仮面ライダー龍騎×IS ~孤高な少年がおりなすドラゴンとの宿命~   作:ギンガ

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その2

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IS学園 第一アリーナの手前

 

あの後、俺は午後の授業を潰して半ば強引に織斑と勝負させられる事になった。

何故すぐではなく午後にやる事になったのかと言うと、実は織斑のISは先日届いたばかりで、しかも学校側での調節が午前中に間に合わなかったからだと千冬先生が説明してくれた。

 

「(・・・全く、情報量の少なさに感激だよ!)」

 

そう下唇を少し上げながら内心愚痴っていると、付き添いに来たセシリアが聞いてきた。

 

「あの、どうかしたのですか?」

 

「え?」

 

「いえ、アリーナを目の前にして急に立ち止まったのでビックリしましたの。」

 

「・・あ、あ~相変わらずアリーナって何処も巨大なんだなって思ってよ」

 

「あらそうでしたの?けどそれって以前に私と戦った時にも同じ発想でしたんじゃあなくて?」

 

「・・・・そうだな。」

 

俺はセシリアにこれ以上怪しまれない為にアリーナの奥へと進んで行った。

 

「・・さん。」

 

その時、セシリアが俄かに頬を赤くしながら手を握ってもらいそうだった事に、俺は全く気が付かなかった。

 

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IS学園 第一アリーナ

 

「遅い、俺を何時まで待たせるつもりだ?!」

 

俺がステージに姿を現すと、すぐ向かい側に居る織斑が大声でそう叱った

 

「・・・待たせたな、アリーナが多すぎて見分けが良く付けられなくてよ。」

「(何だこいつ?入って来るなり俺を怒鳴りやがって。)」

 

「見分けが付けられないって、セシリアが同行させたんじゃなかったのか?」

 

俺は少しどういう言い訳をしようか考えたのだが、千冬先生がどうのこうの言うとまた言い返してくると把握しうなじを左手の爪でかきながらそう叫んだ。

 

「うーん・・・えぇい考えるのは止めだ!兎に角始めるぞ。」

 

「・・・」

 

そしてその手をうなじから下ろして前を見ると織斑が少し納得が行かない表情をを見せたのだが、周りから声援を浴びるとすぐにその表情を固くしてからすぐ右腕を前に出しながら肘曲げて顎の下に持って行く。

 

「織斑くーん、頑張って~!」

 

「もしソイツ勝ったら、私貴方を推薦するわ!」

 

「必ず勝って!そして熱く抱きしめて~!!」

 

成る程、こいつの強気の理由が分かった。

一方、織斑はそんな事を機にしない振りを見せたいのか、その右腕の袖まくりながらを幅が太いガントレットのようなものを見せつける

 

「来い、白式(びゃくしき)!」

 

一夏がそう叫んだ途端、ガントレットが光り輝いてから彼の周りを囲うように渦巻き突風が出現し、彼の周りを砂煙で覆っていった。

 

『!?』

 

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数秒後

 

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織斑がその砂煙の竜巻を自身の腕の力で掃い除けると、彼は少し足が浮かんだ姿勢で新しい姿に変化しているではないか。

 

「お前、その姿?」

 

「これは、これこそが俺の専用IS、その名も・・・『白式(びゃくしき)』だ!」

 

「・・・白式?」

 

「あぁ、『白い』に儀式の『式』と書いて白式と読むんだ!」

 

「・・・へーーー。」

 

俺は織斑の首から下に纏っているISを見て、まずどの辺が白いのか目を疑った。

何故なら彼のISは太陽が反射しているせいで少し白く見えるのだが、反射していない箇所を見てみると、森の中にあるような清らかな湖と同じ色をしているからである。

 

「(白と言うより、水色なのでは?)」

 

そして両方の二の腕に重りがあるようで、胴体を守るプロテクターが良く目立つ

次に目立っている彼の腰に生えたレザーマントのような装甲と、頭のコメカミ部分にあるクワガタの『アゴ』ようなアクセサリを見るに、彼のISが何なのかを理解する。

 

「(って、あれはまさか・・・・白騎士事件の時に使われたやつじゃ!?)」

 

俺は最悪の予想をしてしまう、彼、織斑一夏はかのISの開発者兼現在国際指名手配犯である篠ノ之博士と手を組んだのではないかと

 

「・・・おい、さっさとISを発動させろ。」

 

「!・・・解かった。」

 

織斑の一声でふと我に帰ると、俺はそれから自分が考えている妄想がバレないように一度頷いて動揺を隠してから、ブレザーのポケットに左手を入れてその中にある龍のデッキを持ち、それを取り出した。

 

「・・・・・・」

 

横長なデッキを後ろから掴んだ左腕を、静かに織斑に見せるその方に伸ばしながら見せる、するとまたセシリアの様に自分の腰にベルトが装着された。

俺はすかさず左腕を少し下に引っ込めてから反対の腕を左斜め上に伸ばしてから、デッキをベルトの表面側に装着する。

 

「変身!」

 

・・・バックルに差し込んだ途端に龍のデッキから少し眩い光が発光して俺の体を銀と赤の鎧が包み込む。

俺はこの瞬間から、仮面ライダー龍騎になったのだ。

 

『では両者、一歩前へ・・・・試合開始!』

『ブーーー!』

 

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