男女逆転してる変な世界ですがデュエルで戦っていきます 作:火壁
ということでファイアウォール改め、「火壁」です。
今回は明日葉君の家にお客さんです。
「な、なんで来てるんですか!?」
なにかあったようですねえ……
ではお楽しみください。
本日も遊崎家は平和に明日葉が3人を悶えさせる。
「いい加減に対策を考えねば明日葉君と過ちを犯しそうです」
「初っ端からなにぶち込んでんだお前」
「しかし由々しき事態であることは間違いないわ。だけどアイデアが思いつかないのも事実よ。どうするの」
「それを考えるんですよ。前回は成果無し。これ以上の無自覚の攻撃は私たちのライフを削っていきます。故に明日葉君からも意見をいただけないかと」
「と言ってもなあ。ならむしろ俺のどんな行動がそう……ムラっとくるんだ?」
「「「全部(です)」」」
「なら無理じゃねえか!! 意見もクソもねえよ!!」
そう茶番を続けていると、家のチャイムが鳴る。
「? 誰だ? 知り合いでも呼んだ?」
「そんなことするわけないじゃないですか。恐らく前に実家にカードを送ってもらうように頼んだのでそれでしょう。出てきますね」
そう言って彩佳は玄関に向かう。
「おう、頼んだ」
「はーい、今でまーす」ガチャ
「どーもー城之内運輸でーす♪」
「……」
「……」
「「……」」
「住所違うと思いますよでhガシッ「待ちなさーい何勝手に閉めようとしてるの?」いやだって何が悲しくてこんな親の姿がみたい子がいるんですか!」
「えー。だって元々来たかったのに鏡華がうるさかったからー変装しないといけなかったのよー」
「だからって程度があるでしょうがー!」
そう、この配達員こそが城之内彩佳の母。『城之内 克巳』である。
「ということで彩佳の母の克巳でーす。明日葉君、これからよろしくね♪」
「どうも克巳さん。娘さんにはとても良くして頂いています。」
「まー! それは嬉しいことを言ってくれるわねー! 彩佳! 絶対に逃がすんじゃないわよ! こんな男性、今のご時世そういないわ!」
「お母さんは黙っててください!」
「ほっほっほ、若いっていいわねー」
娘をからかう母という図。親子だと知っているから分かるが、この克巳、見た目が20代のそれである。
「しかし、いつ見ても克巳さんは若く見えるなぁ。秘訣でもあるんですか?」
「そんなものないわよー。ただ綺麗でいたいって思って努力を続けただけよー」
「それだけでこんなになるのかよ……本当に克巳さんはすげえや」
微笑みながら克巳は話を切り出した。
「明日葉君、プロになるつもりはない?」
「「「!?」」」
「プロ……」
「そう。あなたの活躍は鏡華から聞いているわ。それにその腕前ならWCSでも十分に戦えると思うの。それに、明日葉君のデュエルはきっと世の男性の希望になると思うの。どう、やってみる気はない?」
「……」
「お、お母さん! 無茶です! 明日葉君は男性ですよ! 協会が黙ってないです!」
「そうですよ! デュエル相手の女が襲ってきたらどうするんですか!」
「それはあなたたちが守ってあげたらいいじゃない。そこは協会にも取り合ってもらえば十分だわ」
「だ、だからって……明日葉君が他の女の好奇の目で見られるなんて……」
「まあ、決めるのは明日葉君自身よ。あなたたちの意見は明日葉君次第ね」
「そ、そんな……」
「……」
明日葉は黙って思慮している。
「それで明日葉君。どうする?」
「……俺は、プロに行きます」
「「!!」」
「やっぱり……」
2人は驚き、彩佳は予想通りといった感じだ。
「よかった! でもその前にやることがあるの。まずはデュエルユニオンに加入してもらうわ」
「デュエルユニオン?」
「簡単に言うと組合です。デュエリストはこのユニオンに加入する必要があるんです。私たちも勿入っていますよ」
「ほう……それは無暗やたらとデュエルさせないようにか?」
「はい。でも加入自体は簡単ですから実際にはディスクを用いたデュエルを規制する為につくられた組合です。所構わずデュエルされては一般人の迷惑になりますから。デュエル場もユニオンに加入している人は加入証を提示するとデュエル場でデュエル出来ます」
