男女逆転してる変な世界ですがデュエルで戦っていきます   作:火壁

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前回のあらすじ

筆が乗った

ネタが徐々に枯渇しているこの頃、考える為に投稿ペース落とすのは仕方ないですよね? まだ貞操逆転テイストが薄いですがそれはこれからの展開で嫌でも出てくるんでそれで勘弁してください……。

「奇跡的なダイスロールだったな……。あんなの元の世界でだってみないな」

リアルでだって見ません。

それはそうと明日葉君の警護官を志望する人が2人の他にもいるそうですよ? 今回はそんな人のお話です。では、どうぞー。


デュエル5~警護官集結!~

彩佳のレッドアイズ・ブラックドラゴンの攻撃が悠香に直撃し、デュエルに決着がついた。悠香はそのまま大の字に寝転がっている。

 

「あーあ、負けちまったよ。いけると思ったんだけどなあ」

 

「悠香さん……」

 

「でも、いいデュエルだったぜ。彩佳、ここまで盛り上がったデュエルは初めてだ。ありがとよ」

 

そう言いながら悠香は立ち上がり、握手のために手を伸ばす。それに応えるように彩佳も手を伸ばし、悠香の手をとる。

 

パチパチパチパチ……

 

「「……?」」

 

気づけば周りに集まっていた観客が1人、また1人と拍手を送っている。

 

「凄いデュエルだったよ!!」

「いつの間にこんなに強くなったんだ!?」

「今度私とデュエルしよー!」

 

「皆さん……」

 

「いつの間にいたんだよ」

 

「彩佳が展開しだした頃から集まり始めたんだ」

 

「「明日葉(君)!」」

 

「凄いデュエルだったぜ。俺の世界でもあんな攻防そうそう見れないよ。全く凄いぜ!2人共!!」

 

「「///」」

 

明日葉から素直に褒められるとは思っていなかったのか、顔を赤くしてうつむいている。今回はそれに対して怨恨の情を向ける人はいないようだ。

 

「はいはい! 今日は残念ながらここまで! 続きは明日に持ち越しだ! 明日葉君。残りの警護官に関しても明日で頼むよ。ごめんね、こんな遅くにまで付き合わせちまって」

 

気が付けば夜も深く、時計をみれば11時を過ぎている。

 

「いいえ、大丈夫ですよ。……えーっと、俺今日どこで寝ればいいですかね?」

 

「部屋を用意しておいたからそこで寝ておくれ。さーて、お前らぁ! さっさと動けえ!」

 

「はーい。……? 悠香さん? どうしたんですか?」

 

「彩佳。今日は楽しかったぜ! 最初お前が明日葉を連れて来たときはぶっ潰してやろうかと思ってたけど、今日のデュエルはそんなこと吹き飛ばしちまうようなワクワクするものだった。だからよ、それでお前に礼が言いたかったんだ! ありがとな!」

 

「……! はい! 私も今日のデュエルは忘れないです! 何せ明日葉君に褒められたデュエルですから!」

 

そうしてまた2人は固く握手を交わす。

 

「ところでぇ~。このデュエルって負けた方の()()()を暴露するっていうアンティルールがありましたよねぇ~?」

 

彩佳の発言に周囲は静まり、悠香は一気に青ざめる。

 

「な、なあ彩佳? 折角いい雰囲気で終わりそうなんだからさ? ここはそういったのは流して熱い友情を互いに確認したってことd「明日葉くーん!! 実は悠香さん学生時代にハーピィレディのコスプレの自撮りしてネットにあげたことがあるんですよー!!」待てって言ってんだろうがあああああああああああああああああ!!!!!」

 

こうして夜は更けていく。因みに彩佳と悠香は最後にバカ騒ぎしたので景子にアイアンクローをかまされた。

 

御伽 悠香  明日葉専属警護官着任!!

____________________________________________________________________________________

 

「……」

 

明日葉は寝るのが遅かったのか、わからないことが起こりすぎて疲労したのか普段起きる時間が来ても布団から出ていない。そこに音を消して人が入ってくる。

 

「おはようございま~す。……まだ寝てるみたいですね。こ、これは仕方ありませんがふ、夫婦のようにお、起こして差し上げなくては!」

 

そう納得させて少しずつ明日葉に近づいていく。その度に「……ふぅ、ふぅ」と荒い息を吐いている。完全に獲物を狩る獣ですよこれは……。

 

「あ、明日葉く~ん。朝でしゅよ~。おきてくだひゃ~い。お、起きなかったら、き、ききききききききしゅしますからね~///]

 

恥ずかしいからか噛みに噛んでいる。そんな明日葉なのだが……実は起きている。

 

(誰か入ってきたと思ったらなんか始めてるし、キスするとか言い出してんぞ。いいのかお嬢様……)

 

そうこうしていると彩佳は意を決したように意気込んで、明日葉に顔を近づける。

 

(お、おい? マジにやんのか? え? マジ? マジなんですかお嬢様? 昨日会ったばかりの男にそんなことして大丈夫ですか? あ、こっちの価値観俺と違うんだった。だとしてもだわ! ええ~どうなるんだ!? どうなるんだよおい!?)

