「みなさーん!衝撃的なニュースですよ!」
朝、学校に登校してきた英治たちは英治たちが来たと認識すると駆け寄ってきた保良と遭遇した。
なお、二年に上がってサッカー部二年組は全員同じクラスになった。
「京香ちゃんどうしたの?」
「どうしたもこうしたもの……英治くんが雷門中を気にかけていたので情報を集めてたんですが……」
環の問いかけに自身の携帯の画面を見せた。そこには一通のメールが開かれていた。
「えと……『昨日、雷門中サッカー部と帝国学園サッカー部が試合を行った。結果は3対2で帝国学園が得点数は多かったが帝国学園が試合を放棄したために試合は雷門中の勝利として幕を閉じた。雷門中は帝国学園のツインブーストを止めるゴッドハンドという技の使い手KP《円堂守》がキャプテンを務め、帝国学園GK《源田幸次郎》を破ったファイヤートルネードの使い手FW《豪炎寺修也》とフローラルカノンの使い手DF《
「ああ……あの帝国学園が二点も得点を許すなんて……」
「マジか……英治が気にかけていただけあるな……だが、雷門中って去年の俺らと同じくフットボールフロンティア出てなかったよな?」
「えっ?ほんと、京香ちゃん?」
「はい。どうやら雷門中サッカー部は去年から活動を再開したようでチームメンバーのほとんどがサッカー初心者のようです。去年はメンバーがいなくてフットボールフロンティアに出れなかったみたいですね」
「……ん?それなに英治は雷門中を気にかけていたけど……どうして?」
「いや、なに。ちょっと野暮用で雷門中に行った時に円堂と遭遇してな。一人でサッカーの練習してたから一度KP対戦したんだ。俺も小学生の時だったからムーンレイドはまだまだ威力が無かったとはいえ一瞬だけボールを止めたんだ。その時はゴッドハンド……だっけか?そんな技は使ってなかった」
仲間たちの疑問の声に一人だけ納得した様に頷く英治。その目はワクワクに満ちていた。
だが……
(菜花……原作にいなかったよな?どこかで聞いたことがあるような……ないような?)
英治の前世の記憶には存在しない選手の名前を聞いて少し混乱していた。
※※※
放課後
いつものように部室に行くために七人は本校舎の廊下を歩いていた。部室に行くには昇降口を通る必要があるのだが……
「あっ!先輩方、こんにちは!」
「こんにちは……」
昇降口は他学年も使用するので新しくできた後輩とかち合うことが多い。
「や、
「元々サッカーやってたのですんなりと許可は取れましたよ。入部届けは今日中に出せそうです」
「なら、良かった。そういえば、
「先に行ったみたいです。
「へー……なら私たちも急がないとね」
環は新入部員の
他六人はというと。
「ツインブーストってなんだ?」
「帝国学園が使う連携技。結構簡単そうに見えるから練習したらできるかもな」
「そういえば、アレをエイジのムーンレイドで代用したらどうなるんだろ」
「(ツインブーストFと同じ発想か)やって見るか?うまい具合にできたらそこそこの威力になりそうだな」
「いえ、藤先輩と黒羽くんだけで私たちのチームの火力は整っています。それに私と英治の水面の月もありますし、身につけるべきはオフェンス技かディフェンス技かと」
「それもそうか……」
「スカイウォークの強化版もそろそろ完成させないとな」
そんな会話をしていた。
※※※
「来週練習試合するよ!」
部室に入った一同を迎えたのは神内の言葉だ。
英治が何で!?という目線を他の上級生に向けるが全員が
(もう無理、諦めろ)
と目で訴えられたので反論はおこらなかった。むしろ……
「やっと練習試合ですか。この部入って初めてですよ」
という意見が二年組の意見だった。
「去年しなかったんですか?」
「去年は人数とポジションの問題でできなかったんだ。ほら、僕と瀬ノ内先輩のポジションが両方ともGKでしょ?」
「あぁ……なるほど……」
淳の回答に納得した石動。
「そういえば聞いてなかったけど対戦相手は?」
「雷門中だ。尾刈斗が狙ってたけど、サッカーバトルでねじ伏せて練習試合取り付けたよ」
「は?」
「落ち着け白黒、あのサッカーバカのいうことは本当だ。ちなみに相手を有無と言わせないために11対1で十人抜きした後にシュート決めてたぞ。珍しく本気だったな」
「キャプテンの本気か……見てみたかったな」
「頭痛い……」
「諦めろ神棋、頭を悩め胃を剃り切らすのは俺たちの役目だ」
※※※
「スタメンは当日になってから発表するよ」
という神内の言葉で全員が特訓を始める。
国立サッカー部は人数が少ない。少なくとも一人は一年生がスタメンに混じることになる。
一年組は躍起になって必殺技を覚えようとしてるし、二年組もスタメンから外される可能性も充分にある。
特に淳はキーパーとしての技量が瀬ノ内より劣っているため特にいきこんでいる。
「エイジ!もっとだ!」
「いいけどよ……《ムーンレイド》!!」
月の光を受けたシュートを淳は炎で迎え撃つ。
「《レッドスタンプ》!!」
しかし、炎はその威力を急激に弱め淳は吹き飛ばされる。
「ガァァッ!」
「もう無茶だ!今日はもう終わりにしようぜ!」
「まだだ……もっと強くならないと僕は…!」
「そこまでだ。それ以上の無茶な特訓は体を壊すぞ」
そんな淳に高宮がストップをかける。
「けど僕は……」
「はぁ……的場、お前はドリブル練習だ。古田、お前は強制的に休憩をさせる。文句は認めないからな」
「……わかりました」
そんな風景を傍から見ていたのは……
「淳くん、大丈夫かな?」
「古田くんは私より才能があります……私はあそこまで必死になれません」
藤と淳がコンプレックスである瀬ノ内だ。
「努力するのが一番の才能ってこと?」
「ええ。少なくとも私はそう考えます」
「なぜすぐに戦わせるのか」
「いい加減に作者が試合風景書きたいのかもよ」
「…あ、そう」
次回
第八話 《VS雷門》
「サブタイ適当だな」
「すぐに試合ってことを露見してるあたり、やっぱり作者は阿呆?」