男女逆転してる変な世界ですがデュエルで戦っていきます 作:火壁
今回は明日葉君がレイカの力量を見極めます。レイカはこれで明日葉君に認められたら晴れて警護官着任となりますが……果たしてどうなる?
ガサゴソガサゴソ
なにやらよからぬ雰囲気ですねえ。
ではデュエル開始です!
アクセラレーション!!
レイカの力を見極めるためにデュエルを申し込んだ明日葉。現在男性保護協会地下のデュエル場にてデュエルの準備を進めている。
「……」
「……」
「あの……」
「ん? どうした?」
「明日葉君、本当に大丈夫ですか? 相手はアトラス家の令嬢ですよ? 今からでも私に交代しても……」
「大丈夫だ。アトラスがどういったのかはわかんねえが、これはレイカの力をみるデュエルだ。いわばあいつが越えるべき試練なんだよ。それは俺がやらないと恐らく意味はない」
「そ、そうかもしれませんけど、アトラス家は毎年開催される世界大会で必ず上位に食い込むいわばエリートです。その中でもレイカさんのお母さんは去年の大会で準優勝する腕前です。そんな親を持つ方ですから、油断は禁物ですよ」
「油断を持たないのは当然だが、成程。だからあれほどの自信を持ってるわけだ」
明日葉は待ってましたと言わんばかりに顔を歪ませる。その顔はさながら生贄を前にした悪魔のようだった。
「明日葉様、こちら準備完了しました」
「OK。じゃあやろっか♪」
「はい! 全力で向かい、勝利いたします!!」
「「デュエル!!」」
遊崎明日葉
LP8000
VS
レイカ・アトラス
LP8000
「お? 明日葉じゃねえの。彩佳、明日葉の相手誰だ?」
「悠香さん。明日葉君の相手はアトラス家の令嬢。レイカさんです」
「あのアトラスの娘さんが!? ほえー。一回やってみてえな!」
「後でいくらでもできるんじゃないんですか? どうせ明日葉君はレイカさんを警護官に選びそうですし」
「……え?」
明日葉とレイカのデュエルが始まる。先行は明日葉のようだ。
「俺の先行! 先ずは様子見から。モンスターをセット! カードを2枚伏せてターンエンド!!」
明日葉 LP8000
手札:2
モンスター:伏せ1
魔法、罠:伏せ2
明日葉はかかってこいと言わんばかりに守りを固めている。
「わたしのターン、ドロー! わたしは『バイス・ドラゴン』を特殊召喚します!」
バイス・ドラゴン ☆5 闇
ATK2000/DEF2400
「いきなり上級モンスターを召喚ですか!」
「なあ明日葉の警護官にアトラスの令嬢がなるってどういうことだよ? あたしきいてねえぞ!」
「ちょっと黙っててください!集中して見られないじゃないですか!」
「ええ~……」
彩佳に切れられ、(´・ω・`)となる悠香。可哀想に。
「バイス・ドラゴンはこの方法で特殊召喚したとき攻守が半分になります! 更に
ダーク・リゾネーター ☆3 闇
ATK1300/DEF300
「……くるか」
「いきます! レベル5のバイス・ドラゴンとレベル3のダーク・リゾネーターでチューニング!」
「え! レイカさんもシンクロ召喚を使うんですか!」
「え? レイカもってどういうこったよ? なああy「だから黙ってくださいって!!」
(´・ω・`)」
「王者よ 今ここに咆哮轟かし 天地鳴動の力を示しなさい!! シンクロ召喚!! 一族の魂『レッドデーモンズ・ドラゴン』!!!」
レッドデーモンズ・ドラゴン ☆8 闇
ATK3000/DEF2000
「……やっぱな」
「バトルです! レッドデーモンズ・ドラゴンで裏守備モンスターを攻撃!【アブソリュート・パワーフォース】!!」
伏せ→シールドウィング
「レッドデーモンズ・ドラゴンの効果です! 守備モンスターを攻撃した場合、ダメージ計算後で相手の守備モンスターを全て破壊します! 【デモン・メテオ】!!」
「……」
「うおー! あのドラゴンかっこいいな!」
「カードを伏せてターンエンドです!」
レイカ LP8000
手札:3
モンスター:レッドデーモンズ・ドラゴン
魔法、罠:伏せ1
