東方究幻伝   作:OKSK

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投稿サボってすいませんでした()
前置き無しで、どうぞ。


2章 紅魔館編
13話 門番


紅魔館へと続いているであろう道を進む幻佑。

「しっかし、本当に真っ赤なこと…」

近づいた所為かより鮮烈な赤に見えてきた。

「内装とかどうなってるんだろう」

見かけによらず普通なのか、それともこんな感じで真っ赤なのか。

「後者だとキツそうだなぁ…」

そんなことを呟きながら、幻佑は歩いた。

 

 

門前までたどり着くと、一人の女性がいた。

緑が基調のチャイナ服を着ていて、

被っていた人民帽には『龍』の文字が入った星がついていた。

とりあえず、声をかけてみる。

「あのー、すみません」

「………」

返事がない。無視されてるんだろうか。

「あのー、すみませーん」

「…………」

うーん、ただの人間には興味が無いとか、そんな感じなんだろうか。

「あのー、すみませーーん」

「……………」

ここまで来るともう寝てるんじゃないだろうか。

「あーのー、すーみーまーせーんー」

「zzz………」

「ほんとに寝てたっ!?」

道理で声をかけても反応がないわけだ。

というか、立ったまま微動だにせず寝るってどんだけ体幹いいんだろう…

しかし、どうしよう…

とりあえず揺すってみたものの無反応。

声を上げても身動ぎひとつもしない。

どうしたものかと思っていたら、門の前に張り紙が。

「どれどれ…」

読んでみた。

《門番が寝ている場合はこちらのベルを鳴らして下さい》

「ベル…?あ、これかな」

張り紙のすぐ横にボタンがあった。

「ポチッとな」

躊躇なくボタンを押した幻佑。

すると、

 

ヒュッ

 

と一瞬音がしたかと思うと、

ドスッ 「あ痛っ」

次の瞬間には後ろの女性の頭頂部にナイフが突き刺さっていた。

…ナイフが突き刺さっていた!?

「大丈夫ですか!?」

慌てて女性に駆け寄る幻佑。

「あたた…いえ、いつもの事なのでお気になさらず」

女性の方は目が覚めたのか、頭のナイフを抜きながら受け答えしてくれた。

「いつもの事なのか…」

こんな日常で大丈夫か…?

「大丈夫だ、問題ない。」

「なんでわかったんですか…?」

幻想郷は古のネタすらも受け入れるのだろうか…

 

 

 

「それで、どういったご要件で?」

その女性に訊ねられた。

「あ、僕は究 幻佑と言います。最近外の世界から幻想郷に来ました。

ここの主のレミリアさんにご挨拶をと思ってやって来ました。」

いつもの挨拶の後に、要件を伝える幻佑。

「お嬢様に挨拶…でもあなた、見た感じ普通の人間ですよね?」

「はぁ…それがどうかしましたか?」

それを聞いて女性の目に警戒の色が宿る。

「貴方はお嬢様が吸血鬼と知ってここへ来ているのですか?」

「ええ、まぁ。」

「それをどこで?」

女性の口調が厳しいものになってきた。

…うーん、ヴァンパイアハンターかなんかと

勘違いされてる気がしてきた。

とりあえず誤解を解いておかないと

いけないかな…?

そこで、

「ここに来る前に、霊夢──博麗霊夢に、幻想郷の各所に挨拶回りするならここからでいいんじゃないかみたいなことを言われたので、それでチルノたちに案内して来てもらいました。」

と、霊夢やチルノの名前を出してみた。

「ほう…博麗の巫女が…あと、あの子たちが…」

彼女は少し思案した後、

「分かりました。少し確認を取ってきますね」

そう言って、館の中へと入って行った。

「…誤解は解けた、のかなあ…」

少し心配になる幻佑だった。

 

 

 

しばらくして、女性が戻ってきた。

…のはいいんだけど、またナイフが刺さってた。

「………」

「大体の事情は分かりました。」

あ、そのまま続けるのか…

「分かった…というのは?」

「咲夜さんがお嬢様からの言付けを頂いていたみたいで、入っても良いらしいですよ。」

「そうですか…ありがとうございます」

案外平穏に事が進みそうだ…

「ただし」

「…ただし?」

そう言うと、彼女は構えを取って、

 

「ここを通りたくば、私を倒してから行け!」

 

キメ顔でそう言った。

「…??」

えっと…どういうこと?

困惑する幻佑。

「ああ、そういえばまだ名乗っていませんでしたね。

私は美鈴。紅 美鈴といいます。」

「あ、はい…」

ってそうじゃなくて。

「えっと、私を倒してから行け…というのは?」

「そのままの意味です。私と勝負して、勝てばここを通っていいそうです」

その女性──美鈴はそう言った。

「じゃあ、負けたら…?」

「…その時は、お引き取りお願い致します。」

「マジですか…」「マジです。」

となると、負けられないな…

「どうします?引き返すなら今ですよ?」

美鈴はこちらを気遣ってくれてる。

でも…

「やります。」

覚悟を決めて、言い切った。

「承知しました…っと」

美鈴が大きく跳躍し、間合いを開けた。

「いつでもどうぞ!」

どうやら、先手はこちらにくれるらしい。

「しかし、どうしようか」

姿格好や体幹の良さなどを見る限り、

美鈴は恐らく格闘技を主体として戦うタイプだと思われる。

「あいにく空手も合気道もやったことないしなぁ…」

さて、どうしたものか。

(落ち着け…朝からやってきたことを思い出すんだ…)

作ったスペルカードの中に、解決策がないか探す幻佑。

(モンクや空手家の技系統は…ダメだ。

アビリティという付け焼き刃じゃあ

あの人には恐らく敵わないだろう。となると…)

その時、ひとつの策が幻佑の頭をよぎった。

(そうか、あれなら!

でも…こんな方法を使っていいのかなぁ…

まあいいや。物は試しだ!)

そう思い、幻佑が声高らかに宣言した、その策とは──

 

 

「英雄召喚VI:『マッシュ・レネ・フィガロ』!」

──次元の狭間が、開かれる。

 

 

 

 




謎のあとがき空間にて────
作者「この後の戦闘描写に自信がないんだけど、どうしよっか?」
幻佑「知らないよ…戦闘するのは僕じゃn」
作者「おっとそれ以上はいけない」
幻佑「えぇ…」
作者「まぁ戦闘開始まではあと1話あるし、
読み直して変だったらもうちょい変更を加える予定だよ」
幻佑「まぁ、頑張りたまえ」
作者「その上から目線はなんなんだ…
…ぼちぼち頑張りますか」
幻佑「だそうなので、楽しみに待っていてくださいね〜」
作者「それでは…」
2人「「また見てね!」」
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