打ち込み楽しくなってきたのでしばらく投稿が続けられそうです。
それでは続きを…ドゥゾ-。
「美味しいっ!」
素晴らしい味である。食レポは得意ではないが、
鰹出汁のしっかりした風味と、
手打ちのそばの程よい風味の合わさり方が素晴らしい。
値段も割と手頃らしいので、(霊夢の)お財布にも優しい。
まさに完璧なそばである。
隣を見ると、凛子がそばをほとんど完食しかけていた。
早っ!しかも、貴女特盛り頼んでましたよね…?
色んな意味で(特に霊夢の財布が)心配になってきた幻佑であった。
「それで、今後はどうするつもりなんだ?」
「今後、ですか」
慧音からそう聞かれて、確かにそうだと思った。
挨拶回りはしようと思っているが、当てなんて無い。
あと、人里以外にも色々見て回ってみたい。
その旨を慧音に伝えると、
「ふむ…私にも当てがない訳じゃあないんだがなぁ…」
と苦い返事を返された。
「無いわけじゃない、というのは?」
「ああ…外は普通の人間には割と危険な所が
多いんだよ。人里の中ならまだいいんだが、
魔法の森や紅魔館、迷いの竹林に妖怪の山、
私は行ったことがないが地底だったり、
月にも住人がいるらしい。」
そんなふうに解説してくれた。
「へぇ…色んなところがあるんですね」
そんなことを言いながら、内心少しワクワクしていた幻佑。
(月かぁ…行こうと思えば行けるのかな?)
少なくとも2艇、行ける船の存在は思い出した。
(↑ここルビ)
まぁ、まだ魔力不足で無理だろうけれども。
「幻佑なら大丈夫じゃろうよ」
隣からそばを完食した凛子が口を挟んできた。
「何せ、儂に1度勝っておるのだからな!
うわっはっはっは!」
自分が負けたことのはずなのに誇らしげに言う凛子。その自信はどっから湧いてくるんだろう…
「んー?幻佑って強いのかー?」
「多分そうだな!でも、さいきょーのあたいの方が強いんだぞ!」
「見てるだけじゃ、そうは見えないけれどね…」
「霊夢さんが愚痴るくらいには
強いんだよ思うよ、多分」
それを聞いて子供たちも反応した。
(子供と呼んでいいのかどうかはさておき)
一応全員が妖精だったり妖怪だったりするから、実力はあるんだと思う。
チルノなんかは妖精の中でも結構強いんじゃなかろうか、と何となく思う幻佑だった。
そんな中、霊夢が、
「じゃあ、今からでも紅魔館に行ってきたら?」
と言い出した。
「え…大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。挨拶回りでドンパチやらかす訳じゃないんだろうし。
もし弾幕勝負を申し込まれても、
ほぼスペルカードルール内で
魔理沙に一勝してるんだし問題ないわよ。
それに、事前に何も言わなくてもあの吸血鬼なら分かって貰えるでしょ」
「それはそうだが…ちょっと待て、魔理沙に勝った!?」
霊夢の言葉にやや動揺した慧音。
正直あれを勝ちって言っていいのだろうかと思うのだが、まぁ問題ないのかな?