「俺のターン! 魔法カード『おろかな埋葬』を発動! これでデッキの『ボルト・ヘッジホッグ』を墓地に送る。手札から『デブリドラゴン』を召喚! デブリドラゴンの効果! 召喚に成功した場合、墓地の攻撃力500以下のモンスターを特殊召喚出来る! 来い、シールドウィング!! 手札の『ドッペル・ウォリアー』の効果!墓地からモンスターの特殊召喚に成功した場合手札から特殊召喚出来る!」
「モンスターを3体並べました!」
「でも攻撃力が低いな……」
「いや……これは!」
「ご明察といっておこうか。俺はレベル2のドッペル・ウォリアーとレベル2のシールドウィングに、レベル4のデブリドラゴンをチューニング!!」
「ええ!! 明日葉もシンクロ召喚を使うのか!?」
「はい! これに私は助けられたんですよ!」
「連なる祈りよ 星々を束ね 夜空に輝け!! シンクロ召喚!! 羽ばたけ『スターダスト・ドラゴン』!!!」
スターダスト・ドラゴン ☆8 風
ATK2500/DEF2000
「……綺麗」
レイカが漏らした言葉はそれだった。胸と肩のサファイアのような宝玉。レッドデーモンズ・ドラゴンと対をなす白の身体。全てを包むような翼。更にその雄々しさの中に慈愛にも似た包まれる感覚に陥る。
「俺は罠『シューティングスター』を発動! スターダストがいる時、フィールドのカードを1枚破壊する! レッドデーモンズ・ドラゴンを破壊!」
「……っは! させません! カウンター罠『神の宣告』!」
「……ほう」
「あんな強力なカードを入れているとは……」
「やっぱ金持ってる奴は違うな」
「…それ、私にも向けた皮肉ですか?」
「ち、違うって! 断じて違うからな‼️」
「ならいいですけど」
「神の宣告はライフを半分払って、魔法、罠、モンスターの召喚、反転召喚、特殊召喚を無効にします! シューティングスターは無効です‼️」
レイカ
LP 4000
「やるな。だがそれじゃあ足りないぜ! 罠『バスターモード』発動‼️」
「何!?」
「このカードは、スターダストを『スターダスト・ドラゴン/バスター』に進化させることができる! 来い! 『スターダスト・ドラゴン/バスター』!!!』」
スターダスト・ドラゴン/バスター ☆10 風
ATK3000/DEF2500
「…す、凄い」
レイカはそれしか言葉が出なかった。自分が有利に動いていると思ったら、いきなりレッドデーモンズと同じ攻撃力を誇るモンスターを呼び出され、しかもそれをやってのけたのは自分が警護するはずの男なのだから驚かない筈はない。しかしそれで止まっていては一族の恥になる。レイカは気を引き締めた。
「ですがそれでもレッドデーモンズと攻撃力は同じ! 牽制にしてm「それはどうかな?」なんですって?」
「バトル‼️ スターダスト・ドラゴン/バスター‼️ レッドデーモンズを攻撃! 【アサルト・ソニック・バーン】!!!」
「っく! レッドデーモンズ‼️ 【アブソリュートパワーフォース】!!!」
スターダストとレッドデーモンズの攻撃が拮抗する。次第にその攻撃は2体を飲み込み、2体のモンスターは消滅した…かに見えた
「嘘…なんで?」
レイカはあり得ないといった表情をしている。
「なんで、
「スターダスト・ドラゴン/バスターは、戦闘、効果で破壊され、墓地へ送られたとき、元のモンスターを墓地から復活させることができる!」
「まさか、最初からこれが狙いで!?」
レイカにとってこれは予想だにしないことだった。そして明日葉の攻撃が続く。
「スターダストでダイレクトアタック! 【シューティングソニック】‼️」
レイカ
LP1500
「くぅ!…こんな戦術、無茶苦茶です!」
「だからいいんだ! 奇想天外だからこそ価値がある! だからお前もみせてくれ! お前だけの、デュエルを‼️ 俺はこれでターンエンド‼️」
「……」
レイカは押し黙る。それは、敗北を予感した恐怖からではない。胸が高鳴り、興奮が抑えられないといった感じだ。
(この高鳴りは何? 男性とデュエルしているからというものではない。負けそうなのに、いつもなら怖いと思うはずなのに。……今がとても楽しい!)
