておく」

 

『ほう? 何故だ』

 

「今持っている鎧で十分だ。それに余分に持っていても場所を取る」

 

『ははは、そうか。ならまた今度にしておこう、朝早く悪かったな、じゃあな』

 

そう言ってドレビンは通信を切り、それに頭をかきながら服と装備を身に付ける。

 

 

 

そしていつもの見回りをする為、ソルジャーは外に出て柵の点検や、子犬の散歩に連れ歩かせている。

 

「ワンワン!」

 

「よーし、ちょっと待ってろよ。今からちょっと傷んでいる柵の一部を直すからな」

 

すぐに傷んでいる場所を見つけ、紐を取り出して直す。

っとその時子犬が何かに反応して、どこかへと走り出していく。

 

それにソルジャーが気づいて振り向く。

 

「ん!?おいどこに行く!」

 

慌てて追いかけるソルジャー、子犬は猛烈な勢いで走って行き、ソルジャーはそれについていく。

 

すると道の真ん中に誰かが倒れている、しかも2人だった。

 

「ワンワン!!ワンワン!!」

 

「ん?なんだ…?」

 

ソルジャーは子犬が見つけた2人を見る。

 

その倒れている2人は女性で、1人はセミロングにウェーブがかかって、もう1人はサイドポニーテールをしている。

しかもよく見ればこの2人はまだ少女、腰には“銃のホルスター”付いていた。

 

それにソルジャーはドレビンの言葉を思い出す。

 

 

 

 

─────他にもいるんだよ、とびっきりな『美少女』の転生者達がな。

 

 

 

 

「まさか…、おい!起きろ!」

 

ソルジャーの声かけに、2人は重い顔を上げる。

そして言葉に出した答えは…。

 

「「お、お腹…すいた~…」」

 

グゥゥゥゥゥゥ…。

 

っとお腹の空腹状態を知らせる音を響かせ、そしてまた頭を地面へと付ける。

 

その様子にソルジャーはただ呆れさせてしまうのであった。

 

 

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