「中々良いシステムだな。ん? でも最初に会ったときのデュエルや協会でのデュエルは「それはやむを得ない状況だったのでノーカンです!」お、おう」
彩佳の圧に明日葉は気圧される。
「明日葉! 本当にいいのか? 下手したら相手がどんな要求をデュエルに求めてくるのかわかったもんじゃないんだぞ!」
「その通りです。もう少し考えてからでも遅くはないかと」
「そうだな。でも俺はデュエリストだ。戦う舞台があるなら俺は戦いたい」
「そうは言っても……明日葉様のような男性は世の女性の恰好の餌です。そこのところを理解していますか?」
「わかってる。でもデュエルはいつだって俺を支えてくれたんだ。そのデュエルに応える方法を俺は魅せるデュエルという形で応えてきた。それはこれからだって変わらない。だからこれはデッキに、デュエルに応える為の選択なんだ。それに俺はそこらのデュエリストに負けるほどには弱くない。だから皆、警護しっかり頼むぜ?」
「……最初からわたしたちの意見を聞く気は無かったわけですか」
「すまない」
「いいんですよ。それがわたしたちの仕事なんですから」
「ありがとうな。今度デッキ調整でも付き合ってやるよ」
「あの、デッキ調整よりは……その……で、デートとか……してみたいなーと///」
「おい、何ちゃっかりしてんだ」
「い、いいじゃない明日葉様の無茶に付き合ってるんだからこれくらい!」
「良いわけあるか! そんなことやらせたら案件ものだぞ!」
「あー、それは流石に考えさせてもらえないか? そこは不用意に決めちゃいけないと思うし」
「……仕方ありませんね。わかりました。ちゃんと考えておいてくださいね!」
「わ、分かった」
「……明日葉君。私もいいでしょうか?」
「……デートするとは言ってないが?」
「デッキ調整を手伝ってください。私の目標はあなたなんですから」
「そうか、わかった。後でコンセプトを聞かせてくれ」
「はい!」
(ちゃっかり約束取り付けてる……)
(わたしだってもっと明日葉様と話したいのに)
「……もういいかしらー?」
「あ、はい。大丈夫です。ユニオンに加入ですよね」
「そうよー。その後なんだけどプロを相手に条件を付けてデュエルをするわ。それに勝ったら見事プロ入りよ」
「なんか分かり易い内容ですね。要は勝てばいいわけか」
「簡単に言うとそうね。でも一筋縄ではいかないわ。相手はプロよ?」
「俺だって場数を踏んでます。そうは負けませんよ」
「そう? まあ期待しているから頑張ってね」
「はい」
「そう、じゃあこのお話はおしまい! 彩佳、配達員にカードを運ばせてあるから確認しておいてね」
「は、はい」
「では明日葉君。またね♪」
「は、はあ……」
こうして克巳は帰っていった。明日葉たちに心労を残して。
「本当によろしかったでしょうか。彼を巻き込んでしまって」
そこにはいるはずのない『美月 鏡華』がいた。
「致し方ないわ。私だって進んでこんな事したくないわよ」
克巳は先程の雰囲気は何処へやら。まるで別人のようになっていた。
「これから起きる事態を考えると明日葉君の力が不可欠よ。やむを得ないと割り切らないといけないわ」
「そ、それはそうですが……」
「仕方ないじゃない。何せ
そう……『ドーマの一族』が蘇ったなんて……」
「克巳さま……」
「だからこそ私たちが先手を打たねばいけないわ。明日葉君や彩佳たちが戦えるように……」
克巳はこれからの事を想定し、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「ドーマのクソどもが……今度は絶対に根絶させてやる!」
明日葉の取り巻く環境が急激に変化を遂げていく。その先の未来には一体何が起きるのか……
次回へ続く!!
とりあえず序章的なものが完了かな? 明日葉君はこれからこの世界のプロを目指して戦っていきます。そしてこの戦いの裏に隠されたものの正体は!
1週間間に合わなかった。まあ新しいのに手出したし、仕方ないね。
鏡華の苗字を決定しました。美月です。某ZEXALのヒロインにはず……
アンケートは不定期で募集します。とりあえず今回は締め切りで。でも18版しか思いつかねえ!俺に……俺に健全なストーリーを書く力をくれえ……!
では皆さんまた次回!