 

「おーい明日葉ー起きてる……か……?」

 

「ん~」

 

「なにやってんだこのタコおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

「きゃあああああ!!??」

 

「てめえ昨日の今日でもう手出すとか豚箱待ったなしだぞ! 殺されてえのかおい!? 明日葉! 大丈夫か!?」

 

「あ、ああ。大丈夫だ……///」

 

応えた明日葉は顔を赤くして答えている。

 

「明日葉!! どうした? っは! さては彩佳はもう……彩佳てめえ! 絶対ぶっ殺す!」

 

「いや! 大丈夫だ。大丈夫だから!なんともないから!」

 

必死に悠香を宥める明日葉と自分がやったことを今になって恥ずかしくなった彩佳。この状況を治めるのに10分かかった。

 

 

 

「明日葉君。昨日君に警護官を決めてほしいと言ったんだが、実は『イェーガー』から1人派遣したいっていうのがあってね。天上院は相変わらずだんまりだがイェーガーは協議の結果「やっぱ男は問答無用で警護すべき」ってことになったようなんだよ」

 

朝食を摂り終えて残りの警護官を選ぼうとした明日葉に景子がそう話す。行動原理が男というのもどうなの? と明日葉は疑問に思ったが、これがこの世界なので考えるのを辞めた。イェーガーは元警備会社とは聞いているが今はどうなのか気になった明日葉は彩佳に聞いてみることにする。悠香は他の職員とデュエルのトレーニングに向かった。昨日のデュエルが話題にあがったのだろう、嬉しそうに走っていった。

 

「なあ彩佳。イェーガーって今はここの大半を占めてるって言ってたけど警護官って具体的に何やってるんだ?」

 

「基本的にはこの本部や支部に併設されている男性の居住スペースで生活する男性の健康状態を管理したり、外出する際の警護をしますね。そこで起きたトラブルを解決するのはイェーガーの請け負いです」

 

「後の2つは他に何やってんだ?」

 

「昔はトラブルシューティングもやってたんですけど、今は事務やイベントの企画、後はイェーガーの仕事の後処理ですね。結構重労働が多くてつかれるんですけど、強い人は大体イェーガーにいってしまって……今の男性保護協会はイェーガーが実権を握っているといっても過言ではありません」

 

「彩佳のところは他の事業に手出してないのか?」

 

「もちろんやっております。城之内グループは交易を、天上院財閥は教育強化を熱心にやっております。イェーガー程でなければ男性保護協会だけでは食べてはいけないですから」

 

「あー、もういいかい? イェーガーから派遣された奴を紹介するから」

 

「あ、はい。すいません。話に夢中になってしまって」

 

「す、すいません! ん? 夢中?……///」

 

「はいはい脳内ピンクは放っておいて、入っといで!! 『レイカ』!!」

 

景子がそう言うと、扉を開けて1人の女性が入ってくる。背が彩佳や悠香と比較して低めだが、顔つきは他2人と比べて冷徹の女といったところだ。レイカという女性が明日葉の近くに来て自己紹介を始める。

 

「イェーガーから配属されました。『レイカ・アトラス』です。明日葉様の警護官を務めますので、これからどうぞ良しなに」

 

正しく書類上の関係でしかないといった具合に愛想なく淡々とした紹介だが人の勝手なので気にせず明日葉も自己紹介を始める。

 

「レイカだね。俺は「遊崎明日葉様ですね。存じ上げております。この仕事を命じられた際に明日葉様の情報はひと通り拝見しておりますので紹介は不要です。」ああそうですか……」

 

苦笑いをしながら切り替える。するとその受け答えが不満だったのか彩佳が食ってかかる。

 

「ちょっと待ってください! あなた何ですかその態度は!? いくらイェーガーからの警護官だからといって男性にとる態度じゃありませんよ!」

 

「わたしの仕事は男性の警護であり、それ以上の対応をする必要はない。むしろあなたの態度こそ不適切ではないか? そんなことだから城之内グループも天上院財閥もここの居場所を追われていくのだ」

 

「……!」

 

レイカの発言は確かに的を射ていた。城之内グループと天上院財閥は「男性を安心させる」という信条を掲げているがそれ故にあまり大きく動きはせず、警護仕事をイェーガーに任せている。それ対してイェーガーは「何としても男性を優先する」を前提としているため、たとえ流血沙汰になろうが男性を警護する。それ故に協会では「イェーガー以外必要か?」という声があがっている。しかしイェーガーの仕事が実績となっているのは事実だが、男性が女性を恐れる要因ともなったのをレイカは知らない。