「……明日葉様」
「なんだ?」
「わたし今、とても楽しいです。負けそうなのに、体が熱くなってたまりません。今まで感じたことのないこの感情は、きっとわたしを成長させてくれるもののはずです。だから、この高鳴りにかけて、わたしはここからあなたに勝ちます! 勝って、あなたの警護官になってみせます!!」
「……そうか。そいつは最高だ! ならみせてくれ、お前の魂を! 【バーニングソウル】を!!」
「はい! わたしのターン! わたしは魔法『死者蘇生』を発動! 蘇りなさい! レッドデーモンズ・ドラゴン!! 更に『レッド・リゾネーター』を召喚!! レッドリゾネーターは召喚に成功した場合、手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚出来ます! 『フォース・リゾネーター』を特殊召喚です!」
「……来るか」
「レベル8のレッドデーモンズ・ドラゴンと、レベル2にレッド・リゾネーターとレベル2フォースリゾネーターを
すると、レイカの背後に竜の影が現れる。これから召喚されるドラゴンだろうが今にも雄叫びをあげ、襲いかからんという勢いである。
「比類なき王者よ 紅蓮の悪魔と交わりて 天地創造の叫びを響かせ!! シンクロ召喚! 荒ぶる魂! 『スカーレット・ノヴァ・ドラゴン』!!」
スカーレット・ノヴァ・ドラゴン ☆12 闇
ATK3500/DEF3000
「スカーレット・ノヴァ・ドラゴンは、墓地のチューナーの数×500ポイントアップします! 墓地のチューナーは3体! これで攻撃力が1500アップします! これでスカーレット・ノヴァの攻撃力は5000! バトルです! スカーレット・ノヴァでスターダスト・ドラゴンを攻撃! 【バーニングソウル】!!」
「ぐ、ううぅ!!」
LP5500
「わたしはこれでターンエンドです!」
レイカ
LP1500
手札:1
モンスター:スカーレット・ノヴァ・ドラゴン
魔法、罠:0
「流石に強いな。だからこそ倒し甲斐があるというもの! 俺のターン! 魔法『ネクロイド・シンクロ』! 墓地のチューナー1体とそれ以外のモンスターを2体まで選び、ゲームから除外。その合計レベルと同じレベルのスターダストと名の付くシンクロモンスターをシンクロ召喚扱いで特殊召喚する! デブリドラゴンとシールドウィングをゲームから除外し、『スターダスト・チャージウォリアー』を特殊召喚!」
スターダスト・チャージ・ウォリアー ☆6 風
ATK2000/DEF1300
「この効果での特殊召喚ではモンスター効果は無効になるが、仕方ない。ターンエンド」
明日葉
LP5500
手札:0
モンスター:スターダスト・チャージ・ウォリアー
魔法、罠:0
「わたしのターン! バトルです! スカーレット・ノヴァでスターダスト・チャージ・ウォリアーを攻撃! バーニングソウル! これでターンエンドです!」
レイカ
LP1500
手札:2
モンスター:スカーレット・ノヴァ・ドラゴン
魔法、罠:0
「俺のターン! モンスターをセットしてターンエンドだ!」
このターンも明日葉様はろくに動けなかった。
「わたしのターン! このままバトルです! スカーレット・ノヴァ・ドラゴン! バーニングソウル!!」
伏せ→スターダスト・シャオロン
「スターダスト・シャオロンは1ターンに1度、戦闘で破壊されない!」
「くっ! ターンエンドです!」
このターンもレイカは手札が増えただけだった。
「そろそろやばいな……俺のターン! っうし! 魔法『調律』発動! デッキから『ジャンク・シンクロン』を手札に加え、デッキの上のカードを墓地に送る! ジャンク・シンクロンを召喚! 召喚に成功した場合、墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚出来る! ドッペル・ウォリアーを特殊召喚! レベル2のドッペル・ウォリアーとレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング! 連なる星よ 新たな地平へ至り 全てを超えていけ! シンクロ召喚! 駆けろ! 『アクセル・シンクロン』! ドッペル・ウォリアーの効果! ドッペル・トークンを2体特殊召喚! アクセル・シンクロンの効果! デッキのシンクロンを墓地に送り、墓地に送ったモンスターのレベル分自身のレベルを変動する! デッキからレベル1の『ジェット・シンクロン』を墓地に送り、レベルを1上げる! 墓地のボルト・ヘッジホッグの効果! チューナーがフィールドにいる場合、墓地から復活する! レベル2のボルト・ヘッジホッグとレベル1のドッペル・トークンにレベル6になったアクセル・シンクロンをチューニング! 連なる力よ 古の氷龍を甦らせ 世界を氷に閉ざせ! シンクロ召喚! 滅ぼせ『氷結界の龍トリシューラ』!」
