「おい!どうしてなんだイルミ!俺達で…!俺達で一緒にミナトを作ろうって約束したじゃないか!」
「ごめんね?ユウゴ。私はもう、みんなと一緒にいたイルミじゃないの…」
私は━━━━
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「ん……ふぁ……よく寝た…」
程よく日光が降り注ぎ、風もあまり強くないベストポジションに寝ていた私は体内時計という逆らえない現象で目が覚めます。一応警戒して周りにAGEやゴッドイーターが居ないか確認するしますが目視できる範囲には居ないようで、安心してゆっくりと体を伸ばすことにしました。
どうもみなさん、私は『イルミ』と申します。身長は150cmで体重は最近下がりに下がって30kgです。元々はAGEだったんですがある出来事があって私は人型アラガミになってしまい現在追われる身になっていて…
……つまりやばいということです。
ですがこの体も不便だけという事ではありません。他のアラガミと一応は会話もできますし、ほとんど食事がいりません。まぁ、食事をしてなかったせいでこんなにも痩せてしまったのですが…現在三日間何も食べていません…
「さすがにお腹が空いてきたし食料調達に行こうかな」
食料調達━━━━それは私が最も嫌う行為の1つ……いえ、調達するのはいいのですが食べるとなると嫌なんですよね。理由としては今の私、なんでか知りませんがアラガミしか食べれないんですよね。他のものを食べようとしたらちょっと咀嚼するだけで吐き気がしてきて、即リバースです。頑張ったら大丈夫ですが、正直そんなことするくらいならアラガミを食べた方がまだマシですよ。
とりあえず、そこら辺のアラガミでも殺して食べましょうかね。
※※※
「ん〜…やっぱりオウガテイルが一番美味しいのかなぁ?…」
食料調達という名の虐殺を終えて、現在死体を引きずりながら寝床に帰ろうとしている途中です。殺している最中何匹かオウガテイルが命乞いをした気がしますが気のせいでしょう。ワタシ、ニンゲンダカラワカラナイ。
という冗談はさておき、オウガテイルを探す際に遠くに行きすぎたせいでなかなか寝床に帰ることが出来ないんですよね………お腹が空いてきたからもうここで食べようかな?
……いえ、我慢しましょう。これは一応明日の分でもありますしここで食べたら私のことですから多分全部食べてしまいます。我慢です…我慢……
そんなこんなで頑張って寝床周辺に帰ってきたのですが何か寝床の方に人の気配を感じます。
「…二人…いや三人いる…」
アラガミ特有の視力で人影を確認することができました。見た感じ両手に腕輪が有るのでAGEでしょう。もしかして私の場所がバレてた?……その可能性は一応あります。警戒するに越したことはありませんし、軽く迂回して様子を見ながら距離をとります。
本来であれば私がいた痕跡を見つけられた可能性があるので殺すべきなのでしょうが、相手は神機持ち。私は素手という圧倒的不利なので今回は見逃してやりましょう。私に感謝しなさい!!
※※※
「おい、どうだ人型アラガミの姿は見えるか?」
「はい、現在この場所を迂回しつつ離れていっています」
「追いかけんのか?ヒュウゴ?」
ヒュウゴと言われた男性はこの部隊の隊長で、部下であるシュウゴとカルと共に人型アラガミの捜索任務をおこなっていた。
「そう焦るなシュウゴ。完全にこちらからの警戒が解けてから追いかける。一応あれでもアラガミはアラガミだ返り討ちに会うかもしれん。」
シュウゴは納得がいかないのか、とても不機嫌そうな態度でヒュウゴを睨んでいた。
「けっ!隊長だからってこっちを舐めやがって…」
「何か言ったか?」
「ふんっ何もねぇよ」
「二人とも落ち着いてください、今人型アラガミがこちらから目を離し走っていきました。追いかけるなら今なのでは?」
「だな、こちら捜索部隊。現在人型アラガミの姿を確認した、これより追跡に入る」
『了解、決して油断せずに捕獲せよ。捕獲のためなら何をしても構わん。』
「了解」
無線が終了し、三人とも準備に入る。
「よし、お前ら任務が終了したら俺が一杯奢ってやる行くぞ!」
「「了解!」」