 

しかし彩佳は城之内グループの令嬢。たとえ事実だとしても自分の一族が築き上げた城之内グループを馬鹿にされて黙ってはいられなかった。

 

「全く協会もこんな足手まといに無駄な金を使うよりイェーガーの警護資金に回せばいいものを……さっさと消え「あなたねえ!!「おい」……明日葉君?」如何なさいましたか明日葉様?……!」

 

レイカと彩佳がみた明日葉は、静かに怒っていた。

 

「やっぱりあんたを選ぶのは無しだ」

 

「! そ、そんな!? 何故です? こんな小物よりわたしの方が断然強く警護には支障をきたすことはありませんよ!? 聞けばこの人はデュエルが弱すぎてただの不良にさえ負けたようじゃないですか! もう1人だって戦績が不振だと伺っています! 何ならわたし1人であなたの警護をした方が確実です!」

 

「俺の中で一つ絶対に譲れないことがあってな……お前はそれに触れちまったわけだ」

 

「そ、それはいったい?」

 

「わかんねえか……人の努力を知らない奴が外野でうだうだ言ってんのが大嫌いだってんだよ!」

 

「……」

 

明日葉が許せなかったのは過去のデータで相手を見下す態度と、仕方がないとはいえ昨日のデュエルを繰り広げたあの2人を小物と馬鹿にすることだった。昨日のデュエルは明日葉の元の世界の世界でも名デュエリストとして称えられるデュエルだった。その2人を明日葉は決して小物は思わないし、明日葉自身が認めたデュエリストが馬鹿にされるのは我慢できるものではなかった。女性に対して使う言葉使いではないかもしれないがそんなことを考える気はなかった。

 

「……」

 

レイカは喋らない。代わりに、

 

ツー

 

涙を流していた。

 

「……え?」

 

「……はい?」

 

「う……うう~」

 

「え? ちょ、ちょっとまって、なんで泣いてんの?」

 

「だ、だって……ここまで言われるって思わなくって……」

 

レイカは嗚咽を漏らしながら両目から大粒の涙を流し続けている。メンタル弱すぎひん?

 

「え~……」

 

小物と言われ、一族のグループも馬鹿にされて怒り心頭だった彩佳さえ困惑している。すると景子が申し訳なさそうに話す。

 

「あ~っとね、明日葉君、レイカはアトラス家の令嬢でね。その家には男も何人かいるんだよ。そこで1人娘として蝶よ花よと育てられたんだ。それで今は花婿探しってところだね。なんでも直球でしかも皮肉混じりにいうもんだから警護対象の男性からはすこぶる不評でね。明日葉君に選ばれなかったら警護官を辞めろって親御さんに言われてるんだよ。だがまさかここでもレイカ節をやらかすとはねえ……」

 

「うわあああああああああああああああああんんんんん!!!!」

 

とうとうレイカは本格的に泣き出してしまった。景子さん、とどめささんでもええやろ……。

 

「……えーっと、レイカさん?」

 

「ヒッグ……はい、なんでしょう」グスン

 

「俺はさ、選んだ2人はデュエリストとして認めたから警護官として選んだんだ。あんたがどれだけ強いかはわかんねえけどさ、そんな2人をただ小物と馬鹿にされるのは我慢ならないんだよ。キツく言っちまったのはすまないと思うけど、そこまで言うなら俺とデュエルして強さを証明してくれよ」

 

「……はい。それで満足するなら」

 

明日葉の言葉に、レイカは鼻声になりながらも承諾した。

 

「よし! なら早速デュエル場に行こう。今なら悠香もいるし丁度いいだろ」

 

「わかりました。デュエルで実力を示すことができればいいのでしたら全力でお相手いたします」

 

そういって明日葉たちはデュエル場に向かう。遅れて彩佳と景子も向かった。

 

 




今回はここまでです。クールキャラのはずだったのになんでこうなったんだろう……。次は明日の晩から深夜にかけて投稿頑張ります。

明日葉君VSレイカ! レイカが明日葉君の警護官になれるかの着任試験デュエル! 勝つために手を惜しまないレイカとそれに真っ向から戦う明日葉君。果たして勝負の行方は!?

キャラの容姿描写してないのは、まだ容姿が確定してないからです……。ここで見切り発車の弊害が……! 手頃なカスタムキャストでキャラメイクしてるんですが悠香のキャラに自分のエクゾディアがデュエルスタンバイしてしまい……。なぜだ……!? もう少しで出来上がるので待っててください。え? 絵で描けって? 絵心マイナスにはきついでぇ……。

では次回も、デュエルスタンバイ!
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