仮面ライダー龍騎×IS ~孤高な少年がおりなすドラゴンとの宿命~   作:ギンガ

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第一章 イギリス国家の御令嬢セシリア・オルコット編。
前編(その1)


20××年 四月 某日

 

その日、とある天才(天災)科学者の手によって地球上の男女の価値感は塗り潰された。

世界中の殺人兵器用のミサイルがジャックされて日本に放たれたところを、その天才科学者が造り上げたインフィニット・ストラトスと言う兵器が撃ち落とした事が原因らしい。

 

ーーーーーーー

 

元々宇宙開拓専門に開発が決行され、科学者もその一員として取り組んでいたパワードスーツを、何時の間にか科学者がその権利を独占し、ほぼ自作自演のお披露目会を繰り広げたのがその事件のきっかけ。

 

それが世間に公表されると、世界中の女性の殆どは男性を一気に蹴落とすようになり、今正に全ての人間関係は不景気を迎えている。

 

後に天才科学者はISの設計図や燃料とされているコアを残して失踪、自分で解放したミサイルを自分の兵器で撃ち落とすと言うあの異例なテロ事件は、そのミサイルを撃ち落としたISの色より『白騎士事件』と称されるようになった。

 

インフィニットストラトス、通称ISと呼ばれるその兵器は、その当初予定していた宇宙開拓という分野を離れ、女性限定のスポーツをするためのパワードスーツとして活用されるようになり、それは正に女性が男性より勝っている事、『女尊男卑』のワードを表している様子。

 

しかし俺の生きざまからすれば、その全てがどうでも良かった・・・はずだった。

 

ーーー

ーーーーーーー

 

それから十年後 日本から南東に離れた人工島 特別機構私立IS学園

 

俺は今、IS操縦者を育成する為の学園に入学し、教室の席に座りながら他人に注目されていた。

 

「・・・・・・」

 

すぐ左隣の奴と一番左後ろより一つ手前の席に居る幼馴染とは違い、俺に緊張と言うものは無い

しかしこうも視線が集まると、気にしてはいられなかった。

 

なので一つ後ろの列に居る者だけ鋭い目つきを立てて威嚇してみる。

『おい、何見てんだよ!?』と言うかのように威嚇した。

 

『!』

 

するとその列に居た全ての生徒は跪くかのように顔を伏せて見ないふり。

とても今の世の中を生きる女性とは思えない光景だった。

それから俺は前を向くと、突然誰も居なかった筈の電子黒板の前に、一人の女性が細長い棒を片手に仁王立ちしていた。

 

「!」

 

その女性はとても小柄、それは俺が席を立てば同じくらいか若しくは身長を越せるんじゃないかと思うほどだった。

 

「はーい皆さん、おはようございま~す!」

 

しかし女性は俺の思考を読む事も無く軽いノリで自己紹介した。

 

「この度一年一組の副担任を務めさせていただきます、山田 真耶(やまだ まや)と言います。」

「皆さん、どうか宜しくお願い致しますね!?」

「・・・・・」

「はい、それでは生徒さん達の紹介に移らせていただきます。」

 

自分が鹿とされたことは察しても、何もコメントを付け加えないところに俺は軽く感心した。

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