仮面ライダー龍騎×IS ~孤高な少年がおりなすドラゴンとの宿命~ 作:ギンガ
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その後 IS学園保険室
気が付くと、俺の目の前にタイルの天井が見え、隣にはセシリアがカーテンを通す溝越しにセシリアがベットに寝ていた。
「・・・・?」
そして何故運ばれてきたのかもすぐに理解してから、自分の寝るベットから上半身を起き上がらせた。
「そうか俺はセシリアに勝ち、それから疲労で倒れたんだ。」
「・・・ところで、ここは何処だろう?」
『ここはIS学園の東楝にある第一保健室だ、お前達はあの試合の後すぐに気絶した為そこに運び込まれたのだ。』
「千冬先生?何処から話しかけているのです?」
『アリーナのアナウンスから通信してそちらの天井スピーカーに繋げている、ちょっとアリーナの後処理の為そちらに行けないのでな。』
「あとしょり?」
『・・・お前達が戦ったせいでシールドと壁がイカレたのと、『男子が勝つなんてあり得ない!』などと観客らが騒ぎ立てた事を何とかするのに大分体力を使ったのでそちらに行く勇気がないと。それだけだ』
「成る程、頭が下がります。」
『・・・・因みに男子操縦者には翌日に織斑と同じアリーナで試合してもらう。修理を急がせる分通知表に響くと思え?』
「解かりました。」
『・・・プツン!』
千冬先生の通信が終わると俺はすぐ右を向いてセシリアが起き上がっているのを確認した。
「セシリアさん、目が覚めたのかい?」
「えぇ、織斑先生の通信が入った辺りからですわ。」
「そうか。」
「・・・あの。」
「?」
セシリアはシーツを自分の足元に退かしてからベットの上で正座すると、こちらを向いて土下座をした。
「申し訳ございません!これまでの私は何たる失望者であったか!?」
「えっと、セシリアさん?」
「先の貴方の台詞で気づきました。私は国のイメージが自分に掛かっている事に分からぬまま貴方達にとんでもない無礼を働いていたことを!」
「どんな仕打ちも受ける覚悟は出来ていますわ。このセシリアオルコットに、それまでの無礼に値する罰を与えてください!」
「セシリアさん・・・・。」
この時の俺は、セシリアの覚悟がどれ程のものかをセシリアが土下座する姿勢から伝わってくるのを感じ取った。
そして脳裏に甦ってくるこれまでのセシリアとの会話に、何か深い
「・・・・」
許してくれるまで土下座を止めないつもりなのだろう。
その姿勢から顔を上げないセシリアに対して、俺は一言だけ話した。
「取りあえず、顔を上げてよ
「!?」
「セシリアが悪いのか決めるのはまず俺じゃない、それはクラス全員で決める事だ。」
「!??」
「皆に許してもらう時には俺も協力するからさ、織斑とバトルする前に一緒に謝ろう。」
「・・・・はい、ありがとうございます!」
気を許した俺の台詞に顔を上げたセシリアは、驚愕を表す表情から涙をうかべる表情に変化、そしてまた土下座の姿勢になりながら白い病人用のベットを汚して行ったのだった・・・・・。
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その翌日
アナウンスから一部始終を観ていたらしい千冬先生が『セシリアが皆に謝りたい。』と口火を切り、それからセシリアと俺が前に出て皆に謝罪する事になった
結果、セシリアは見事生徒達と和解する事が出来た
他の皆も女尊男卑の渦に頭が飲み込まれていたらしく、自然に『自分こそ王様』気分だったからである。
「・・・」
セシリアが半泣きして皆に抱き付くところを見て俺は頷き、シャルロットは拍手してからセシリアと抱き合った。
只。織斑(弟の方)だけは何故か親指の爪を噛みしめながらこちらを睨みつけていたのが気になるのが俺だけだろうか?
「・・・・ガリッ!」
(第一章 イギリス国家令嬢セシリア・オルコット・・・完結)
※注意
前に第一章とありますが、次のおまけの一夏戦を書いたら終わると思ってください。