これはある春のこと。
魔「あれ、あんなところに建物なんかあったか?まあいい、行ってみるか」
幻想郷に突如現れた謎の巨大な建物。
レ「フラーン、どこにいるのー?」
咲「妹様ー?どこにいらっしゃるのですかー?
...今日はやけに静かですね」
レ「妖精の1つ2つ、飛んでいてもおかしくないのに」
消えたフランと妖精たち。
霊「何この霧...。紅い...こともないわね」
謎の霧。
魔「うわっ、なんだこれ、桜が青色だっ!」
色合いのおかしい桜。
???「〇〇〇お姉さま?ティーパーティーでもしませんこと?」
???「あたい、あっちーのは飲めね!」
???「分かった分かった、〇〇〇ちゃんには他の飲み物用意しておくわ」
???「楽しそうだねー」
???「あー、〇〇〇ちゃん、つまみ食いしちゃダメだよー...」
ここは色操館(しきそうかん)。今日も一人の少女と妖精たちは仲良く遊んでいる。
魔「というわけで!これは異変なんだ!」
青い桜の花びらを霊夢に見せて説得する魔理沙。
咲「失礼いたします」
霊「メイドと吸血鬼が何の用?」
レ「...フランが帰ってこないの」
咲「昨日の夜、遊びに出掛けてから帰ってこないのです」
レ「湖も静かなの。───不気味なほどにね」
魔「それも気になるな」
霊「えー、せっかくの春よ?春は短いのにそんなこと(異変解決)してたら
春が終わっちゃうわ」
魔「霊夢?」
レ「これは異変なのよ?!青い桜の花びら、帰ってこないフラン、謎の霧、
突如現れた謎の巨大な建物、静かな湖!」
霊「まあそうねぇ...ちゃっちゃと終わらせて宴会でも開きましょ。
あ、お花見がいい?」
???「〇〇〇お姉さま」
???「なあに、〇〇〇」
???「だーいすき!」
???「あ!あたいの〇〇〇ちゃんだぞ!」
???「そーなのかー」
???「〇〇〇ちゃん!みんなの〇〇〇お姉ちゃんだよ!」
???「〇〇〇お姉さまが危ない目に遭わないように、私たちが守ってあげるわ」
???「そーだそーだ!」
今日も色操館は平和だった。
色操館の中だけは...
魔「この辺、だったんだけどな...」
霊「魔理沙、危ないっ!」
魔「え、うわっ、ちょっ!なんだ!この妖精の数!」
???「レミリアお姉さま、咲夜...来ちゃったのね」
レ「フラン!なんで帰ってこないの?!心配したんだから...!」
フ「やだ!私はずーっとさつきお姉さまといるの!」
???「おいおまえたち!ここに何しに来たんだ!」
霊「何、って...異変解決だけど」
チ「さつきちゃんはあたいたちで守るっ!おまえたち!冷凍保存してやる!」
???「チルノちゃん...」
チ「大ちゃん、だいじょーぶだよ!あたいたちでさつきちゃん、守ろ?」
ル「そーなのかー」
チ「さあ!かかってこいやー!」