「ええ。まぁあいつも
少し幻佑を舐めてたみたいだけれどね。
あ、私はまだ負けてないわよ。そもそも勝負してないけどね」
と霊夢が言った。
うーん、最後の方が強調されてた気がするような…まぁ、気にしたら負けである。
「でも、今からっていうのは大丈夫なのかな。
凛子にスペルカードルール教えないといけないし」
「その点は問題ない。霊夢に教えて貰えばよい。挨拶回りに儂が付き合っても仕方ないじゃろうさ。
楽しんでくるといい。あと店主、おかわりくれ」
と、自然な流れでおかわりを頼みながらも
凛子がそう言ってくれた。
「じゃあ、お言葉に甘えて行ってこようかな?」
「おう。気兼ねなくな」
「私の財布は気にかけて貰えないかしら…」
霊夢が不満そうに言ったが、それは多分凛子には無理な話である。
「それで、紅魔館ってどこにあるんですか?」
「で、紅魔館ってなんじゃ?」
幻佑と凛子、2人が同時に質問した。
「あー、まず紅魔館の説明が先かしらね…」
霊夢はそう言うと、2人に話し始めた。
「まず紅魔館っていうのは、霧の湖にある真っ赤で⑨デ…とても大きい館のことよ。」
(⑨デ…?何て言おうとしたんだろ)
「霧の湖か…昔はあそこには何も無かったがな」
「アイツらがやってきたのは割と最近だからね。
アンタが知らなくても無理はないわよ」
「それで、誰が住んでるの?」
「あそこの主はレミリア・スカーレット。
吸血鬼よ。」
「「吸血鬼…?」」
「そう。昼間日の元に出ることが出来ないけれど、
夜に活性化し、人の血を吸う怪物。
大蒜に流水、十字架、太陽の光に弱い。
その代わり、影になって移動したり、
人間を遥かに超える力を有する存在。
一般知識としては、そんなところかしらね」
うーん、改めて聞くと大丈夫なんだろうかと心配になってきた。
最悪、『お前の血をよこせー』なんてことにならないか心配だ。
そんな幻佑の心の声を聞き取ったのかは知らないが、霊夢が
「まあアイツは血を吸うの苦手らしいし、
仮に襲われてもあんたなら余裕で生き残れるでしょ。」
…なんか買い被られてる気がするけど、霊夢がそう言うなら大丈夫なんだろう。多分。
「吸血鬼…なんだか気になってきたのう。
スペルカードルールを覚えたら押しかけてみるかの」
凛子が興味ありげな顔をして物騒なことを言い出した。
「やめたげなさい」霊夢、即答である。
「それで、霧の湖ってどこにあるんだろう」
肝心なことを聞いてなかった。
霧の湖自体どこにあるのか分からないのでは行きようがない。
が、大体こっちの方角~とかいう説明で目的地に辿り着くのはこの幻想郷では難しいと思われる。
そもそも、何処に限らずども幻佑はそういう案内をされるのは苦手である。
どうしたものかと思案していたら、
「チルノ達に案内させようか?」
慧音先生が助け舟を出してくれた。
「いいんですか?」
「ああ、いいよ。元々今日は授業を午前中までの予定にしていたからな。みんなも良いだろう?」
慧音がチルノ達に聞くと、
「ああ!いいぞ!」
「大丈夫だー」
「分かりました」
「いいですよー」4人ともOKしてくれた。
「ありがとうございます…!」
幻佑は慧音先生と、4人に感謝した。
店を出ると、相変わらず晴れた空が広がっていた。
「それじゃ、行ってくるよ」
人里から少し離れて、
幻佑が霊夢と凛子に言った。
「気をつけ…ないでも大丈夫かしらね」
「うむ、大丈夫じゃ」
凛子に謎のお墨付きをもらった。
これ以降勝負事に負けたら怒られそうなんだけど、
そっちはそっちで大丈夫かなぁ…
「今更思ったんだが、幻佑は空を飛べるのか?」
慧音が聞いた。
「あ、ええ。やろうと思えば魔法の応用で」
「魔法が使えるのか…もしかしたら、異変解決に力を借りる事態が来たりするかもしれないな。」
「それもそうね。代わりにやってもらおうかしら」
霊夢がそんなことを言い出した。
自分の仕事は全うした方がいいんじゃないかなぁ…
「凛子、霊夢に迷惑かけないでね」
そう言って、幻佑の体が風系魔法とレピテトの応用で空中に浮かび上がった。
「おおおーー!すごいな!」
チルノが興味深そうに声を上げた。
「じゃあ、案内よろしく」
「わかった!」
こうして、5人は人里を後にした────
ロスワが楽しいのなんの!
ヨウムチャンツヨツヨカワイイヤッタ-状態ですね…
皆さんはやってるんですかね?
まだやってないっていうそこのあなた。
(個人的には)CBより面白かったので、おすすめしますぜ。
それではまた。