「そんな!? 手札1枚からここまで展開させるなんて……! でも攻撃力はスカーレット・ノヴァの方が上! それでは突破できませんよ!」
「……それはどうかな!」
「え?」
「トリシューラはシンクロ召喚に成功した場合、相手の手札、フィールド、墓地から1枚ずつ、合計3枚をゲームから除外出来る! スカーレット・ノヴァは効果で破壊されないが除外は関係ないよなあ!?」
「っく!」
「俺は墓地のレッド・リゾネーター、フィールドのスカーレット・ノヴァ・ドラゴン、手札は俺から見て右のカードを選択するぜ! さあ除外しな!」
「……」
(バトルフェーダーが……!これではもう……)
「バトルだ! トリシューラでダイレクトアタック!」
トリシューラの3つの首がレイカへ照準を向ける。3つの首一つ一つがエネルギーを溜め、レイカを打ち抜く……はずだった。
ビイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ……
「な、なんだこれ?」
「これは……」
「ああ……」
「第一種警戒態勢警報ですね」
「?」
「つまり侵入者が現れたってことです!! デュエルの場合じゃありませんよ! 避難です!」
「え? とはいってもどこにいけばいいんだ?」
「それはあたしたちが案内する! なにせ明日葉の警護官だからな!」
「明日葉様、こっちが避難経路です! 彩佳と悠香は後方を。わたしは前方を見張ります!」
「わかりました!」
「お前警護官じゃねえだろ! って言ってる場合じゃねえな。よっしゃあ! いくぜ!」
こうして明日葉とその警護官は事が収まるまで避難経路を行き、避難場所へ向かうことにした。
男性保護協会ロビー
「ったく。なんだってこんなところに侵入者がくるってんだい! 守衛は何やってんだ!」
「そ、それがデュエルで敗北したようで……」
「そんな馬鹿な! 守衛はアトラス家の方に直々に鍛えて貰った強者だよ!? それがやられたってのかい!?」
「し、しかし侵入を許したということはそうとしか……」
「仕方ない。あたしらでやるよ! 非戦闘員は男性の避難誘導を、戦える奴は全員ディスクを用意しな! 数で押せば何とかなる! 男性には指1本触れさせるんじゃないよ「大丈夫だ。わざわざ迎えに来てもらう必要はない」!?」
「やあ諸君! 出迎えご苦労様! こんなに沢山ありがたいねえ!」
「あ、あんたらは一体何者なんだい! なんだってこの協会の本部にカチコミなんかしでかしたってんだ!」
「どうやらあたいの可愛い妹分が男に世話になったようでねえ。餅は餅屋っていうし、男のことは男性保護協会の皆さんに聞くのが一番いいと思ったのさ」
「そんなことのために! 守衛の奴らは無事なんだろうねえ!」
「ああ無事さ。今はゆっくり寝てもらってるよ。ところで、件の男はここにいるんじゃないのかい?」
「その前にあたしらはあんたらにたっぷりと礼をしなきゃって思ってるんだ。ここであんたらにはお縄を頂戴して貰うからかk「明日葉様!こっちが出口です!」……」
「いやこっちはロビーの方じゃないか?凄い見覚えがある……ん……だが……」
「アトラスさん! こっちは避難経路から大きく逸れています! すぐにルートを戻さないと侵入者と会敵しま……す……」
「おい置いてくなよ! ってなんで止まってん……だ……?」
「「「「「「「……」」」」」」」
「なにやってんだあああああああああああああああああレイカあああああああああああああ!!!!???」
無念! 会敵!
待て! 次回!
7日には間に合わなかったか……。ポンコツ属性がついたレイカがもうやらかしてますね……。妹分はあの子です。さてあの子のデッキはどうなったんでしょうね。
侵入者に見つかった明日葉君。最悪の事態をどうしても回避するためにデュエルで迎え撃つが……。
PVの存在を昨日知りました(情弱民)。したら10000突破してるんですもんね。皆さんありがとうございます。男性保護協会終わったら適当なところで記念のお話でも書きたいな。あと、感想いただけると犬みたいに喜んでネタが降ってくるので、感想ください。
次回! 戦わなければ生き残れない!!